ゲスト
(ka0000)
【郷祭】とっても痛い栗拾い
マスター:紡花雪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/11/07 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/11/16 19:00
オープニング
●林業親方の栗
農耕推進地域「ジェオルジ」の内陸南、温暖な地域にあるとある村「ヴェルフィオーレ」。
この村では、園芸や造園、植林などを営んでおり、自分たちの村はもちろん、時には出張して造園や植栽整備を行なっている。
手間暇がかけられ、美しく整備された庭園広場や色とりどりの花畑は見ものではあるが、いささか観光事業としては派手さに欠ける部分もある。秋の郷祭のたびに課題となるのが、冬に向かいつつある景観の静かな美しさの他に、来訪者に提供できる何か——特に、食べ物についてである。
ヴェルフィオーレ村壮年部会長、ヴィジー・ペルティ。園芸と林業の情熱にあふれる彼は、村長たち老人会を敬い、若者たちからの人望も厚い。誰が呼んだか、ヴィジーは「林業親方」の愛称で親しまれている。
彼が植林を手がける中で秋に実りを迎えるものに、栗の木がある。栗の材木は耐朽性に優れているため建材としても優秀であり、重要な植林事業となっている。
「焼き栗を振る舞ってはどうだろう?」
秋の郷祭に向けて、誰かが言った。秋冬の街角に並ぶ焼き栗の屋台は、そう珍しいものではない。だがヴィジーや村人たちは、自分たちの村の栗が美味しいことを知っていた。
「焼き栗と、何か温かい飲み物……今年はこれで行こう!」
決まったからには、準備を始めなければならない。善は急げと、栗拾い部隊が結成されたのである——。
●トゲトゲ乱舞
「痛いいたいいたいッ——!」
栗林から上がった、悲鳴。それは、ひとりふたりのものではなかった。
何事かと駆けつけたヴィジーが目にしたのは、イガグリに襲われた栗拾い隊の姿だった。
跳び出した棘に刺され、ある者は麻痺で動けなくなり、またある者は裂傷で出血をしている。
「何があったッ!?」
「何が何だかわからねェ、棘の外皮を剥がそうと鉄バサミで掴んだら、攻撃してきやがった!」
「もちろん、全部じゃねェですぜ。ちゃんと収穫できた実もあるから、ところどころ、変なのが混じってやがんだ!」
「何だって……」
ヴィジーの頭をよぎったのは、雑魔の存在である。麻痺や怪我の程度は通常の棘とは比べものにならないが、それでもすぐに死に至るものでもなさそうだ。裂傷は応急処置で出血を止めることができたし、腕の麻痺を訴えた者も、次第に痺れが治ってきたと言っている。
だが、これ以上の栗拾いは困難——。
「引きあげろ! 俺はハンターオフィスに連絡してくる!」
これ以上の被害を出すことなく、無事に焼き栗を完成させ、郷祭に間に合わせることができるのか、ヴィジーの気がかりはふくらむばかりであった——。
農耕推進地域「ジェオルジ」の内陸南、温暖な地域にあるとある村「ヴェルフィオーレ」。
この村では、園芸や造園、植林などを営んでおり、自分たちの村はもちろん、時には出張して造園や植栽整備を行なっている。
手間暇がかけられ、美しく整備された庭園広場や色とりどりの花畑は見ものではあるが、いささか観光事業としては派手さに欠ける部分もある。秋の郷祭のたびに課題となるのが、冬に向かいつつある景観の静かな美しさの他に、来訪者に提供できる何か——特に、食べ物についてである。
ヴェルフィオーレ村壮年部会長、ヴィジー・ペルティ。園芸と林業の情熱にあふれる彼は、村長たち老人会を敬い、若者たちからの人望も厚い。誰が呼んだか、ヴィジーは「林業親方」の愛称で親しまれている。
彼が植林を手がける中で秋に実りを迎えるものに、栗の木がある。栗の材木は耐朽性に優れているため建材としても優秀であり、重要な植林事業となっている。
「焼き栗を振る舞ってはどうだろう?」
秋の郷祭に向けて、誰かが言った。秋冬の街角に並ぶ焼き栗の屋台は、そう珍しいものではない。だがヴィジーや村人たちは、自分たちの村の栗が美味しいことを知っていた。
「焼き栗と、何か温かい飲み物……今年はこれで行こう!」
決まったからには、準備を始めなければならない。善は急げと、栗拾い部隊が結成されたのである——。
●トゲトゲ乱舞
「痛いいたいいたいッ——!」
栗林から上がった、悲鳴。それは、ひとりふたりのものではなかった。
何事かと駆けつけたヴィジーが目にしたのは、イガグリに襲われた栗拾い隊の姿だった。
跳び出した棘に刺され、ある者は麻痺で動けなくなり、またある者は裂傷で出血をしている。
「何があったッ!?」
「何が何だかわからねェ、棘の外皮を剥がそうと鉄バサミで掴んだら、攻撃してきやがった!」
「もちろん、全部じゃねェですぜ。ちゃんと収穫できた実もあるから、ところどころ、変なのが混じってやがんだ!」
「何だって……」
ヴィジーの頭をよぎったのは、雑魔の存在である。麻痺や怪我の程度は通常の棘とは比べものにならないが、それでもすぐに死に至るものでもなさそうだ。裂傷は応急処置で出血を止めることができたし、腕の麻痺を訴えた者も、次第に痺れが治ってきたと言っている。
だが、これ以上の栗拾いは困難——。
「引きあげろ! 俺はハンターオフィスに連絡してくる!」
これ以上の被害を出すことなく、無事に焼き栗を完成させ、郷祭に間に合わせることができるのか、ヴィジーの気がかりはふくらむばかりであった——。
解説
●概要
栗林に発生したイガグリ雑魔の討伐
●条件
成功……イガグリ雑魔を残らず討伐し、栗拾いを完了させる。
失敗……イガグリ雑魔を討伐できない。
●フィールド(栗林)について
栗林自体は広大であるものの、雑魔は人間の気配に反応して現れるため、栗拾いが行われている一角だけに集中して発生している模様。
●イガグリ雑魔について
接触により反応するため、鉄バサミなどで触れてみないと本物か雑魔かわからない。
雑魔であった場合、棘を飛ばして麻痺、あるいは裂傷を付与する。麻痺は時間経過によって回復、裂傷は回復魔法等で回復可能。
●栗拾い完了後
栗拾いが完了したあと、焼き栗の試食会。
一緒にいただく、あたたかい飲みものは何がいいですか?
是非、焼き栗に合いそうな温かい飲みもののご提案をお願いいたします。
栗林に発生したイガグリ雑魔の討伐
●条件
成功……イガグリ雑魔を残らず討伐し、栗拾いを完了させる。
失敗……イガグリ雑魔を討伐できない。
●フィールド(栗林)について
栗林自体は広大であるものの、雑魔は人間の気配に反応して現れるため、栗拾いが行われている一角だけに集中して発生している模様。
●イガグリ雑魔について
接触により反応するため、鉄バサミなどで触れてみないと本物か雑魔かわからない。
雑魔であった場合、棘を飛ばして麻痺、あるいは裂傷を付与する。麻痺は時間経過によって回復、裂傷は回復魔法等で回復可能。
●栗拾い完了後
栗拾いが完了したあと、焼き栗の試食会。
一緒にいただく、あたたかい飲みものは何がいいですか?
是非、焼き栗に合いそうな温かい飲みもののご提案をお願いいたします。
マスターより
こんにちは、紡花雪です。
秋の郷祭、ジェオルジの各地で準備が進められております。
ヴェルフィオーレの美味しい焼き栗屋台のために、皆さまのご助力をいただきたいと思います。
痛い痛いと騒いで逃げ回りながらも良し、華麗にズバッと討伐するも良し、試食会ともども楽しんでいただければ幸いです。
秋の郷祭、ジェオルジの各地で準備が進められております。
ヴェルフィオーレの美味しい焼き栗屋台のために、皆さまのご助力をいただきたいと思います。
痛い痛いと騒いで逃げ回りながらも良し、華麗にズバッと討伐するも良し、試食会ともども楽しんでいただければ幸いです。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/11/15 01:01
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/11/05 00:08:56 |
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相談卓・栗拾いファィッ(笑) ディーナ・フェルミ(ka5843) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/11/06 22:20:10 |