ゲスト
(ka0000)
【HW】焔ちゃんと焼き芋
マスター:とりる

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/10/31 07:30
- リプレイ完成予定
- 2016/11/14 07:30
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
辺境某所。焔の隠れ里――。
里周囲の木々の葉も色付き、ここも実りの秋を迎えていた。
「焔様、今年は大豊作ですよ!」
牙城・焔(kz0191)の部下である白川・桜が軍手をした手でサツマイモを掘り起し、蔓ごと掲げてみせる。
「美味しそうなお芋です。焼けばきっと甘くてホクホクですよ」
「これならハンターにも喜んでもらえそうですね」
他の二人の部下、菊池・緑と球磨・遥も満面の笑みである。
「うむうむ。しっかりと生育しているようだな。パーティーに十分な量が収穫できそうだ」
同じく笑顔で頷く焔。現在四人は里のサツマイモ畑で収穫作業中であった。
畑の周りでは今年生まれたベビー火蜥蜴(赤ちゃん)達が楽しそうに駆け回っている。
「さて三人とも、他の準備もあるゆえ、手早く収穫を終えてしまうぞ」
焔の言葉に桜・緑・遥は「了解です!」と声を上げた。
***
収穫作業を終えた焔達。今度は落ち葉集めと芋洗いである。
緑と遥が竹箒でせっせと落ち葉集め。焔と桜は収穫した芋を水場で綺麗に荒い、水に浸けた後にアルミホイルに包む作業を行う。
地味な作業だが焔は苦では無かった。むしろ楽しい。それはハンター達の喜ぶ顔を想像しているからこそ。
「焔様、落ち葉が集め終りました」
「とりあえずこのくらいあれば良いでしょう」
緑と遥が戻って来た。二人の後ろには山盛りの落ち葉や枯れ木。
「うむ、ご苦労。こちらももうすぐ終わる。少し休憩していてよいぞ」
二人は「はい、ありがとうございます」と言って家屋の縁側に腰掛けた。
「焔様、楽しそうですね」ふと桜が口を開いた。
「うむ。我らが丹精込めて育てた芋をハンター達に振る舞うのだからな。……喜んでくれればよいな」
ぼそりと言った焔に対し桜は「きっと喜んでくれますよ」と言ってにこりと笑った。
***
しばらくして、芋の準備完了。薪や落ち葉の準備完了。レンガや石で火床も設置完了。あとは火種だけ。
「焔様、そーっと、そーっとですよ」
「わ、わかっている。ゆくぞ……!」
桜の言葉に若干ビビりながらも焔は慎重に指先から炎を出し、まずは火床に置いた薪に無事着火。
「お見事です、焔様!」
「うむ!」
それから落ち葉を適量ずつかけて火を大きくしてゆく。
…………またしばらくして熾火(火勢が盛んで赤く熱した炭火。おこし火)が完成。
「ここに芋を投入すれば良いのだな」
「そうですね。一応トングを使いましょうか」
四人は熾火にアルミホイルに包まれた芋を次々と投入し、それから落ち葉で蓋をする。
「あとは待つだけか……」
「そうです。ひたすらに待つだけです」
…………。
「まだか?」
「まだです」
「そうか」
…………。
「まだか?」
「まだです」
「そうか……」
…………。
「まだか?」
「まだです」
「火力が足りないのではないか?」
「えっ」
「火を足してやろう」
「ちょっ、まっ」
部下三名が制止する間もなく、待ち切れなくなった焔は手から業火を放射。
――当然ながら芋は熾火ごと瞬時に消し炭と化した……。
「…………」
それを目にした焔は正気に戻ったらしく、茫然とした表情になる。
「あ、あの……焔様……?」
桜が恐る恐る焔の様子を窺うと……
「……ぐすっ」
その目に光るのは涙。
「焔様っ!?」
「我は……我はなんということを……ぐすっ。ハンター達をもてなすための大事な焼き芋を消し炭にするなどと……なんということを……ぐすっ」
自分がしてしまったことを後悔し、涙を流し続ける焔に部下達は大慌て。
「大丈夫ですよ! 焔様! お芋はまだあります!」
「落ち葉や薪もまた集めれば良いですし!」
「今からやり直せばハンター達が来るまでに間に合いますよ!」
「ぐすっ……お前達……」
三人の部下に宥められ、焔はやっと落ち着いた。桜から渡されたハンカチで涙を拭く。
「我が焦ったばかりに、台無しにしてしまって悪かった。今から急いで準備し直そうと思う。手伝ってくれるか?」
部下三人は「勿論です!」と声を上げ、その答えを聞いた焔に笑顔が戻ったのだった。
辺境某所。焔の隠れ里――。
里周囲の木々の葉も色付き、ここも実りの秋を迎えていた。
「焔様、今年は大豊作ですよ!」
牙城・焔(kz0191)の部下である白川・桜が軍手をした手でサツマイモを掘り起し、蔓ごと掲げてみせる。
「美味しそうなお芋です。焼けばきっと甘くてホクホクですよ」
「これならハンターにも喜んでもらえそうですね」
他の二人の部下、菊池・緑と球磨・遥も満面の笑みである。
「うむうむ。しっかりと生育しているようだな。パーティーに十分な量が収穫できそうだ」
同じく笑顔で頷く焔。現在四人は里のサツマイモ畑で収穫作業中であった。
畑の周りでは今年生まれたベビー火蜥蜴(赤ちゃん)達が楽しそうに駆け回っている。
「さて三人とも、他の準備もあるゆえ、手早く収穫を終えてしまうぞ」
焔の言葉に桜・緑・遥は「了解です!」と声を上げた。
***
収穫作業を終えた焔達。今度は落ち葉集めと芋洗いである。
緑と遥が竹箒でせっせと落ち葉集め。焔と桜は収穫した芋を水場で綺麗に荒い、水に浸けた後にアルミホイルに包む作業を行う。
地味な作業だが焔は苦では無かった。むしろ楽しい。それはハンター達の喜ぶ顔を想像しているからこそ。
「焔様、落ち葉が集め終りました」
「とりあえずこのくらいあれば良いでしょう」
緑と遥が戻って来た。二人の後ろには山盛りの落ち葉や枯れ木。
「うむ、ご苦労。こちらももうすぐ終わる。少し休憩していてよいぞ」
二人は「はい、ありがとうございます」と言って家屋の縁側に腰掛けた。
「焔様、楽しそうですね」ふと桜が口を開いた。
「うむ。我らが丹精込めて育てた芋をハンター達に振る舞うのだからな。……喜んでくれればよいな」
ぼそりと言った焔に対し桜は「きっと喜んでくれますよ」と言ってにこりと笑った。
***
しばらくして、芋の準備完了。薪や落ち葉の準備完了。レンガや石で火床も設置完了。あとは火種だけ。
「焔様、そーっと、そーっとですよ」
「わ、わかっている。ゆくぞ……!」
桜の言葉に若干ビビりながらも焔は慎重に指先から炎を出し、まずは火床に置いた薪に無事着火。
「お見事です、焔様!」
「うむ!」
それから落ち葉を適量ずつかけて火を大きくしてゆく。
…………またしばらくして熾火(火勢が盛んで赤く熱した炭火。おこし火)が完成。
「ここに芋を投入すれば良いのだな」
「そうですね。一応トングを使いましょうか」
四人は熾火にアルミホイルに包まれた芋を次々と投入し、それから落ち葉で蓋をする。
「あとは待つだけか……」
「そうです。ひたすらに待つだけです」
…………。
「まだか?」
「まだです」
「そうか」
…………。
「まだか?」
「まだです」
「そうか……」
…………。
「まだか?」
「まだです」
「火力が足りないのではないか?」
「えっ」
「火を足してやろう」
「ちょっ、まっ」
部下三名が制止する間もなく、待ち切れなくなった焔は手から業火を放射。
――当然ながら芋は熾火ごと瞬時に消し炭と化した……。
「…………」
それを目にした焔は正気に戻ったらしく、茫然とした表情になる。
「あ、あの……焔様……?」
桜が恐る恐る焔の様子を窺うと……
「……ぐすっ」
その目に光るのは涙。
「焔様っ!?」
「我は……我はなんということを……ぐすっ。ハンター達をもてなすための大事な焼き芋を消し炭にするなどと……なんということを……ぐすっ」
自分がしてしまったことを後悔し、涙を流し続ける焔に部下達は大慌て。
「大丈夫ですよ! 焔様! お芋はまだあります!」
「落ち葉や薪もまた集めれば良いですし!」
「今からやり直せばハンター達が来るまでに間に合いますよ!」
「ぐすっ……お前達……」
三人の部下に宥められ、焔はやっと落ち着いた。桜から渡されたハンカチで涙を拭く。
「我が焦ったばかりに、台無しにしてしまって悪かった。今から急いで準備し直そうと思う。手伝ってくれるか?」
部下三人は「勿論です!」と声を上げ、その答えを聞いた焔に笑顔が戻ったのだった。
解説
【初めに】
注意! このシナリオは『夢落ちシナリオ』です。
ゆえにFNBの世界に登場する実際のNPCとは異なりますのでお間違えの無い様にお願いします。
夢の中のお話なので歪虚と人間が敵対していない優しい世界になります。
【依頼概要】
ハンター達は牙城・焔(kz0191)達が住む里の焼き芋パーティーに招待されました。
焼き芋や雑談などを楽しんでくださいませ。
飲み物は冷たい牛乳と温かいコーヒーが用意されています。
(プレイングにて)お菓子や飲み物の持ち込みも可能です。
【里の仲間達】
●牙城・焔(kz0191)
里の長。口調は少し偉そうだが仲間想いで優しい性格。
実物よりちょっぴり子どもっぽい。
●白川・桜
焔の部下筆頭。
失敗してべそをかく焔のフォローに回ることが多いしっかり者のお姉さん。
●菊池・緑
焔の部下その二。
焔のことを優しく見守り、時には包み込むふんわりなお姉さん。
●球磨・遥
焔の部下その三。
里の力仕事を一手に引き受ける肉体派のお姉さん。
焔を初めとして、里の皆から頼りにされている。
●ベビー火蜥蜴×たくさん
今年生まれたばかりの火蜥蜴の赤ちゃん。
身体から火を出していないので触っても大丈夫。
抱っこすると温かいです。
=====
何か質問があれば質問卓を立てた上で焔まで。
注意! このシナリオは『夢落ちシナリオ』です。
ゆえにFNBの世界に登場する実際のNPCとは異なりますのでお間違えの無い様にお願いします。
夢の中のお話なので歪虚と人間が敵対していない優しい世界になります。
【依頼概要】
ハンター達は牙城・焔(kz0191)達が住む里の焼き芋パーティーに招待されました。
焼き芋や雑談などを楽しんでくださいませ。
飲み物は冷たい牛乳と温かいコーヒーが用意されています。
(プレイングにて)お菓子や飲み物の持ち込みも可能です。
【里の仲間達】
●牙城・焔(kz0191)
里の長。口調は少し偉そうだが仲間想いで優しい性格。
実物よりちょっぴり子どもっぽい。
●白川・桜
焔の部下筆頭。
失敗してべそをかく焔のフォローに回ることが多いしっかり者のお姉さん。
●菊池・緑
焔の部下その二。
焔のことを優しく見守り、時には包み込むふんわりなお姉さん。
●球磨・遥
焔の部下その三。
里の力仕事を一手に引き受ける肉体派のお姉さん。
焔を初めとして、里の皆から頼りにされている。
●ベビー火蜥蜴×たくさん
今年生まれたばかりの火蜥蜴の赤ちゃん。
身体から火を出していないので触っても大丈夫。
抱っこすると温かいです。
=====
何か質問があれば質問卓を立てた上で焔まで。
マスターより
ハロウィン夢シナリオです。
普段は命のやり取りをしている歪虚、焔達と和やかに焼き芋パーティーはいかがでしょうか。
優しい夢の世界なので焔達はハンターを超☆歓迎します。
注意事項ですがこのシナリオで焔達から色々訊き出したとしても本編には全く影響しませんのでご了承ください。
それでは、ご参加をお待ちしております。
普段は命のやり取りをしている歪虚、焔達と和やかに焼き芋パーティーはいかがでしょうか。
優しい夢の世界なので焔達はハンターを超☆歓迎します。
注意事項ですがこのシナリオで焔達から色々訊き出したとしても本編には全く影響しませんのでご了承ください。
それでは、ご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/11/18 14:32
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/10/27 23:03:35 |
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焼き芋おいしいな(相談卓) 鉄 剣(ka6402) 人間(リアルブルー)|21才|男性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2016/10/26 17:35:49 |
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![]() |
焔ちゃんに御質問(質問卓) 鉄 剣(ka6402) 人間(リアルブルー)|21才|男性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2016/10/26 22:24:53 |