ゲスト
(ka0000)
コウモリ捕獲作戦
マスター:佐倉眸
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/23 07:30
- リプレイ完成予定
- 2014/10/02 07:30
オープニング
●
こんにちは! 私の名前はアナスタシア・リヴィエール、長いからアニタって呼んで頂戴。動物学者よ。
この前、すっごく大きな蝙蝠を見たっていう話を聞いたんだけど……
蝙蝠の話?
噂じゃ、人間ぐらい大きいって言ってるけど、僕が見たのはもっと小さいよ。うちのミケと戦ってたくらいだし。
ミケってこの猫なんだけど……まあ、ちょっと丸々してる、かな。重いって? 愛の重さだよ。
ミケはよく鳥と戦ってるんだ。カラスとか、雀とか。勝率? 獲物を咥えて帰ってこられても困るから、鳥を追っ払って強制的に引き分けにしてるよ。
先月くらいかな。ミケと同じくらいの黒い鳥がばさばさ藻掻いてたから、随分大きなカラスだなって思ったんだ。箒で叩いたらすぐに飛んでいったよ。
でもアレは、カラスじゃ無かったんだ。皮膜の羽で、頭に尖った耳とか付いてて。
だから、蝙蝠かなって、さ。
そいつを追っ払って、何日か経ってたと思うよ。その、人間みたいに大きな蝙蝠の噂が流れたの。夜になると現れて……真っ黒で、羽が生えてて、すごく怖いって。
でも今のところ被害者もいないし、誰もそれを捕まえてないってさ。
捕まえに行くの?
うーん……それじゃあ、さ。噂に上がった場所、全部教えてあげるから…………
●
軽装の上に白衣を羽織ったアニタは大きな網を担いで、ハンターオフィスを訪れた。情報提供者の少年の手を引いている。
曰く、最近目撃された大きな蝙蝠を捕獲したいから護衛を頼みたい。
十を一つ二つ過ぎた頃の少年もその姿を確かめたいから同行する、とのことで。
「猫くらいの大きさの蝙蝠なら、森の中に住んでいるし……それがちょっと太って街に出てきたとも考えられるの。でも、人間サイズなんて知らないし……凶暴だったら捕獲どころじゃ無いと思うのよね」
雑魔かも知れないし。そう言って、アニタは肩を竦める。冗談のような言葉に少年は首を傾げた。
「危なそうなら、やっぱり止めておこうかな……でも、面白そうだし……」
少年は街の地図を広げて、自宅を含む4カ所に印を付けた。ミケの格闘現場と、信頼に足る友人の目撃場所だという。
地図と共に護衛の依頼が掲示された。
●
前日の夜。
地図に記される少年宅以外の3カ所で悲鳴が上がっていた。
襲われたのは住宅街に住む、近くの商店や工房で働く男。帰宅途中の彼らを襲ったのは身の丈を越える獣の、影。
彼らは皆、怯えて逃げ出したところを背後から襲われたという。
「……その割には、皆さんお元気ですね」
話を聞きながら受付嬢が言った。
1人は引っ掻かれた背広が解れた程度、もう1人は髪を一房引きちぎられた程度、最後の1人に至っては、逃げ出した時に転んだ膝の擦り傷だけだという。
「今日の蝙蝠の依頼で、ハンターさんが街を調べてくれますから……その影の正体も、見つけてくれるかも知れませんね! 伝えてきましょう!」
オフィスへ集まっていたハンターへ、新たな依頼が追加された。
こんにちは! 私の名前はアナスタシア・リヴィエール、長いからアニタって呼んで頂戴。動物学者よ。
この前、すっごく大きな蝙蝠を見たっていう話を聞いたんだけど……
蝙蝠の話?
噂じゃ、人間ぐらい大きいって言ってるけど、僕が見たのはもっと小さいよ。うちのミケと戦ってたくらいだし。
ミケってこの猫なんだけど……まあ、ちょっと丸々してる、かな。重いって? 愛の重さだよ。
ミケはよく鳥と戦ってるんだ。カラスとか、雀とか。勝率? 獲物を咥えて帰ってこられても困るから、鳥を追っ払って強制的に引き分けにしてるよ。
先月くらいかな。ミケと同じくらいの黒い鳥がばさばさ藻掻いてたから、随分大きなカラスだなって思ったんだ。箒で叩いたらすぐに飛んでいったよ。
でもアレは、カラスじゃ無かったんだ。皮膜の羽で、頭に尖った耳とか付いてて。
だから、蝙蝠かなって、さ。
そいつを追っ払って、何日か経ってたと思うよ。その、人間みたいに大きな蝙蝠の噂が流れたの。夜になると現れて……真っ黒で、羽が生えてて、すごく怖いって。
でも今のところ被害者もいないし、誰もそれを捕まえてないってさ。
捕まえに行くの?
うーん……それじゃあ、さ。噂に上がった場所、全部教えてあげるから…………
●
軽装の上に白衣を羽織ったアニタは大きな網を担いで、ハンターオフィスを訪れた。情報提供者の少年の手を引いている。
曰く、最近目撃された大きな蝙蝠を捕獲したいから護衛を頼みたい。
十を一つ二つ過ぎた頃の少年もその姿を確かめたいから同行する、とのことで。
「猫くらいの大きさの蝙蝠なら、森の中に住んでいるし……それがちょっと太って街に出てきたとも考えられるの。でも、人間サイズなんて知らないし……凶暴だったら捕獲どころじゃ無いと思うのよね」
雑魔かも知れないし。そう言って、アニタは肩を竦める。冗談のような言葉に少年は首を傾げた。
「危なそうなら、やっぱり止めておこうかな……でも、面白そうだし……」
少年は街の地図を広げて、自宅を含む4カ所に印を付けた。ミケの格闘現場と、信頼に足る友人の目撃場所だという。
地図と共に護衛の依頼が掲示された。
●
前日の夜。
地図に記される少年宅以外の3カ所で悲鳴が上がっていた。
襲われたのは住宅街に住む、近くの商店や工房で働く男。帰宅途中の彼らを襲ったのは身の丈を越える獣の、影。
彼らは皆、怯えて逃げ出したところを背後から襲われたという。
「……その割には、皆さんお元気ですね」
話を聞きながら受付嬢が言った。
1人は引っ掻かれた背広が解れた程度、もう1人は髪を一房引きちぎられた程度、最後の1人に至っては、逃げ出した時に転んだ膝の擦り傷だけだという。
「今日の蝙蝠の依頼で、ハンターさんが街を調べてくれますから……その影の正体も、見つけてくれるかも知れませんね! 伝えてきましょう!」
オフィスへ集まっていたハンターへ、新たな依頼が追加された。
解説
●目的
・大きな蝙蝠らしい生物を発見し、可能ならば捕獲する
・獣の影の正体を突き止める
●地図
・工業都市フマーレ住宅街の外れ、リアルブルー出身の設計者も参加し、数年前に開発されたばかりの新興の住宅区画。
碁盤の目に区切られた細い道が通り、定間隔で街灯が立っている。
・目撃例1:新興住宅区画の中心、細い道の交差点、周囲は住宅
・目撃例2:昔からの住宅区画へ続く川沿いの道で、周囲は住宅と堤防
・目撃例3:目撃例2の少し先、周囲は堤防と空き地、更に先には橋が見える
・少年宅:新興住宅区画の中でも新しく、隣と斜向かい以外は空き地
●NPC
・アニタ
大きな蝙蝠の噂を確かめ、本物ならば捕獲しようと意気込んでいる動物学者。
捕獲の為の道具を装備。
非武装で何等かの敵対生物に遭遇した場合は攻撃対象に含まれる。
・少年
蝙蝠に対し、愛猫ミケのライバルとして興味がある模様。
非武装で何等かの敵対生物に遭遇した場合は優先的に攻撃対象に含まれる。
・大きな蝙蝠らしい生物を発見し、可能ならば捕獲する
・獣の影の正体を突き止める
●地図
・工業都市フマーレ住宅街の外れ、リアルブルー出身の設計者も参加し、数年前に開発されたばかりの新興の住宅区画。
碁盤の目に区切られた細い道が通り、定間隔で街灯が立っている。
・目撃例1:新興住宅区画の中心、細い道の交差点、周囲は住宅
・目撃例2:昔からの住宅区画へ続く川沿いの道で、周囲は住宅と堤防
・目撃例3:目撃例2の少し先、周囲は堤防と空き地、更に先には橋が見える
・少年宅:新興住宅区画の中でも新しく、隣と斜向かい以外は空き地
●NPC
・アニタ
大きな蝙蝠の噂を確かめ、本物ならば捕獲しようと意気込んでいる動物学者。
捕獲の為の道具を装備。
非武装で何等かの敵対生物に遭遇した場合は攻撃対象に含まれる。
・少年
蝙蝠に対し、愛猫ミケのライバルとして興味がある模様。
非武装で何等かの敵対生物に遭遇した場合は優先的に攻撃対象に含まれる。
マスターより
街灯に集る虫が嫌いです。
夜道は気をつけて歩きましょう。
……出発時刻はいつでもどうぞ。
夜道は気をつけて歩きましょう。
……出発時刻はいつでもどうぞ。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/09/29 17:24
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 Jyu=Bee(ka1681) エルフ|15才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2014/09/23 07:04:44 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/19 09:19:47 |