ゲスト
(ka0000)
【郷祭】ミュージッククリップ
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/11/01 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/11/15 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
ここは同盟領、農耕推進地ジェオルジまで続く道中の宿場町。
「やぁ~れやれ。ようやく酒にありつける」
「ディレクター、ここの酒場は撮っとかなくていいんですか?」
「どうせ撮るなら移民先の酒場でいいよ」
ドヤドヤと酒場にリアルブルー人と思しき集団がやって来た。
「あ……おい、しぃっ!」
先頭の一人が店内の様子に気付き後続を黙らせた。
「おい、何だ……」
「騒がせてすまない」
後続で不満を漏らす者もいたがすぐに黙った。
「あら、いいのよ。黙らせる技量がないならそれだけ。誰かが諭すこともないのなら、やっぱりそれだけ」
入口近くの席に座っていた化粧の濃い女性が不敵に微笑む。
店内には郷愁を誘う物悲しげな曲が流れていた。
旋律は緩やかに。
響きは優しく。
「名のあるバンドかい?」
「名前で満足してもらってないの。演奏で満足してもらってるバンドよ」
聞かれた女性、変わらず不敵。
やがて、最後の余韻を残し終演。大きな――いや、もう一曲ねだるようなリズムのある拍手が店内を満たした。
これにカウンターの店員が指を一つ立て、化粧の濃い女性にウインクした。
女性、艷やかな笑みを浮かべ指を鳴らした。実際の音は拍手に飲まれているが、勝ち誇ったように伸ばした腕が雄弁に思いを伝えている。
それを見たバンドリーダーが仲間と頷きあう。店内から喜びの拍手が一瞬響くとすぐにピタリとやんだ。
そして、今度は弾むようなメロディーが流れ始める――。
「私はシェイク。プロモーターよ。演奏していた楽団「シェイクス」と一緒に郷祭に向かってるところ」
んふ、と頬杖を付くオカマ興行師のシェイクが満足そうに言う。先ほどの化粧の濃い女性だ。
「俺たちはサルバトーレ・ロッソの撮影班だ。アンタと同じで郷祭に向かっている」
先の一団の一人が撮影カメラを構える格好をして返す。
「ああ、映画だかテレビだかいうのがあるんだっけ?」
シェイクスの演奏はすでに好評の内に幕を閉じ、酒場の客はまた好き好きに飲んでいる。
楽しそうで和やかな雰囲気の中、ディレクターは深いため息をつく。
「そんな高尚なもんじゃないよ。報告映像の撮影に来たのさ」
「報告映像?」
「そ。昨年、ロッソの民間人をこの地に降ろして同盟と協力して定住促進したんだが、その後の彼らの生活や定住した土地の様子をレポートしなくちゃならんのさ」
サルバトーレ・ロッソが歪虚との激しい戦闘に参戦し、その前に艦内の民間人を移民させたのはちょうど一年前の郷祭のころだった。新たな村を起こした例もあれば、移民を機に新たな村づくりをしたケースもある。
「そ、そ。俺たちゃ悲しい映像班。楽しい祭りも寂しく仕事、ってね」
「もちろん、映画だかテレビだかみたいな仕事もしたいんだがねぇ」
撮影スタッフたちは自嘲気味に酒をちびりとすする。愚痴ってはいるが腐り切ってはいない。楽しくはないが仕事に対してはプライドがある、といった雰囲気だけはまとい続けている。
ただ、シェイクはそんな人生を良しとしない。このあたり、プロモーターである。
「あら、それじゃその報告映像、楽しいものにしちゃえばいいじゃない」
「そうはいかねぇよ」
「楽しい祭りを映すのに?」
「祭りはあくまで移民者たちの様子や土地の雰囲気を伝えるために撮るだけさ」
「じゃ、祭りそのものも別に一本撮っちゃえばいいじゃない。生きのいい、元気な子たちを紹介してあげるわよ?」
シェイクの言葉にピンと来た者もいる。
「なるほど。ミュージッククリップか……」
「おまけのお遊びなら撮ってもいいかな」
「こっちの音楽をロッソに伝える、ってのも面白いな」
「民生部分が激減して艦内の楽しみも少なくなってきてるし……ちょうどいい!」
野心に瞳を輝かす者、意気に感じて酒を飲み干す者、楽しい悪戯ができるとあってうきうきする者、そして使命に感じ立ち上がる者。
「よし、やろう!」
こうしてロッソ撮影班の内の一組が、郷祭を背景に歌い祭りの準備をしたり日々の生活を送る様子を伝えるミュージッククリップの製作に乗り出すのだった。
そんなわけで、シェイクのプロモートするフラ・キャンディ(kz0121)と一緒に出演し歌って踊りつつ郷祭準備期間の雰囲気を伝える映像作品に出演してくれる人、求ム。
ここは同盟領、農耕推進地ジェオルジまで続く道中の宿場町。
「やぁ~れやれ。ようやく酒にありつける」
「ディレクター、ここの酒場は撮っとかなくていいんですか?」
「どうせ撮るなら移民先の酒場でいいよ」
ドヤドヤと酒場にリアルブルー人と思しき集団がやって来た。
「あ……おい、しぃっ!」
先頭の一人が店内の様子に気付き後続を黙らせた。
「おい、何だ……」
「騒がせてすまない」
後続で不満を漏らす者もいたがすぐに黙った。
「あら、いいのよ。黙らせる技量がないならそれだけ。誰かが諭すこともないのなら、やっぱりそれだけ」
入口近くの席に座っていた化粧の濃い女性が不敵に微笑む。
店内には郷愁を誘う物悲しげな曲が流れていた。
旋律は緩やかに。
響きは優しく。
「名のあるバンドかい?」
「名前で満足してもらってないの。演奏で満足してもらってるバンドよ」
聞かれた女性、変わらず不敵。
やがて、最後の余韻を残し終演。大きな――いや、もう一曲ねだるようなリズムのある拍手が店内を満たした。
これにカウンターの店員が指を一つ立て、化粧の濃い女性にウインクした。
女性、艷やかな笑みを浮かべ指を鳴らした。実際の音は拍手に飲まれているが、勝ち誇ったように伸ばした腕が雄弁に思いを伝えている。
それを見たバンドリーダーが仲間と頷きあう。店内から喜びの拍手が一瞬響くとすぐにピタリとやんだ。
そして、今度は弾むようなメロディーが流れ始める――。
「私はシェイク。プロモーターよ。演奏していた楽団「シェイクス」と一緒に郷祭に向かってるところ」
んふ、と頬杖を付くオカマ興行師のシェイクが満足そうに言う。先ほどの化粧の濃い女性だ。
「俺たちはサルバトーレ・ロッソの撮影班だ。アンタと同じで郷祭に向かっている」
先の一団の一人が撮影カメラを構える格好をして返す。
「ああ、映画だかテレビだかいうのがあるんだっけ?」
シェイクスの演奏はすでに好評の内に幕を閉じ、酒場の客はまた好き好きに飲んでいる。
楽しそうで和やかな雰囲気の中、ディレクターは深いため息をつく。
「そんな高尚なもんじゃないよ。報告映像の撮影に来たのさ」
「報告映像?」
「そ。昨年、ロッソの民間人をこの地に降ろして同盟と協力して定住促進したんだが、その後の彼らの生活や定住した土地の様子をレポートしなくちゃならんのさ」
サルバトーレ・ロッソが歪虚との激しい戦闘に参戦し、その前に艦内の民間人を移民させたのはちょうど一年前の郷祭のころだった。新たな村を起こした例もあれば、移民を機に新たな村づくりをしたケースもある。
「そ、そ。俺たちゃ悲しい映像班。楽しい祭りも寂しく仕事、ってね」
「もちろん、映画だかテレビだかみたいな仕事もしたいんだがねぇ」
撮影スタッフたちは自嘲気味に酒をちびりとすする。愚痴ってはいるが腐り切ってはいない。楽しくはないが仕事に対してはプライドがある、といった雰囲気だけはまとい続けている。
ただ、シェイクはそんな人生を良しとしない。このあたり、プロモーターである。
「あら、それじゃその報告映像、楽しいものにしちゃえばいいじゃない」
「そうはいかねぇよ」
「楽しい祭りを映すのに?」
「祭りはあくまで移民者たちの様子や土地の雰囲気を伝えるために撮るだけさ」
「じゃ、祭りそのものも別に一本撮っちゃえばいいじゃない。生きのいい、元気な子たちを紹介してあげるわよ?」
シェイクの言葉にピンと来た者もいる。
「なるほど。ミュージッククリップか……」
「おまけのお遊びなら撮ってもいいかな」
「こっちの音楽をロッソに伝える、ってのも面白いな」
「民生部分が激減して艦内の楽しみも少なくなってきてるし……ちょうどいい!」
野心に瞳を輝かす者、意気に感じて酒を飲み干す者、楽しい悪戯ができるとあってうきうきする者、そして使命に感じ立ち上がる者。
「よし、やろう!」
こうしてロッソ撮影班の内の一組が、郷祭を背景に歌い祭りの準備をしたり日々の生活を送る様子を伝えるミュージッククリップの製作に乗り出すのだった。
そんなわけで、シェイクのプロモートするフラ・キャンディ(kz0121)と一緒に出演し歌って踊りつつ郷祭準備期間の雰囲気を伝える映像作品に出演してくれる人、求ム。
解説
農耕推進地ジェオルジの郷祭会場で、土地の雰囲気を伝えるミュージッククリップに出演してください。
郷祭は現在、村長会議期間中で本格的な盛り上がりは見せていません。
ただ、舞台の準備をしたり特産品を運んだり、花を飾ったりと住民は生き生きとしています。
一部には先行して屋台が立っています。買い食いもできるでしょう。
演奏会も先行してやっています。
また、豊かで広大な自然も絵になります。素朴な酪農の様子も撮ることができるでしょう。
街並みの裏路地も、いつもと違う様子かもしれませんね。
人と物が一斉に集まる様は圧巻です。
映像で伝えるべきものをパッチワークのようにつなげる映像作品になりそうです。
フラ・キャンディは笛も打楽器もハープも行けます。元気に踊ることも可能です。
参加者で入れ替わり歌って踊って演奏して楽しさを、生命の喜びを見る人に伝えましょう。
歌は一曲起こしてもいいのではないでしょうか。とはいえ、正確に歌詞を作成するわけではないです。
タイトルがあって、歌い出しがあって、サビの歌詞があって、とかそんな適当な感じです。
もちろん、フラと仲間たちの歌「リラ・ゼーレ」を歌っても大丈夫です。
舞台は、準備中のものを借りることはできますし、祭り会場や町周辺すべてを使うことができます。
リアル・ブルーの機材もある程度であれば使えそうです。大きなものは無理ですが。
郷祭は現在、村長会議期間中で本格的な盛り上がりは見せていません。
ただ、舞台の準備をしたり特産品を運んだり、花を飾ったりと住民は生き生きとしています。
一部には先行して屋台が立っています。買い食いもできるでしょう。
演奏会も先行してやっています。
また、豊かで広大な自然も絵になります。素朴な酪農の様子も撮ることができるでしょう。
街並みの裏路地も、いつもと違う様子かもしれませんね。
人と物が一斉に集まる様は圧巻です。
映像で伝えるべきものをパッチワークのようにつなげる映像作品になりそうです。
フラ・キャンディは笛も打楽器もハープも行けます。元気に踊ることも可能です。
参加者で入れ替わり歌って踊って演奏して楽しさを、生命の喜びを見る人に伝えましょう。
歌は一曲起こしてもいいのではないでしょうか。とはいえ、正確に歌詞を作成するわけではないです。
タイトルがあって、歌い出しがあって、サビの歌詞があって、とかそんな適当な感じです。
もちろん、フラと仲間たちの歌「リラ・ゼーレ」を歌っても大丈夫です。
舞台は、準備中のものを借りることはできますし、祭り会場や町周辺すべてを使うことができます。
リアル・ブルーの機材もある程度であれば使えそうです。大きなものは無理ですが。
マスターより
ふらっと、深夜です。
【郷祭】連動の深夜個人の二本目です。今度はフラちゃんですね。
久しぶりにフラちゃん、踊って歌って元気よくやりたいようです。OPにまったく出て来てないですが。
移民事業とその映像報告は地味な仕事ですがとても重要です。こちらは合間でしっかりとするようです。
でもそれはそれとして、やっぱりお仕事は楽しくなくちゃね。
では、よろしくお願いします。
【郷祭】連動の深夜個人の二本目です。今度はフラちゃんですね。
久しぶりにフラちゃん、踊って歌って元気よくやりたいようです。OPにまったく出て来てないですが。
移民事業とその映像報告は地味な仕事ですがとても重要です。こちらは合間でしっかりとするようです。
でもそれはそれとして、やっぱりお仕事は楽しくなくちゃね。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/11/15 00:15
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談なのですよぉー 弓月・小太(ka4679) 人間(クリムゾンウェスト)|10才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/11/01 00:20:37 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/11/01 00:11:16 |