ゲスト
(ka0000)
【魔装】女将軍と危ない温泉
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/12/15 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/12/29 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
※このシナリオは案件度が高く設定されています。キャラクターの心身に対し深いダメージや、場合によっては、黒歴史により重体判定が下される可能性があります。
シナリオに参加された時点で、上記については大歓迎で了承されたものとして扱わせていただきます。
●女将軍、グラズヘイム王国へ
黒大公ベリアルとその軍団との戦いは、新たな戦を予感させるものでもあった。
もちろん、戦にならなければ良いが、いつかは決着をつけなくてはならないものでもある。特に、傲慢の歪虚に奪われたイスルダ島の奪還は王国にとって悲願なのだから。
「……という事で、エトファリカ連邦国八代目征夷大将軍からの命で、しばらく、西方にお邪魔するね」
爽やかな笑顔の鳴月 牡丹(kz0180)が、先日、別れたばかりの紡伎 希(kz0174)の前に現われた。
天ノ都から赤き大地ホープを目指す遠征は終わった。
征西部隊専属のハンターズソサエティ受付嬢(見習い)だった希も、部隊の解散と共に専属契約が切れ、牡丹とも別れたのだ。
「なぜ、私なのでしょうか?」
「さぁ?」
冷淡とした希の問いに牡丹は両肩を竦めてみせた。
歪虚勢力によって、東方は長い間、西方圏から孤立していた。文化の違いは元々はあっただろうが、技術的な所では差が生じている。
それは機導術だけではなく、最近になって技術進歩が見られる刻令術も同様だ。
あるいは、“戦”そのものについても……なので、牡丹が西方世界に派遣されたようだ。
「まぁ、多分、僕の事をよく知っている受付嬢が、たまたま、ノゾミ君しか居なかったという事だね」
「……問題を起こさなければ良いですけど。それで、王国内を見て回られるという事でよろしいでしょうか?」
「あぁ、そうだね。どうせなら、歪虚とか亜人とかがいっぱいいる所がいいな!」
嬉しそうに身体を揺らす牡丹。
同時に、巨大なまでに実った膨らみがたゆんたゆんと揺れる。
「行きませんよ。他国の武将が領地内で好き勝手に行動するのは、絶対良くないですので」
「ノゾミ君のケチ!」
「前屈みになって可愛らしく言っても、ダメなものはダメです!」
大渓谷かと思う谷間を睨んで、希は厳しく言う。
女将軍と言われる程の猛者に万が一があるとは思えないが、やはり、外交上という事があるのは事実だ。
「それじゃさ、どうするのさ?」
「王国領地内の視察に行く際は、護衛を雇いましょう……模擬戦もダメですよ」
念には念を入れる希の言葉に牡丹は不満そうに頬を膨らませた。
つまらない雰囲気で、王国内の観光パンフレットをパラパラと捲りだす。
王都、港町、古都、砦……色々と観るべき場所はあるだろう――と、牡丹の手があるページで止まる。
「ノゾミ君、最初に、行きたい場所あったよ」
キリっとした視線を希に向ける牡丹。
溢れるばかりの闘争心で歪虚という歪虚を粉砕してきた女将軍が希望する王国領内の初めての視察場所は――。
●レタニケ領
「牡丹様、普通、視察と言ったら、一番最初に王都からじゃないのですか?」
希の声が山裾に響いた。
ここは、大峡谷周辺の荒野地帯であるアスランド地方と、北西の平原地帯アルテリア地方が重なる王国北西部である。。
「既に使者が行ってるから良いんだよ。皆、忙しい事だしさ。それにしても、本当に田舎だねー」
見渡す限り自然の景色が広がっていた。
目指す場所は、レタニケ領。街道が通る一つの街といくつかの村や集落がある小さい領地だ。レフェタルニーケフという貴族が治めている。
「東方は人里離れると歪虚汚染されている場所も多いと聞きますが?」
「そうだね。憤怒歪虚の支配地域は、自然のマテリアルすらないから、田舎どころじゃないね」
胸を広げ深呼吸をする牡丹。
自然豊かなのはマテリアルが豊かだからだと思う。いつか、故郷にも、こんな緑は戻るのだろうか。
「領主様にはお会いになりますか?」
一応、知らせは行っているはずだが、大事になるのは避けたい所。希が遠慮気味に牡丹へと尋ねた。
「全然興味ないし」
「即答ですか」
目的は、レタニケ領の北部に広がる温泉地帯。
なかなか良い鉱泉が湧き出るという噂だ。
「あれかな?」
牡丹は手をかざす。
山裾に湯気がもうもうと上がっていた。
「そういえば、牡丹様。水着はお持ちになりましたか?」
「え? 裸はダメなの?」
驚いた顔で返す牡丹。
折角の温泉なのに、水着着用だというのか。
「諸事情というものがあるようです」
どうやら、水着がないと入れないという大人的な事情があるようだ。
ここでゴネても仕方ないと牡丹はため息をつく。
「まぁ、護衛もいる事だしねぇ」
振り返ると護衛として同行しているハンター達の姿が見えた。
●危ない温泉
桜型妖精アリスの姿に似ているが、それは歪虚であった。
薄いピンク色の髪と瞳、可愛らしい少女の顔立ちをしている。
「このままでは、ダメなのですよぉ~」
間延びした声が響いた。
眼下には湯煙の温泉。
「魅力的な姿を撮って参考にしようと思ったら……湯気で何も見えないのですぅ~」
傲慢――アイテルカイト――に属しているこの歪虚の名はアリトゥス。
今は、王国内に潜伏を続けている歪虚ネル・ベルの配下の一人だ。
「姿を参考にして、究極の美体が欲しいのに、残念ですぅ~」
人間は大した事はないが、その部分パーツでは傲慢より優れている場所もあるとアリトゥスは考えていた。
やがて、自分自身が、究極の美となり――偉大なる方の傍に居られればと思う。
その為には王国内で密かに活動を続けているという歪虚の元で、まずはしっかり下積みだ。
「……そっか、私が行かなくてもいいんだぁ」
ふわふわと舞いながら負のマテリアルを練る。
下僕にやらせればいいのだ。その情報を集めればいい。人間を殺さなくて済むので、無駄に騒ぎを起こさないようにとネル・ベルからの命令も守る事ができる。
幾つもの水滴が、まるで、意思を持ったように、蠢き始めた――。
※このシナリオは案件度が高く設定されています。キャラクターの心身に対し深いダメージや、場合によっては、黒歴史により重体判定が下される可能性があります。
シナリオに参加された時点で、上記については大歓迎で了承されたものとして扱わせていただきます。
●女将軍、グラズヘイム王国へ
黒大公ベリアルとその軍団との戦いは、新たな戦を予感させるものでもあった。
もちろん、戦にならなければ良いが、いつかは決着をつけなくてはならないものでもある。特に、傲慢の歪虚に奪われたイスルダ島の奪還は王国にとって悲願なのだから。
「……という事で、エトファリカ連邦国八代目征夷大将軍からの命で、しばらく、西方にお邪魔するね」
爽やかな笑顔の鳴月 牡丹(kz0180)が、先日、別れたばかりの紡伎 希(kz0174)の前に現われた。
天ノ都から赤き大地ホープを目指す遠征は終わった。
征西部隊専属のハンターズソサエティ受付嬢(見習い)だった希も、部隊の解散と共に専属契約が切れ、牡丹とも別れたのだ。
「なぜ、私なのでしょうか?」
「さぁ?」
冷淡とした希の問いに牡丹は両肩を竦めてみせた。
歪虚勢力によって、東方は長い間、西方圏から孤立していた。文化の違いは元々はあっただろうが、技術的な所では差が生じている。
それは機導術だけではなく、最近になって技術進歩が見られる刻令術も同様だ。
あるいは、“戦”そのものについても……なので、牡丹が西方世界に派遣されたようだ。
「まぁ、多分、僕の事をよく知っている受付嬢が、たまたま、ノゾミ君しか居なかったという事だね」
「……問題を起こさなければ良いですけど。それで、王国内を見て回られるという事でよろしいでしょうか?」
「あぁ、そうだね。どうせなら、歪虚とか亜人とかがいっぱいいる所がいいな!」
嬉しそうに身体を揺らす牡丹。
同時に、巨大なまでに実った膨らみがたゆんたゆんと揺れる。
「行きませんよ。他国の武将が領地内で好き勝手に行動するのは、絶対良くないですので」
「ノゾミ君のケチ!」
「前屈みになって可愛らしく言っても、ダメなものはダメです!」
大渓谷かと思う谷間を睨んで、希は厳しく言う。
女将軍と言われる程の猛者に万が一があるとは思えないが、やはり、外交上という事があるのは事実だ。
「それじゃさ、どうするのさ?」
「王国領地内の視察に行く際は、護衛を雇いましょう……模擬戦もダメですよ」
念には念を入れる希の言葉に牡丹は不満そうに頬を膨らませた。
つまらない雰囲気で、王国内の観光パンフレットをパラパラと捲りだす。
王都、港町、古都、砦……色々と観るべき場所はあるだろう――と、牡丹の手があるページで止まる。
「ノゾミ君、最初に、行きたい場所あったよ」
キリっとした視線を希に向ける牡丹。
溢れるばかりの闘争心で歪虚という歪虚を粉砕してきた女将軍が希望する王国領内の初めての視察場所は――。
●レタニケ領
「牡丹様、普通、視察と言ったら、一番最初に王都からじゃないのですか?」
希の声が山裾に響いた。
ここは、大峡谷周辺の荒野地帯であるアスランド地方と、北西の平原地帯アルテリア地方が重なる王国北西部である。。
「既に使者が行ってるから良いんだよ。皆、忙しい事だしさ。それにしても、本当に田舎だねー」
見渡す限り自然の景色が広がっていた。
目指す場所は、レタニケ領。街道が通る一つの街といくつかの村や集落がある小さい領地だ。レフェタルニーケフという貴族が治めている。
「東方は人里離れると歪虚汚染されている場所も多いと聞きますが?」
「そうだね。憤怒歪虚の支配地域は、自然のマテリアルすらないから、田舎どころじゃないね」
胸を広げ深呼吸をする牡丹。
自然豊かなのはマテリアルが豊かだからだと思う。いつか、故郷にも、こんな緑は戻るのだろうか。
「領主様にはお会いになりますか?」
一応、知らせは行っているはずだが、大事になるのは避けたい所。希が遠慮気味に牡丹へと尋ねた。
「全然興味ないし」
「即答ですか」
目的は、レタニケ領の北部に広がる温泉地帯。
なかなか良い鉱泉が湧き出るという噂だ。
「あれかな?」
牡丹は手をかざす。
山裾に湯気がもうもうと上がっていた。
「そういえば、牡丹様。水着はお持ちになりましたか?」
「え? 裸はダメなの?」
驚いた顔で返す牡丹。
折角の温泉なのに、水着着用だというのか。
「諸事情というものがあるようです」
どうやら、水着がないと入れないという大人的な事情があるようだ。
ここでゴネても仕方ないと牡丹はため息をつく。
「まぁ、護衛もいる事だしねぇ」
振り返ると護衛として同行しているハンター達の姿が見えた。
●危ない温泉
桜型妖精アリスの姿に似ているが、それは歪虚であった。
薄いピンク色の髪と瞳、可愛らしい少女の顔立ちをしている。
「このままでは、ダメなのですよぉ~」
間延びした声が響いた。
眼下には湯煙の温泉。
「魅力的な姿を撮って参考にしようと思ったら……湯気で何も見えないのですぅ~」
傲慢――アイテルカイト――に属しているこの歪虚の名はアリトゥス。
今は、王国内に潜伏を続けている歪虚ネル・ベルの配下の一人だ。
「姿を参考にして、究極の美体が欲しいのに、残念ですぅ~」
人間は大した事はないが、その部分パーツでは傲慢より優れている場所もあるとアリトゥスは考えていた。
やがて、自分自身が、究極の美となり――偉大なる方の傍に居られればと思う。
その為には王国内で密かに活動を続けているという歪虚の元で、まずはしっかり下積みだ。
「……そっか、私が行かなくてもいいんだぁ」
ふわふわと舞いながら負のマテリアルを練る。
下僕にやらせればいいのだ。その情報を集めればいい。人間を殺さなくて済むので、無駄に騒ぎを起こさないようにとネル・ベルからの命令も守る事ができる。
幾つもの水滴が、まるで、意思を持ったように、蠢き始めた――。
解説
●目的
温泉を楽しむ
●内容
入浴中に現われた雑魔を撃退し、入浴を続ける
●敵勢力
・アリトゥス
容姿:桜型妖精アリスに似た姿とサイズ。桃色の髪と瞳の可愛らしい少女
歪虚ネル・ベルの配下の一人。戦闘域には存在しないので、関われない
・雑魔
容姿:体長15cm程。ロープみたいな蛭みたいな姿をしている
覚醒者には無害に等しいが、数は無数。覚醒状態で握りつぶせる
当然の事ながら、手が届かない場所にも這い回るので、その際は他者が助けないといけない
握りつぶすとベトベトする白濁液を撒き散らし消滅する
人間の身体を這って情報を集めるのが目的
温泉と見分けがつかない
●味方勢力
紡伎 希(kz0174)
鳴月 牡丹(kz0180)
両名はNPC欄を参照の事
●温泉
広い露店風呂
湯煙は濃い
水着着用の上で混浴
原則的には、リプレイ開始は全員が露店風呂に入っている状態からとする
●注意事項
プレイング提出時に入浴に相応しくない装備を装着したままだと勝手に剥かれて入る事になります
オープニングの冒頭にも書かせていただきましたが、リプレイの内容は、かなりのアドリブやら何やらになる可能性もあります
依頼に参加された時点で、それらについては了解をしたとして扱わせて戴きます
温泉を楽しむ
●内容
入浴中に現われた雑魔を撃退し、入浴を続ける
●敵勢力
・アリトゥス
容姿:桜型妖精アリスに似た姿とサイズ。桃色の髪と瞳の可愛らしい少女
歪虚ネル・ベルの配下の一人。戦闘域には存在しないので、関われない
・雑魔
容姿:体長15cm程。ロープみたいな蛭みたいな姿をしている
覚醒者には無害に等しいが、数は無数。覚醒状態で握りつぶせる
当然の事ながら、手が届かない場所にも這い回るので、その際は他者が助けないといけない
握りつぶすとベトベトする白濁液を撒き散らし消滅する
人間の身体を這って情報を集めるのが目的
温泉と見分けがつかない
●味方勢力
紡伎 希(kz0174)
鳴月 牡丹(kz0180)
両名はNPC欄を参照の事
●温泉
広い露店風呂
湯煙は濃い
水着着用の上で混浴
原則的には、リプレイ開始は全員が露店風呂に入っている状態からとする
●注意事項
プレイング提出時に入浴に相応しくない装備を装着したままだと勝手に剥かれて入る事になります
オープニングの冒頭にも書かせていただきましたが、リプレイの内容は、かなりのアドリブやら何やらになる可能性もあります
依頼に参加された時点で、それらについては了解をしたとして扱わせて戴きます
マスターより
●挨拶
皆様、いかがお過ごしですか? 赤山です。
最初は【CF】連動で考えていたのですが……どういう訳か、温泉での戦闘シナリオになってしまいました。
●【魔装】タグについて
私が個人的に展開する、あるストーリーのタグとなります。
ショート、イベント、シリーズなど様々な形態での依頼で長期展開される予定です。依頼だけではなく、NPCの設定とか一言も、もしかして?
●攻略のヒント
普通に温泉に入る状態なので、道具類は基本的に、入浴時にあるものしかありません!
皆様、いかがお過ごしですか? 赤山です。
最初は【CF】連動で考えていたのですが……どういう訳か、温泉での戦闘シナリオになってしまいました。
●【魔装】タグについて
私が個人的に展開する、あるストーリーのタグとなります。
ショート、イベント、シリーズなど様々な形態での依頼で長期展開される予定です。依頼だけではなく、NPCの設定とか一言も、もしかして?
●攻略のヒント
普通に温泉に入る状態なので、道具類は基本的に、入浴時にあるものしかありません!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/12/19 01:14
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/12/15 05:54:00 |
|
![]() |
作戦卓 ライラ = リューンベリ(ka5507) 人間(クリムゾンウェスト)|15才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/12/14 18:28:34 |