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【初夢】異星人カンベアノ
マスター:西尾厚哉

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在2人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/01/03 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/01/17 19:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
「観光でいらっしゃいますか?」
聞かれてごそごそと足の間を探り、急いで額にぽつりと翻訳機をつけた。
「缶コーヒーハ、持ッテ来テオリマセン」
「いえ、ええと、観光……」
相手はひそひそと『観光って別の言葉で何て言うの』と尋ねている。
これはしまった、言語を間違えたか。付け替えねば。ぽち。
「ご旅行でいらっしゃいますね?」
「イエース、旅行、オーケー、カモーン、ウエルカム」
「かしこまりました。良い一日を」
ハンコを押してもらった。
「あ、それとですね、あの、一応、何かお召しになられたほうがよろしいかと」
なにっ?
「飯食ウアルカ?」
「いえ、あの、そうではなくて、こちらでは全裸ですとちょっと、その……」
「全裸、ノー、全裸、ウチラ、コレ、普通」
「全裸、イエス、それ、全裸」
なんて面倒臭いんだろう。
この星はどうして皮膚の上にまた布を被せねばならないのだ。
「仕方ないですねえ。私らはちょいと何かが当たるとすぐに出血しちゃうんですよ。着衣は保護のためもあるんです」
良かった、今度はちゃんと会話できそうだ。
助けを得ながら、この星の着衣を身に着ける。
「旦那さん、どちらから?」
「ヤシンシウツクコイテから」
「はあ……まあ、遠くからいらしたんですね。そちらはあれですか、季節とかはないんですか? いくら皮膚が丈夫でも困ることもあるでしょう」
「寒暖差ナイネン」
「まあねえ、旦那さんはボクらみたいに服着ないとなんか、こうスース―するってか、ぶらぶらするもんもないんで、それで着衣の習慣がないのかもしれないですけどねえ」
「スース―ぶらぶら? ナニそれ」
「旦那さん、そこは文章で書くわけにいかないんです」
はい?
「ま、いいじゃないですか。はい、どうでしょう、これで」
姿が映る壁の前に立たせてもらった。
「……」
「なかなか、男前になりましたよ」
「オトコマエ?」
「かっこいいってことです」
なるほど。こういうのをかっこいいというのか。
それにしても苦しいなあ。
「あ、それ、ネクタイですから。慣れないとアレですね。ノーネクタイにしますか」
「ねくたい」
「取りましょうね。はいっと……では、全部で20万Gです」
高えな、おい?!
俺をモノ知らぬ観光客だと思ってぼったくってないか?!
自己紹介が遅くなった。
俺はカンベアノ。
ヤシンシウツクコイテというところから来た。
まあ、言うなれば、この星ではない別の星ということだ。
一応、観光、ということになっているが、実は俺には大事な任務がある。
それは俺が持って来たこのガイドブックだ。
ヤシンシウツクコイテとこの星の交流ができて、この星で言うところのはや十数年。
文化交流と経済潤沢化を目指して始まった星交だが、唯一詳しいと言われている俺の組織が作ったこのガイドブックが最近、事実に即していないと苦情を受けることが多くなった。
察するに、取材をした奴がきちんとした情報を仕入れず、自らの感覚や判断のみで作成したからだと思える。
例えば、今回のように入星するために着衣が必要だという情報すらない。
スース―ぶらぶらも何のことか分からない。
オトコマエ然り。
こういうことはひとつひとつきちんと調べなければいけないのだ。
この「ホテル」とかいう場所に辿り着くまでにも妙なことはいろいろあった。
なぜ、この星の者は、あっちこっちで平べったくて小さいボードを眺めているのか。
この小さなボタンが並んだ細長いものはなんだ。
わっ!
モニターがついたぞ!
なんて古風なんだ!
これ何。うわっ、あっちちちち……熱い液体が出た!
しかし腹減った……どこに行こう。
らあめん、てなんだ。
いた……いた、りあん? 痛いのか?
なんで痛い思いをして飯を食わねばならん。
ぐぎゅるるる……
ええと……『おーこ……まりの……ことは……0を押してください……』
押してみよう。
……
もう一回押してみよう。
……
何にもならない。仕方ないなあ。
さっきの人のところに行くか。
「腹減りータ。ドウスレバイイ?」
「ルームサービスをお取りになりますか? こちらにメニューが」
うわっ、高っ!
でもまあ、いいか。
「ふぉあぐら……これクレ」
「承知いたしました。お部屋にお運びいたしますのでお待ちください」
部屋に運んでくれるのか。それはいいかも。
「お客様、この星は初めてでいらっしゃいますか?」
「ウン、ソウ。案内、ヒト、イル?」
「生憎季節柄ガイドは出払っておりまして。ガイドという存在ではございませんが、ハンターさんなら助けをしてくださるかもしれませんよ?」
「狩人?」
「ああ、いえ、そうではありませんが、お困りでしたらこちらからお話を繋ぎますが」
「お金、たくさん?」
「いえ、それはお客様のご予算で」
いい話だ、それ乗った。
「ジャ、頼む」
「承知いたしました。では明日8時ちょうどに参りますのでその頃こちらまで降りて来てくださいませ」
8時ちょうどか。よし。
「8ジ、チョウドノぉ~、狩人サーンガ~」
なんかそんな鼻歌まじりで部屋に戻った。
アレ?
どうしてドアがあかないのーーーー!?
「観光でいらっしゃいますか?」
聞かれてごそごそと足の間を探り、急いで額にぽつりと翻訳機をつけた。
「缶コーヒーハ、持ッテ来テオリマセン」
「いえ、ええと、観光……」
相手はひそひそと『観光って別の言葉で何て言うの』と尋ねている。
これはしまった、言語を間違えたか。付け替えねば。ぽち。
「ご旅行でいらっしゃいますね?」
「イエース、旅行、オーケー、カモーン、ウエルカム」
「かしこまりました。良い一日を」
ハンコを押してもらった。
「あ、それとですね、あの、一応、何かお召しになられたほうがよろしいかと」
なにっ?
「飯食ウアルカ?」
「いえ、あの、そうではなくて、こちらでは全裸ですとちょっと、その……」
「全裸、ノー、全裸、ウチラ、コレ、普通」
「全裸、イエス、それ、全裸」
なんて面倒臭いんだろう。
この星はどうして皮膚の上にまた布を被せねばならないのだ。
「仕方ないですねえ。私らはちょいと何かが当たるとすぐに出血しちゃうんですよ。着衣は保護のためもあるんです」
良かった、今度はちゃんと会話できそうだ。
助けを得ながら、この星の着衣を身に着ける。
「旦那さん、どちらから?」
「ヤシンシウツクコイテから」
「はあ……まあ、遠くからいらしたんですね。そちらはあれですか、季節とかはないんですか? いくら皮膚が丈夫でも困ることもあるでしょう」
「寒暖差ナイネン」
「まあねえ、旦那さんはボクらみたいに服着ないとなんか、こうスース―するってか、ぶらぶらするもんもないんで、それで着衣の習慣がないのかもしれないですけどねえ」
「スース―ぶらぶら? ナニそれ」
「旦那さん、そこは文章で書くわけにいかないんです」
はい?
「ま、いいじゃないですか。はい、どうでしょう、これで」
姿が映る壁の前に立たせてもらった。
「……」
「なかなか、男前になりましたよ」
「オトコマエ?」
「かっこいいってことです」
なるほど。こういうのをかっこいいというのか。
それにしても苦しいなあ。
「あ、それ、ネクタイですから。慣れないとアレですね。ノーネクタイにしますか」
「ねくたい」
「取りましょうね。はいっと……では、全部で20万Gです」
高えな、おい?!
俺をモノ知らぬ観光客だと思ってぼったくってないか?!
自己紹介が遅くなった。
俺はカンベアノ。
ヤシンシウツクコイテというところから来た。
まあ、言うなれば、この星ではない別の星ということだ。
一応、観光、ということになっているが、実は俺には大事な任務がある。
それは俺が持って来たこのガイドブックだ。
ヤシンシウツクコイテとこの星の交流ができて、この星で言うところのはや十数年。
文化交流と経済潤沢化を目指して始まった星交だが、唯一詳しいと言われている俺の組織が作ったこのガイドブックが最近、事実に即していないと苦情を受けることが多くなった。
察するに、取材をした奴がきちんとした情報を仕入れず、自らの感覚や判断のみで作成したからだと思える。
例えば、今回のように入星するために着衣が必要だという情報すらない。
スース―ぶらぶらも何のことか分からない。
オトコマエ然り。
こういうことはひとつひとつきちんと調べなければいけないのだ。
この「ホテル」とかいう場所に辿り着くまでにも妙なことはいろいろあった。
なぜ、この星の者は、あっちこっちで平べったくて小さいボードを眺めているのか。
この小さなボタンが並んだ細長いものはなんだ。
わっ!
モニターがついたぞ!
なんて古風なんだ!
これ何。うわっ、あっちちちち……熱い液体が出た!
しかし腹減った……どこに行こう。
らあめん、てなんだ。
いた……いた、りあん? 痛いのか?
なんで痛い思いをして飯を食わねばならん。
ぐぎゅるるる……
ええと……『おーこ……まりの……ことは……0を押してください……』
押してみよう。
……
もう一回押してみよう。
……
何にもならない。仕方ないなあ。
さっきの人のところに行くか。
「腹減りータ。ドウスレバイイ?」
「ルームサービスをお取りになりますか? こちらにメニューが」
うわっ、高っ!
でもまあ、いいか。
「ふぉあぐら……これクレ」
「承知いたしました。お部屋にお運びいたしますのでお待ちください」
部屋に運んでくれるのか。それはいいかも。
「お客様、この星は初めてでいらっしゃいますか?」
「ウン、ソウ。案内、ヒト、イル?」
「生憎季節柄ガイドは出払っておりまして。ガイドという存在ではございませんが、ハンターさんなら助けをしてくださるかもしれませんよ?」
「狩人?」
「ああ、いえ、そうではありませんが、お困りでしたらこちらからお話を繋ぎますが」
「お金、たくさん?」
「いえ、それはお客様のご予算で」
いい話だ、それ乗った。
「ジャ、頼む」
「承知いたしました。では明日8時ちょうどに参りますのでその頃こちらまで降りて来てくださいませ」
8時ちょうどか。よし。
「8ジ、チョウドノぉ~、狩人サーンガ~」
なんかそんな鼻歌まじりで部屋に戻った。
アレ?
どうしてドアがあかないのーーーー!?
解説
●ヤシンシウツクコイテ星から来たカンベアノを連れ回す依頼です
●時代考証は一切不要。
あなたがあるといえばこの時代にそれはある。
ないといえばそれはない。
プレイング上でバッティングした場合はあるという前提でない人も体験。
●カンベアノが知りたいのは貴方が住むこの星の人々と生活、
例えば初めてのラーメン体験。
トイレの驚愕
バンジージャンプをみんなで楽しむ
CAM相撲をとる。(CAMを使う場合はなぜかCAMが動かせる場所がある、という設定で描写します)
攻撃するものでなければスキルも使用して良し
費用の全てはカンベアノ持ち。
カンベアノは異星人なので、宇宙的なものももちろん可能。
とりあえず、ガイドブックに「こんな体験できるんだぞ!」と書ければ良いのでなんでもありです。
●補足
カンベアノの星は進んでるのか遅れてるのかよく分からないところがあります。
とりあえず、皆さんが住む星とは違うということだけは確かなのですが、こういうことは知ってるのに、どうしてこれを知らない? みたいな矛盾があるかもしれません。
気に留めず、とにかく「あまり知らないのだ」という前提で連れ回してください。
また、自動翻訳機をおでこにくっつけてますが、言葉の理解がちょっとおかしいです。
うまく通じない部分は多々ありますが、決して殴らないでください
彼からも質問をしてくることがあります。
そのことについて、あなたは「知っている」という前提で描写します
●一日楽しんでカンベアノがちょこっと感動してくれた、もうそれで大成功です
どんなことをカンベアノにさせてみたいか(あるいは費用は他人もちなんだからこの際乗っかって自分がやってみたいこと)をお知らせください
●時代考証は一切不要。
あなたがあるといえばこの時代にそれはある。
ないといえばそれはない。
プレイング上でバッティングした場合はあるという前提でない人も体験。
●カンベアノが知りたいのは貴方が住むこの星の人々と生活、
例えば初めてのラーメン体験。
トイレの驚愕
バンジージャンプをみんなで楽しむ
CAM相撲をとる。(CAMを使う場合はなぜかCAMが動かせる場所がある、という設定で描写します)
攻撃するものでなければスキルも使用して良し
費用の全てはカンベアノ持ち。
カンベアノは異星人なので、宇宙的なものももちろん可能。
とりあえず、ガイドブックに「こんな体験できるんだぞ!」と書ければ良いのでなんでもありです。
●補足
カンベアノの星は進んでるのか遅れてるのかよく分からないところがあります。
とりあえず、皆さんが住む星とは違うということだけは確かなのですが、こういうことは知ってるのに、どうしてこれを知らない? みたいな矛盾があるかもしれません。
気に留めず、とにかく「あまり知らないのだ」という前提で連れ回してください。
また、自動翻訳機をおでこにくっつけてますが、言葉の理解がちょっとおかしいです。
うまく通じない部分は多々ありますが、決して殴らないでください
彼からも質問をしてくることがあります。
そのことについて、あなたは「知っている」という前提で描写します
●一日楽しんでカンベアノがちょこっと感動してくれた、もうそれで大成功です
どんなことをカンベアノにさせてみたいか(あるいは費用は他人もちなんだからこの際乗っかって自分がやってみたいこと)をお知らせください
マスターより
みなさま、一年大変お世話になりました。
年をまたいでオヤジギャグにも満たない古臭いので暴れます。
あまりにも古すぎてMSの歳がばれそうですけど、ちょこっとでも笑ってもらえて、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
因みにカンベアノはあの人とは別人です。
どうぞよいお年をお迎えください。
新しい年のみなさまのご活躍を願っております
年をまたいでオヤジギャグにも満たない古臭いので暴れます。
あまりにも古すぎてMSの歳がばれそうですけど、ちょこっとでも笑ってもらえて、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
因みにカンベアノはあの人とは別人です。
どうぞよいお年をお迎えください。
新しい年のみなさまのご活躍を願っております
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/01/16 12:55
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/01/01 21:43:45 |
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宇宙人ツアコン銀○風!? 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 |