ゲスト
(ka0000)
つぶらな瞳のヒツボロス
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/20 09:00
- リプレイ完成予定
- 2014/09/29 09:00
オープニング
●
「ケルベロスという存在を知っておるかな?」
「はぁ、はぁ……え、と……」
とある草原をおっさんと少年が走っていた。
見たところ、おっさんは学者っぽい風貌であり少年は弟子のようだ。
メモをしたいのか羊皮紙を取り出そうとして、少年の脚が緩まる。
「後で、もう一度教えてやるわい。今は脚を動かすのだ」
頷いて、再び脚をせかせかと動かす。
「リアルブルーの伝承では、冥府……つまり地獄とかあの世だな。そこへ至る門の番をしているという」
「そ、その……ケロ、えーと」
「ケルベロス」
「ケルベロスが何か」
おっさんは走りながら、したり顔で頷くと後ろをちらりと見た。
視線を少年へ戻し、話を続ける。
「ケルベロスは、ひとつの体に3つの頭を持つ番犬だ」
「番犬……犬ですか」
「格好良かろう?」
おっさんの中では、三つ首の犬の化け物はかっこいいカテゴリに入るらしい。だが、少年にはその心が理解できなかった。反応に困っていると、おっさんが一つ咳払いをした。
「クリムゾンウェストでも、探せば似たような伝承はあるだろうわいな」
どこでも似たような神話や伝承というのは存在している。
少年が、おっさんから得た知識の一つだ。
思い出したように何度も少年は頷く。
「ここは、そのケルベロスにあやかって……あやつに名前をつけようと思う」
その必要があるのだろうかと、今度は少年が後ろを見やる。
視線の先には、数匹の獣。
ケルベロスのごとく、一つの身体に3つの頭をもつ化け物だ。
だが、その脚は犬に比べて鈍足で……。
その身体は、犬に比べてもっふもふしていた。
短い足をパタパタと動かし、少年たちを追い回していた。
「わしは、あやつらをヒツボロスと呼ぶぞい」
ドヤ顔でいうおっさんに、少年は反応を返せなかった。
ヒツボロス……三つ首の獣は何を間違ったか羊をベースにしているのである。
ただ、そいつらは時折もっふもふの毛を針状にして飛ばしていた。
「ほいほいっとな!」
ひたすら逃げ続け、ヒツボロスたちから逃げきれた時には空が赤く染まっていた。
●
「鳴き声は、めぇ~だそうです」
やたらと上手い鳴き真似を披露し、スタッフは告げた。
描かれている参考絵も何故かデフォルメ絵だった。
「ひつじがもふもふで三倍の敵です!」
抽象的概念に過ぎるが、このスタッフの女性がもふもふ好きであることは察せられる。
このヒツボロスの発見者は、旅学者とその弟子だ。
「何の因果か、雑魔化したときにこのようなかわ……もふもふな姿に」
なってしまったそうですと、やや興奮気味にスタッフはいう。
だが、旅学者の師弟は攻撃されたことを報告している。
「心苦しいですが、旅人の安全のため討伐をお願いします」
実際のところ、かわいいかどうかは謎である。
「ケルベロスという存在を知っておるかな?」
「はぁ、はぁ……え、と……」
とある草原をおっさんと少年が走っていた。
見たところ、おっさんは学者っぽい風貌であり少年は弟子のようだ。
メモをしたいのか羊皮紙を取り出そうとして、少年の脚が緩まる。
「後で、もう一度教えてやるわい。今は脚を動かすのだ」
頷いて、再び脚をせかせかと動かす。
「リアルブルーの伝承では、冥府……つまり地獄とかあの世だな。そこへ至る門の番をしているという」
「そ、その……ケロ、えーと」
「ケルベロス」
「ケルベロスが何か」
おっさんは走りながら、したり顔で頷くと後ろをちらりと見た。
視線を少年へ戻し、話を続ける。
「ケルベロスは、ひとつの体に3つの頭を持つ番犬だ」
「番犬……犬ですか」
「格好良かろう?」
おっさんの中では、三つ首の犬の化け物はかっこいいカテゴリに入るらしい。だが、少年にはその心が理解できなかった。反応に困っていると、おっさんが一つ咳払いをした。
「クリムゾンウェストでも、探せば似たような伝承はあるだろうわいな」
どこでも似たような神話や伝承というのは存在している。
少年が、おっさんから得た知識の一つだ。
思い出したように何度も少年は頷く。
「ここは、そのケルベロスにあやかって……あやつに名前をつけようと思う」
その必要があるのだろうかと、今度は少年が後ろを見やる。
視線の先には、数匹の獣。
ケルベロスのごとく、一つの身体に3つの頭をもつ化け物だ。
だが、その脚は犬に比べて鈍足で……。
その身体は、犬に比べてもっふもふしていた。
短い足をパタパタと動かし、少年たちを追い回していた。
「わしは、あやつらをヒツボロスと呼ぶぞい」
ドヤ顔でいうおっさんに、少年は反応を返せなかった。
ヒツボロス……三つ首の獣は何を間違ったか羊をベースにしているのである。
ただ、そいつらは時折もっふもふの毛を針状にして飛ばしていた。
「ほいほいっとな!」
ひたすら逃げ続け、ヒツボロスたちから逃げきれた時には空が赤く染まっていた。
●
「鳴き声は、めぇ~だそうです」
やたらと上手い鳴き真似を披露し、スタッフは告げた。
描かれている参考絵も何故かデフォルメ絵だった。
「ひつじがもふもふで三倍の敵です!」
抽象的概念に過ぎるが、このスタッフの女性がもふもふ好きであることは察せられる。
このヒツボロスの発見者は、旅学者とその弟子だ。
「何の因果か、雑魔化したときにこのようなかわ……もふもふな姿に」
なってしまったそうですと、やや興奮気味にスタッフはいう。
だが、旅学者の師弟は攻撃されたことを報告している。
「心苦しいですが、旅人の安全のため討伐をお願いします」
実際のところ、かわいいかどうかは謎である。
解説
●目的
ヒツボロスの討伐。
●ヒツボロス
一つの体に三つ首をもつ羊の雑魔。
もふもふな身体をしているが、かわいいかどうかは人による。
全身の毛にマテリアルを込めて、針としてそれなりに飛ばすことができる。
数は4体。防御力がやや高め。
間の抜けた鳴き声を聞いいていると、時折眠気(行動阻害)に襲われる。
眠ってしまうことはほぼないが、注意が必要だろう。
※食べられません
●場所
だだっ広い草原。
のどかにヒツボロスは立っている。
近くには街道が伸びており、旅人が襲われる危険性がある。
ヒツボロスの討伐。
●ヒツボロス
一つの体に三つ首をもつ羊の雑魔。
もふもふな身体をしているが、かわいいかどうかは人による。
全身の毛にマテリアルを込めて、針としてそれなりに飛ばすことができる。
数は4体。防御力がやや高め。
間の抜けた鳴き声を聞いいていると、時折眠気(行動阻害)に襲われる。
眠ってしまうことはほぼないが、注意が必要だろう。
※食べられません
●場所
だだっ広い草原。
のどかにヒツボロスは立っている。
近くには街道が伸びており、旅人が襲われる危険性がある。
マスターより
ケルベロスだと思った? 残念、かわいい羊ちゃんでした!
御影堂です。
ケルベロスがいるなら、ヒツボロスもいるはず。
見た目に反して、眠気も誘ってくるいやらしい相手です。
本当にかわいいかどうかは、それぞれの判断でしょう。
御影堂です。
ケルベロスがいるなら、ヒツボロスもいるはず。
見た目に反して、眠気も誘ってくるいやらしい相手です。
本当にかわいいかどうかは、それぞれの判断でしょう。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/09/27 14:45
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 鬼塚 陸(ka0038) 人間(リアルブルー)|22才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/09/20 07:53:51 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/15 21:16:50 |