ゲスト
(ka0000)
【初心】風の巨人
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加制限
- LV1~LV20
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/12/28 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/01/11 19:00
オープニング
「さあ、年末の片付け物もだけど新年の準備もしなくちゃね」
ここはクリムゾンウエストのとある田舎の村。
「最近、天気もいいし今年は早めに支度しとこうかね」
村人たちは口々にそんな会話を交わす。
「あら。あそこの奥さん、もう風を通してるわ」
「こうしちゃいられない。ウチも急がないと」
「なにせ、この村の風物詩ですものね」
道端で立ち話の興じていた主婦たちが、まるで突然の通り雨に洗濯物の取り込みを急ぐがごとくわらわらと自宅へ戻っていく。
一体何かというと。
――ばさ、ばさっ、ばさー。
村のあちこちの民家で一斉に大量のハンカチが物干し竿に掛けられたのだ。
ある家は赤。あちらの軒先には白。向こうの窓には緑で、あっちの二階には水色――。
あっという間に村中に色とりどりのハンカチがはためくのだった。
――ブロン……。
そこに一台の魔導バイクが到着。三輪の魔導トラックも一緒だ。
「お。ちょい早いと思ったが、ラッキーだねぇ。初華、これがこの村の季節の風物詩『ハンカチの海』だ」
魔導バイクに跨っていたのは、自称「戦場詩人」のダイン・グラマン。目の前に広かる、風に揺られ大海の波のように雄々しく揺らぐハンカチの光景に顎をしゃくった。
「ほへぇ……すっごい。なんでこんな事するの?」
魔導トラック「オート三輪」から顔を出した南那初華(kz0135)が珍しい光景に瞳を輝かしている。
「この村では新年に『ハンカチ祭り』をするんだよ。その準備で、一年倉庫に入れておいたハンカチを各家庭で干して風を通しておくのさ」
「え? ハンカチ祭り?」
「年始めの縁起担ぎというか、厄除けだな」
大量のハンカチの山の中から、数枚しかない黒いハンカチを探し出しナイフを立てる祭りだとか。
「黒いハンカチは災いの象徴と言うことらしい。多くのハンカチの中から探し出してナイフを立てた者は勇者としてその年は祝福されるそうだ」
相当な争奪戦になるらしい、とダイン。
「ああ、年末のバーゲンみたいなものね。でもどうして『勇者』なのかしら」
ふうん、と人差し指を唇に添える初華。
「さあ。祭りの起源に由来してるかもだが……っていうか、バーゲンは違うだろう」
「きっと似たようなものよぅ」
「そうかぁ? ま、いい。お茶でも飲んで小休止しよう」
ぶろろん……とその場を後にする二人だった。
後日、ハンターオフィスにて。
「というわけで、初華さんの次の仕事はこれです」
「いや、次の仕事って……」
オフィス係員に強引に仕事を押し付けられそうになり口を尖らす初華。
その目付きが、文面を読んで変わった。
内容は、「ハンカチの海」で観光地化している村からの歪虚退治依頼だった。
「『風の巨人』が出たようです。敵のデータは一切不明ですがたまたま遭遇戦闘したハンターからそこまで強くない、との情報を得ました」
「ほへ? それなら倒してしまえばいいのに」
素朴な疑問を呈する初華。
「『赤い機体はマッハの証。偵察任務は偵察まで。それ以上やると金にならん』とのことです」
「マッハ・リーさんね……」
初華、確かダインさんの知り合いだったはず、と呆れる。
「とにかく新人依頼にして対応力を見ます。初華さんはバックアップでお願いしますね」
村に近付く前に草原で撃破してください、と係員。
「この間立ち寄ったところだし……うん、頑張る!」
というわけで、色とりどりのハンカチを風で巻き上げ2・5mの人型を取り草原を徘徊している歪虚退治をしてくれる人、求ム。
ここはクリムゾンウエストのとある田舎の村。
「最近、天気もいいし今年は早めに支度しとこうかね」
村人たちは口々にそんな会話を交わす。
「あら。あそこの奥さん、もう風を通してるわ」
「こうしちゃいられない。ウチも急がないと」
「なにせ、この村の風物詩ですものね」
道端で立ち話の興じていた主婦たちが、まるで突然の通り雨に洗濯物の取り込みを急ぐがごとくわらわらと自宅へ戻っていく。
一体何かというと。
――ばさ、ばさっ、ばさー。
村のあちこちの民家で一斉に大量のハンカチが物干し竿に掛けられたのだ。
ある家は赤。あちらの軒先には白。向こうの窓には緑で、あっちの二階には水色――。
あっという間に村中に色とりどりのハンカチがはためくのだった。
――ブロン……。
そこに一台の魔導バイクが到着。三輪の魔導トラックも一緒だ。
「お。ちょい早いと思ったが、ラッキーだねぇ。初華、これがこの村の季節の風物詩『ハンカチの海』だ」
魔導バイクに跨っていたのは、自称「戦場詩人」のダイン・グラマン。目の前に広かる、風に揺られ大海の波のように雄々しく揺らぐハンカチの光景に顎をしゃくった。
「ほへぇ……すっごい。なんでこんな事するの?」
魔導トラック「オート三輪」から顔を出した南那初華(kz0135)が珍しい光景に瞳を輝かしている。
「この村では新年に『ハンカチ祭り』をするんだよ。その準備で、一年倉庫に入れておいたハンカチを各家庭で干して風を通しておくのさ」
「え? ハンカチ祭り?」
「年始めの縁起担ぎというか、厄除けだな」
大量のハンカチの山の中から、数枚しかない黒いハンカチを探し出しナイフを立てる祭りだとか。
「黒いハンカチは災いの象徴と言うことらしい。多くのハンカチの中から探し出してナイフを立てた者は勇者としてその年は祝福されるそうだ」
相当な争奪戦になるらしい、とダイン。
「ああ、年末のバーゲンみたいなものね。でもどうして『勇者』なのかしら」
ふうん、と人差し指を唇に添える初華。
「さあ。祭りの起源に由来してるかもだが……っていうか、バーゲンは違うだろう」
「きっと似たようなものよぅ」
「そうかぁ? ま、いい。お茶でも飲んで小休止しよう」
ぶろろん……とその場を後にする二人だった。
後日、ハンターオフィスにて。
「というわけで、初華さんの次の仕事はこれです」
「いや、次の仕事って……」
オフィス係員に強引に仕事を押し付けられそうになり口を尖らす初華。
その目付きが、文面を読んで変わった。
内容は、「ハンカチの海」で観光地化している村からの歪虚退治依頼だった。
「『風の巨人』が出たようです。敵のデータは一切不明ですがたまたま遭遇戦闘したハンターからそこまで強くない、との情報を得ました」
「ほへ? それなら倒してしまえばいいのに」
素朴な疑問を呈する初華。
「『赤い機体はマッハの証。偵察任務は偵察まで。それ以上やると金にならん』とのことです」
「マッハ・リーさんね……」
初華、確かダインさんの知り合いだったはず、と呆れる。
「とにかく新人依頼にして対応力を見ます。初華さんはバックアップでお願いしますね」
村に近付く前に草原で撃破してください、と係員。
「この間立ち寄ったところだし……うん、頑張る!」
というわけで、色とりどりのハンカチを風で巻き上げ2・5mの人型を取り草原を徘徊している歪虚退治をしてくれる人、求ム。
解説
草原を徘徊している歪虚「風の巨人」を撃破してください。
敵の本体は、無数で色とりどりのハンカチです。
これが風を起こして舞い、巨人のような形になっています。
ただし、巨人として動くのは移動まで。
ひとたび攻撃を受けると四つ程度の固まりに分離して取り囲もうとしてきます。
受ける攻撃は……風とぶつかる石つぶて(巻き込まれていると毎ターン1~2のダメージ有り)やハンカチでバランスを崩させ転倒させること。殺傷力の低い攻撃がメーンであるため、初心者依頼となりました。
ただ、ハンカチで口元を塞ぎ窒息狙いをする攻撃だけは非常に厄介です。風を微妙に操るため口に張り付くと口から空気を吸い取ろうします。少々隙間が空いていても酸欠となり、はがすまで戦闘にならないでしょう。
また、ハンカチ一枚はとても弱い攻撃で倒れます。その代り、大ダメージの攻撃でも一枚しか倒せませません。範囲攻撃や貫通攻撃減退の効果を持っているため、極端な話をすると百枚倒すのに百回の攻撃が必要になります。半面、弱点を探し出すことができれば一気に大量のハンカチを行動不能に追い込むことができます。
現場には、バックアップの南那初華が運転する魔導トラック「オート三輪」で向かいます。
もしもアイテムとして馬や魔導バイクを持っていればそれで現場に向かい、騎乗して戦闘することも可能です。敵は状況に応じて戦法を変えて来ますが。
敵の本体は、無数で色とりどりのハンカチです。
これが風を起こして舞い、巨人のような形になっています。
ただし、巨人として動くのは移動まで。
ひとたび攻撃を受けると四つ程度の固まりに分離して取り囲もうとしてきます。
受ける攻撃は……風とぶつかる石つぶて(巻き込まれていると毎ターン1~2のダメージ有り)やハンカチでバランスを崩させ転倒させること。殺傷力の低い攻撃がメーンであるため、初心者依頼となりました。
ただ、ハンカチで口元を塞ぎ窒息狙いをする攻撃だけは非常に厄介です。風を微妙に操るため口に張り付くと口から空気を吸い取ろうします。少々隙間が空いていても酸欠となり、はがすまで戦闘にならないでしょう。
また、ハンカチ一枚はとても弱い攻撃で倒れます。その代り、大ダメージの攻撃でも一枚しか倒せませません。範囲攻撃や貫通攻撃減退の効果を持っているため、極端な話をすると百枚倒すのに百回の攻撃が必要になります。半面、弱点を探し出すことができれば一気に大量のハンカチを行動不能に追い込むことができます。
現場には、バックアップの南那初華が運転する魔導トラック「オート三輪」で向かいます。
もしもアイテムとして馬や魔導バイクを持っていればそれで現場に向かい、騎乗して戦闘することも可能です。敵は状況に応じて戦法を変えて来ますが。
マスターより
ふらっと、深夜です。
新たに登録したり、依頼にあまり参加していないキャラクターに向くシナリオです。
やたらと手数の必要な戦闘になります。とにかく思いっきり戦いたい人に向くかもしれません。
遠距離攻撃でももちろん討伐可能ですが、もちろん敵は寄ってくるでしょう。どこから攻撃されているのか分からない場合などは当然逃げ出し今回では討伐できなくなるので要注意です。
OP長めですいません。ぜひ、類推戦闘を楽しんでください。
では、よろしくお願いします。
新たに登録したり、依頼にあまり参加していないキャラクターに向くシナリオです。
やたらと手数の必要な戦闘になります。とにかく思いっきり戦いたい人に向くかもしれません。
遠距離攻撃でももちろん討伐可能ですが、もちろん敵は寄ってくるでしょう。どこから攻撃されているのか分からない場合などは当然逃げ出し今回では討伐できなくなるので要注意です。
OP長めですいません。ぜひ、類推戦闘を楽しんでください。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/01/04 23:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/12/28 08:23:27 |
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「風の巨人」相談卓 無雲(ka6677) 鬼|18才|女性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2016/12/28 14:30:24 |