ゲスト
(ka0000)
百年旅~ピザのミステリ・クラブ
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~7人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2016/09/27 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/10/11 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「『これからは世界が舞台』ということじゃし、注目の集まる街で騒ぎを起こすと考えるのは間違いではあるまい」
街中のチョコレート専門店「チョコレート・ハウス」のテラス席で、元隠者のジル・コバルトが渋い声をひねり出す。眉間にしわが寄るが、ミルクティーに口を付けると緩んだ。
「でも、どんな騒ぎを起こすかまったく分からないよね」
一緒のテーブルに座る少女、フラ・キャンディ(kz0121)も両足をぶらぶらさせて浮かない顔。こちらはミルクココアを飲んでも足はぶらぶら。どうやら好きでやってるらしい。
「これ、はしたない。……ルモーレの目的次第じゃの。街を滅ぼしたいなら滅ぼすじゃろうが、人々が混乱したり怯えたりするのを楽しみたいなら滅ぼさんじゃろう。怯える姿を見て楽しむ人々が減るからの」
フラたちはルモーレと名乗る歪虚と戦ったことがある。伝説の盗賊「ラパーチェ・ラーロ」(魔鷹(まおう))の頭目で、より上位の歪虚に気に入られ転化された「堕落者」と呼ばれる存在である。
「確かにそうかも。前も村人を殺すより騒ぎを大きくすることに力を入れてたみたいだし」
フラ、注意されて素直に従ったのは話に夢中になり始めたから。
「その前に砦にこもっておったのも、自分の造った砦を自慢したかったからという節もあるしの」
やれやれ、と紅茶を飲むジル。まったくだよね~、と真似してココアを飲むフラ。
「失礼」
ここでテーブルに女性が。
「あ、シエラさん」
「オーナーが客席で休憩かの?」
フラが歓迎し、ジルがにやにやとチクリ。チョコレート・ハウスのオーナー、シエラ・エバンスはひらりとフラにだけ手を振り挨拶して空いた席に着く。
「密かに話題になりたいなら一貫性のあることをするはずよ。それも、ちょっと変わったことで」
「チョコレートに特化した店を出す、とかかの?」
ジル、シエラをさらにからかう。
シエラは指を鳴らして店員を呼び、小さなケーキを持ってこさせた。ただし、ジルの分はない。
「私からだけど、口の減らない人にはないわよ」
「ふん、図星のようじゃの」
ふふふふ、と睨み合うシエラとジル。
「ちょっと変わったことで、一貫性……そういえば前に村で戦ったとき、ルモーレの投げたナイフを回収して調べた人もいたよ」
フラ、チョコレートケーキをもぐもぐしながら言う。
「マークがないか調べたら鷹とRの印があったって」
とは言えしばらくするとナイフごと消えたようだが。
「なるほどの。……後はあそこで調べてみるか」
「あそこ?」
考えをまとめたジルに小首を傾げるフラ。
「ヴァリオスに『ミステリ・クラブ』という仮面懇親会があっての。全員仮面で正体を隠しておる。いろんな噂や情報の飛び交う場での。……デマもあるが基本的に確度は高い」
まだわしの籍も残っておるはず、とジル。
「本当?」
シエラ、眉をひそめた。
「ヴァリオス商工会の会員がほとんどで一流どころも多い。名前丸出しでは出せん面白話を持ってくるという場じゃ。……身分を隠す代わりに品性下劣を晒して楽しむ集まりで、その場にいるという危険を犯している分、皆本気で楽しんでおるよ」
「品性下劣で籍が残ってるはず、ね……」
含みのあるシエラの視線に、ジルは若かりし頃を思い出し自嘲するのだった。
というわけで、仮面夜会「ミステリ・クラブ」に目元を隠す仮面を着けて出席し、ルモーレに関する話につながるような、変わった騒ぎの情報収集をする人、求ム。
なお、当日は運良くピザと果物ジュースの回で、お酒を飲めない人が参加してもつまらないなどということはない様子。もちろん普通に酒とつまみもある。
「『これからは世界が舞台』ということじゃし、注目の集まる街で騒ぎを起こすと考えるのは間違いではあるまい」
街中のチョコレート専門店「チョコレート・ハウス」のテラス席で、元隠者のジル・コバルトが渋い声をひねり出す。眉間にしわが寄るが、ミルクティーに口を付けると緩んだ。
「でも、どんな騒ぎを起こすかまったく分からないよね」
一緒のテーブルに座る少女、フラ・キャンディ(kz0121)も両足をぶらぶらさせて浮かない顔。こちらはミルクココアを飲んでも足はぶらぶら。どうやら好きでやってるらしい。
「これ、はしたない。……ルモーレの目的次第じゃの。街を滅ぼしたいなら滅ぼすじゃろうが、人々が混乱したり怯えたりするのを楽しみたいなら滅ぼさんじゃろう。怯える姿を見て楽しむ人々が減るからの」
フラたちはルモーレと名乗る歪虚と戦ったことがある。伝説の盗賊「ラパーチェ・ラーロ」(魔鷹(まおう))の頭目で、より上位の歪虚に気に入られ転化された「堕落者」と呼ばれる存在である。
「確かにそうかも。前も村人を殺すより騒ぎを大きくすることに力を入れてたみたいだし」
フラ、注意されて素直に従ったのは話に夢中になり始めたから。
「その前に砦にこもっておったのも、自分の造った砦を自慢したかったからという節もあるしの」
やれやれ、と紅茶を飲むジル。まったくだよね~、と真似してココアを飲むフラ。
「失礼」
ここでテーブルに女性が。
「あ、シエラさん」
「オーナーが客席で休憩かの?」
フラが歓迎し、ジルがにやにやとチクリ。チョコレート・ハウスのオーナー、シエラ・エバンスはひらりとフラにだけ手を振り挨拶して空いた席に着く。
「密かに話題になりたいなら一貫性のあることをするはずよ。それも、ちょっと変わったことで」
「チョコレートに特化した店を出す、とかかの?」
ジル、シエラをさらにからかう。
シエラは指を鳴らして店員を呼び、小さなケーキを持ってこさせた。ただし、ジルの分はない。
「私からだけど、口の減らない人にはないわよ」
「ふん、図星のようじゃの」
ふふふふ、と睨み合うシエラとジル。
「ちょっと変わったことで、一貫性……そういえば前に村で戦ったとき、ルモーレの投げたナイフを回収して調べた人もいたよ」
フラ、チョコレートケーキをもぐもぐしながら言う。
「マークがないか調べたら鷹とRの印があったって」
とは言えしばらくするとナイフごと消えたようだが。
「なるほどの。……後はあそこで調べてみるか」
「あそこ?」
考えをまとめたジルに小首を傾げるフラ。
「ヴァリオスに『ミステリ・クラブ』という仮面懇親会があっての。全員仮面で正体を隠しておる。いろんな噂や情報の飛び交う場での。……デマもあるが基本的に確度は高い」
まだわしの籍も残っておるはず、とジル。
「本当?」
シエラ、眉をひそめた。
「ヴァリオス商工会の会員がほとんどで一流どころも多い。名前丸出しでは出せん面白話を持ってくるという場じゃ。……身分を隠す代わりに品性下劣を晒して楽しむ集まりで、その場にいるという危険を犯している分、皆本気で楽しんでおるよ」
「品性下劣で籍が残ってるはず、ね……」
含みのあるシエラの視線に、ジルは若かりし頃を思い出し自嘲するのだった。
というわけで、仮面夜会「ミステリ・クラブ」に目元を隠す仮面を着けて出席し、ルモーレに関する話につながるような、変わった騒ぎの情報収集をする人、求ム。
なお、当日は運良くピザと果物ジュースの回で、お酒を飲めない人が参加してもつまらないなどということはない様子。もちろん普通に酒とつまみもある。
解説
極彩色の街「ヴァリオス」のとある建物で密かに催される会員制の仮面夜会「ミステリ・クラブ」に参加し、妖しい雰囲気を楽しんだり必要な情報を得たりしてください。
フラたちの欲しい情報は、「都会で騒ぎを起こす」と見られている堕落者歪虚「ルモーレ」が密かに騒ぎを起こしてないか。基本的に、人間だったころに率いた盗賊団「ラパーチェ・ラーロ」は、投げナイフを効果的に使う軽装の盗賊として主要道を荒した実績があります。
基本的に、不思議な話などを持ちより楽しんでいる会ですが、この世界はギブアンドテイク。何か面白かったり不思議だったり、品性下劣を安心して晒している人たちの興味を引くような話をすればすんなりとさまざまな情報を得ることができます。
不思議な話を直接的に聞くのは無粋ですし難しいものですが、逆に雰囲気さえ整えると自然とぽろっと楽しい話になるものですよね。
フラの後見人であるジルは、基本的におしゃべりなフラに「絶対に大人しくしていること」と言い含めて身バレするようなことがないようにしています。今回、奇跡的にこれに従うでしょう。ただ、ジルにべったりしているわけではないので、連れ出したりしてください。
また、この場でフラほど年齢の低くみられるような子供は来ません。
したがって、フラを連れ出すと激しく目立ちさまざまに話し掛けられます。ジルもそれを見越して、フラにドレスアップさせています。からかわれまくり、連れている人も巻き込まれてからかわれること必至です。交代して連れ出すなどして楽しんでください。
同時に、十歳付近の外見の人はそれだけで話し掛けられまくるでしょう。
そういったのが好きな夫人や親父がいるのでご覚悟を。ついでに強そうな男もしくは女好きとかもご覚悟を。
難易度がやや高いのは、情報が入りにくいのではなく、ある理由から失敗寄りの判定があっさり出るかもしれないから。
誰も身バレ注意です。
フラたちの欲しい情報は、「都会で騒ぎを起こす」と見られている堕落者歪虚「ルモーレ」が密かに騒ぎを起こしてないか。基本的に、人間だったころに率いた盗賊団「ラパーチェ・ラーロ」は、投げナイフを効果的に使う軽装の盗賊として主要道を荒した実績があります。
基本的に、不思議な話などを持ちより楽しんでいる会ですが、この世界はギブアンドテイク。何か面白かったり不思議だったり、品性下劣を安心して晒している人たちの興味を引くような話をすればすんなりとさまざまな情報を得ることができます。
不思議な話を直接的に聞くのは無粋ですし難しいものですが、逆に雰囲気さえ整えると自然とぽろっと楽しい話になるものですよね。
フラの後見人であるジルは、基本的におしゃべりなフラに「絶対に大人しくしていること」と言い含めて身バレするようなことがないようにしています。今回、奇跡的にこれに従うでしょう。ただ、ジルにべったりしているわけではないので、連れ出したりしてください。
また、この場でフラほど年齢の低くみられるような子供は来ません。
したがって、フラを連れ出すと激しく目立ちさまざまに話し掛けられます。ジルもそれを見越して、フラにドレスアップさせています。からかわれまくり、連れている人も巻き込まれてからかわれること必至です。交代して連れ出すなどして楽しんでください。
同時に、十歳付近の外見の人はそれだけで話し掛けられまくるでしょう。
そういったのが好きな夫人や親父がいるのでご覚悟を。ついでに強そうな男もしくは女好きとかもご覚悟を。
難易度がやや高いのは、情報が入りにくいのではなく、ある理由から失敗寄りの判定があっさり出るかもしれないから。
誰も身バレ注意です。
マスターより
ふらっと、深夜です。
イタリアンファミレスチェーンでランチ中で、ミニピザをマルゲリータかベーコンか激辛ハラペーニョかどれにするか迷っています。
フラちゃんの、対ルモーレのお話の続きです。
前回お菓子の家で、ルモーレがその辺にいたら排除しているであろうケモノ「仮グモ」がその辺にいたことからやっぱり元いた森周辺にはいないだろうと判断されました。もっと奥の森とか別の森に潜伏してるかもですが、街の情報をまずは探ってみます。
そんなこんなで、ジルに連れられ仮面夜会とピザ各種を楽しんでください。
相談期間短くてスイマセン~!
イタリアンファミレスチェーンでランチ中で、ミニピザをマルゲリータかベーコンか激辛ハラペーニョかどれにするか迷っています。
フラちゃんの、対ルモーレのお話の続きです。
前回お菓子の家で、ルモーレがその辺にいたら排除しているであろうケモノ「仮グモ」がその辺にいたことからやっぱり元いた森周辺にはいないだろうと判断されました。もっと奥の森とか別の森に潜伏してるかもですが、街の情報をまずは探ってみます。
そんなこんなで、ジルに連れられ仮面夜会とピザ各種を楽しんでください。
相談期間短くてスイマセン~!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/10/11 01:36
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談ですよぉー 弓月・小太(ka4679) 人間(クリムゾンウェスト)|10才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/09/27 15:42:47 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/09/27 19:26:33 |