ゲスト
(ka0000)
笑って納めて、年忘れ
マスター:DoLLer

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 普通
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在24人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/01/04 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/01/18 19:00
オープニング
●
「お仕事以外に、特にやりたいことないけれど」
闇の淵から助け出されたクリームヒルトは心に深い闇を持っていたことはその関係者には大きく知れ渡っていた。
なので、彼女にはもうそんな思いをしてもらわないように。と付き添いするテミスが「やりたいことはないですか? 何をしたいですか?」と問うてもらったのだが、答えはそれだった。
「みんなの笑顔が見れれば救われた気持ちになるもの」
「そんな当たり障りのない言葉ではなくてですね。こう、一個人として……」
「だから、笑顔が見れれば十分よ。別にそれは演じての希望じゃないわ。本心!」
こうなるとテミスも押し黙るしかなかった。
手ごわい。
●
「は? 姫様がワーカーホリック(仕事依存症)の気がある? そんなの前々からじゃん」
相談を受けたアミィはテミスの相談を鼻で笑い飛ばした。人間心理をついて自然誘導する術に長けるアミィからすればクリームヒルトが何を考えているかくらい手に取るようにわかるのだから。
「それで困っているから相談しているんです。そんな心使いが理解できない貴女は人形使いではなく単なる厨二病のイタい人です」
「」
アミィは口をパクパクとさせた。
元から容赦ない子ではあったが、最近の彼女の容赦のなさは磨きがかかり、色々と危険な香りが漂う。
「じゃあ教えてあげればいいんではないかい。楽しいって何かってことをさ」
気を取り直してアミィはそう言うとテミスは首を傾げた。
「楽しいとは何でしょう? 直感的には分かっても教えるのは難しい物だと思うのですが」
「こういう時は、人が馬鹿なことやってるのを見れば自然に笑いが零れるし、楽しいって何か理解できるもんよ。綺麗な服で着飾っている人を見たら、ああ綺麗だなあ。あんな服着てみたいなって憧れをいだくでしょ? それをペアでむくつけき大男が着てたら、噴き出すでしょ?」
「……???」
真剣に考えるテミスを見て、アミィは突っ伏した。
こいつもバカ(真面目)じゃねーか!!
「テミス。少なくともあんたに姫様を楽しませるのは不可能だわ」
「不可能かどうかは、やってみなければわかりませんが、少なくとも時間がかかるのは間違いありません。専門の方が必要ですね」
「おうよ、まっかせなさーい」
人形使いとは表向きの職業でもあるのだ。大道芸は得意中の得意。
アミィはどんと胸を叩いて……胸を張る相手がもう立ち去っていたことに気付いた。
「おーい、テミスちゃーん?」
「あなたには無理があります。あなたが呼ぶ笑いは失笑ですから姫様には不適当です」
「待てや、ゴルァ!!!」
●
「そう言う訳で。帝国にある地方の村を丸々使って、クリームヒルトちゃんをみんなで笑かせよう大会を執行したいと思います」
結局アミィがハンターオフィスに赴き、まとまった内容をオフィス員に話していた。
「参加者は全員仕掛け人であり、また参加者なの。他の人の仕掛けにかかって演技を失敗したやつは全員その場でケツバットの刑」
「いいですか……それ」
「リクエストでリスペクトだからいいのっ」
あっさり言い切ったアミィはカウンターに身を乗り出してオフィス員に指を突き付ける。
「姫様も付き添いのテミスはアホみたいに真面目だから手ごわいわよ。自分たちで墓穴掘りあうようなくらいの笑いを仕込んでくれなきゃ困るのよ」
「つまり、クリームヒルトさんだけでなく、笑いのターゲットは互いの参加者にも及ぶように……なわけですね。でも経緯をうかがう限り楽しいを伝えるのであって笑いを取るのとはまた違うような……」
「何か一つでも心から笑うことがあれば、そこから何でも思いつくものよ。最初から最後まで自分を押し殺していた子だかんね。みんなで笑ってハッピーになればいいんじゃねって思う訳よ。だからまあ笑いを取る必要はないけれど……自分の行動で人の気持ちが変わる、空気が変わる。っていう端的な例じゃん。笑いってさ。あと、あたしは忘年会もしたいし」
オフィス員はのけぞりながらもアミィの要望に頷いた。
「お仕事以外に、特にやりたいことないけれど」
闇の淵から助け出されたクリームヒルトは心に深い闇を持っていたことはその関係者には大きく知れ渡っていた。
なので、彼女にはもうそんな思いをしてもらわないように。と付き添いするテミスが「やりたいことはないですか? 何をしたいですか?」と問うてもらったのだが、答えはそれだった。
「みんなの笑顔が見れれば救われた気持ちになるもの」
「そんな当たり障りのない言葉ではなくてですね。こう、一個人として……」
「だから、笑顔が見れれば十分よ。別にそれは演じての希望じゃないわ。本心!」
こうなるとテミスも押し黙るしかなかった。
手ごわい。
●
「は? 姫様がワーカーホリック(仕事依存症)の気がある? そんなの前々からじゃん」
相談を受けたアミィはテミスの相談を鼻で笑い飛ばした。人間心理をついて自然誘導する術に長けるアミィからすればクリームヒルトが何を考えているかくらい手に取るようにわかるのだから。
「それで困っているから相談しているんです。そんな心使いが理解できない貴女は人形使いではなく単なる厨二病のイタい人です」
「」
アミィは口をパクパクとさせた。
元から容赦ない子ではあったが、最近の彼女の容赦のなさは磨きがかかり、色々と危険な香りが漂う。
「じゃあ教えてあげればいいんではないかい。楽しいって何かってことをさ」
気を取り直してアミィはそう言うとテミスは首を傾げた。
「楽しいとは何でしょう? 直感的には分かっても教えるのは難しい物だと思うのですが」
「こういう時は、人が馬鹿なことやってるのを見れば自然に笑いが零れるし、楽しいって何か理解できるもんよ。綺麗な服で着飾っている人を見たら、ああ綺麗だなあ。あんな服着てみたいなって憧れをいだくでしょ? それをペアでむくつけき大男が着てたら、噴き出すでしょ?」
「……???」
真剣に考えるテミスを見て、アミィは突っ伏した。
こいつもバカ(真面目)じゃねーか!!
「テミス。少なくともあんたに姫様を楽しませるのは不可能だわ」
「不可能かどうかは、やってみなければわかりませんが、少なくとも時間がかかるのは間違いありません。専門の方が必要ですね」
「おうよ、まっかせなさーい」
人形使いとは表向きの職業でもあるのだ。大道芸は得意中の得意。
アミィはどんと胸を叩いて……胸を張る相手がもう立ち去っていたことに気付いた。
「おーい、テミスちゃーん?」
「あなたには無理があります。あなたが呼ぶ笑いは失笑ですから姫様には不適当です」
「待てや、ゴルァ!!!」
●
「そう言う訳で。帝国にある地方の村を丸々使って、クリームヒルトちゃんをみんなで笑かせよう大会を執行したいと思います」
結局アミィがハンターオフィスに赴き、まとまった内容をオフィス員に話していた。
「参加者は全員仕掛け人であり、また参加者なの。他の人の仕掛けにかかって演技を失敗したやつは全員その場でケツバットの刑」
「いいですか……それ」
「リクエストでリスペクトだからいいのっ」
あっさり言い切ったアミィはカウンターに身を乗り出してオフィス員に指を突き付ける。
「姫様も付き添いのテミスはアホみたいに真面目だから手ごわいわよ。自分たちで墓穴掘りあうようなくらいの笑いを仕込んでくれなきゃ困るのよ」
「つまり、クリームヒルトさんだけでなく、笑いのターゲットは互いの参加者にも及ぶように……なわけですね。でも経緯をうかがう限り楽しいを伝えるのであって笑いを取るのとはまた違うような……」
「何か一つでも心から笑うことがあれば、そこから何でも思いつくものよ。最初から最後まで自分を押し殺していた子だかんね。みんなで笑ってハッピーになればいいんじゃねって思う訳よ。だからまあ笑いを取る必要はないけれど……自分の行動で人の気持ちが変わる、空気が変わる。っていう端的な例じゃん。笑いってさ。あと、あたしは忘年会もしたいし」
オフィス員はのけぞりながらもアミィの要望に頷いた。
解説
町一つを借り切って互いに互いを笑かせ合う謎の大会がスタートします。
参加者の皆様は各自ネタを盛り込んでお越しください。必要な店舗、道具は実現可能であればアミィが手配してくれます。
ちなみに舞台によっては別の参加者が仕掛けを披露するのを目の当たりにすることがあります。
そこで笑った貴方。ケツバットの刑です。笑うたびに何回でもケツバットの刑です。ダメージはありませんがスポンジなんて優しい素材はありません。
なおケツバットの刑の執行人は町の人にやってもらいますので、志願できません。
自分のネタで自爆しないよう、コンビを組む方はタグをつくるなり、同行者を必ず明記ください。
またマスターは皆さんの笑いのツボがわかりませんので、こんなことされたら笑うと思う。みたいな笑いのツボは簡単にでも書いていただけると助かります。
MVPはクリームヒルトを楽しませた人、及び一番多くの人をケツバットの刑に導いた人に送られます。
成功判定もクリームヒルトが楽しんだ回数です。ネタ数×80%以上で大成功、以降20%区切りでランクが下がります。
クリームヒルトに他の楽しみ、例えば砂糖成分たっぷりの恋とか、音楽とか料理とか、本とか服飾とか。を教えて下さるのも歓迎いたしますが、基本はデスマッチの笑かし合いです。
クリームヒルトは18くらいの女性で、何事にもニコニコとはしていますが、こと世間的なネタにはとかく疎いところがあります。ワーカーホリックとは前々から言われてます。
同行するテミスも一時期奴隷扱いされた後に暗殺者として育成されたために感情が摩耗しているところがあります。ツッコミがキツいところがあります。
NPCはDoLLerのところの者でしたら登録、非登録含めてご自由にどうぞ。
こちらからもたまに攻めに行きます。
参加者の皆様は各自ネタを盛り込んでお越しください。必要な店舗、道具は実現可能であればアミィが手配してくれます。
ちなみに舞台によっては別の参加者が仕掛けを披露するのを目の当たりにすることがあります。
そこで笑った貴方。ケツバットの刑です。笑うたびに何回でもケツバットの刑です。ダメージはありませんがスポンジなんて優しい素材はありません。
なおケツバットの刑の執行人は町の人にやってもらいますので、志願できません。
自分のネタで自爆しないよう、コンビを組む方はタグをつくるなり、同行者を必ず明記ください。
またマスターは皆さんの笑いのツボがわかりませんので、こんなことされたら笑うと思う。みたいな笑いのツボは簡単にでも書いていただけると助かります。
MVPはクリームヒルトを楽しませた人、及び一番多くの人をケツバットの刑に導いた人に送られます。
成功判定もクリームヒルトが楽しんだ回数です。ネタ数×80%以上で大成功、以降20%区切りでランクが下がります。
クリームヒルトに他の楽しみ、例えば砂糖成分たっぷりの恋とか、音楽とか料理とか、本とか服飾とか。を教えて下さるのも歓迎いたしますが、基本はデスマッチの笑かし合いです。
クリームヒルトは18くらいの女性で、何事にもニコニコとはしていますが、こと世間的なネタにはとかく疎いところがあります。ワーカーホリックとは前々から言われてます。
同行するテミスも一時期奴隷扱いされた後に暗殺者として育成されたために感情が摩耗しているところがあります。ツッコミがキツいところがあります。
NPCはDoLLerのところの者でしたら登録、非登録含めてご自由にどうぞ。
こちらからもたまに攻めに行きます。
マスターより
まほろばでクリームヒルト関連の話は決着ついてしまいましたので、こちらは余談的なお話とさせていただきました。
クリームヒルト関連全然知らなくても、ここでは隣り合った参加者を笑かすためだけの単発シナリオなので、どうぞご安心ください。
それでは年末年始。お楽しみくださいませ!
クリームヒルト関連全然知らなくても、ここでは隣り合った参加者を笑かすためだけの単発シナリオなので、どうぞご安心ください。
それでは年末年始。お楽しみくださいませ!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/01/16 23:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談兼雑談卓 神楽(ka2032) 人間(リアルブルー)|15才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2017/01/03 21:41:00 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/01/04 16:28:02 |