ゲスト
(ka0000)
同人誌、土壇場、動員劇。
マスター:DoLLer

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/10/12 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/10/21 09:00
オープニング
「いつ来るのかな……」
エルフハイムの森の入り口でぼんやり立つサイアは、自分の双子の妹の帰りをぼんやりと待っていた。
喧嘩別れして飛び出た妹も、今年のミュゲの日にようやくハンターのとりなしもあって仲直りすることができた。
今日は彼女がこのエルフハイムに帰ってくる日。一年ぶりに戻ってくる日。
だけど、サイアの元に来たのは、自分とうり二つの顔をした妹ではなく、エルフハイムから走って来たパルムが運んできたメッセージだった。
サイアへ。
ほんっとうにごめん。
あたしの師匠がまた発作起こして、あ、発作っていうのは同人書けなくって、誤魔化す為に怪盗モドキになっちゃうんだけどさ。
それでお縄になったの。
新刊出すって言ってたピスホラでの即売会は来週なのにさ!!
師匠ってば、新刊今回は3冊だすとか前回うそぶいちゃってて、もう……怪盗騒ぎは名物だからいいけど、新刊出せないと人気が下がる。人気が下がると生命線に関わる……。
そういうわけで、瀬戸際なの。
ほんっとうにごめん。
「ミーファぁぁぁ……!!!」
パルムを握りしめて殺しかねない勢いでサイアは唸った。
他人には愛想のいい妹ではあるが、故郷のエルフハイムだとの唯一の家族たる自分の事になるととたんにぞんざいな扱いをする妹にサイアは腹を立てた。
そもそも彼女が男性同士の恋愛を好んで、その手の人様には見せられないような本をコレクションしなければ喧嘩別れする必要もなかったのである。
サイアはすぐさま街に走り、ハンターオフィスの前で依頼料金を叩きつけて叫んだ。
「同人誌のアシスタントをしてくれる人、今、すぐ! 募集します!!!」
●
「いつ終わるのかな……」
ミーファは薬草士特製ドリンクを加えて3日目の徹夜を終えた。目の下はクマが浮き出ていた。
同人誌の師匠がしかるべき場所でお世話になっている分、弟子のミーファが頑張るしかなかった。1冊は師匠が書きあげた。1冊は自分が独力で頑張ってはいる。しかし公約された残りの1冊はまだ手も付けていない。そもそも師匠がどんなネタを考えていたのかさっぱり不明だったため、慮るのも限界があった。
あかん、死ぬ……でも描けなくて『新刊落としました(テヘペロ)』などの張り紙をした場合も死ぬのである。
もうエルフハイムの浄化術で消えてしまいたい……そう思いながら、ミーファはよろよろと真っ白の原稿用紙を引きずり出したがそこで力尽きた。400年くらい生きるエルフでもやっぱり3徹は無理があった。
「もう眠いよ……パトラッシュ」
「寝かせないわ……ミーファ」
ぼんやり呟いた自分の言葉に、綺麗にはもるようにして別の声が響いた。
ぼんやりする目を見開いて声がした方向を見ると、そこには鬼の形相をして迫ってくる姉の姿があった。
「サイアぁぁぁぁ……!!!」
あれだけ顔を合わせるのも気が引けていた姉。だが、こんな死の瀬戸際になるとそんな姉でも救世主のようにしか見えなかった。
彼女がわざわざこちらに出向いてくれた理由をミーファは直感したからだった。
鞄から取り出すエルフハイムのリンゴ、それから服の着替え。
そしてその後ろからやってくるハンターの姿と「何からすればいいですか」という有り難い天使のような発言。
「同人誌のアシスタントしてくれるの? はい、すぐ、やります!!」
ミーファはがばっと起き上がり、最後の力を振り絞ってペンを天に掲げた。
格好いいがやることは、純粋な青少年は見ちゃいけないような絵本の作画である。
●要綱
目標:16ページ
分類:腐女子向けの本
ストーリーはオリジナルで大丈夫。脚本家求む
画材:リアルブルーでやるようなデバイスはないので全部手作業。スクリーントーンもないので、カケアミは気合い。
役割分担
ストーリー考える人
ポーズをとってくれる人
絵を描くのを手伝ってくれる人
身の回りの世話をしてくれる人
エルフハイムの森の入り口でぼんやり立つサイアは、自分の双子の妹の帰りをぼんやりと待っていた。
喧嘩別れして飛び出た妹も、今年のミュゲの日にようやくハンターのとりなしもあって仲直りすることができた。
今日は彼女がこのエルフハイムに帰ってくる日。一年ぶりに戻ってくる日。
だけど、サイアの元に来たのは、自分とうり二つの顔をした妹ではなく、エルフハイムから走って来たパルムが運んできたメッセージだった。
サイアへ。
ほんっとうにごめん。
あたしの師匠がまた発作起こして、あ、発作っていうのは同人書けなくって、誤魔化す為に怪盗モドキになっちゃうんだけどさ。
それでお縄になったの。
新刊出すって言ってたピスホラでの即売会は来週なのにさ!!
師匠ってば、新刊今回は3冊だすとか前回うそぶいちゃってて、もう……怪盗騒ぎは名物だからいいけど、新刊出せないと人気が下がる。人気が下がると生命線に関わる……。
そういうわけで、瀬戸際なの。
ほんっとうにごめん。
「ミーファぁぁぁ……!!!」
パルムを握りしめて殺しかねない勢いでサイアは唸った。
他人には愛想のいい妹ではあるが、故郷のエルフハイムだとの唯一の家族たる自分の事になるととたんにぞんざいな扱いをする妹にサイアは腹を立てた。
そもそも彼女が男性同士の恋愛を好んで、その手の人様には見せられないような本をコレクションしなければ喧嘩別れする必要もなかったのである。
サイアはすぐさま街に走り、ハンターオフィスの前で依頼料金を叩きつけて叫んだ。
「同人誌のアシスタントをしてくれる人、今、すぐ! 募集します!!!」
●
「いつ終わるのかな……」
ミーファは薬草士特製ドリンクを加えて3日目の徹夜を終えた。目の下はクマが浮き出ていた。
同人誌の師匠がしかるべき場所でお世話になっている分、弟子のミーファが頑張るしかなかった。1冊は師匠が書きあげた。1冊は自分が独力で頑張ってはいる。しかし公約された残りの1冊はまだ手も付けていない。そもそも師匠がどんなネタを考えていたのかさっぱり不明だったため、慮るのも限界があった。
あかん、死ぬ……でも描けなくて『新刊落としました(テヘペロ)』などの張り紙をした場合も死ぬのである。
もうエルフハイムの浄化術で消えてしまいたい……そう思いながら、ミーファはよろよろと真っ白の原稿用紙を引きずり出したがそこで力尽きた。400年くらい生きるエルフでもやっぱり3徹は無理があった。
「もう眠いよ……パトラッシュ」
「寝かせないわ……ミーファ」
ぼんやり呟いた自分の言葉に、綺麗にはもるようにして別の声が響いた。
ぼんやりする目を見開いて声がした方向を見ると、そこには鬼の形相をして迫ってくる姉の姿があった。
「サイアぁぁぁぁ……!!!」
あれだけ顔を合わせるのも気が引けていた姉。だが、こんな死の瀬戸際になるとそんな姉でも救世主のようにしか見えなかった。
彼女がわざわざこちらに出向いてくれた理由をミーファは直感したからだった。
鞄から取り出すエルフハイムのリンゴ、それから服の着替え。
そしてその後ろからやってくるハンターの姿と「何からすればいいですか」という有り難い天使のような発言。
「同人誌のアシスタントしてくれるの? はい、すぐ、やります!!」
ミーファはがばっと起き上がり、最後の力を振り絞ってペンを天に掲げた。
格好いいがやることは、純粋な青少年は見ちゃいけないような絵本の作画である。
●要綱
目標:16ページ
分類:腐女子向けの本
ストーリーはオリジナルで大丈夫。脚本家求む
画材:リアルブルーでやるようなデバイスはないので全部手作業。スクリーントーンもないので、カケアミは気合い。
役割分担
ストーリー考える人
ポーズをとってくれる人
絵を描くのを手伝ってくれる人
身の回りの世話をしてくれる人
解説
同人誌の製作追い込みのアシスタントをお願いします。
目標は新刊3冊。(一般的に言うと無謀な約束レベルです)
1冊目のみ完成。
ミーファは2冊目の本をまだちゃんと描けていないので、そちらに注力しています。
なので3冊目は皆さんて自由に作ってください。
だいたい必要な役割はOPで書いた通りです。その他必要な役割やアイテムは適当に想像してください
未成年の参加でも構いませんが、大人な内容なのでご注意ください。
場所:リゼリオの一軒家
期間:5日間
画材はだいたい揃っています。
●キャラクター
・ミーファ エルフの同人作家。現在3日徹夜している為、人間的にダイジナモノを失いつつある。
・サイア エルフハイムの浄化の巫女。同人どころか絵とか描いたこともない。色んな意味で若干潔癖。
・師匠 ミーファが一緒にやっている同人作家。追い込まれると奇行に出る。その結果、現在豚箱でお世話になっている。
●その他
細かいことなんて依頼者(サイア)も仕事先(ミーファ)も理解できていません。
そう、いつ寝ればいいとか、ご飯はどうするとか、ここの空の色は何色で塗ればいいのとか、誰も判断できません。
全て皆様の手にゆだねられています。そう、これから描く中身まで。
目標は新刊3冊。(一般的に言うと無謀な約束レベルです)
1冊目のみ完成。
ミーファは2冊目の本をまだちゃんと描けていないので、そちらに注力しています。
なので3冊目は皆さんて自由に作ってください。
だいたい必要な役割はOPで書いた通りです。その他必要な役割やアイテムは適当に想像してください
未成年の参加でも構いませんが、大人な内容なのでご注意ください。
場所:リゼリオの一軒家
期間:5日間
画材はだいたい揃っています。
●キャラクター
・ミーファ エルフの同人作家。現在3日徹夜している為、人間的にダイジナモノを失いつつある。
・サイア エルフハイムの浄化の巫女。同人どころか絵とか描いたこともない。色んな意味で若干潔癖。
・師匠 ミーファが一緒にやっている同人作家。追い込まれると奇行に出る。その結果、現在豚箱でお世話になっている。
●その他
細かいことなんて依頼者(サイア)も仕事先(ミーファ)も理解できていません。
そう、いつ寝ればいいとか、ご飯はどうするとか、ここの空の色は何色で塗ればいいのとか、誰も判断できません。
全て皆様の手にゆだねられています。そう、これから描く中身まで。
マスターより
土壇場っていうより修羅場ですね。
ところで、ファナティックブラッドは健全なゲームなので、描いている同人誌がいかにアレで、アレだとしても健全にしか描写されません。悪しからずご了承ください。
ところで、ファナティックブラッドは健全なゲームなので、描いている同人誌がいかにアレで、アレだとしても健全にしか描写されません。悪しからずご了承ください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/10/15 13:59
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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編集相談卓 伊藤 毅(ka0110) 人間(リアルブルー)|29才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/10/11 13:38:41 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/10/07 20:18:36 |