ゲスト
(ka0000)
大江家の鬼の子、かぼちゃパニック
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/11/08 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/11/17 09:00
オープニング
●おつかい
「分かったよ! あっ、わかりました! あの畑に行って残っているかぼちゃを採って帰ってくればいいんだね……いいんですね」
テユカは元気よく言う。
「はい、そうです。畑の位置は知っていますね?」
大江家の家令は心配しつつも顔に出さず、テユカの頭に帽子を載せつつ淡々としゃべる。テユカの角は毛糸の帽子で隠れた。
「うん。何度も行ったもの……です」
テユカは大江家にやってきて半年と少し。鬼の里にいるより外を知るきっかけに良いと他の鬼と一緒に雇われたのがテユカ。あとは大人なため仕事しかしていないが、テユカはまだ子供なため、学問好きの大江家がきちんと勉強を教える方針だった。
おかげでテユカもみっちりと勉強させられているが、遊びたいし、家の仕事の手伝いにとあれこれ忙しい日々。嫌いな勉強だが、一緒に来た大人たちに「読み書き重要」と言われ、しぶしぶ勉強に励む。
勉強きらいとはいえ、大江家で過ごす日々は楽しい。
「では、気を付けて行ってくるんですよ」
「はーい」
見送る家令は内心を表情に出した。
「紅葉様や若葉様の時のように誰かつけさせるのも過保護すぎますね……時代が変わりましたし」
紅葉や今は亡き大江家次女若葉がテユカくらいのころは、妖怪との戦いが続くときだった。町の様子も変わる。
「……テユカが行く場所も我々も何度も行っていますしねぇ……帽子もかぶっていれば鬼だって分からないでしょうし。……おや、芝太郎と芝次郎がついていっている? 見回りですか?」
紅葉があちこちで拾ってきたペットが家を抜け出してテユカについていっている。
●畑
大江家の隠れ畑にテユカは到着した。
竹藪の向こうに耕作できそうな土地を紅葉が見つけたのが始まりだった。隠れ畑と言っているが、すでに通り道ができているため出入りがあるのは知られている。
「あれ、シバたちとトラさんたち」
テユカはついてくる影に気づいた。
柴犬の芝太郎と芝次郎、少し離れたところに虎猫の寅吉、寅美、一虎、虎左衛門、虎子、寅江がいる。
「みんなはお散歩?」
「わん」
テユカは芝次郎を撫でる。
「さあ、あたしはお仕事だよ!」
夏の間、雑草むしりに来たことはある。かぼちゃもすでに収穫も済み、隅っこにいくつか転がっているだけだ。
テユカは背負い籠を置いて、作業を開始する。
「かぼちゃ、美味しいといいなぁ。紅葉様がかぼちゃ料理一覧を作っていたっけ」
楽しみだなぁとかぼちゃを籠に入れる。半分くらい作業をして違和感を覚えた。
「トラさんたち、どうしたの?」
かぼちゃに向かって威嚇をしているのだ。か細い子猫の鳴き声も聞こえる。
「ね、あれ? シバたちも?」
柴犬たちは別の方を見て威嚇をしている。
「……え? え?」
テユカはひとまず籠を背負う。
ゆらりとかぼちゃが浮かんだのはこの直後だ。
「ええええっ! 妖怪、妖怪だよぉおおおお。トラさんたち逃げないと!」
1匹捕まえてとりあえず籠に放り込む。怒りより悲鳴のような鳴き声に変わる。
その先に子猫が2匹おり、助けを求めているように見える。
「わわわっ」
柴犬の方には得体の知れない生き物が現れる。虎や狐のような生き物であり、蛇のような胴体の形をした物。
「わわああああっ、大変だよ、大変だよ! どうしよー。誰か、人を呼んできて!」
この子たちを置いて逃げてはいけないとテユカは思う。しかし、猫や犬が呼びに行ってもわかる者だろうか。
「わあああああああ、どうしようぉぉ」
テユカの悲鳴が街道まで飛んでいった。
さて、通りすがりのハンターの耳には届いたのだろうか?
「分かったよ! あっ、わかりました! あの畑に行って残っているかぼちゃを採って帰ってくればいいんだね……いいんですね」
テユカは元気よく言う。
「はい、そうです。畑の位置は知っていますね?」
大江家の家令は心配しつつも顔に出さず、テユカの頭に帽子を載せつつ淡々としゃべる。テユカの角は毛糸の帽子で隠れた。
「うん。何度も行ったもの……です」
テユカは大江家にやってきて半年と少し。鬼の里にいるより外を知るきっかけに良いと他の鬼と一緒に雇われたのがテユカ。あとは大人なため仕事しかしていないが、テユカはまだ子供なため、学問好きの大江家がきちんと勉強を教える方針だった。
おかげでテユカもみっちりと勉強させられているが、遊びたいし、家の仕事の手伝いにとあれこれ忙しい日々。嫌いな勉強だが、一緒に来た大人たちに「読み書き重要」と言われ、しぶしぶ勉強に励む。
勉強きらいとはいえ、大江家で過ごす日々は楽しい。
「では、気を付けて行ってくるんですよ」
「はーい」
見送る家令は内心を表情に出した。
「紅葉様や若葉様の時のように誰かつけさせるのも過保護すぎますね……時代が変わりましたし」
紅葉や今は亡き大江家次女若葉がテユカくらいのころは、妖怪との戦いが続くときだった。町の様子も変わる。
「……テユカが行く場所も我々も何度も行っていますしねぇ……帽子もかぶっていれば鬼だって分からないでしょうし。……おや、芝太郎と芝次郎がついていっている? 見回りですか?」
紅葉があちこちで拾ってきたペットが家を抜け出してテユカについていっている。
●畑
大江家の隠れ畑にテユカは到着した。
竹藪の向こうに耕作できそうな土地を紅葉が見つけたのが始まりだった。隠れ畑と言っているが、すでに通り道ができているため出入りがあるのは知られている。
「あれ、シバたちとトラさんたち」
テユカはついてくる影に気づいた。
柴犬の芝太郎と芝次郎、少し離れたところに虎猫の寅吉、寅美、一虎、虎左衛門、虎子、寅江がいる。
「みんなはお散歩?」
「わん」
テユカは芝次郎を撫でる。
「さあ、あたしはお仕事だよ!」
夏の間、雑草むしりに来たことはある。かぼちゃもすでに収穫も済み、隅っこにいくつか転がっているだけだ。
テユカは背負い籠を置いて、作業を開始する。
「かぼちゃ、美味しいといいなぁ。紅葉様がかぼちゃ料理一覧を作っていたっけ」
楽しみだなぁとかぼちゃを籠に入れる。半分くらい作業をして違和感を覚えた。
「トラさんたち、どうしたの?」
かぼちゃに向かって威嚇をしているのだ。か細い子猫の鳴き声も聞こえる。
「ね、あれ? シバたちも?」
柴犬たちは別の方を見て威嚇をしている。
「……え? え?」
テユカはひとまず籠を背負う。
ゆらりとかぼちゃが浮かんだのはこの直後だ。
「ええええっ! 妖怪、妖怪だよぉおおおお。トラさんたち逃げないと!」
1匹捕まえてとりあえず籠に放り込む。怒りより悲鳴のような鳴き声に変わる。
その先に子猫が2匹おり、助けを求めているように見える。
「わわわっ」
柴犬の方には得体の知れない生き物が現れる。虎や狐のような生き物であり、蛇のような胴体の形をした物。
「わわああああっ、大変だよ、大変だよ! どうしよー。誰か、人を呼んできて!」
この子たちを置いて逃げてはいけないとテユカは思う。しかし、猫や犬が呼びに行ってもわかる者だろうか。
「わあああああああ、どうしようぉぉ」
テユカの悲鳴が街道まで飛んでいった。
さて、通りすがりのハンターの耳には届いたのだろうか?
解説
通りすがりでついでにやってきたハンターさんという体です。
スキルや生命力等に関しては、特に減らしたりしないので元気いっぱいいでOKです。
●地図(1マス=2×2m)
※こちらがわ竹藪
竹竹竹竹竹竹竹竹竹
竹子ジ□猫□犬雑竹
竹ジジ□猫□□□竹
竹□□□□□□犬竹
竹猫猫□□テ□□竹
竹□□□□□□雑竹
竹竹竹□竹竹竹竹竹
竹竹竹□竹竹竹竹竹
※こちら側10メートル先は街道
※略語、子=子猫、テ=テユカ、虎=ツチノコ(虎)、狐=ツチノコ(狐)
●妖怪
・ツチノコ(狐) サイズ1。腹が膨れた蛇の形であるが、毛並みや顔、尻尾は狐そのもの。跳ねる、かみつく、火を飛ばす(ファイアアロー)
・ツチノコ(虎) サイズ1。腹が膨れた蛇の形であるが、毛並みや顔、尻尾は虎そのもの。跳ねる、かみつく、火を吐く(イメージはファイアスローワー)
・ジャック・オー・ランタン×5 サイズ0。かぼちゃの空洞に巣くったらしい雑魔。体当たり、ファイアアローを使用する。
●被害者、被害動物
・テユカ 一般人の鬼、10歳。現在、混乱中。
・芝太郎と芝次郎 紅葉のペットの柴犬。ツチノコに向かって威嚇中。
・寅吉、寅美、一虎、虎左衛門、虎子、寅江 紅葉のペットの虎猫。なぜかよく集団行動をとる。かぼちゃに向かって威嚇中だが腰は引けている。虎子はテユカの籠の中。
・子虎猫×2 ジャック・オー・ランタンに取り囲まれていたらしい。
※大江 紅葉は直接関係していませんが、出発前48時間目安に何かあればできる限り質問に答えます。
スキルや生命力等に関しては、特に減らしたりしないので元気いっぱいいでOKです。
●地図(1マス=2×2m)
※こちらがわ竹藪
竹竹竹竹竹竹竹竹竹
竹子ジ□猫□犬雑竹
竹ジジ□猫□□□竹
竹□□□□□□犬竹
竹猫猫□□テ□□竹
竹□□□□□□雑竹
竹竹竹□竹竹竹竹竹
竹竹竹□竹竹竹竹竹
※こちら側10メートル先は街道
※略語、子=子猫、テ=テユカ、虎=ツチノコ(虎)、狐=ツチノコ(狐)
●妖怪
・ツチノコ(狐) サイズ1。腹が膨れた蛇の形であるが、毛並みや顔、尻尾は狐そのもの。跳ねる、かみつく、火を飛ばす(ファイアアロー)
・ツチノコ(虎) サイズ1。腹が膨れた蛇の形であるが、毛並みや顔、尻尾は虎そのもの。跳ねる、かみつく、火を吐く(イメージはファイアスローワー)
・ジャック・オー・ランタン×5 サイズ0。かぼちゃの空洞に巣くったらしい雑魔。体当たり、ファイアアローを使用する。
●被害者、被害動物
・テユカ 一般人の鬼、10歳。現在、混乱中。
・芝太郎と芝次郎 紅葉のペットの柴犬。ツチノコに向かって威嚇中。
・寅吉、寅美、一虎、虎左衛門、虎子、寅江 紅葉のペットの虎猫。なぜかよく集団行動をとる。かぼちゃに向かって威嚇中だが腰は引けている。虎子はテユカの籠の中。
・子虎猫×2 ジャック・オー・ランタンに取り囲まれていたらしい。
※大江 紅葉は直接関係していませんが、出発前48時間目安に何かあればできる限り質問に答えます。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
秋だなぁと思いながら。
平和な光景を浮かべつつ、ひどいこととなりました。
テユカは大江家に雇われている鬼の子です。現在、様々勉強中でも勉強きらい。
虎猫たちと柴犬たちでは雑魔に勝てません。ぜひ、皆さんのお力添えをお願いします。
よろしくお願いします。
秋だなぁと思いながら。
平和な光景を浮かべつつ、ひどいこととなりました。
テユカは大江家に雇われている鬼の子です。現在、様々勉強中でも勉強きらい。
虎猫たちと柴犬たちでは雑魔に勝てません。ぜひ、皆さんのお力添えをお願いします。
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/11/14 07:52
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/11/05 16:02:35 |
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女子とわんことにゃんこ救出作戦 ゼルド(ka6476) 鬼|20才|男性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2016/11/07 05:29:07 |