ゲスト
(ka0000)
切り裂きダリル
マスター:雪村彩人

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- サポート
- 現在0人 / 0~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/01/20 12:00
- リプレイ完成予定
- 2017/02/03 12:00
オープニング
●
――シャキン、シャキンシャキン。
地下室にハサミの鳴る音が響いた。
深夜。町外れの廃屋の地下に広がる倉庫の中であった。
「くくく。恐いか。安心せい。ハンターを始末した後、すぐにお前たちを喰ろうてやるほどに」
闇の中、老人の嗄れた声が響いた。赤光を放つ二つの光点は彼の瞳である。
老人の名はダリル。吸血鬼であった。
数ヶ月前のことである。町を吸血鬼が突如襲った。が、そのうちの四体は死亡。ハンターたちに斃されたのであった。
残るは三体の吸血鬼。老人はそのうちの一体であった。
そのダリルの足元、数人の子供達が転がされている。浚ってきた子供達だ。
「さあて」
ダリルは子供の一人の髪をつかんで引きずり起こした。泣きじゃくる子供にニタリと笑いかけると、告げた。
「お前は助けてやる。戻り、伝えるのじゃ。子供たちを浚ったのは吸血鬼たるダリル。助けたくばハンターほ寄越せ、とな」
子供を送り出して後、ダリルは両手の鋏に視線を落とした。彼の得意とする得物だ。刃は魔性の血でコーティングされており、超硬度の硬さと鋭さを秘めていた。
何故ダリルが鋏に固執するのか、理由は彼自身にもわからない。かつて理髪師であった過去に由来するのかもしれなかった。その記憶はすでに薄れているが。ただ、戦で殺された孫娘の顔のみうっすらと脳裏に残っている。それは残る吸血鬼の一体であるデリアに似ている気がダリルにはしていた。
「ハンターとやらを皆殺しにする。さすればハンターも恐れ、もはや我らの邪魔はするまいて」
ダリルはニンマリと笑った。
●
子供が両親のもとに戻ったのは、それから四十五分後のことである。話を聞いた両親は町長に報せた。
自警団の出動を一度は考えた町長であるが、すぐに諦めた。人間が吸血鬼に敵わないことは幾度の吸血鬼の来襲により思い知らされていたからだ。
「ハンターソサエティにいけ」
町長は命じた。
――シャキン、シャキンシャキン。
地下室にハサミの鳴る音が響いた。
深夜。町外れの廃屋の地下に広がる倉庫の中であった。
「くくく。恐いか。安心せい。ハンターを始末した後、すぐにお前たちを喰ろうてやるほどに」
闇の中、老人の嗄れた声が響いた。赤光を放つ二つの光点は彼の瞳である。
老人の名はダリル。吸血鬼であった。
数ヶ月前のことである。町を吸血鬼が突如襲った。が、そのうちの四体は死亡。ハンターたちに斃されたのであった。
残るは三体の吸血鬼。老人はそのうちの一体であった。
そのダリルの足元、数人の子供達が転がされている。浚ってきた子供達だ。
「さあて」
ダリルは子供の一人の髪をつかんで引きずり起こした。泣きじゃくる子供にニタリと笑いかけると、告げた。
「お前は助けてやる。戻り、伝えるのじゃ。子供たちを浚ったのは吸血鬼たるダリル。助けたくばハンターほ寄越せ、とな」
子供を送り出して後、ダリルは両手の鋏に視線を落とした。彼の得意とする得物だ。刃は魔性の血でコーティングされており、超硬度の硬さと鋭さを秘めていた。
何故ダリルが鋏に固執するのか、理由は彼自身にもわからない。かつて理髪師であった過去に由来するのかもしれなかった。その記憶はすでに薄れているが。ただ、戦で殺された孫娘の顔のみうっすらと脳裏に残っている。それは残る吸血鬼の一体であるデリアに似ている気がダリルにはしていた。
「ハンターとやらを皆殺しにする。さすればハンターも恐れ、もはや我らの邪魔はするまいて」
ダリルはニンマリと笑った。
●
子供が両親のもとに戻ったのは、それから四十五分後のことである。話を聞いた両親は町長に報せた。
自警団の出動を一度は考えた町長であるが、すぐに諦めた。人間が吸血鬼に敵わないことは幾度の吸血鬼の来襲により思い知らされていたからだ。
「ハンターソサエティにいけ」
町長は命じた。
解説
到着は昼頃となります。
戦闘予定の場所は地下倉庫。出入り口は階段のみです。
中に明かりはありません。真っ暗です。ダリルは暗視能力があるので困りません。
人質の子供の数は三人。手足は拘束されていません。
ダリルの武器は鋏。幾つも備えています。片手のみならず、両手でも操ります。
戦闘予定の場所は地下倉庫。出入り口は階段のみです。
中に明かりはありません。真っ暗です。ダリルは暗視能力があるので困りません。
人質の子供の数は三人。手足は拘束されていません。
ダリルの武器は鋏。幾つも備えています。片手のみならず、両手でも操ります。
マスターより
雪村と申します。
連作シナリオ第5話。今回は鋏を操る吸血鬼と戦っていただきます。
ダリルの目的はハンター抹殺です。人質を使い、ハンターの抵抗を挫こうとします。ただダリルは正確にハンターの数をつかんでいるわけではありません。やり方によれば不意をつくことも可能かも。
連作シナリオ第5話。今回は鋏を操る吸血鬼と戦っていただきます。
ダリルの目的はハンター抹殺です。人質を使い、ハンターの抵抗を挫こうとします。ただダリルは正確にハンターの数をつかんでいるわけではありません。やり方によれば不意をつくことも可能かも。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/02/01 22:14
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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きちんと相談するの! ファリス(ka2853) 人間(クリムゾンウェスト)|13才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2017/01/19 19:35:12 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/01/18 08:02:44 |