ゲスト
(ka0000)
馬車道の脅威を取り除こう
マスター:笹村工事

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 6~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/29 09:00
- リプレイ完成予定
- 2014/10/08 09:00
オープニング
自由都市同盟の産業を支える拠点都市、蒸気工場都市フマーレ。
その郊外に建つ一つの屋敷。その応接間で、二人の男が話し合いをしていた。
「ジェオルジ内の馬車道周辺の安全確保、ですか」
ソファに座りながら、二十歳そこそこの青年であるトキは、向かい合って座っているアラゴに告げた。これにアラゴは、老年の域に差し掛かりながらも稚気の溢れる笑みを浮かべ返す。
「おう、ちょいと前に、企画が一つ上がってな。ジェオルジ内の村々を回る観光馬車企画、ってのがな」
「シルヴィアさんが上げた企画ですね。お孫さん、頑張られてるみたいですね」
「ああ、みたいだな。とはいえ、クルキャット商連合のトップとしちゃ、身内だからってひいき目で見る訳にはいかねぇけどよ」
ハンターでもある商人集団と呼ばれる事もある、クルキャット商連合のトップとしての線引をアラゴは口にする。それをトキは感じ取り、そこから推測を重ね返した。
「なるほど。つまりは、公平に見て将来性のある事業だと、そう判断された訳ですか」
「そういうこった。もちろん、企画が立ち上がったばかりだから問題は多いけどな。その辺は、事前のリサーチアンケートに協力してくれたハンター達のお蔭で、問題点の見直しを進めることが出来てるがな」
「その内の一つが、観光馬車のルートにおける安全確保ですか」
「おう。道中で楽しんで貰える場所や物の可能な限りの確保、てのも課題だが、こっちは時間をかけて行きゃどうにかなる。
問題は、安全の確保でな。護衛役は、道中のガイド役も合わせて馬車に乗せる予定だが、それだけに頼る訳にもいかねぇ」
「それで、事前に馬車ルート周辺の脅威を取り除こう、という訳ですか」
「そういうこった。それでだ、その際の進行に関して、お前さんに協力して欲しいって訳だよ、名探偵」
トキは、この言葉に肩を竦めると返す。
「私の場合は、かの『世界的頭脳』のような探偵ではなく、寝ずに働けがモットーの荒事専門の探偵のようなものですがね。それ以前に私、一応、市場調査商会の社員でしかないんですけどね」
これにアラゴは楽しそうに笑ったあと返す。
「一応、とか言ってる時点で自分で自分の事分かってんじゃねぇか。荒事専門の自覚があるんなら、今回の件は得意だろ?」
アラゴの言葉に、トキはしばし黙考し返した。
「脅威の排除ということなら、問題の地域周辺で考えられるのは雑魔やゴブリンでしょう。
ただ、気を付けないといけない点が一つ。我々が必要とする地域から脅威を排除できたとして、それが移動する形で他の地域に渡れば目も当てられません。自分達さえよければそれで良い、というのは、好みではないでしょう?」
「たりめぇだな。だから、どこをどういう順番で排除していくかで神経使わなきゃならねぇ。
得意だろ? そういうの」
これにトキは軽く息をつき返す。
「得意ですが、好き好んでしたいとも思いませんがね。ま、頼まれたのならやりますとも。
とはいえ、ウチだけでは人員が足りませんから、外部のハンターに頼る部分も出てきますが」
「その辺はこっちで手配するさ」
「お金もかかりそうですね」
「そっちの方は、会計部と話はついてる。大赤字になるが、それ以上に稼ぎゃ良いこった」
「太っ腹で。分かりました。可能な限り早く、必要とされるハンターの人数や配置を考えて、上げておきますよ。
あとは、よろしくお願いします」
「おう、任せとけ」
という話し合いがあって二日後、ハンターオフィスに依頼がなされました。内容は、
観光馬車ルートにおける脅威の排除協力。
範囲が広い為に、数人のグループ毎に配置について対処を願う。
という物でした。この依頼にアナタ達は――?
その郊外に建つ一つの屋敷。その応接間で、二人の男が話し合いをしていた。
「ジェオルジ内の馬車道周辺の安全確保、ですか」
ソファに座りながら、二十歳そこそこの青年であるトキは、向かい合って座っているアラゴに告げた。これにアラゴは、老年の域に差し掛かりながらも稚気の溢れる笑みを浮かべ返す。
「おう、ちょいと前に、企画が一つ上がってな。ジェオルジ内の村々を回る観光馬車企画、ってのがな」
「シルヴィアさんが上げた企画ですね。お孫さん、頑張られてるみたいですね」
「ああ、みたいだな。とはいえ、クルキャット商連合のトップとしちゃ、身内だからってひいき目で見る訳にはいかねぇけどよ」
ハンターでもある商人集団と呼ばれる事もある、クルキャット商連合のトップとしての線引をアラゴは口にする。それをトキは感じ取り、そこから推測を重ね返した。
「なるほど。つまりは、公平に見て将来性のある事業だと、そう判断された訳ですか」
「そういうこった。もちろん、企画が立ち上がったばかりだから問題は多いけどな。その辺は、事前のリサーチアンケートに協力してくれたハンター達のお蔭で、問題点の見直しを進めることが出来てるがな」
「その内の一つが、観光馬車のルートにおける安全確保ですか」
「おう。道中で楽しんで貰える場所や物の可能な限りの確保、てのも課題だが、こっちは時間をかけて行きゃどうにかなる。
問題は、安全の確保でな。護衛役は、道中のガイド役も合わせて馬車に乗せる予定だが、それだけに頼る訳にもいかねぇ」
「それで、事前に馬車ルート周辺の脅威を取り除こう、という訳ですか」
「そういうこった。それでだ、その際の進行に関して、お前さんに協力して欲しいって訳だよ、名探偵」
トキは、この言葉に肩を竦めると返す。
「私の場合は、かの『世界的頭脳』のような探偵ではなく、寝ずに働けがモットーの荒事専門の探偵のようなものですがね。それ以前に私、一応、市場調査商会の社員でしかないんですけどね」
これにアラゴは楽しそうに笑ったあと返す。
「一応、とか言ってる時点で自分で自分の事分かってんじゃねぇか。荒事専門の自覚があるんなら、今回の件は得意だろ?」
アラゴの言葉に、トキはしばし黙考し返した。
「脅威の排除ということなら、問題の地域周辺で考えられるのは雑魔やゴブリンでしょう。
ただ、気を付けないといけない点が一つ。我々が必要とする地域から脅威を排除できたとして、それが移動する形で他の地域に渡れば目も当てられません。自分達さえよければそれで良い、というのは、好みではないでしょう?」
「たりめぇだな。だから、どこをどういう順番で排除していくかで神経使わなきゃならねぇ。
得意だろ? そういうの」
これにトキは軽く息をつき返す。
「得意ですが、好き好んでしたいとも思いませんがね。ま、頼まれたのならやりますとも。
とはいえ、ウチだけでは人員が足りませんから、外部のハンターに頼る部分も出てきますが」
「その辺はこっちで手配するさ」
「お金もかかりそうですね」
「そっちの方は、会計部と話はついてる。大赤字になるが、それ以上に稼ぎゃ良いこった」
「太っ腹で。分かりました。可能な限り早く、必要とされるハンターの人数や配置を考えて、上げておきますよ。
あとは、よろしくお願いします」
「おう、任せとけ」
という話し合いがあって二日後、ハンターオフィスに依頼がなされました。内容は、
観光馬車ルートにおける脅威の排除協力。
範囲が広い為に、数人のグループ毎に配置について対処を願う。
という物でした。この依頼にアナタ達は――?
解説
●目的
観光馬車事業における脅威の事前排除。
●戦闘地域及び敵出現場所
戦闘地域
横二百m・縦三十mの街道。林と荒れ地に挟まれている。
敵出現場所
街道沿いの林
簡略図としては、
林
───────
街 道
───────
荒 地
になります。
●初期配置
荒地付近の街道であればどこでも可。なので、敵が出てくる林から三十m離れた場所で配置について居る事になります。
初期配置以外で配置につくのも可能です。ただし、この地点よりも林に近い地点で配置についている場合は、距離が近いほど不意を突かれ先手を打たれる可能性があります。その際は、林からの距離と直感により判定します。
●その他
今回の依頼では、林の中に先行した部隊が内部の敵を倒しつつ街道沿いに誘導します。その誘導された敵を倒すのが今回の依頼です。
戦闘時間としては、8時から16時までになります。
ここからはPL情報になりますが、戦闘は一度だけになります。時間帯はサイコロにより判定するのでMSにも分かりません。ですので敵に備え何か作業している間に攻めて来られた、という事も場合によっては起こり得ます。
敵の種類は、
武装持ちゴブリンソルジャー×1
武装持ちゴブリンアーチャー×1(射程長め)
棍棒持ちゴブリン×4
になります。仲間が組みついた相手に攻撃する、というような連携を取る場合もあります。
林から出てきた敵は、逃げ出した先に居るPC達に気付き開き直って逃げません。その分殺る気満々で突っ込んでくるので、一人のPCがタコ殴りに合う場合も起こり得ます。お気を付け下さい。
敵が出てくる林ですが、どこから出てくるかはサイコロで決めるのでMSにも分かりません。まとめて出てくるとも限りません。
シナリオ情報としては以上です。
では、街道の安全確保協力をお願い致します。
観光馬車事業における脅威の事前排除。
●戦闘地域及び敵出現場所
戦闘地域
横二百m・縦三十mの街道。林と荒れ地に挟まれている。
敵出現場所
街道沿いの林
簡略図としては、
林
───────
街 道
───────
荒 地
になります。
●初期配置
荒地付近の街道であればどこでも可。なので、敵が出てくる林から三十m離れた場所で配置について居る事になります。
初期配置以外で配置につくのも可能です。ただし、この地点よりも林に近い地点で配置についている場合は、距離が近いほど不意を突かれ先手を打たれる可能性があります。その際は、林からの距離と直感により判定します。
●その他
今回の依頼では、林の中に先行した部隊が内部の敵を倒しつつ街道沿いに誘導します。その誘導された敵を倒すのが今回の依頼です。
戦闘時間としては、8時から16時までになります。
ここからはPL情報になりますが、戦闘は一度だけになります。時間帯はサイコロにより判定するのでMSにも分かりません。ですので敵に備え何か作業している間に攻めて来られた、という事も場合によっては起こり得ます。
敵の種類は、
武装持ちゴブリンソルジャー×1
武装持ちゴブリンアーチャー×1(射程長め)
棍棒持ちゴブリン×4
になります。仲間が組みついた相手に攻撃する、というような連携を取る場合もあります。
林から出てきた敵は、逃げ出した先に居るPC達に気付き開き直って逃げません。その分殺る気満々で突っ込んでくるので、一人のPCがタコ殴りに合う場合も起こり得ます。お気を付け下さい。
敵が出てくる林ですが、どこから出てくるかはサイコロで決めるのでMSにも分かりません。まとめて出てくるとも限りません。
シナリオ情報としては以上です。
では、街道の安全確保協力をお願い致します。
マスターより
何かする時はその下準備に時間かかるもんだよな、などと思ったりします。
朝ではないかもしれませんが、おはようございます。笹村工事と申します。
今回のシナリオは、クリムゾンウェストだと歪虚やらのせいで街道とかも危険一杯だけど、そんな所でのんきに観光とかしてられんよな、などと思い作ったシナリオになります。
それでは、これにて失礼します。少しでも楽しんで頂ける物になれば幸いです。
朝ではないかもしれませんが、おはようございます。笹村工事と申します。
今回のシナリオは、クリムゾンウェストだと歪虚やらのせいで街道とかも危険一杯だけど、そんな所でのんきに観光とかしてられんよな、などと思い作ったシナリオになります。
それでは、これにて失礼します。少しでも楽しんで頂ける物になれば幸いです。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/10/02 04:40
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/28 11:25:53 |
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明るい観光計画 ロニ・カルディス(ka0551) ドワーフ|20才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2014/09/29 00:37:11 |