ゲスト
(ka0000)
狼と行商護衛。便乗可
マスター:馬車猪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/09/27 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/10/06 12:00
オープニング
●持てる者の悩み
ここは貴族の社交場であり言葉と権威と財力で戦う戦場。要するにパーティ会場である。
「合同で兵を出すのは……」
「ハンターに任せては……」
地方貴族達が陰気な顔で話し合っている。
内容は、3つ以上の貴族領が接する土地についてだ。
交通の要衝でもなく土地も痩せているので他所と揉めてまで手に入れる価値が無く、誰も兵を派遣せず荒れるがままになっていた。
最近は行商が道として利用しはじめ、獣道より少しまし程度な道ができたらしいのだが……。
「狼が湧くとはな。捕捉すれば鎧袖一触とはいえ」
「捕捉するまで何人何日兵を貼り付けることになるのか」
面子があるので放置は出来ない。
けれどほとんど税収をもたらさない土地のために大金を使いたくない。
「隊商を組ませてはどうか。護衛にハンターを雇うなら何割か補助を出すことにして」
「ハンターか。役に立つのか?」
「役に立つかどうか確かめる意味もある。で、何割ずつ負担する?」
華やかな舞台で陰気な交渉が続いていく。
「よろしい。その条件でハンターオフィスに依頼するとしよう」
皆うんざりとした表情でうなずき、次の案件を片付けるため別の貴族の元へ向かっていった。
●持たない者たちの悩み
「聞いたか」
「お貴族様が護衛をつけてくださるってアレか?」
野心はあっても金はない行商達が、宿屋で薄いスープを飲みながら語らっていた。
「税も取られて護衛にも金をとられるってよ」
「猛獣や夜盗避けに雇った護衛が商人襲って雲隠れって話も聞くぜ」
顔を見合わせ同時に溜息をつく。
「お前、狼倒せる?」
「覚醒者でもないのに倒せる訳ないだろ」
さらに大きな溜息をつき、行商人達はそれぞれ財布を覗き込む。
「良い値で売れなきゃ破産かー」
「俺の似たようなもんだよ畜生」
空になったスープ皿を眺め、がくりと肩を落とすのだった。
●ごはんを待つ
飢えた狼が9頭、人間の臭いが残る道をみつめていた。
既に絶食3日目。
近くの川で水分補給はできているとはいえいつ倒れてもおかしくない。
道の近くの茂みに隠れて、待つ。
予定では、2日後にハンターと行商がここを通る。
●たびのしおり
ハンターオフィス本部に、妙に安っぽい効果音が響いた。
新たな3Dディスプレイが立ち上がる。
タイトルは旅のしおり王国1泊2日の旅。
1日目午前。王国内にある転移門から僻地にある街へ全力移動。行商人9名と合流。
1日目午後。林や森が点在する道(獣道より少しまし程度)を駆け足。日暮れまでに野営予定地(森の中の清流の側にある空き地)に到着。その後食事と就寝。要不寝番。
2日目午前。早朝に野営地を発つ。大量に生えた草をかき分けあるいは刈りながら大きな森を突破。
2日目午後。日没までに目的地である小都市へ到着。行商人と別れて転移門がある地方都市へ全力ダッシュ。
「ブラックな仕事やね」
「しょ……本気かこれ」
非常に疲れる割に報酬は低め。覚醒者でない行商では耐えられるかどうか分からない強行軍。つまり行商の体調維持も考える必要がある。
「荷は羊毛。1行商1リュックか」
ディスプレイの記述を信じるなら、成人男性の倍は体積がある。
「俺体力に自信ないから他の依頼探すわ」
「俺も」
去っていくハンターを見送るように、3Dディスプレイから銭色の光がこぼれていた。
ここは貴族の社交場であり言葉と権威と財力で戦う戦場。要するにパーティ会場である。
「合同で兵を出すのは……」
「ハンターに任せては……」
地方貴族達が陰気な顔で話し合っている。
内容は、3つ以上の貴族領が接する土地についてだ。
交通の要衝でもなく土地も痩せているので他所と揉めてまで手に入れる価値が無く、誰も兵を派遣せず荒れるがままになっていた。
最近は行商が道として利用しはじめ、獣道より少しまし程度な道ができたらしいのだが……。
「狼が湧くとはな。捕捉すれば鎧袖一触とはいえ」
「捕捉するまで何人何日兵を貼り付けることになるのか」
面子があるので放置は出来ない。
けれどほとんど税収をもたらさない土地のために大金を使いたくない。
「隊商を組ませてはどうか。護衛にハンターを雇うなら何割か補助を出すことにして」
「ハンターか。役に立つのか?」
「役に立つかどうか確かめる意味もある。で、何割ずつ負担する?」
華やかな舞台で陰気な交渉が続いていく。
「よろしい。その条件でハンターオフィスに依頼するとしよう」
皆うんざりとした表情でうなずき、次の案件を片付けるため別の貴族の元へ向かっていった。
●持たない者たちの悩み
「聞いたか」
「お貴族様が護衛をつけてくださるってアレか?」
野心はあっても金はない行商達が、宿屋で薄いスープを飲みながら語らっていた。
「税も取られて護衛にも金をとられるってよ」
「猛獣や夜盗避けに雇った護衛が商人襲って雲隠れって話も聞くぜ」
顔を見合わせ同時に溜息をつく。
「お前、狼倒せる?」
「覚醒者でもないのに倒せる訳ないだろ」
さらに大きな溜息をつき、行商人達はそれぞれ財布を覗き込む。
「良い値で売れなきゃ破産かー」
「俺の似たようなもんだよ畜生」
空になったスープ皿を眺め、がくりと肩を落とすのだった。
●ごはんを待つ
飢えた狼が9頭、人間の臭いが残る道をみつめていた。
既に絶食3日目。
近くの川で水分補給はできているとはいえいつ倒れてもおかしくない。
道の近くの茂みに隠れて、待つ。
予定では、2日後にハンターと行商がここを通る。
●たびのしおり
ハンターオフィス本部に、妙に安っぽい効果音が響いた。
新たな3Dディスプレイが立ち上がる。
タイトルは旅のしおり王国1泊2日の旅。
1日目午前。王国内にある転移門から僻地にある街へ全力移動。行商人9名と合流。
1日目午後。林や森が点在する道(獣道より少しまし程度)を駆け足。日暮れまでに野営予定地(森の中の清流の側にある空き地)に到着。その後食事と就寝。要不寝番。
2日目午前。早朝に野営地を発つ。大量に生えた草をかき分けあるいは刈りながら大きな森を突破。
2日目午後。日没までに目的地である小都市へ到着。行商人と別れて転移門がある地方都市へ全力ダッシュ。
「ブラックな仕事やね」
「しょ……本気かこれ」
非常に疲れる割に報酬は低め。覚醒者でない行商では耐えられるかどうか分からない強行軍。つまり行商の体調維持も考える必要がある。
「荷は羊毛。1行商1リュックか」
ディスプレイの記述を信じるなら、成人男性の倍は体積がある。
「俺体力に自信ないから他の依頼探すわ」
「俺も」
去っていくハンターを見送るように、3Dディスプレイから銭色の光がこぼれていた。
解説
護衛依頼です。
主な敵は狼、荷物、体力の配分、大量に生えた草の4つです。
狼は1度に最大9頭で襲いかかってきます。
戦闘能力は、1対1なら初依頼の非武装ハンターでも勝てる程度です。しかし木や草を上手に利用して隠れたり忍び寄り、食べ物や行商人を狙おうとするので油断は大敵です。
草刈り用の鎌は無料で1人1つまで借りることができます。
ハンターが行商をしても問題有りません。合流地点では安く羊毛を買え、目的地では一般的な価格ですぐに売れます。
合流地点では乾燥肉が相場より少し安めで売られています。荷車はリュックは安く借りることができます。
●大雑把な地図
街(合流地点)→野原→林→野原→林→森→河原→大きな森(草一杯)→林→野原→林→野原→街(目的地)
商売の儲けは、ハンター1人当たり最大でも本来の報酬額と同じです。
行商の護衛1人、後全員副業や前方警戒あるいは草刈りでもまったく問題ないです。
主な敵は狼、荷物、体力の配分、大量に生えた草の4つです。
狼は1度に最大9頭で襲いかかってきます。
戦闘能力は、1対1なら初依頼の非武装ハンターでも勝てる程度です。しかし木や草を上手に利用して隠れたり忍び寄り、食べ物や行商人を狙おうとするので油断は大敵です。
草刈り用の鎌は無料で1人1つまで借りることができます。
ハンターが行商をしても問題有りません。合流地点では安く羊毛を買え、目的地では一般的な価格ですぐに売れます。
合流地点では乾燥肉が相場より少し安めで売られています。荷車はリュックは安く借りることができます。
●大雑把な地図
街(合流地点)→野原→林→野原→林→森→河原→大きな森(草一杯)→林→野原→林→野原→街(目的地)
商売の儲けは、ハンター1人当たり最大でも本来の報酬額と同じです。
行商の護衛1人、後全員副業や前方警戒あるいは草刈りでもまったく問題ないです。
マスターより
プレイングで指定が無い場合、リプレイの描写はコメディ寄りになります。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/10/05 19:15
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談卓】 メイム(ka2290) エルフ|15才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2014/09/27 05:23:48 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/24 03:04:07 |