ゲスト
(ka0000)
【万節】秋の雑魔釣り!
マスター:水流響

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/10/10 19:00
- リプレイ完成予定
- 2014/10/19 19:00
オープニング
●料理亭にて
崖上都市、ピースホライズン。その街は、王国と帝国を分かつ大峡谷を結ぶ橋の上に、建設された独立都市だ。その景観から、「空中都市」「橋上都市」とも呼ばれている。商業や歓楽の街として発展した都市は、活気と喧騒に彩られている。
「ぬ~ん……困ったぞ……こんなときに腰を痛めてしまうとは……」
その街の一角にあるレストラン『地平線の料理亭』の料理長、ランディ・アラマンは頭を抱えていた。万霊節の祭りが行われる際、客人に出したい特別料理があるのだが……。
「材料が足りん! やはり取りにいくしか……」
「ランディ、無理をなさってはいけませんよ。その腰で山を登るというのですか?」
ヨロヨロと歩くランディを、副料理長が支える。ランディは先日、重い荷物を運ぶ際に腰を痛めてしまったのだ。大柄で逞しい体も、今はいつもより弱々しく見える。
「ならば副料理長よ。君が行ってくれるというのか?」
「それは……私はあなたのように肉体派じゃありませんし、何よりあの材料を獲るのは一筋縄ではいかないでしょう?」
「だろう。皆そうやって断るのだ……危険だから無理とのう……しかし、それは仕方ないことだ。やはり、わしが行くしか」
元ハンターでもあるランディは、その食材を手に入れることが簡単ではないことを理解していた。身体能力的にも食材的にも、日頃から鍛えていなければ厳しいだろう。杖を付き、ランディは準備を始めようとする。
「その腰では山も、ましてや崖も登れないでしょう!? やめてください」
ガシッとランディの肩を強く掴む副料理長。ランディは困り果てたように息を付いた。
「……どうしたものか」
悩むランディに、副料理長はふと思い付いたように口にする。
「ハンターズソサエティに依頼してみてはどうでしょうか? あそこなら、肉体派の方も大勢いるでしょうし」
「なるほど。わしとしたことが、うっかり忘れておったわい。そうしてみるか」
「元ハンターなのに、頭になかったんですね……それでは、私が依頼しておきますので、あなたは休んでいてください」
若干呆れ気味に返した後、副料理長は依頼内容をまとめるため、筆を手に取った。
●珍味雑魔
十月に入った頃、ハンターオフィスに依頼が掲載された。
内容については、要約するとこうだ。ピースホライズンの近くにある山から、万霊節に作る料理の食材を獲ってきてほしいということらしい。
ただし、詳しく説明を読んでみると、食材はすぐに得られるものではないようだ。
まず、中腹にある滝まで登山する。登山道は整備されていないが、ランディが書いた地図を見ながら登れば、難しいものでもないだろう。
中腹にある滝の滝壺周辺に、食材は生息している。何でも、マテリアル変異の影響で変質した魚……つまり、雑魔に分類されるものらしい。そこは負のマテリアルの「溜まり」になりがちなようで、よくその魚が変質するのだ。
ランディ曰く、「生まれたての雑魔は食える、しかも美味い」らしい。肉は美味で、ダシにすると非常に美味しいスープができるとか。
雑魔の好物は、滝を上った場所に群生する木になっている実だ。滝の脇にある崖からロッククライミングのごとく崖を上り、木の実を入手する必要がある。
滝上は湖となっており、木は湖の縁に群生している。実は水に落ちると沈み、石の隙間や砂の中に入り込んでしまう。水深も深いため、素直に崖を上って木から採取した方が早い。
木の実を手に入れたら滝壺に戻り、釣り具に実を括り付けて、釣りをすることとなる。釣竿は、ハンターズソサエティが支給してくれるとのことだ。
あと、付近には悪戯好きな猿の群れが生息しているので、それにも注意して欲しい。
何かと細かい作業を要する任務ではある。しかし、山は紅葉の見頃でもあるので、アウトドアな気分も味わえること間違いなしだろう。
また、依頼を達成した暁には、お礼として万霊節に出す予定の特別料理を、ランディがハンターたちにふるまってくれる。雑魔の魚料理に興味があるハンターは、依頼に参加してみるといいかもしれない。
崖上都市、ピースホライズン。その街は、王国と帝国を分かつ大峡谷を結ぶ橋の上に、建設された独立都市だ。その景観から、「空中都市」「橋上都市」とも呼ばれている。商業や歓楽の街として発展した都市は、活気と喧騒に彩られている。
「ぬ~ん……困ったぞ……こんなときに腰を痛めてしまうとは……」
その街の一角にあるレストラン『地平線の料理亭』の料理長、ランディ・アラマンは頭を抱えていた。万霊節の祭りが行われる際、客人に出したい特別料理があるのだが……。
「材料が足りん! やはり取りにいくしか……」
「ランディ、無理をなさってはいけませんよ。その腰で山を登るというのですか?」
ヨロヨロと歩くランディを、副料理長が支える。ランディは先日、重い荷物を運ぶ際に腰を痛めてしまったのだ。大柄で逞しい体も、今はいつもより弱々しく見える。
「ならば副料理長よ。君が行ってくれるというのか?」
「それは……私はあなたのように肉体派じゃありませんし、何よりあの材料を獲るのは一筋縄ではいかないでしょう?」
「だろう。皆そうやって断るのだ……危険だから無理とのう……しかし、それは仕方ないことだ。やはり、わしが行くしか」
元ハンターでもあるランディは、その食材を手に入れることが簡単ではないことを理解していた。身体能力的にも食材的にも、日頃から鍛えていなければ厳しいだろう。杖を付き、ランディは準備を始めようとする。
「その腰では山も、ましてや崖も登れないでしょう!? やめてください」
ガシッとランディの肩を強く掴む副料理長。ランディは困り果てたように息を付いた。
「……どうしたものか」
悩むランディに、副料理長はふと思い付いたように口にする。
「ハンターズソサエティに依頼してみてはどうでしょうか? あそこなら、肉体派の方も大勢いるでしょうし」
「なるほど。わしとしたことが、うっかり忘れておったわい。そうしてみるか」
「元ハンターなのに、頭になかったんですね……それでは、私が依頼しておきますので、あなたは休んでいてください」
若干呆れ気味に返した後、副料理長は依頼内容をまとめるため、筆を手に取った。
●珍味雑魔
十月に入った頃、ハンターオフィスに依頼が掲載された。
内容については、要約するとこうだ。ピースホライズンの近くにある山から、万霊節に作る料理の食材を獲ってきてほしいということらしい。
ただし、詳しく説明を読んでみると、食材はすぐに得られるものではないようだ。
まず、中腹にある滝まで登山する。登山道は整備されていないが、ランディが書いた地図を見ながら登れば、難しいものでもないだろう。
中腹にある滝の滝壺周辺に、食材は生息している。何でも、マテリアル変異の影響で変質した魚……つまり、雑魔に分類されるものらしい。そこは負のマテリアルの「溜まり」になりがちなようで、よくその魚が変質するのだ。
ランディ曰く、「生まれたての雑魔は食える、しかも美味い」らしい。肉は美味で、ダシにすると非常に美味しいスープができるとか。
雑魔の好物は、滝を上った場所に群生する木になっている実だ。滝の脇にある崖からロッククライミングのごとく崖を上り、木の実を入手する必要がある。
滝上は湖となっており、木は湖の縁に群生している。実は水に落ちると沈み、石の隙間や砂の中に入り込んでしまう。水深も深いため、素直に崖を上って木から採取した方が早い。
木の実を手に入れたら滝壺に戻り、釣り具に実を括り付けて、釣りをすることとなる。釣竿は、ハンターズソサエティが支給してくれるとのことだ。
あと、付近には悪戯好きな猿の群れが生息しているので、それにも注意して欲しい。
何かと細かい作業を要する任務ではある。しかし、山は紅葉の見頃でもあるので、アウトドアな気分も味わえること間違いなしだろう。
また、依頼を達成した暁には、お礼として万霊節に出す予定の特別料理を、ランディがハンターたちにふるまってくれる。雑魔の魚料理に興味があるハンターは、依頼に参加してみるといいかもしれない。
解説
●依頼の成功条件
雑魔の獲得(最低数24匹、できればそれ以上)
●山について
標高は低いですが、急な傾斜やでこぼこ道が多いので、歩く際は転ばないように気を付けてください。
●滝について
高さ15メートル程度の滝です。崖を登る際も、15メートルほど上ることになるでしょう。滝を上ると、湖に出ます。
滝壺の幅は比較的広めですが、体力のある人が頑張れば、泳いで渡りきれる距離です。
滝壺周辺は、ランディ以外の人間は、ほとんど寄り付かない場所のようです。
●雑魔について
魚の形状をした雑魔です。全長は40~50センチ程度。銀色の体に、濃い赤色の歪な縞模様が特徴。
臆病な性格で、危険を察知すると逃げます。危機に陥った場合のみ、自身を守るための手段として牙を剥くようです。
噛み付いた際の力は指を噛み切られるほどだとか。
●木の実について
1~2メートルほどの低木になっています。
小さい実ですが、見た目よりも重いのか、水に落とすと沈みます。
釣りをする際は、その点に注意してください。
●猿
悪戯好きな猿。隙を見せるとハンターの道具を盗んだりするので、注意が必要です。
●時間帯
開始は朝からです。夜になる前に下山してください。
雑魔の獲得(最低数24匹、できればそれ以上)
●山について
標高は低いですが、急な傾斜やでこぼこ道が多いので、歩く際は転ばないように気を付けてください。
●滝について
高さ15メートル程度の滝です。崖を登る際も、15メートルほど上ることになるでしょう。滝を上ると、湖に出ます。
滝壺の幅は比較的広めですが、体力のある人が頑張れば、泳いで渡りきれる距離です。
滝壺周辺は、ランディ以外の人間は、ほとんど寄り付かない場所のようです。
●雑魔について
魚の形状をした雑魔です。全長は40~50センチ程度。銀色の体に、濃い赤色の歪な縞模様が特徴。
臆病な性格で、危険を察知すると逃げます。危機に陥った場合のみ、自身を守るための手段として牙を剥くようです。
噛み付いた際の力は指を噛み切られるほどだとか。
●木の実について
1~2メートルほどの低木になっています。
小さい実ですが、見た目よりも重いのか、水に落とすと沈みます。
釣りをする際は、その点に注意してください。
●猿
悪戯好きな猿。隙を見せるとハンターの道具を盗んだりするので、注意が必要です。
●時間帯
開始は朝からです。夜になる前に下山してください。
マスターより
皆様、こんにちは。水流響(すいりゅう ひびき)です。
崖登りに、木の実狩りに、釣りに、紅葉。そしてお猿さん。
ちょっとハードなアウトドアを、楽しんでいただけましたら幸いです。
崖登りに、木の実狩りに、釣りに、紅葉。そしてお猿さん。
ちょっとハードなアウトドアを、楽しんでいただけましたら幸いです。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/10/18 17:34
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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山登りと釣りプラン(相談卓) ステラ・ブルマーレ(ka3014) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2014/10/09 22:23:18 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/10/06 12:12:28 |