ゲスト
(ka0000)
【初夢】時代劇「香炉峰の大雪」
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/01/09 09:00
- リプレイ完成予定
- 2017/01/18 09:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
●
江戸の街に雪が降る。
師走のはじめ、ちらりちらりと降ってくる雪に人々は息を白く染めながら冬を感じていた。犬は外ではしゃぎ周り、猫はコタツで丸くなる。長屋の中で、火鉢の暖かみをありがたく感じていた。
だが、次第に人々の表情は空を覆う雲のごとく影っていった。
江戸の天文方、渋川緋三郎は日々の雪に頭を悩ませていた。師走に入ってこの方、未だに晴れはなし。雪は次第に激しさを増し、降り積もる。重みで倒壊した家屋が出たとの報告まで入った。
「わからぬ……雲はこちらの方角から流れてくるが……」
「その雲はこの山から生まれていると聞きます……」
「山から雪雲が生まれるなぞ、聞いたこともない」
部下からの報告に、緋三郎は眉間にしわを寄せる。
妖怪の仕業と江戸市中に触れ回るかわら版があるという。上役からは、根拠のない風説の流布を止めるためにも「何とかしろ」と言われている。
中間管理職の厳しさは昔も今も変わらない。
「……先生、ここは例の者共に託すというのは如何でしょうか」
「例の?」
「こういう妖かし事に特化した始末屋ですよ。奉行所は度々利用しているそうですが」
「お前も……」
根も葉もない噂を信じるのかと言いかけて、止める。前例はなく、原因はまったくもってわからない。妖怪の仕業というかわら版によれば、「雪を降らす白狐」が目覚めたことこそ原因らしい。
「もし、本当に止めることができればという条件付きで……依頼を出すとするか」
煙草を一服、吐き出した白い煙がふわりと消える。
●
江戸某所、薄暗い場所ででっぷりと太った男が手もみして振り返る。寺に併設された茶屋の二階、集められたのは老若男女を問わない。共通項はただ一つ――その筋の者たちだ。
「というわけで、お仕事です」
太った男は、ジャラジャラと長数珠を鳴らしつつ告げる。
「香炉峰の雪はご存知でしょうか。さしずめ、此度の依頼は香炉峰の大雪退治とでもいうべきでしょうかねぇ」
すらりと取り出した巻物を広げながら、男はホッホと笑い声を上げた。数人の視線に、「失礼」と表情を引き締める。
「すでに敵は確認しております……白い大狐が一匹。その取り巻きか、ましらが数匹見受けられます。解決せねば、金払いはしないとのこと……信用ないですねぇ」
ぐるりと視線を回して、男は数人をみとめる。
「雪山登山の準備を整え、中心部に巣食う妖怪を退治してください。一人では厳しいかと思いますので、皆様、何卒ご協力をお願いしますねぇ」
●
後に文人の一人はこう記す。
「この年、江戸に大雪降る。
妖怪の仕業と風説流れる」
ここに新たな挿話がされるかどうかは、皆様の活躍次第であるといえよう。
●
江戸の街に雪が降る。
師走のはじめ、ちらりちらりと降ってくる雪に人々は息を白く染めながら冬を感じていた。犬は外ではしゃぎ周り、猫はコタツで丸くなる。長屋の中で、火鉢の暖かみをありがたく感じていた。
だが、次第に人々の表情は空を覆う雲のごとく影っていった。
江戸の天文方、渋川緋三郎は日々の雪に頭を悩ませていた。師走に入ってこの方、未だに晴れはなし。雪は次第に激しさを増し、降り積もる。重みで倒壊した家屋が出たとの報告まで入った。
「わからぬ……雲はこちらの方角から流れてくるが……」
「その雲はこの山から生まれていると聞きます……」
「山から雪雲が生まれるなぞ、聞いたこともない」
部下からの報告に、緋三郎は眉間にしわを寄せる。
妖怪の仕業と江戸市中に触れ回るかわら版があるという。上役からは、根拠のない風説の流布を止めるためにも「何とかしろ」と言われている。
中間管理職の厳しさは昔も今も変わらない。
「……先生、ここは例の者共に託すというのは如何でしょうか」
「例の?」
「こういう妖かし事に特化した始末屋ですよ。奉行所は度々利用しているそうですが」
「お前も……」
根も葉もない噂を信じるのかと言いかけて、止める。前例はなく、原因はまったくもってわからない。妖怪の仕業というかわら版によれば、「雪を降らす白狐」が目覚めたことこそ原因らしい。
「もし、本当に止めることができればという条件付きで……依頼を出すとするか」
煙草を一服、吐き出した白い煙がふわりと消える。
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江戸某所、薄暗い場所ででっぷりと太った男が手もみして振り返る。寺に併設された茶屋の二階、集められたのは老若男女を問わない。共通項はただ一つ――その筋の者たちだ。
「というわけで、お仕事です」
太った男は、ジャラジャラと長数珠を鳴らしつつ告げる。
「香炉峰の雪はご存知でしょうか。さしずめ、此度の依頼は香炉峰の大雪退治とでもいうべきでしょうかねぇ」
すらりと取り出した巻物を広げながら、男はホッホと笑い声を上げた。数人の視線に、「失礼」と表情を引き締める。
「すでに敵は確認しております……白い大狐が一匹。その取り巻きか、ましらが数匹見受けられます。解決せねば、金払いはしないとのこと……信用ないですねぇ」
ぐるりと視線を回して、男は数人をみとめる。
「雪山登山の準備を整え、中心部に巣食う妖怪を退治してください。一人では厳しいかと思いますので、皆様、何卒ご協力をお願いしますねぇ」
●
後に文人の一人はこう記す。
「この年、江戸に大雪降る。
妖怪の仕業と風説流れる」
ここに新たな挿話がされるかどうかは、皆様の活躍次第であるといえよう。
解説
●目的
大雪の原因「大白狐」とましらを退治する。
●雪山
雪の吹き荒ぶ山なので、準備は万全に。
特に大きな穴がない限り、戦闘場所にはたどり着けます。
戦闘場所は、雪の深い場所で対策なしでは移動が制限されます。
●大白狐
真っ白い毛並みのサイズ2ほどの大狐です。
氷雪系の魔法が使えます。
また、雪の影響を受けません。
体力は高めですが、打たれ弱い方だと思われます。
●ましら
白い毛並みの人並の大きさをした猿です。
基本的に近接攻撃を仕掛けてきます。
白狐を護るように立ち回りますが、白狐が倒されると逃げ出します。
●設定について
時代劇(江戸時代)コンバートは自由にしてください。
職業、和名等は積極的に組入れていきます。
また、準備パートと事後パートの日常部分を多めに描写する予定です。
退魔師としての参加を推奨しますが、それ以外の形で戦いに参加することも可能です。
大雪の原因「大白狐」とましらを退治する。
●雪山
雪の吹き荒ぶ山なので、準備は万全に。
特に大きな穴がない限り、戦闘場所にはたどり着けます。
戦闘場所は、雪の深い場所で対策なしでは移動が制限されます。
●大白狐
真っ白い毛並みのサイズ2ほどの大狐です。
氷雪系の魔法が使えます。
また、雪の影響を受けません。
体力は高めですが、打たれ弱い方だと思われます。
●ましら
白い毛並みの人並の大きさをした猿です。
基本的に近接攻撃を仕掛けてきます。
白狐を護るように立ち回りますが、白狐が倒されると逃げ出します。
●設定について
時代劇(江戸時代)コンバートは自由にしてください。
職業、和名等は積極的に組入れていきます。
また、準備パートと事後パートの日常部分を多めに描写する予定です。
退魔師としての参加を推奨しますが、それ以外の形で戦いに参加することも可能です。
マスターより
新年明けましておめでとうございます。
御影堂です。
やっぱり時代劇をやっておきたいですよね!
ということで、なんちゃって時代劇を今回も用意いたしました。
基本的には戦闘ですが、準備パート等々で日常部分を楽しんでください。
皆様の設定を楽しみにお待ちしております。
※設定を活かす関係でアドリブが多めになる可能性があります。ご了承ください。
御影堂です。
やっぱり時代劇をやっておきたいですよね!
ということで、なんちゃって時代劇を今回も用意いたしました。
基本的には戦闘ですが、準備パート等々で日常部分を楽しんでください。
皆様の設定を楽しみにお待ちしております。
※設定を活かす関係でアドリブが多めになる可能性があります。ご了承ください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/01/16 08:08
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/01/08 00:57:08 |
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初夢で時代劇 ハスキー(ka2447) 人間(リアルブルー)|20才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/01/09 04:04:25 |