ゲスト
(ka0000)
【猫譚】【刻令】フライングシスティーナ号
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
アム・シェリタ―揺籃館―- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2016/10/26 07:30
- リプレイ完成予定
- 2016/11/09 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
その艦船の話は昨年に遡る。
グラズヘイム王国の騎士ノセヤと港街ガンナ・エントラータのある商会が中心となって、まったく新しい王国独自の船を造る計画が開始された。
建造場所の確保、動力源となる刻令術の技術開発と燃料となる秘宝の探索。
「ようやく、ここまで来ました」
太陽の光を眩しそうに受けながら、ノセヤは胸を張った。
ここの所、艤装の為、船の中に引き籠もりだった。心なしか、細い身体が更に痩せた気がする。
「私も先輩として誇らしいわ」
そう言ったのは、ソルラ・クート(kz0096)だ。ノセヤと同じくグラズヘイム王国の騎士であり、国内に潜伏する歪虚を追跡する小隊『アルテミス』を指揮している。
最近では艦隊を率いて歪虚勢力との海上戦を展開してきた。
そして、ソルラの母親の実家が、船の建造に深く関わっている商会なのである。
「ありがとうございます」
ノセヤは素直に頭を下げた。
騎士ノセヤが中心となって進められた造船は、巨大なプロジェクトである。
動力源に刻令術を用いており、燃料である『聖火の氷』と合わせてつかえば、廃棄物はほぼ産出されないクリーンな動力である。
その特性を活かし、作られたのが、『刻令術式外輪船』フライングシスティーナ号である。
最大の特徴は、最上甲板が平らである、全通甲板と、船尾の巨大な水車。
甲板には刻令術あるいは人力によるエレベーターも設置してあり、馬車をそのまま載せる事もできる。
それ以外にも特段の機能をいくつか揃えている。ユニットの簡易整備や燃料の補給が可能であったり、専属の聖導士が乗船しており救命機能があったり、更には、リアルブルーの技術を応用して戦闘指揮所にはモニター機能を用いていた。
「そして最終艤装になりますが……」
「船内に『転移門』を設置するなんてね」
『転移門』を設置するには、神霊樹の分樹を植える必要があるが、分樹が育つにはマテリアルが無ければならない。
「それは『聖火の氷』の回収が順調だったからです。そうでなければ、船を動かすだけで精一杯ですから」
秘宝を巡る歪虚との一連の騒動は終結している。
ハンター達が頑張った結果とも言えるだろう。
「幸いな事に、ユグディラ絡みで、この港町には人が多く集まっています。儀式には良いタイミングです」
「本当に、ノセヤ君は計算高いよね」
「偶然ですよ。僕だってユグディラの動きまでは読めませんから」
苦笑を浮かべるノセヤ。
「それで、私は何をすればいいのかしら?」
アルテミス小隊はノセヤの要請により前線から戻ってきたのだ。
補給や整備の必要もあったので、ソルラは応じてリゼリオではなく、この港町まで戻ってきた。
「あれ? まだ話を聞いていないのですか?」
「……え?」
目を丸くするソルラ。
「フライングシスティーナは、暫定でアルテミス艦隊への編入が決まってますよ」
「……え……えぇー!?」
「ソルラ先輩、唾飛んでますって」
スっとハンカチを取り出すノセヤ。
一方のソルラは驚きのあまり胸元を抑えていた。
「という事は、私、アルテミス艦隊の司令だから、必然的に指揮を?」
「そうですね。旗艦となると思いますので、乗船です」
その言葉にソルラは思わず一歩後ろに下がる。
「ちょっと待って、そんな大事な事、私、聞いてないけど」
「そうなんですか? まぁ、あれですよ。『きっと、誰か伝えているだろう』というのです」
「だ、大丈夫かしら……」
思わずクラクラしてしまうソルラであった。
●
「これは大きいのぅ」
オキナと呼ばれる老人だ。
こう見えても、かつては凄腕のハンターとして活躍し、『戦慄の機導師』とも言われていた。
ある歪虚の従者――だが、それは表向きの事。
お互い相手を利用している立場に過ぎない。
「長生きはしてみるもんじゃな」
目の前に広がるのは巨大な船。王国が造船した最新鋭艦船だ。
関係者しか渡されていないパンフレットを広げる。
「さて、中がどうなっているのか気になる所じゃのう」
神霊樹の分樹を行う儀式に合わせ、関係者や来賓、ハンター達に船内を公開しようというのだ。
オキナはゆっくりと船に向かって歩きだした。
●
その艦船の話は昨年に遡る。
グラズヘイム王国の騎士ノセヤと港街ガンナ・エントラータのある商会が中心となって、まったく新しい王国独自の船を造る計画が開始された。
建造場所の確保、動力源となる刻令術の技術開発と燃料となる秘宝の探索。
「ようやく、ここまで来ました」
太陽の光を眩しそうに受けながら、ノセヤは胸を張った。
ここの所、艤装の為、船の中に引き籠もりだった。心なしか、細い身体が更に痩せた気がする。
「私も先輩として誇らしいわ」
そう言ったのは、ソルラ・クート(kz0096)だ。ノセヤと同じくグラズヘイム王国の騎士であり、国内に潜伏する歪虚を追跡する小隊『アルテミス』を指揮している。
最近では艦隊を率いて歪虚勢力との海上戦を展開してきた。
そして、ソルラの母親の実家が、船の建造に深く関わっている商会なのである。
「ありがとうございます」
ノセヤは素直に頭を下げた。
騎士ノセヤが中心となって進められた造船は、巨大なプロジェクトである。
動力源に刻令術を用いており、燃料である『聖火の氷』と合わせてつかえば、廃棄物はほぼ産出されないクリーンな動力である。
その特性を活かし、作られたのが、『刻令術式外輪船』フライングシスティーナ号である。
最大の特徴は、最上甲板が平らである、全通甲板と、船尾の巨大な水車。
甲板には刻令術あるいは人力によるエレベーターも設置してあり、馬車をそのまま載せる事もできる。
それ以外にも特段の機能をいくつか揃えている。ユニットの簡易整備や燃料の補給が可能であったり、専属の聖導士が乗船しており救命機能があったり、更には、リアルブルーの技術を応用して戦闘指揮所にはモニター機能を用いていた。
「そして最終艤装になりますが……」
「船内に『転移門』を設置するなんてね」
『転移門』を設置するには、神霊樹の分樹を植える必要があるが、分樹が育つにはマテリアルが無ければならない。
「それは『聖火の氷』の回収が順調だったからです。そうでなければ、船を動かすだけで精一杯ですから」
秘宝を巡る歪虚との一連の騒動は終結している。
ハンター達が頑張った結果とも言えるだろう。
「幸いな事に、ユグディラ絡みで、この港町には人が多く集まっています。儀式には良いタイミングです」
「本当に、ノセヤ君は計算高いよね」
「偶然ですよ。僕だってユグディラの動きまでは読めませんから」
苦笑を浮かべるノセヤ。
「それで、私は何をすればいいのかしら?」
アルテミス小隊はノセヤの要請により前線から戻ってきたのだ。
補給や整備の必要もあったので、ソルラは応じてリゼリオではなく、この港町まで戻ってきた。
「あれ? まだ話を聞いていないのですか?」
「……え?」
目を丸くするソルラ。
「フライングシスティーナは、暫定でアルテミス艦隊への編入が決まってますよ」
「……え……えぇー!?」
「ソルラ先輩、唾飛んでますって」
スっとハンカチを取り出すノセヤ。
一方のソルラは驚きのあまり胸元を抑えていた。
「という事は、私、アルテミス艦隊の司令だから、必然的に指揮を?」
「そうですね。旗艦となると思いますので、乗船です」
その言葉にソルラは思わず一歩後ろに下がる。
「ちょっと待って、そんな大事な事、私、聞いてないけど」
「そうなんですか? まぁ、あれですよ。『きっと、誰か伝えているだろう』というのです」
「だ、大丈夫かしら……」
思わずクラクラしてしまうソルラであった。
●
「これは大きいのぅ」
オキナと呼ばれる老人だ。
こう見えても、かつては凄腕のハンターとして活躍し、『戦慄の機導師』とも言われていた。
ある歪虚の従者――だが、それは表向きの事。
お互い相手を利用している立場に過ぎない。
「長生きはしてみるもんじゃな」
目の前に広がるのは巨大な船。王国が造船した最新鋭艦船だ。
関係者しか渡されていないパンフレットを広げる。
「さて、中がどうなっているのか気になる所じゃのう」
神霊樹の分樹を行う儀式に合わせ、関係者や来賓、ハンター達に船内を公開しようというのだ。
オキナはゆっくりと船に向かって歩きだした。
解説
●目的
船内で自由に過ごす
●内容
『刻令術式外輪船』フライングシスティーナ号の船内で過ごす
●依頼
表向きはハンターオフィスからの依頼で船内の見学となります
その為、ハンター達の行動は取材パルム的な何かが監視しており、報告官はそれを元に報告書を作ります
●『刻令術式外輪船』フライングシスティーナ号
大型帆船数隻分の長さがある巨大な船です
最大の特徴は全通甲板であり、甲板を全力疾走して遊べます
ハンター達は儀式の邪魔になったり、特定エリアに入らない限りは自由に行動する事を認められています
(設置される『転移門』や機関室などの機密性が高い所への出入りは禁止です)
(大砲や銃などの固定武装はありません)
以下、船内で行けそうな目安です
・最上甲板(真っ平ら。祭りを兼ねて出店も出ている)
・戦闘指揮所(モニターがずらりと並んだ指揮所。船内)
・娯楽室(さまざまな娯楽が設置してある。船内)
・レストラン、バーカウンター(王国の腕利きシェフが料理を提供します。船内。酒可)
・入浴施設(水着着用で混浴)
・展望室(船首・外に出られるバルコニー有)
・体育館(覚醒者の運動や訓練などにも耐えられます)
・その他(あるかどうかは【質問卓】での確認をお願いします)
●NPC
ソルラ・クート(kz0096)
アルテミス艦隊の司令。船内を回っている。キャラクターの詳細はNPC欄を参照の事
エロディラ(ユグディラ)
アルテミス艦隊に居座っているユグディラ。女性の下着を盗む癖がある
『軍師騎士』ノセヤ
グラズヘイム王国の騎士。船内を回っている
オキナ
凄腕の元ハンター。船内を散歩中
●描写について
プレイングでの指定などが無い限り、基本的には1シーンずつ区切って描写します
同行者がいる場合は、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性を明記されていると大変助かります
例:【同行者】ヘクス・シャルシェレット(kz0015)【関係性】恋人未満
船内で自由に過ごす
●内容
『刻令術式外輪船』フライングシスティーナ号の船内で過ごす
●依頼
表向きはハンターオフィスからの依頼で船内の見学となります
その為、ハンター達の行動は取材パルム的な何かが監視しており、報告官はそれを元に報告書を作ります
●『刻令術式外輪船』フライングシスティーナ号
大型帆船数隻分の長さがある巨大な船です
最大の特徴は全通甲板であり、甲板を全力疾走して遊べます
ハンター達は儀式の邪魔になったり、特定エリアに入らない限りは自由に行動する事を認められています
(設置される『転移門』や機関室などの機密性が高い所への出入りは禁止です)
(大砲や銃などの固定武装はありません)
以下、船内で行けそうな目安です
・最上甲板(真っ平ら。祭りを兼ねて出店も出ている)
・戦闘指揮所(モニターがずらりと並んだ指揮所。船内)
・娯楽室(さまざまな娯楽が設置してある。船内)
・レストラン、バーカウンター(王国の腕利きシェフが料理を提供します。船内。酒可)
・入浴施設(水着着用で混浴)
・展望室(船首・外に出られるバルコニー有)
・体育館(覚醒者の運動や訓練などにも耐えられます)
・その他(あるかどうかは【質問卓】での確認をお願いします)
●NPC
ソルラ・クート(kz0096)
アルテミス艦隊の司令。船内を回っている。キャラクターの詳細はNPC欄を参照の事
エロディラ(ユグディラ)
アルテミス艦隊に居座っているユグディラ。女性の下着を盗む癖がある
『軍師騎士』ノセヤ
グラズヘイム王国の騎士。船内を回っている
オキナ
凄腕の元ハンター。船内を散歩中
●描写について
プレイングでの指定などが無い限り、基本的には1シーンずつ区切って描写します
同行者がいる場合は、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性を明記されていると大変助かります
例:【同行者】ヘクス・シャルシェレット(kz0015)【関係性】恋人未満
マスターより
●挨拶
皆様、いかがお過ごしですか? AdivMSの赤山です。船は動いていないのでクルーズにはなりません。
20日公開予定だったのですが、諸事情により本日19日公開となっております。
●攻略のヒント
プレイングにあれもこれもと書いて頂いても、当リプレイの描写は1シーンが多くなる関係で勿体無い事になります。
なにか行動は絞って書かれた方が良いと思います。
皆様、いかがお過ごしですか? AdivMSの赤山です。船は動いていないのでクルーズにはなりません。
20日公開予定だったのですが、諸事情により本日19日公開となっております。
●攻略のヒント
プレイングにあれもこれもと書いて頂いても、当リプレイの描写は1シーンが多くなる関係で勿体無い事になります。
なにか行動は絞って書かれた方が良いと思います。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/10/28 02:40
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/10/24 23:39:59 |
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相談卓~王女さま飛び立つ!? Uisca=S=Amhran(ka0754) エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/10/24 21:21:18 |