ゲスト
(ka0000)
【CF】クリスマスモニュメントを守れ
マスター:君矢

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/12/14 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/12/28 19:00
オープニング
叶わぬ想い。
それは十分理解している。
それでも願わずには居られない。
あの人と――ほんの一時で良い、共に夜を過ごせれば……。
●
冒険都市リゼリオにも冬の足音が近づいている。
朝の冷え込みは徐々に厳しく、潮風に冷気が乗る頃には『あのイベント』の空気が街を支配し始める。
教会の鐘――このリゼリオ郊外には恋人達に有名な教会が存在する。
モノトーン教会にある鐘は聖輝節の夜に鳴らされる決まりがあるのだが、その鐘を二人きりで聞いた恋人は永遠の愛を約束される言い伝えがあるのだ。
その昔、結婚を前にした男女がふとしたミスから指輪を海へ落としてしまった。
女性が母親から譲り受けた指輪を落とした男性は女性にお詫びをするが、女性は『海の神様の前で結婚を誓ったと思って諦める』と男性を慰めた。
二人は指輪だけでは海の神様も困るだろうと祝い酒やブーケも海に流す。すると、重いはずの鐘が海から浮かび上がってきた。鐘を調べると中には落としたはずの指輪。二人は指輪を取り戻すと同時にお互いの愛を確かめ合う事ができたという。
この伝説が本当か嘘か。
それは恋人達にも分からない。
ただ、大切なのはその鐘が鳴り響く時、傍らに愛する者がいるかどうかだ。
愛を確かめ合う日――聖輝節の到来は、もう間もなくだ。
●
「さて、このまま真っ直ぐ帰るのはつまらないわね。せっかくリゼリオまで来たのだから色々巡ってみるのもいいかもしれないわね」
ピースホライズンにアトリエを構える女流芸術家ルイーズ・ミュンターは冒険都市リゼリオに滞在していた。
リゼリオのある商店街から、商店街の前にある広場に聖輝節のモニュメントを設置し聖輝節の期間の客寄せの目玉にしたいからとモニュメント制作を依頼されて、同地に滞在し作品の制作を行っていたのだった。
つい先ほど作品を完成させ、作り上げた高揚感を感じながら宿泊中のホテルのカフェでお茶を飲みつつこれからの予定を考えている。
「た、大変です!」
静かなカフェに男性が騒々しく走り込んできた。お茶を楽しむひと時を邪魔されたことにムッとしながらも、呼ばれたからには返事をする。
男性は、ルイーズをこの地に呼んだ商店街の聖輝節準備係の男性だった。
「どうしたのですか? そんなに慌てて」
「じ、自由の鐘が!」
「自由の鐘? 何ですかそれは」
「最近、リゼリオの街を騒がせている連中です! そいつらが、モニュメントを破壊しようと!」
「なんですって!!」
話を聞いたルイーズは、ホテルから走り出す。
モニュメントは海沿いの道のテラス広場に設置されていた。
テラスは、半円状でクリスマスツリーを中心にリゼリオの街の伝説「モノトーンの潮鐘」をモチーフにしたモニュメントが多数設置されていた。
カップルや家族連れが散策できるようにと作品と作品の間は、空間を確保して遊歩道のようになっている。
ルイーズがテラス広場に到着してみると、自由の鐘のメンバーらしき男たちがハンマーを片手にモニュメントを破壊しようとしていた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ! 私の力作がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ルイーズの絶叫がリゼリオの街にこだました。
ルイーズは破壊をやめさせようと広場に飛び出すと、彼女めがけてケーキが飛んできた。ケーキは見事に顔面に命中し、ポロリと落ちる。ルイーズの顔は生クリーム塗れだ。
そして、ケーキを投げている団員の他に大量のペンキ缶の蓋を開けモニュメントや周辺の建物にペンキをぶちまけている。
「ふはははは! 我々、自由の鐘はカップルが幸せになることなど許さないのだ! カップルがいちゃつくためのモニュメントなど破壊してくれるわ! わはははははは!」
自由の鐘の一員らしい男が、モニュメントを破壊している団員たちを背後に高笑いをしている。
「私の作品に何晒してくれるんじゃぁぁぁぁぁぁ!」
怒りに満ちたルイーズは生クリームを顔にくっつけたままダッシュで男に駆け寄ると右アッパーを繰り出し、男を地に沈めたのだった。
「恋人たちの憩いの場なんか! 滅茶苦茶にしてやるぅぅ!」
「ケーキなんか、ケーキなんか、一人で食っても旨くねぇんだよぉ!」
「クリスマスカラーなんか滅んじまえ! ほーら、もっと素敵な色になりましたよー、だ!」
自由の鐘メンバーたちは口々に聖輝節やリア充たちへの呪詛を吐き出しながらペンキをぶちまけ、ケーキで通行人を襲い、モニュメントを破壊していく。
「作品が壊されるぅ」
団員達はモニュメントの破壊をなおも続けている。
「早くあいつら退治しなきゃ!」
と言って、錯乱しているルイーズが自由の鐘に突撃しようとするのを騒ぎを聞きつけて集まった人々に止められている。その間も、団員たちはモニュメントを殴りつけ、ケーキを投げ、ペンキを撒き散らし広場はひどいありさまだった。
「危ないですよ! ルイーズ先生!」
「このままじゃ、作品が破壊されちゃうじゃない! 私の大事な作品がぁぁぁ」
「ハンターに頼みましょう。そうしましょう、ね。先生。落ち着いてください!」
それは十分理解している。
それでも願わずには居られない。
あの人と――ほんの一時で良い、共に夜を過ごせれば……。
●
冒険都市リゼリオにも冬の足音が近づいている。
朝の冷え込みは徐々に厳しく、潮風に冷気が乗る頃には『あのイベント』の空気が街を支配し始める。
教会の鐘――このリゼリオ郊外には恋人達に有名な教会が存在する。
モノトーン教会にある鐘は聖輝節の夜に鳴らされる決まりがあるのだが、その鐘を二人きりで聞いた恋人は永遠の愛を約束される言い伝えがあるのだ。
その昔、結婚を前にした男女がふとしたミスから指輪を海へ落としてしまった。
女性が母親から譲り受けた指輪を落とした男性は女性にお詫びをするが、女性は『海の神様の前で結婚を誓ったと思って諦める』と男性を慰めた。
二人は指輪だけでは海の神様も困るだろうと祝い酒やブーケも海に流す。すると、重いはずの鐘が海から浮かび上がってきた。鐘を調べると中には落としたはずの指輪。二人は指輪を取り戻すと同時にお互いの愛を確かめ合う事ができたという。
この伝説が本当か嘘か。
それは恋人達にも分からない。
ただ、大切なのはその鐘が鳴り響く時、傍らに愛する者がいるかどうかだ。
愛を確かめ合う日――聖輝節の到来は、もう間もなくだ。
●
「さて、このまま真っ直ぐ帰るのはつまらないわね。せっかくリゼリオまで来たのだから色々巡ってみるのもいいかもしれないわね」
ピースホライズンにアトリエを構える女流芸術家ルイーズ・ミュンターは冒険都市リゼリオに滞在していた。
リゼリオのある商店街から、商店街の前にある広場に聖輝節のモニュメントを設置し聖輝節の期間の客寄せの目玉にしたいからとモニュメント制作を依頼されて、同地に滞在し作品の制作を行っていたのだった。
つい先ほど作品を完成させ、作り上げた高揚感を感じながら宿泊中のホテルのカフェでお茶を飲みつつこれからの予定を考えている。
「た、大変です!」
静かなカフェに男性が騒々しく走り込んできた。お茶を楽しむひと時を邪魔されたことにムッとしながらも、呼ばれたからには返事をする。
男性は、ルイーズをこの地に呼んだ商店街の聖輝節準備係の男性だった。
「どうしたのですか? そんなに慌てて」
「じ、自由の鐘が!」
「自由の鐘? 何ですかそれは」
「最近、リゼリオの街を騒がせている連中です! そいつらが、モニュメントを破壊しようと!」
「なんですって!!」
話を聞いたルイーズは、ホテルから走り出す。
モニュメントは海沿いの道のテラス広場に設置されていた。
テラスは、半円状でクリスマスツリーを中心にリゼリオの街の伝説「モノトーンの潮鐘」をモチーフにしたモニュメントが多数設置されていた。
カップルや家族連れが散策できるようにと作品と作品の間は、空間を確保して遊歩道のようになっている。
ルイーズがテラス広場に到着してみると、自由の鐘のメンバーらしき男たちがハンマーを片手にモニュメントを破壊しようとしていた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ! 私の力作がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ルイーズの絶叫がリゼリオの街にこだました。
ルイーズは破壊をやめさせようと広場に飛び出すと、彼女めがけてケーキが飛んできた。ケーキは見事に顔面に命中し、ポロリと落ちる。ルイーズの顔は生クリーム塗れだ。
そして、ケーキを投げている団員の他に大量のペンキ缶の蓋を開けモニュメントや周辺の建物にペンキをぶちまけている。
「ふはははは! 我々、自由の鐘はカップルが幸せになることなど許さないのだ! カップルがいちゃつくためのモニュメントなど破壊してくれるわ! わはははははは!」
自由の鐘の一員らしい男が、モニュメントを破壊している団員たちを背後に高笑いをしている。
「私の作品に何晒してくれるんじゃぁぁぁぁぁぁ!」
怒りに満ちたルイーズは生クリームを顔にくっつけたままダッシュで男に駆け寄ると右アッパーを繰り出し、男を地に沈めたのだった。
「恋人たちの憩いの場なんか! 滅茶苦茶にしてやるぅぅ!」
「ケーキなんか、ケーキなんか、一人で食っても旨くねぇんだよぉ!」
「クリスマスカラーなんか滅んじまえ! ほーら、もっと素敵な色になりましたよー、だ!」
自由の鐘メンバーたちは口々に聖輝節やリア充たちへの呪詛を吐き出しながらペンキをぶちまけ、ケーキで通行人を襲い、モニュメントを破壊していく。
「作品が壊されるぅ」
団員達はモニュメントの破壊をなおも続けている。
「早くあいつら退治しなきゃ!」
と言って、錯乱しているルイーズが自由の鐘に突撃しようとするのを騒ぎを聞きつけて集まった人々に止められている。その間も、団員たちはモニュメントを殴りつけ、ケーキを投げ、ペンキを撒き散らし広場はひどいありさまだった。
「危ないですよ! ルイーズ先生!」
「このままじゃ、作品が破壊されちゃうじゃない! 私の大事な作品がぁぁぁ」
「ハンターに頼みましょう。そうしましょう、ね。先生。落ち着いてください!」
解説
クリスマスモニュメントを守りつつ、破壊活動をしている『自由の鐘(ベルリバティ)』メンバーを静めてください。
『自由の鐘(ベルリバティ)』メンバー:
15人(-1)
ケーキを通行人に投げつけているのが5人(ケーキは商店街のケーキ屋から強奪)
ペンキを広場や周辺の建物にぶちまけているのが5人(ペンキは商店街の道具屋から強奪)
ハンマーでモニュメントを破壊しているのが4人
また、一人はOPでルイーズに沈められています。気がつけばモニュメントの破壊作業に戻るでしょう。
いずれも一般人です。
テラス広場:
海に面した半円状の広場。地面は石畳。海側は金属製の柵が設置されている。
クリスマスモニュメント:
中央にモミの木のクリスマスツリー。オーナメントはガラス製と金属製。
クリスマスツリーを中心に、モノトーンの潮鐘の各場面をモチーフにしたアート作品が多数設置されている。材質は、金属とガラス。土台に石材。
海側の柵にも、飾り付けとして金属製のアート作品が多数設置されている。
作品の他にも木製ベンチが数か所設置されている。
NPC
ルイーズ・ミュンター 芸術家
覚醒者ではあるがハンターではないので、戦う技能はない。
作品が心配なので現場にいる。
「絶対に直すからな! こんちくしょぉぉー!」
『自由の鐘(ベルリバティ)』メンバー:
15人(-1)
ケーキを通行人に投げつけているのが5人(ケーキは商店街のケーキ屋から強奪)
ペンキを広場や周辺の建物にぶちまけているのが5人(ペンキは商店街の道具屋から強奪)
ハンマーでモニュメントを破壊しているのが4人
また、一人はOPでルイーズに沈められています。気がつけばモニュメントの破壊作業に戻るでしょう。
いずれも一般人です。
テラス広場:
海に面した半円状の広場。地面は石畳。海側は金属製の柵が設置されている。
クリスマスモニュメント:
中央にモミの木のクリスマスツリー。オーナメントはガラス製と金属製。
クリスマスツリーを中心に、モノトーンの潮鐘の各場面をモチーフにしたアート作品が多数設置されている。材質は、金属とガラス。土台に石材。
海側の柵にも、飾り付けとして金属製のアート作品が多数設置されている。
作品の他にも木製ベンチが数か所設置されている。
NPC
ルイーズ・ミュンター 芸術家
覚醒者ではあるがハンターではないので、戦う技能はない。
作品が心配なので現場にいる。
「絶対に直すからな! こんちくしょぉぉー!」
マスターより
滅茶苦茶にされたクリスマスモニュメントと広場を自由の鐘メンバーから取り戻し、素敵な聖輝節を迎えられるようにご協力をお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/12/22 16:22
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/12/11 23:35:06 |
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相談卓 通りすがりのSさん(ka6276) エルフ|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/12/14 02:46:51 |