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【初心】南瓜雑魔を追いかけて

マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
参加費
1,000
参加制限
LV1~LV20
参加人数
現在6人 / 4~6人
マテリアルリンク
報酬
多め
相談期間
5日
プレイング締切
2016/10/13 09:00
リプレイ完成予定
2016/10/27 09:00

オープニング


 秋と言えば収穫祭。
 ある村では、今年、ハロウィンの時期とも重ねて祭りを盛大に行う事にしていた。
「……毎年、なんで雑魔に襲われるのじゃろうか」
 長老が集まった村人らを前にそんな言葉を発した。
 村人らは疲れきった顔で頷く。
「お前が憑かれてるからじゃねぇ?」
「いや、偶然……だぜ」
 一人の若い村人の男が震える。
 この男、二年前は倉庫や小屋で、昨年は養殖場で、雑魔に遭遇していた。もはや、村人からのは、なにか憑いているのではないかと言われていた。
「このままだと祭りは中止になるかもしれん」
 村の周囲に『散乱』した雑魔のせいで危険と判断されれば、当然の事だろう。
 今は人的な被害は無いが……。
「まさか、祭りで使うカボチャが雑魔になるなんて」
 男は祭りの準備の為に、魔導冷蔵庫を備えた馬車で大量のカボチャを買いに行ったのだ。
 悲劇は村に帰る途中の事であった。どういう訳か、カボチャが雑魔化したのだ。
 なにも無い所から、雑魔は出現しない。マテリアル汚染による異常により発生するケースもあるのだ。恐らく、魔導冷蔵庫からなにかよろしくないものが漏れていた可能性もある。
「……馬車もダメになったし」
 魔導冷蔵庫の馬車は、雑魔によって壊されている。
 そして、街道や村の周囲に雑魔が『散乱』してしまったのだ。
「おヌシよ、責任持って、最寄りのハンターオフィスまで行ってこい」
「やっぱり、そうなりますよね……」
 男が諦め気味に言った。


 ハンターオフィスで、一組のハンターが依頼書を確認していた。
「雑魔討伐依頼か。ハンターっぽい仕事だな」
 いかにも駆け出しですという雰囲気の青年が言う。
 張り出されていた依頼の数々の中、興味を引いた依頼は――カボチャ雑魔の討伐――だった。
「まぁ、この程度であれば、太郎でも問題ないでしょう。私も同行しますね」
 そう宣言したのは、青年の横に並んでいた少女だった。
 ユグディラをモチーフにした杖を持っているが、どう見ても、胴体の長い猫を抱えているようにしか見えない。
「太郎じゃねぇって言ってるだろ!」
 名前を呼ばれた青年は、大声で否定して返した。
 そして、親指を自身の顔に向けて名乗る。
「俺の名は、キロウ・タズスだって言ってるだろ」
「……自称ですよね。ハンター登録は鈴木太郎じゃないですか」
「その名前で呼ぶ、な」
 何かに耐えるようにグッと堪る青年。
「なんでですか?」
「それは……そう、真の名を発すると、俺に封印されている巨大なる悪の力が、徐々に表出するからだ」
「……はいはい」
 呆れながら少女は依頼書を手に取る。
 この青年の話に付き合っていたら、話が進まないからだ。
「では、依頼を受けますよ」
「お、おう。まぁ、俺に任せておけ!」
 自信満々に言う青年に向かって少女は言った。
「……そんな台詞は全開のチャックを閉じてから言うべきだと思います」
「早く言えよー!」


「集まっていただいたハンターの皆様、よろしくお願いします」
 村人がハンター達に丁寧に頭を下げた。
 変わってハンターオフィスのスタッフが資料を配る。
「では、詳しい話は、私から。皆様には村の周囲に『散乱』した雑魔の討伐が目的となります」
 正面のモニターには村と周辺のイメージが表示された。
 その映像の中に雑魔の姿が確認できる。
「……なんだ、ありゃ」
 そんな事がハンター達の中から聞こえた。
 そう思うのも無理もない。
 雑魔の姿は、カボチャに人の手や足が生えたような姿をしていたのだ。
 二足歩行で草原を走り回っている姿は滑稽というか、気持ち悪い。
「戦闘能力はさほど高くないみたいですが、見ての通り素早い動きで草原に潜伏しています」
 スタッフが解説を始める。
 手元の資料にも同様の事が書いてあった。
「村の周囲は草原や林などが広がっています。この周囲を探索し、雑魔を見つけ出して討伐します」
 単純に戦うだけではなく、効率よく雑魔を見つけ出して倒す必要があるのだろう。
「また、今回の報酬には特別報酬が設定されています」
 雑魔を10体以上討伐している時点で、11体目から1体当たりの追加報酬が決まっているという。
 当然の事ながら、倒せればの話だが……。装備やスキルの回数なども考慮する必要があるだろう。
「それでは、皆様のご武運をお祈りします」

解説

●目的
雑魔の討伐

●内容
村の周囲に『散乱』している雑魔を探し出して討伐する

●地形と探索
村の周囲は【草原】【林】【川原】と広がっています
雑魔は上手に隠れており、発見する為には判定を行います
ステータスの基礎能力値の【直感】に修正難易度1を掛けた値で判定します
なお、探索のプレイング内容によっては、修正難易度を2~3に上げる事が可能です
(判定システムについては、『一般行為判定の流れ』を参照下さい)
http://www.wtrpg10.com/rule/basic/2

●戦闘
探索の判定に成功すると、1体~4体の雑魔が出現します(ランダム)
戦闘に勝利すると、再び探索が可能となります
なお、判定の複雑さを回避する為『発見した雑魔をそのまま放置して探索する』は不可とします

●雑魔(ゾウマ)
敵の総合的な情報は、『トップ>ワールドガイド>ヴォイドとは』を参照して下さい
http://www.wtrpg10.com/worldguide/void/1

今回出現している雑魔は『カボチャに人の手や足が生えたような姿』をしています
走り回ったり、体当たりなど攻撃方法は多彩ですが、能力値的には駆け出しハンターに敵うものではありません
ただし、連戦を重ねると油断はできないです
数は不明です(探索と戦闘に費やすラウンド数により変化します。判定に関わるので明記しません)
討伐数11体目以降、1体当たり1人1000Gとして報酬に加算されます

●その他
プレイングの白紙提出はリプレイでの描写ができません
依頼を受けた時点で【頑張る】と、入力し送信提出して頂ければと思います
(プレイングは出発日時まで何度でも再提出が可能です)

依頼に出向く際のハンターの状態は、プレイングを提出した時間ではなく、プレイング締切時点の情報を元に判定されます
依頼の為に、装備やスキル、キャラクターの設定等を整えたい場合は、プレイング締切よりも前に行うようにしてください

マスターより

●ご挨拶
当シナリオを担当します、AdivMSの赤山優牙と申します。よろしくお願いします。
この依頼は【初心】連動となります。参加する際にはレベル制限がありますので、ご注意下さい。

●攻略のヒント
探索する場所によって、どう具体的に探すかという事が違うと思います。
その当たりを考慮した上で連携を持って臨んでもらいたいと思います。
追加報酬は当依頼に参加した全員に振り分けられます。ご理解のほど、よろしくお願いします。

●NPC
オープニングに出てきた男女のハンターは同行しません(別依頼という扱いです)
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2016/10/21 06:57

参加者一覧

  • 水も滴る
    ルシエラ・リウエルム(ka5165
    エルフ|21才|女性|疾影士

  • フォル(ka6216
    鬼|10才|男性|符術師
  • 静寂の猟撃士
    五百枝春樹(ka6324
    人間(蒼)|18才|男性|猟撃士
  • 婆の拳
    婆(ka6451
    鬼|73才|女性|格闘士

  • スフィル・シラムクルム(ka6453
    人間(紅)|17才|女性|疾影士
  • ましゅまろ!
    マシュマロ・ホイップ(ka6506
    鬼|12才|女性|格闘士
依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/10/09 00:54:53
アイコン 南瓜雑魔退治に向けて
ルシエラ・リウエルム(ka5165
エルフ|21才|女性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2016/10/12 23:15:24