ゲスト
(ka0000)
咆える大狼の露払い
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/20 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/09/29 12:00
オープニング
●咆哮する大狼
そこは冒険都市リゼリオに程近いのどかな村だった。農業を生業とするものが多く、秋には大地の実りの恩恵を多いに受け収穫する。
それを各町などに売り、少しの贅沢をしてまた農業に勤しむ。そんな平凡な村だった。
時々獣や雑魔はでるけれどそれは村の自警団やすぐにハンターズソサエティに依頼して退治してもらっていた。
そこは至って平和な村だった。
――そう、奴が現れるまでは。
それは夏の日差しの強い昼頃だった。人々が農作物の手入れに汗を流しているところに行き成り現れた。
まず見えたのは狼だった。誰もが一度は見たことのあるだろう犬に似て非なる強暴な獣だ。
10匹程度のその狼達を見て村人達はまた畑を荒らしに来たのかとそう思った。
だが、次の瞬間その考えは吹き飛んでしまった。いや考えられなくなってしまった。
その狼の後ろ。そこには2メートル、いや3メートルに届かんとする巨体があった。
赤黒い毛並み、他の狼が子供かと思えてしまうほどのその巨体。2本の大きな牙を生やした凶悪な顔が村人達へと向けられる。
「ウオォォォォォン!」
大狼が吠える。これまで聞いた事のないような腹の底にまで響き渡るような咆哮だった。
茫然自失としていた村人達は我先にと逃げ出し、中には腰を抜かして動けなくなっているものもいた。
平和は今崩された。それを取り戻すことは出来るのか?
村人はあの恐ろしい化け物に震えながらもハンターズソサエティへと連絡を取った。
●ハンターオフィス
「緊急事態ですね」
とあるハンターオフィスで職員の一人がそう呟く。
手元に届いた情報を纏める限りそれは最近では確認されていない固体だった。
「よう、でかい狼が出たんだって?」
と、そこに現れたのはプレートメイルに身を包み身の丈ほどあるグレートソードを担いだ男――ブレアだった。
耳が早い、いやハンターだからこそこういった情報には精通しているのだろう。
「ええ、とある農村に突然。どうやらどこかの主か、または変異種なのかもしれません」
情報によるとその大狼は一匹だけ。しかし確認している情報だけでも熟練ハンターでも梃子摺るのは確実な相手だ。
さらに手下として狼を従えているらしいが、こちらも大狼に統率され通常以上の実力を発揮してくるだろう。
「何でも居合わせたハンターがやられたらしいじゃねーか」
「はい、そこそこ実力のある中堅ハンターの4人グループだったのですが……」
偶然近くに村でゴブリン退治を終えたハンター達がその大狼に挑むことになったらしい。
その結果は全滅。その様子を遠くから見ていた村人が言うには最初は優勢に戦っていたらしい。
だが大狼の攻撃が前衛に集中する間に回りこんだ狼達に後衛がまず倒され、あとは1人ずつ集中攻撃を受けてやられてしまったらしい。
勿論彼らの遺体はない。その場で狼達に喰い散らかされたということだ。
「それで、討伐依頼は出すのかい?」
「……いえ、まだ実力の伴わないハンターも多いですし募集形式では無理でしょう」
恐らく駆け出しのハンター達だけでは歯も立たない相手だ。見す見す死人を出すような依頼を出す気はない。
ブレアはそれに少し考えるような仕草をして、すぐに何か面白いことを考えたという風にニヤリと口元を上げる。
「なあ、それならこんなのはどうだ?」
「えっ……しかし、それは……」
ブレアの提案にオフィス職員は戸惑っているが、最終的にはブレアに言いくるめられてその案を受け入れることとなった。
そしてハンターオフィスに一枚の依頼書が張り出されることになる。
「さぁて、勇気あるハンター諸君はどれくらいいるかねぇ?」
ハンターオフィスの片隅で、ブレアはニヤニヤと何か楽しみにしながらこの場にいるハンター達を見渡していた。
そこは冒険都市リゼリオに程近いのどかな村だった。農業を生業とするものが多く、秋には大地の実りの恩恵を多いに受け収穫する。
それを各町などに売り、少しの贅沢をしてまた農業に勤しむ。そんな平凡な村だった。
時々獣や雑魔はでるけれどそれは村の自警団やすぐにハンターズソサエティに依頼して退治してもらっていた。
そこは至って平和な村だった。
――そう、奴が現れるまでは。
それは夏の日差しの強い昼頃だった。人々が農作物の手入れに汗を流しているところに行き成り現れた。
まず見えたのは狼だった。誰もが一度は見たことのあるだろう犬に似て非なる強暴な獣だ。
10匹程度のその狼達を見て村人達はまた畑を荒らしに来たのかとそう思った。
だが、次の瞬間その考えは吹き飛んでしまった。いや考えられなくなってしまった。
その狼の後ろ。そこには2メートル、いや3メートルに届かんとする巨体があった。
赤黒い毛並み、他の狼が子供かと思えてしまうほどのその巨体。2本の大きな牙を生やした凶悪な顔が村人達へと向けられる。
「ウオォォォォォン!」
大狼が吠える。これまで聞いた事のないような腹の底にまで響き渡るような咆哮だった。
茫然自失としていた村人達は我先にと逃げ出し、中には腰を抜かして動けなくなっているものもいた。
平和は今崩された。それを取り戻すことは出来るのか?
村人はあの恐ろしい化け物に震えながらもハンターズソサエティへと連絡を取った。
●ハンターオフィス
「緊急事態ですね」
とあるハンターオフィスで職員の一人がそう呟く。
手元に届いた情報を纏める限りそれは最近では確認されていない固体だった。
「よう、でかい狼が出たんだって?」
と、そこに現れたのはプレートメイルに身を包み身の丈ほどあるグレートソードを担いだ男――ブレアだった。
耳が早い、いやハンターだからこそこういった情報には精通しているのだろう。
「ええ、とある農村に突然。どうやらどこかの主か、または変異種なのかもしれません」
情報によるとその大狼は一匹だけ。しかし確認している情報だけでも熟練ハンターでも梃子摺るのは確実な相手だ。
さらに手下として狼を従えているらしいが、こちらも大狼に統率され通常以上の実力を発揮してくるだろう。
「何でも居合わせたハンターがやられたらしいじゃねーか」
「はい、そこそこ実力のある中堅ハンターの4人グループだったのですが……」
偶然近くに村でゴブリン退治を終えたハンター達がその大狼に挑むことになったらしい。
その結果は全滅。その様子を遠くから見ていた村人が言うには最初は優勢に戦っていたらしい。
だが大狼の攻撃が前衛に集中する間に回りこんだ狼達に後衛がまず倒され、あとは1人ずつ集中攻撃を受けてやられてしまったらしい。
勿論彼らの遺体はない。その場で狼達に喰い散らかされたということだ。
「それで、討伐依頼は出すのかい?」
「……いえ、まだ実力の伴わないハンターも多いですし募集形式では無理でしょう」
恐らく駆け出しのハンター達だけでは歯も立たない相手だ。見す見す死人を出すような依頼を出す気はない。
ブレアはそれに少し考えるような仕草をして、すぐに何か面白いことを考えたという風にニヤリと口元を上げる。
「なあ、それならこんなのはどうだ?」
「えっ……しかし、それは……」
ブレアの提案にオフィス職員は戸惑っているが、最終的にはブレアに言いくるめられてその案を受け入れることとなった。
そしてハンターオフィスに一枚の依頼書が張り出されることになる。
「さぁて、勇気あるハンター諸君はどれくらいいるかねぇ?」
ハンターオフィスの片隅で、ブレアはニヤニヤと何か楽しみにしながらこの場にいるハンター達を見渡していた。
解説
【依頼内容】
取り巻き狼を討伐せよ
【敵情報】
●大狼 1匹
全長3メートル近くの大柄で赤黒い毛並みをした狼。
圧倒的な俊敏さとその大きな体躯による攻撃力の高さは疑う余地は無い。
新米・駆け出しハンターが出会った場合はすぐさま逃げるように言われている。
●狼 10匹
全長1mほどの大きさで、余り力は強くないが俊敏で連携を取ってくる。
大狼に率いられているおかげか士気は高く通常より注意が必要。
【戦域情報】
とある農村の畑近くの空き地。広さとしては20m四方ほどと十分な広さがある。
今は実りも不十分な作物を狼が集めて、大狼が片っ端から喰らっている。
【備考】
今回ハンター達に依頼されたのは大狼の取り巻きである狼を退治すること。いわゆる露払いをすることです。
露払いと言っても数も多く士気も高いため注意が必要です。
大狼は熟練ハンターのブレアが相手をしますので直接戦う必要はありません。
しかし、それでも大狼と戦う場合は十分に注意してください。難易度が跳ね上がります。
取り巻き狼を討伐せよ
【敵情報】
●大狼 1匹
全長3メートル近くの大柄で赤黒い毛並みをした狼。
圧倒的な俊敏さとその大きな体躯による攻撃力の高さは疑う余地は無い。
新米・駆け出しハンターが出会った場合はすぐさま逃げるように言われている。
●狼 10匹
全長1mほどの大きさで、余り力は強くないが俊敏で連携を取ってくる。
大狼に率いられているおかげか士気は高く通常より注意が必要。
【戦域情報】
とある農村の畑近くの空き地。広さとしては20m四方ほどと十分な広さがある。
今は実りも不十分な作物を狼が集めて、大狼が片っ端から喰らっている。
【備考】
今回ハンター達に依頼されたのは大狼の取り巻きである狼を退治すること。いわゆる露払いをすることです。
露払いと言っても数も多く士気も高いため注意が必要です。
大狼は熟練ハンターのブレアが相手をしますので直接戦う必要はありません。
しかし、それでも大狼と戦う場合は十分に注意してください。難易度が跳ね上がります。
マスターより
皆さんこんばんわ。蒼 かなたです。
今回は強敵の相手は熟練ハンターのブレアに任せて、皆さんには取り巻きの狼を退治して頂きます。
依頼通りに狼退治に集中するのか、それとも何かするのかは皆さん次第です。
それでは皆さん。良き冒険をお楽しみください。
今回は強敵の相手は熟練ハンターのブレアに任せて、皆さんには取り巻きの狼を退治して頂きます。
依頼通りに狼退治に集中するのか、それとも何かするのかは皆さん次第です。
それでは皆さん。良き冒険をお楽しみください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/10/04 00:28
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2014/09/20 10:13:07 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/15 11:11:04 |