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　女が剣を振るう。するとその一太刀で自動人形は縦に割かれ、活動を停止する。
　女はそれに対して何か感情を表すわけでもなく、道を先に進む。その女の片手には剣、もう片方の手には天秤。そしてその身に纏うのは布一枚。異様な姿だった。
　女の名はラプラス。黙示騎士の一人である。彼女は自動人形を止めると先に進み、とうとうこの遺跡の終点にたどり着いた。
「しかし我としたことが盲点だった。現在ではこの世界の人間達に通常レベル以上の認証を取得するのは不可能。考えてみれば当然なのだが、だがこれではフェアとは言えぬ」
　ラプラスは壁に手を触れる。するとそこに埋め込まれていた機械達が活動を開始する。動作を示す青い光の筋が走り、壁一面をめぐり、やがてそれが赤に変わった。
「ふむ、『警備レベル：最大』、これでいいだろう」
　そしてラプラスは天秤を揺らすと彼女の体が黒い光りに包まれ、消え失せた。

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「総長、大変です！」
　ハンターズソサエティ本部でナディアが地図をにらめっこしながらうんうん唸って居た所に、突然ミリア・クロスフィールド(kz0012)が飛び込んできた。
「な、何事じゃ？」
「大渓谷内に突然自動人形が現れました！　様々なタイプが居ますがどれも我々の進行を妨害しています！　このままでは大渓谷内の遺跡調査を続けることはできません！」
「何じゃと？！」
　それはまさに青天の霹靂だった。確かに大渓谷内遺跡群には大きさの違いこそあれ、様々な自動人形がそれらは基本的に遺跡内で侵入者達を止めようと動いていた。それが外に出てこちらを襲ってくるというのは想定外の出来事だった。
「何ゆえこのような事に……と調べるにもまずは自動人形を止めぬと話が始まらんな。よし、早速ハンター達にその自動人形の排除をしてもらおうかのう」
「それがですね……」
「まだ何かあるのかのう？」
「それら自動人形は大体体長7m程度あり、ハンター達だけで止めるのは厳しいかと……」
「それを先に言うのじゃ！」
　そしてナディアは少し思案する。ややあって、彼女は決断を下す。
「仕方あるまい。CAMなり何なりを使って対抗するしか無いようじゃな！」

●目標
　大渓谷内に現れた自動人形を排除してください。

●地形・状況
　大渓谷内、幅40メートル程度の広い足場です。片側は崖がそそり立っており、ハンター達はこの崖をユニットと共にワイヤーを使って降りて戦闘に向かいます。反対側は開けており、もし落ちてしまえば一巻の終わりでしょう。

●敵
　次の三種類の大型自動人形です。全てサイズは3となります。

▼格闘戦型×3
　体の中心部に小型の砲門を大量に束ねた形の武器を一つ持つタイプです。ここから短い射程の光線を大量にばら撒き、近くの敵を排除します。自分から4スクエア先までの3×3スクエアに範囲攻撃を行います。また、弾幕を張る形で防御も行う模様です。

▼射撃戦型×3
　左右に4門ずつ光線を放つ砲台が取り付けられているタイプです。ここから光線を発射して攻撃してきます。1ターンに最大8回攻撃を行いますが、単一の相手には4回までしか攻撃できません。

▼後方支援型×2
　両肩の部分に砲台が取り付けられているタイプです。ここからエネルギー弾を飛ばして来ます。このエネルギー弾は着弾時点で爆発し3×3スクエアに範囲攻撃を行います。

　これら自動人形は格闘戦型→射撃戦型→後方支援型の順に皆さんを取り囲むように配置されます。

●その他
　質問への回答担当としてモア・プリマクラッセが関連付けられています。
　何かありましたら、質問卓を立ててご質問ください。

　皆さんこんにちは、ｃｒです。
　さて、フェアであることにこだわる黙示騎士ラプラス。しかし彼女の考えるフェアであることは決して我々を楽にしてはくれません。
　今回襲い来るのは体長7m、つまりCAMサイズの自動人形計8体。ならばこちらもユニットで対抗するべきでしょう。
　それでは皆さんのご参加をお待ちしております。