ゲスト
(ka0000)
おいしい和食の作り方
マスター:cr

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/23 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/10/02 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
絢爛豪華な調度品が敷き詰められ、古今東西の珍品希品が並ぶ。
部屋の中央に置かれたテーブルには白いクロスが敷かれ、その上に贅を尽くした料理が並ぶ。
テーブルに着いたのはたった一人。テーブルの一番真ん中に座った男の前に、料理がサーブされる。
男はフォークを突き刺し、料理を口に運ぶ。
部屋にいる人々が一斉に男に注目する。
男は二、三度咀嚼し首を振った。
「……ダメだな」
●
ここは極彩色の街、ヴァリオス。男の名はバロテッリ。このヴァリオスに自分の店である「バロテッリ商会」を構える成功者だ。
「旦那様、考えうる限り最高の素材と料理人を集めて作らせた料理です。何が悪いのですか?」
傍に居た女性が、淡々とした口調でバロテッリに異を唱える。彼女の名はモア。若いながら、バロテッリ商会で番頭を務めている。彼女もまた、有能な商人であった。
「誰もマズいとは言ってねぇだろ。この料理は最高に美味ぇよ」
バロテッリはモアの反論に、不満げに言葉を返す。そしてそのまま、ダメだと言った理由を説明する。
「この料理は美味いさ。だが金さえ払えばこの町の人間なら誰でも食える料理だ。新しい店を立ち上げるんだ。あっと驚くような料理じゃねぇといけないんだ!」
バロテッリは喋りながら、どんどん熱くなっていく。
彼はこの街に、新たなレストランを開こうと考えていた。場所は押さえた。内装の手配も済ませてある。だが、肝心の提供する料理が決まっていない。
そこで試食会が開かれたが、バロテッリを満足させる料理は出なかった。バロテッリは粗野な男だが、こと商売に関する勘は異常に冴え渡る人間だ。彼が満足するような料理でなければ、すぐにレストランは潰れるだろう。
「……旦那様、それでは和食というものはいかがでしょうか?」
モアは思案を巡らせ口を開く。
サルヴァトーレ・ロッソ、その中に居て共に転移してきた人間達が「和食」なるものに付いて話題にしていたことを、モアは思い出した。転移者達がよく食べているであろう料理。これなら、この町の人間を驚かせる事もできるだろう。
「和食に詳しい奴なんて知っているのか?」
「リアルブルー出身者なら詳しいかと思われます」
「とは言っても、限度があるだろう。リアルブルー出身者で和食が作れる人間なんて相当限られてくるぞ」
「私たちも和食を知らないのですから、誰もが自分で考える和食を作ってもらえばいいのではないでしょうか」
「……なら、ハンターズオフィスに頼むか」
「もう依頼書は書き始めています」
バロテッリの決断を先回りして、モアは依頼書の執筆に取り掛かっていた。
ハンターズオフィスに和食作りの依頼が入るのは、翌日の朝の事である。
●
絢爛豪華な調度品が敷き詰められ、古今東西の珍品希品が並ぶ。
部屋の中央に置かれたテーブルには白いクロスが敷かれ、その上に贅を尽くした料理が並ぶ。
テーブルに着いたのはたった一人。テーブルの一番真ん中に座った男の前に、料理がサーブされる。
男はフォークを突き刺し、料理を口に運ぶ。
部屋にいる人々が一斉に男に注目する。
男は二、三度咀嚼し首を振った。
「……ダメだな」
●
ここは極彩色の街、ヴァリオス。男の名はバロテッリ。このヴァリオスに自分の店である「バロテッリ商会」を構える成功者だ。
「旦那様、考えうる限り最高の素材と料理人を集めて作らせた料理です。何が悪いのですか?」
傍に居た女性が、淡々とした口調でバロテッリに異を唱える。彼女の名はモア。若いながら、バロテッリ商会で番頭を務めている。彼女もまた、有能な商人であった。
「誰もマズいとは言ってねぇだろ。この料理は最高に美味ぇよ」
バロテッリはモアの反論に、不満げに言葉を返す。そしてそのまま、ダメだと言った理由を説明する。
「この料理は美味いさ。だが金さえ払えばこの町の人間なら誰でも食える料理だ。新しい店を立ち上げるんだ。あっと驚くような料理じゃねぇといけないんだ!」
バロテッリは喋りながら、どんどん熱くなっていく。
彼はこの街に、新たなレストランを開こうと考えていた。場所は押さえた。内装の手配も済ませてある。だが、肝心の提供する料理が決まっていない。
そこで試食会が開かれたが、バロテッリを満足させる料理は出なかった。バロテッリは粗野な男だが、こと商売に関する勘は異常に冴え渡る人間だ。彼が満足するような料理でなければ、すぐにレストランは潰れるだろう。
「……旦那様、それでは和食というものはいかがでしょうか?」
モアは思案を巡らせ口を開く。
サルヴァトーレ・ロッソ、その中に居て共に転移してきた人間達が「和食」なるものに付いて話題にしていたことを、モアは思い出した。転移者達がよく食べているであろう料理。これなら、この町の人間を驚かせる事もできるだろう。
「和食に詳しい奴なんて知っているのか?」
「リアルブルー出身者なら詳しいかと思われます」
「とは言っても、限度があるだろう。リアルブルー出身者で和食が作れる人間なんて相当限られてくるぞ」
「私たちも和食を知らないのですから、誰もが自分で考える和食を作ってもらえばいいのではないでしょうか」
「……なら、ハンターズオフィスに頼むか」
「もう依頼書は書き始めています」
バロテッリの決断を先回りして、モアは依頼書の執筆に取り掛かっていた。
ハンターズオフィスに和食作りの依頼が入るのは、翌日の朝の事である。
解説
●目標
バロテッリ商会が新たに出すレストランのための、和食メニューを提案、提供してください。
皆さんは手分けして和食を作ってください。一人で作っても、何人かで協力して作っても構いません。
皆さんの精魂込めて提供していただいた一品をバロテッリとモアが食べ、評価します。
食材に関しては、すべてバロテッリ商会が用意します。
●注意点
オープニングでも二人が会話している通り、バロテッリもモアも何が和食なのか、詳しい知識はありません。
ですので、皆さんは厳密な和食ではなく、自分が和食と思うものを作っていただければ結構です。
バロテッリ商会が新たに出すレストランのための、和食メニューを提案、提供してください。
皆さんは手分けして和食を作ってください。一人で作っても、何人かで協力して作っても構いません。
皆さんの精魂込めて提供していただいた一品をバロテッリとモアが食べ、評価します。
食材に関しては、すべてバロテッリ商会が用意します。
●注意点
オープニングでも二人が会話している通り、バロテッリもモアも何が和食なのか、詳しい知識はありません。
ですので、皆さんは厳密な和食ではなく、自分が和食と思うものを作っていただければ結構です。
マスターより
皆さんこんにちは、crです。
和食、厳密には和食と言う日本人の食文化が世界遺産に選ばれましたね。
リアルブルーとクリムゾンウェスト、二つの世界の文化交流はやはり、食文化から。
というわけで皆さん自慢のレシピを教えてください。
和食、厳密には和食と言う日本人の食文化が世界遺産に選ばれましたね。
リアルブルーとクリムゾンウェスト、二つの世界の文化交流はやはり、食文化から。
というわけで皆さん自慢のレシピを教えてください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/09/29 17:48
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/22 22:23:00 |
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相談卓 日下 菜摘(ka0881) 人間(リアルブルー)|24才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2014/09/23 11:16:56 |
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モアさんに質問したいの。 シルフェ・アルタイル(ka0143) 人間(クリムゾンウェスト)|10才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2014/09/20 23:39:04 |