ゲスト
(ka0000)
或る少女の相談
マスター:佐倉眸

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~13人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/12/31 07:30
- リプレイ完成予定
- 2017/01/09 07:30
オープニング
●
ここは自由都市リゼリオの擁するハンターズ・ソサエティ。
自由都市同盟の中に基盤を建てながらも、独立した組織として機能し、各地のオフィスを連絡するネットワークを維持しながら、ハンターへの依頼斡旋を行っています。
また、ハンターズ・ソサエティの大切な機能の1つには、大精霊との契約を行い一定以上のマテリアルの保有者を覚醒者に導くことも挙げられます。
覚醒の方法は、後でお話し致しますが、とても簡単……らしいですよ。
覚醒者の中でも、ソサエティに所属する者を特にハンターさん……失礼、ハンター、と呼びますが、無所属の覚醒者も、あるいは、覚醒していないながらにソサエティに所属して歪虚と戦おうとする者もいます。
私たち受付や、他のオフィスの職員もそれに近いものと思って下さい。
さて、覚醒者がマテリアルを扱う方法には様々ありますが、今は10系統に分けられてまして、この一つ一つをクラスと呼びます。例えば……
蟀谷を押さえ、眉間に皺を刻んで。目を回しそうな顔で項垂れた少女を前に受付嬢は口を噤む。
彼女は今し方ここ、ハンターズ・ソサエティのドアを叩いたばかりなのだから。
●
彼女との出会いは不思議なものだった。
今日も1日頑張るぞ、と、ドアを開け、朝日を浴びていると、地図を見詰めて首を傾げながらあっちに、こっちにと歩き回る少女を見かけた。
迷子、だろうか。
そう思って声を掛けようとした瞬間、少女の身体が、跳ねた。
「きゃっ」
声を上げて、彼女はきょろきょろと周囲を見回して溜息を吐く。しかしすぐにソサエティの看板を見付け、有った、と嬉しそうに叫んだ。
出迎えた受付嬢に少女は名乗るでも無く、自身の長くない半生が如何に失敗続きで出来そこないかと情感を込めて懇切丁寧に語り、
「――それでも、私には……こんなにダメな私を助けてくれる友達がいる……みたいなんです。だから、あのっ」
よろしくお願いします。
そう言いながら、頭を下げた。
まるで何かに叩かれたみたいな勢いで。
それは、正しく、叩かれていたようで、垂れた彼女の頭には淡い緑に発光する不定形の精霊が飛び跳ねていた。
「…………ともだち?」
「……だと、いいなぁって……」
それから彼女に幾つか質問をした。
まずは名前、年齢、ここへ至るまでの悲観的な心情を含まない経緯。
彼女は自身をマーガレット・ミケーリ、メグと呼ばれている14歳だと名乗り、ポルトワール出身で魔術協会に属する学院に通っていたと答えた。
しかし、才能に恵まれずに中退し帰省。その折ハンターの世話になり、最近、彼女に友好的らしい精霊の存在に気付いたようだ。
精霊は、常に彼女の死角に隠れ、それでいて困ったとき、主に道に迷ったときには肩や頭にぶつかって道を示すのだという。
成る程、朝のあれも。と、受付嬢は頷いた。
●
そして話しは冒頭へ。
「かくせい、とか、けいやく……えっと、はんたー、に、なるんです?」
受付嬢の説明の半ばで目を回し始めたメグの頭上、その混乱を意に介さず、精霊は穏やかに揺れて寛いでいる。
「そうですね、簡単に言うと、その精霊さんと、今よりもっともっと仲良くなって、道案内以外でも力を貸して下さいって、お願いするって事……ですかね?」
今は頭の上にいますよ。受付嬢の言葉に上を向いたメグの髪の毛に捕まるように、精霊は毛先に垂れて視線から逃れる。
「そうだ! 現役のハンターさんにお話聞いてみませんか?」
思い付いたと手を叩くと、受付嬢は精霊を探そうと見回すメグに微笑んでホールを見回した。
彼女を助けてくれそうなハンターさんはいないかしら?
ここは自由都市リゼリオの擁するハンターズ・ソサエティ。
自由都市同盟の中に基盤を建てながらも、独立した組織として機能し、各地のオフィスを連絡するネットワークを維持しながら、ハンターへの依頼斡旋を行っています。
また、ハンターズ・ソサエティの大切な機能の1つには、大精霊との契約を行い一定以上のマテリアルの保有者を覚醒者に導くことも挙げられます。
覚醒の方法は、後でお話し致しますが、とても簡単……らしいですよ。
覚醒者の中でも、ソサエティに所属する者を特にハンターさん……失礼、ハンター、と呼びますが、無所属の覚醒者も、あるいは、覚醒していないながらにソサエティに所属して歪虚と戦おうとする者もいます。
私たち受付や、他のオフィスの職員もそれに近いものと思って下さい。
さて、覚醒者がマテリアルを扱う方法には様々ありますが、今は10系統に分けられてまして、この一つ一つをクラスと呼びます。例えば……
蟀谷を押さえ、眉間に皺を刻んで。目を回しそうな顔で項垂れた少女を前に受付嬢は口を噤む。
彼女は今し方ここ、ハンターズ・ソサエティのドアを叩いたばかりなのだから。
●
彼女との出会いは不思議なものだった。
今日も1日頑張るぞ、と、ドアを開け、朝日を浴びていると、地図を見詰めて首を傾げながらあっちに、こっちにと歩き回る少女を見かけた。
迷子、だろうか。
そう思って声を掛けようとした瞬間、少女の身体が、跳ねた。
「きゃっ」
声を上げて、彼女はきょろきょろと周囲を見回して溜息を吐く。しかしすぐにソサエティの看板を見付け、有った、と嬉しそうに叫んだ。
出迎えた受付嬢に少女は名乗るでも無く、自身の長くない半生が如何に失敗続きで出来そこないかと情感を込めて懇切丁寧に語り、
「――それでも、私には……こんなにダメな私を助けてくれる友達がいる……みたいなんです。だから、あのっ」
よろしくお願いします。
そう言いながら、頭を下げた。
まるで何かに叩かれたみたいな勢いで。
それは、正しく、叩かれていたようで、垂れた彼女の頭には淡い緑に発光する不定形の精霊が飛び跳ねていた。
「…………ともだち?」
「……だと、いいなぁって……」
それから彼女に幾つか質問をした。
まずは名前、年齢、ここへ至るまでの悲観的な心情を含まない経緯。
彼女は自身をマーガレット・ミケーリ、メグと呼ばれている14歳だと名乗り、ポルトワール出身で魔術協会に属する学院に通っていたと答えた。
しかし、才能に恵まれずに中退し帰省。その折ハンターの世話になり、最近、彼女に友好的らしい精霊の存在に気付いたようだ。
精霊は、常に彼女の死角に隠れ、それでいて困ったとき、主に道に迷ったときには肩や頭にぶつかって道を示すのだという。
成る程、朝のあれも。と、受付嬢は頷いた。
●
そして話しは冒頭へ。
「かくせい、とか、けいやく……えっと、はんたー、に、なるんです?」
受付嬢の説明の半ばで目を回し始めたメグの頭上、その混乱を意に介さず、精霊は穏やかに揺れて寛いでいる。
「そうですね、簡単に言うと、その精霊さんと、今よりもっともっと仲良くなって、道案内以外でも力を貸して下さいって、お願いするって事……ですかね?」
今は頭の上にいますよ。受付嬢の言葉に上を向いたメグの髪の毛に捕まるように、精霊は毛先に垂れて視線から逃れる。
「そうだ! 現役のハンターさんにお話聞いてみませんか?」
思い付いたと手を叩くと、受付嬢は精霊を探そうと見回すメグに微笑んでホールを見回した。
彼女を助けてくれそうなハンターさんはいないかしら?
解説
目的 メグの質問に答える
●状況
依頼を探して訪ねたところ、受付嬢より「お時間ありますか?」と声を掛けられます
広いテーブルへ誘われ、人が集まったところで、質問タイムとなります
紅茶、コーヒー、クッキーが用意されていますので、ご自由に
※
参加者全員が座れる円卓です
席次の指定は齟齬が無い限り可能ですのでプレイングに記入をお願いします
●質問
「どうやって契約したんですか?」
契約するのは怖い、怖くない、楽しい、嬉しい……
ハンターさんと対面した大精霊さんの印象は?
「覚醒すると、どんな力を使えるんですか?」
戦う力? 守る力?
私は、どんな力が使えるんだろう……
「才能が無くても、ハンターにはなれるんでしょうか?」
精霊さんとは、お友達になりたいです……
街道で守って貰ったんですが、他にはどんなお仕事するんですか?
「覚醒するとどうなっちゃうんですか?」
※キャラクターシートの「覚醒」の欄が公認されている場合のみ
熱かったり、痛かったりしませんか?
……っみ、見せて、下さい!
※
上述のような質問や反応がありますが、PCさんの話したいことを、世界観の範囲内で何でもどうぞ
世界観から外れてしまうものは描写出来ませんのでご了承下さい
全ての質問に答えなくても大丈夫です
●NPC
メグ(マーガレット・ミケーリ)
14歳、一般人
かつてハンターに護衛されて、ヴァリオスからポルトワールまでの街道を越える(路地裏工房コンフォートと精霊)が、その際に傍らに寄り添う精霊の存在を示唆される。
つい最近になって、それを実感するようになり、友達? と、思い始める。
精霊さんとの意思疎通を図るためにソサエティを訪ね、受付嬢よりハンターと契約者のこと、ハンターの仕事の一端を聞かされ混乱中。
受付嬢
一般人
必要と有れば給仕でも司会でも。
※無口なPCさんには発言を促したり名指ししたりも致しますので、プレイングにてご指定下さい。
●状況
依頼を探して訪ねたところ、受付嬢より「お時間ありますか?」と声を掛けられます
広いテーブルへ誘われ、人が集まったところで、質問タイムとなります
紅茶、コーヒー、クッキーが用意されていますので、ご自由に
※
参加者全員が座れる円卓です
席次の指定は齟齬が無い限り可能ですのでプレイングに記入をお願いします
●質問
「どうやって契約したんですか?」
契約するのは怖い、怖くない、楽しい、嬉しい……
ハンターさんと対面した大精霊さんの印象は?
「覚醒すると、どんな力を使えるんですか?」
戦う力? 守る力?
私は、どんな力が使えるんだろう……
「才能が無くても、ハンターにはなれるんでしょうか?」
精霊さんとは、お友達になりたいです……
街道で守って貰ったんですが、他にはどんなお仕事するんですか?
「覚醒するとどうなっちゃうんですか?」
※キャラクターシートの「覚醒」の欄が公認されている場合のみ
熱かったり、痛かったりしませんか?
……っみ、見せて、下さい!
※
上述のような質問や反応がありますが、PCさんの話したいことを、世界観の範囲内で何でもどうぞ
世界観から外れてしまうものは描写出来ませんのでご了承下さい
全ての質問に答えなくても大丈夫です
●NPC
メグ(マーガレット・ミケーリ)
14歳、一般人
かつてハンターに護衛されて、ヴァリオスからポルトワールまでの街道を越える(路地裏工房コンフォートと精霊)が、その際に傍らに寄り添う精霊の存在を示唆される。
つい最近になって、それを実感するようになり、友達? と、思い始める。
精霊さんとの意思疎通を図るためにソサエティを訪ね、受付嬢よりハンターと契約者のこと、ハンターの仕事の一端を聞かされ混乱中。
受付嬢
一般人
必要と有れば給仕でも司会でも。
※無口なPCさんには発言を促したり名指ししたりも致しますので、プレイングにてご指定下さい。
マスターより
よろしくお願いします。
思い出でも、夢でも。何でも。
自分のクラスをアピールしたり、覚醒して見せてあげたり。
迷える少女に語って下さい。
思い出でも、夢でも。何でも。
自分のクラスをアピールしたり、覚醒して見せてあげたり。
迷える少女に語って下さい。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/01/09 22:19
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/12/31 06:23:56 |
|
![]() |
交流卓 マキナ・バベッジ(ka4302) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/12/30 18:27:52 |