ゲスト
(ka0000)
農村警備
マスター:篠崎砂美

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在15人 / 4~15人
- サポート
- 現在0人 / 0~15人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/10/06 19:00
- リプレイ完成予定
- 2014/10/15 19:00
オープニング
「隊長さん、隊長さん、大変だー!」
「なんだ、どうした!?」
いきなり飛び込んできた部下の様子に、アルマート・トレナーレ少佐……もとい、今は大尉が、慌てて聞き返しました。
「アンジェロんとこの牛が逃げだしただあ」
「牛……、ええい、お前たちで早く捕まえてこい」
「わっかりましただあー」
大尉に命令されて、四人の部下たちがあたふたと兵舎を飛び出していきます。
「やれやれ。早く、都会に帰りてー」
兵舎といっても、普通の小屋です。その中で、愚痴を垂れつつ、大尉はお茶を飲み始めました。
数々の越権行為がばれてしまい、アルマート少佐は大尉に格下げで、極彩色の都市ヴァリオスから、農業推進地域ジェオルジの片田舎へと左遷されてしまったのでした。完全な都落ちです。先日の夏祭りで、うまくなじんでいたじゃないかというのが理由のようですが。
名目だけは地元農村の警備小隊の隊長として、ウーノ、ドゥーエ、トレ、クアットロの四人の若者たちを部下として率いていますが、マジで名目だけです。こんなド田舎、事件らしい事件も起きません。さっきの牛が逃げだしたというのが大事件なぐらいですから。
「これじゃ、手柄を立てて都会に復帰というのも、夢のまた夢だな。俺、終わった……。はあっ……」
やる気をなくして、日々遊びほうけているアルマート隊長ですが、それでも何の問題も起きないほどのド田舎です。
「あーあ、何か起きねーかなー。早く都会に帰りてー」
そんな怠惰な日々を過ごしていたある日のことでした。
「た、大変だあ。ぞ、雑魔が現れただあ!」
「何だって。でかした!」
いや、何がでかしたのでしょう。とりあえず、退治すれば何かしらの成果です。隊長は、部下たちを引き連れて現場へむかいました。
「あ、あいつですだ」
「きゃー」
「きゃー」
「きゃー」
部下たちは、雑魔を指さすなり、隊長の背中に回って叫びました。
「こ、こいつが雑魔……」
きしゃー!
隊長が、野原の真ん中で奇声をあげている不気味な姿をした虫を見て、部下たちに聞き返しました。ちなみに、体長は10センチほどです。
「もう一度聞く。こいつが、化け物か?」
きしゃーっ!
「そうですだあ。助けてー、もうだめですだあ」
部下たちは、隊長にしがみついてブルブル震えています。
きしゃーっ!
「いや、まあ、確かに雑魔っぽいけどなあ」
言われてみれば、超小型の化け物っぽくはあります。多分、そうなのでしょう。しかし……。
きしゃーっ!
「えいっ」
ぷちっ!
あっさりと、隊長はその雑魔を踏みつぶしました。
「やったあ! 隊長さんが雑魔をやっつけただあ」
「わーい、わーい」
「すげー、やっぱり隊長さんだあ。つえーだよ、無敵だよ」
「バンザーイ、バンザーイ」
隊長が雑魔に勝ったのを見て、隊員たちは大喜びです。
「お前たち……、あのなあ……」
隊長の方はと言えば、もう、返す言葉がありません。いったい、どうしろというのでしようか、こいつら……。
いやいやいや、このままではいけません。本当に雑魔がでたら、子犬程度の大きさの雑魔でも、この小隊は全滅してしまいそうです。というよりも、戦いにすらなりません。
「というわけで、ハンターの方々に来ていただいたという次第だ」
集まってくれたハンターたちを前にして、隊長が言いました。
「こいつらを徹底的に鍛え直してもらいたい」
「ひえー」
「勘弁してくだせえ」
「隊長さんは鬼やー」
「えーん、えーん」
隊長の言葉に、何も知らないで招集された部下たちが泣きだします。
「分かりました。任せてください」
「おう、任せたぜ」
キランとお互いの目を輝かせながら、隊長とハンターたちはニヤリと笑いました。
「なんだ、どうした!?」
いきなり飛び込んできた部下の様子に、アルマート・トレナーレ少佐……もとい、今は大尉が、慌てて聞き返しました。
「アンジェロんとこの牛が逃げだしただあ」
「牛……、ええい、お前たちで早く捕まえてこい」
「わっかりましただあー」
大尉に命令されて、四人の部下たちがあたふたと兵舎を飛び出していきます。
「やれやれ。早く、都会に帰りてー」
兵舎といっても、普通の小屋です。その中で、愚痴を垂れつつ、大尉はお茶を飲み始めました。
数々の越権行為がばれてしまい、アルマート少佐は大尉に格下げで、極彩色の都市ヴァリオスから、農業推進地域ジェオルジの片田舎へと左遷されてしまったのでした。完全な都落ちです。先日の夏祭りで、うまくなじんでいたじゃないかというのが理由のようですが。
名目だけは地元農村の警備小隊の隊長として、ウーノ、ドゥーエ、トレ、クアットロの四人の若者たちを部下として率いていますが、マジで名目だけです。こんなド田舎、事件らしい事件も起きません。さっきの牛が逃げだしたというのが大事件なぐらいですから。
「これじゃ、手柄を立てて都会に復帰というのも、夢のまた夢だな。俺、終わった……。はあっ……」
やる気をなくして、日々遊びほうけているアルマート隊長ですが、それでも何の問題も起きないほどのド田舎です。
「あーあ、何か起きねーかなー。早く都会に帰りてー」
そんな怠惰な日々を過ごしていたある日のことでした。
「た、大変だあ。ぞ、雑魔が現れただあ!」
「何だって。でかした!」
いや、何がでかしたのでしょう。とりあえず、退治すれば何かしらの成果です。隊長は、部下たちを引き連れて現場へむかいました。
「あ、あいつですだ」
「きゃー」
「きゃー」
「きゃー」
部下たちは、雑魔を指さすなり、隊長の背中に回って叫びました。
「こ、こいつが雑魔……」
きしゃー!
隊長が、野原の真ん中で奇声をあげている不気味な姿をした虫を見て、部下たちに聞き返しました。ちなみに、体長は10センチほどです。
「もう一度聞く。こいつが、化け物か?」
きしゃーっ!
「そうですだあ。助けてー、もうだめですだあ」
部下たちは、隊長にしがみついてブルブル震えています。
きしゃーっ!
「いや、まあ、確かに雑魔っぽいけどなあ」
言われてみれば、超小型の化け物っぽくはあります。多分、そうなのでしょう。しかし……。
きしゃーっ!
「えいっ」
ぷちっ!
あっさりと、隊長はその雑魔を踏みつぶしました。
「やったあ! 隊長さんが雑魔をやっつけただあ」
「わーい、わーい」
「すげー、やっぱり隊長さんだあ。つえーだよ、無敵だよ」
「バンザーイ、バンザーイ」
隊長が雑魔に勝ったのを見て、隊員たちは大喜びです。
「お前たち……、あのなあ……」
隊長の方はと言えば、もう、返す言葉がありません。いったい、どうしろというのでしようか、こいつら……。
いやいやいや、このままではいけません。本当に雑魔がでたら、子犬程度の大きさの雑魔でも、この小隊は全滅してしまいそうです。というよりも、戦いにすらなりません。
「というわけで、ハンターの方々に来ていただいたという次第だ」
集まってくれたハンターたちを前にして、隊長が言いました。
「こいつらを徹底的に鍛え直してもらいたい」
「ひえー」
「勘弁してくだせえ」
「隊長さんは鬼やー」
「えーん、えーん」
隊長の言葉に、何も知らないで招集された部下たちが泣きだします。
「分かりました。任せてください」
「おう、任せたぜ」
キランとお互いの目を輝かせながら、隊長とハンターたちはニヤリと笑いました。
解説
四人の兵隊さんたち、場合によっては、隊長であるアルマート・トレナーレも含めて、頑張って特訓してやってください。
特訓の内容は自由です。
ただし、兵隊さんたちはまだ非覚醒者なので、特訓できる項目は参加PCの装備できる一般スキルと言うことになります。アクティブスキルの特訓は、何それすげーで終わります。まあ、見せびらかして自慢するのはありですが。
装備している一般スキルの場合は、ある程度ちゃんと指導できますが、それ以外は適当になります。ということは、適当なら、スキルと関係なくとも、なんでも特訓できます。
体力だけでなく、料理や、音楽や、釣り、ナンパ、知識など、バラエティに富んだ特訓をしてあげてください。
ただし、えんえん事細かなカリキュラムの説明だけをアクションでされても、それだけで文字数が埋まってしまいます。兵隊さんたちは適当に聞き流していますから、描写では大幅にカットされかねません。あれもこれもやらせようとはしないで、ポイントは絞りましょう。
兵隊さんたちの行動や反応を考えつつ、特訓してやってください。みんな達成率は最低です、多分。
よほど変なことをしない限りは隊長も止めたりはしません。ただし、さすがに大怪我の可能性がある特訓や、悪意のある特訓の場合は、隊長が拒否権を発動します。
なお、サポート参加の場合は、教官にはなれず。サポート対象の教官のために機材を準備したり、特訓後の兵隊さんたちを介護したりなどの、文字通り裏方になります。まあ、ついでに特訓されるというのもありかもしれません。
特訓の内容は自由です。
ただし、兵隊さんたちはまだ非覚醒者なので、特訓できる項目は参加PCの装備できる一般スキルと言うことになります。アクティブスキルの特訓は、何それすげーで終わります。まあ、見せびらかして自慢するのはありですが。
装備している一般スキルの場合は、ある程度ちゃんと指導できますが、それ以外は適当になります。ということは、適当なら、スキルと関係なくとも、なんでも特訓できます。
体力だけでなく、料理や、音楽や、釣り、ナンパ、知識など、バラエティに富んだ特訓をしてあげてください。
ただし、えんえん事細かなカリキュラムの説明だけをアクションでされても、それだけで文字数が埋まってしまいます。兵隊さんたちは適当に聞き流していますから、描写では大幅にカットされかねません。あれもこれもやらせようとはしないで、ポイントは絞りましょう。
兵隊さんたちの行動や反応を考えつつ、特訓してやってください。みんな達成率は最低です、多分。
よほど変なことをしない限りは隊長も止めたりはしません。ただし、さすがに大怪我の可能性がある特訓や、悪意のある特訓の場合は、隊長が拒否権を発動します。
なお、サポート参加の場合は、教官にはなれず。サポート対象の教官のために機材を準備したり、特訓後の兵隊さんたちを介護したりなどの、文字通り裏方になります。まあ、ついでに特訓されるというのもありかもしれません。
マスターより
アルマート・トレナーレ少佐、左遷されちゃいました。今は大尉です。
はたして、部下たちをりっぱに育て上げて、都会へ栄転できる日はやってくるのでしょうか……。
農村警備は、今後も続いていきます。多分……。
はたして、部下たちをりっぱに育て上げて、都会へ栄転できる日はやってくるのでしょうか……。
農村警備は、今後も続いていきます。多分……。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/10/10 07:31
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ジング(ka0342) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/10/06 06:40:29 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/10/03 18:05:56 |
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トレナーレ大尉への質問所 ヴェール・L=ローズレ(ka1119) 人間(リアルブルー)|12才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2014/10/03 07:38:51 |