ゲスト
(ka0000)
端から端まで!
マスター:佐倉眸

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/10/01 09:00
- リプレイ完成予定
- 2014/10/10 09:00
オープニング
●
ある大工は困っていた。注文を受けて作ったはいいものの、配達先が少々遠い。
遠いだけではなく、道が細く入り組んでいる。
余裕を持って通れる道は、大抵、他の大工や職人もよく使う。
「まいったな」と頭を掻いて、何でも屋と使われて久しいあるハンターオフィスへ連絡した。
●
ハンターオフィスから使わされた案内人は、野良猫のように裏道を抜けてやってきた。
「随分良い道を知っているね、でもこれは運べないだろ」
「ですね! 8分の1位にカットしないと引っ掛かっちゃいます」
「ははは、ケーキじゃ無いんだから!」
大工が配達を頼んだのは大柄な彼の身の丈を越える高さの水車だった。
「友人の依頼だから、是非にって引き受けちまってね。まあ、頑丈さには自信がある。転がしたって壊れやしないから。運んで貰えないだろうか?」
案内人は地図を広げた。
この工房へ、と納品先に丸を付ける。
「うわっ、遠っ」
大きな水車。転がしながら運んだって、歩くよりも時間が掛かる。それにこの道、わざわざ裏道を抜けたくなる程人通りが激しくって。
「まあ……ハンターさんなら何とかしてくれます! 強くて格好良くって、何でもできちゃうすごい人たちなんですよ」
しかし、案内人はにっこり笑って依頼を受け取り、ハンターオフィスに持ち帰る。
●
阪井輔は、煉瓦造りの建物の屋根へ出て、空を眺めていた。
購入した時は荒れ放題だったこの建物は、最近ハンターオフィスから派遣されたハンターたちの手を借りて、すっかりきれいに生まれ変わっていた。
機械を入れる目処は立てているが、今はまだ、がらんとして何も無い。親しくしていた大工と機械の動力について、酒を片手に彼是と話したが……
「随分無理を言ってしまってやしないだろうか」
彼の住まいはこの建物の反対側の街の外れ、随分遠くから運んで貰うことになる。
彼が引き受けたと言ってくれたので、大掃除の後、水路に水を通してみたが、それはまださらさらと流れるばかりだ。夕日を映してきらきらと眩い。
表で若い声が聞こえた。最近手伝いを頼んだばかりの青年の声だ。郵便が届いたらしい。
受け取ってみるとそれは件の大工の友人からの簡単な書き付けで、水車の完成の報せと――
「そうか、また世話になるのか。有難いなぁ……」
――配達をハンターオフィスへ依頼した旨が一言。
『水車を運んで下さい。街の端から端まで!』
ある大工は困っていた。注文を受けて作ったはいいものの、配達先が少々遠い。
遠いだけではなく、道が細く入り組んでいる。
余裕を持って通れる道は、大抵、他の大工や職人もよく使う。
「まいったな」と頭を掻いて、何でも屋と使われて久しいあるハンターオフィスへ連絡した。
●
ハンターオフィスから使わされた案内人は、野良猫のように裏道を抜けてやってきた。
「随分良い道を知っているね、でもこれは運べないだろ」
「ですね! 8分の1位にカットしないと引っ掛かっちゃいます」
「ははは、ケーキじゃ無いんだから!」
大工が配達を頼んだのは大柄な彼の身の丈を越える高さの水車だった。
「友人の依頼だから、是非にって引き受けちまってね。まあ、頑丈さには自信がある。転がしたって壊れやしないから。運んで貰えないだろうか?」
案内人は地図を広げた。
この工房へ、と納品先に丸を付ける。
「うわっ、遠っ」
大きな水車。転がしながら運んだって、歩くよりも時間が掛かる。それにこの道、わざわざ裏道を抜けたくなる程人通りが激しくって。
「まあ……ハンターさんなら何とかしてくれます! 強くて格好良くって、何でもできちゃうすごい人たちなんですよ」
しかし、案内人はにっこり笑って依頼を受け取り、ハンターオフィスに持ち帰る。
●
阪井輔は、煉瓦造りの建物の屋根へ出て、空を眺めていた。
購入した時は荒れ放題だったこの建物は、最近ハンターオフィスから派遣されたハンターたちの手を借りて、すっかりきれいに生まれ変わっていた。
機械を入れる目処は立てているが、今はまだ、がらんとして何も無い。親しくしていた大工と機械の動力について、酒を片手に彼是と話したが……
「随分無理を言ってしまってやしないだろうか」
彼の住まいはこの建物の反対側の街の外れ、随分遠くから運んで貰うことになる。
彼が引き受けたと言ってくれたので、大掃除の後、水路に水を通してみたが、それはまださらさらと流れるばかりだ。夕日を映してきらきらと眩い。
表で若い声が聞こえた。最近手伝いを頼んだばかりの青年の声だ。郵便が届いたらしい。
受け取ってみるとそれは件の大工の友人からの簡単な書き付けで、水車の完成の報せと――
「そうか、また世話になるのか。有難いなぁ……」
――配達をハンターオフィスへ依頼した旨が一言。
『水車を運んで下さい。街の端から端まで!』
解説
●目的
水車を壊さずに目的地まで届ける。
●集合と出発
工場都市フマーレの工業区画、西の外れにある「大工の工房」
目的地
工場都市フマーレの工業区画、東の外れにある「阪井の工場予定地」
●その他
道の様子
朝:出勤する大工や職人でごった返しています。
昼:大工や職人が出歩いていたり、買い付けに来た商人が忙しなく行き交っています。
夕:帰宅する大工や職人でごった返しています。酔っ払いも出没します。
夜:真っ暗です。
水車
普通に運ぶ分には壊れることはありません
しかし、あえて分解して運ぶこともできません
NPC
・友人の大工
水車の制作者。
・阪井輔
水車を注文した壮年の男性。
・青年
稼働時に工場で働く予定。今は阪井の手伝いをしている。
・案内人
受付嬢。近道や裏道(但し水車は通れない)に詳しい。
非力だが同行は可能。
水車を壊さずに目的地まで届ける。
●集合と出発
工場都市フマーレの工業区画、西の外れにある「大工の工房」
目的地
工場都市フマーレの工業区画、東の外れにある「阪井の工場予定地」
●その他
道の様子
朝:出勤する大工や職人でごった返しています。
昼:大工や職人が出歩いていたり、買い付けに来た商人が忙しなく行き交っています。
夕:帰宅する大工や職人でごった返しています。酔っ払いも出没します。
夜:真っ暗です。
水車
普通に運ぶ分には壊れることはありません
しかし、あえて分解して運ぶこともできません
NPC
・友人の大工
水車の制作者。
・阪井輔
水車を注文した壮年の男性。
・青年
稼働時に工場で働く予定。今は阪井の手伝いをしている。
・案内人
受付嬢。近道や裏道(但し水車は通れない)に詳しい。
非力だが同行は可能。
マスターより
ごろごろ、ごろごろ。
転がしても担いでも。
最近涼しくなりましたね。
季節の変わり目、お風邪など召されませぬよう。
転がしても担いでも。
最近涼しくなりましたね。
季節の変わり目、お風邪など召されませぬよう。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/10/09 08:48
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談場所 フラヴィ・ボー(ka0698) 人間(リアルブルー)|18才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/10/01 08:04:16 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/09/28 19:17:59 |