ゲスト
(ka0000)
【初心】残された島
マスター:紫月紫織

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加制限
- LV1~LV20
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/12/06 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/12/15 09:00
オープニング
●一枚の権利書
長らく放置されてうっすら埃まで積もった大量の書類を見分しながら、彼女は溜まった疲れを吐き出すように溜息を吐いた。
この大量にあるほとんど権利の切れた書類をすべて見分しなければならないなど、なんという置き土産か……。
昨月の末、風邪をこじらせてそのまま眠るように息を引き取った祖父。
子供の頃からかわいがってくれて好きではあったが、晩年は会うことも減っていたなとほんの僅かな後悔が胸中にわだかまっている。
もう少し頻繁に訪ねても良かったのではないだろうか。
生活感の薄くなった祖父の屋敷で一人過ごしながらそんなことを思う。
この遺品の整理も、言ってみれば私の懺悔なのかもしれない。
まだ手を付けていない袖机の引き出しを開ける、そこには何も入っていなかった……いや。
「……底がずれてる、隠し棚?」
そっと外してみると、その奥から出てきたのは白地に銀の箔押しで彩りの施された綺麗な封筒だった。
贈り物なのだろう、裏返してみると祖父の癖のある字で"愛しい孫娘へ"と宛名されていた。
嗚呼、そうか……来月は私の誕生日だった。
忙しさにかまけてそんなことも忘れていたなと、思わず涙が滲む。
少し早いが、構わないだろう……そう思って封を開けると、そこから出てきたのは離島の権利証だった。
どんな所なのだろうか、それを聞ける相手はすでに居ない。
調べる必要があるなと、そう考えながら彼女は封筒ごとそれを抱きしめた。
●ハンターオフィスにて説明会
「小さいとは言え島をプレゼントとは、いやはや……お金持ちは凄いですね」
銀縁のアンダーリムをかけ直しながら依頼書に改めて目を通し、ハンターオフィス職員の女性は世界が違うなぁとばかりにしみじみと呟いた。
「それでは、説明させていただきますと、依頼の内容は離島の調査。最低限、危険の有無を確認してほしいとのことです。ただまぁ、孫娘への贈り物であるためその可能性は低いでしょう。危険な地形、凶暴な肉食獣が存在しないかと言ったところですね。それ以外では、島の資源調査。専門家を連れていく前に無駄足にならないよう、最低限の可能性を洗っておきたいそうです」
そう言って女性職員は依頼書を貴方達へと向ける。
依頼主の情報は19歳実業家、貴金属を中心に女性向けの商品を扱う商売を手がけているという。
また、離島の権利証には島の大まかな情報が記されていたとあり、その旨が転載されている。
「島の大きさはそれほどではないですね、一般人でも三時間あれば一週できてしまう程度です。期間は日帰りの調査という形ですね。今回、ソサエティの方から調査に慣れたハンターの方が二名同行していただくことになっています。なので経験がない、とかで足踏みする必要はありませんよ。いかがでしょう、この依頼……蹴るも受けるも貴方次第です」
長らく放置されてうっすら埃まで積もった大量の書類を見分しながら、彼女は溜まった疲れを吐き出すように溜息を吐いた。
この大量にあるほとんど権利の切れた書類をすべて見分しなければならないなど、なんという置き土産か……。
昨月の末、風邪をこじらせてそのまま眠るように息を引き取った祖父。
子供の頃からかわいがってくれて好きではあったが、晩年は会うことも減っていたなとほんの僅かな後悔が胸中にわだかまっている。
もう少し頻繁に訪ねても良かったのではないだろうか。
生活感の薄くなった祖父の屋敷で一人過ごしながらそんなことを思う。
この遺品の整理も、言ってみれば私の懺悔なのかもしれない。
まだ手を付けていない袖机の引き出しを開ける、そこには何も入っていなかった……いや。
「……底がずれてる、隠し棚?」
そっと外してみると、その奥から出てきたのは白地に銀の箔押しで彩りの施された綺麗な封筒だった。
贈り物なのだろう、裏返してみると祖父の癖のある字で"愛しい孫娘へ"と宛名されていた。
嗚呼、そうか……来月は私の誕生日だった。
忙しさにかまけてそんなことも忘れていたなと、思わず涙が滲む。
少し早いが、構わないだろう……そう思って封を開けると、そこから出てきたのは離島の権利証だった。
どんな所なのだろうか、それを聞ける相手はすでに居ない。
調べる必要があるなと、そう考えながら彼女は封筒ごとそれを抱きしめた。
●ハンターオフィスにて説明会
「小さいとは言え島をプレゼントとは、いやはや……お金持ちは凄いですね」
銀縁のアンダーリムをかけ直しながら依頼書に改めて目を通し、ハンターオフィス職員の女性は世界が違うなぁとばかりにしみじみと呟いた。
「それでは、説明させていただきますと、依頼の内容は離島の調査。最低限、危険の有無を確認してほしいとのことです。ただまぁ、孫娘への贈り物であるためその可能性は低いでしょう。危険な地形、凶暴な肉食獣が存在しないかと言ったところですね。それ以外では、島の資源調査。専門家を連れていく前に無駄足にならないよう、最低限の可能性を洗っておきたいそうです」
そう言って女性職員は依頼書を貴方達へと向ける。
依頼主の情報は19歳実業家、貴金属を中心に女性向けの商品を扱う商売を手がけているという。
また、離島の権利証には島の大まかな情報が記されていたとあり、その旨が転載されている。
「島の大きさはそれほどではないですね、一般人でも三時間あれば一週できてしまう程度です。期間は日帰りの調査という形ですね。今回、ソサエティの方から調査に慣れたハンターの方が二名同行していただくことになっています。なので経験がない、とかで足踏みする必要はありませんよ。いかがでしょう、この依頼……蹴るも受けるも貴方次第です」
解説
●目的
リゼリオから船で一時間程の距離にある離島の安全確認、および資源の調査。
ただし資源の調査は必須ではない。
●島周辺情報
・島の中央部に雑木林と少し開けた花畑有り
・島北西部に岩場から続く岩礁地帯有り
・島の南には砂浜有り
●同行ハンターからのアドバイス
「地形については基本的に危険かどうかはすぐ判断がつくだろうが、有事の際を考えれば最低でもツーマンセル以上で動いたほうがいいだろう。単独で動いていた場合、何かあったら助けが呼べないからな。凶暴な肉食獣については、そうだな……例えば残された大きな傷跡、爪痕がないか、排泄物なんかも指標になるだろう」
●PL情報
戦闘は起きません、なので今回は探索に集中していただいて大丈夫です
同行するハンターは島で特別な希望がない限り別行動(二人一緒にうごきます)となり、定期的に連絡する形となります。
●注意点
プレイングの白紙提出にご注意ください。
白紙の場合は描写できません。
リゼリオから船で一時間程の距離にある離島の安全確認、および資源の調査。
ただし資源の調査は必須ではない。
●島周辺情報
・島の中央部に雑木林と少し開けた花畑有り
・島北西部に岩場から続く岩礁地帯有り
・島の南には砂浜有り
●同行ハンターからのアドバイス
「地形については基本的に危険かどうかはすぐ判断がつくだろうが、有事の際を考えれば最低でもツーマンセル以上で動いたほうがいいだろう。単独で動いていた場合、何かあったら助けが呼べないからな。凶暴な肉食獣については、そうだな……例えば残された大きな傷跡、爪痕がないか、排泄物なんかも指標になるだろう」
●PL情報
戦闘は起きません、なので今回は探索に集中していただいて大丈夫です
同行するハンターは島で特別な希望がない限り別行動(二人一緒にうごきます)となり、定期的に連絡する形となります。
●注意点
プレイングの白紙提出にご注意ください。
白紙の場合は描写できません。
マスターより
初めての方は初めまして、紫月紫織と申します。
難易度の低い初心シナリオとなります。
最悪の場合、同行するハンターさんが必要な情報を拾ってアドバイスしてくれるので思うように動いてみてください。
資源調査は必須ではありません、が成功度に関わるので思いつく範囲で調査してみてください。
依頼人がどういう資源があると喜ぶか考えてみるといいかもしれません。
難易度の低い初心シナリオとなります。
最悪の場合、同行するハンターさんが必要な情報を拾ってアドバイスしてくれるので思うように動いてみてください。
資源調査は必須ではありません、が成功度に関わるので思いつく範囲で調査してみてください。
依頼人がどういう資源があると喜ぶか考えてみるといいかもしれません。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/12/13 04:24
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼相談卓 レナード=クーク(ka6613) エルフ|17才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/12/06 09:08:25 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/12/02 07:27:31 |