ゲスト
(ka0000)
坊ちゃん剣士、妖怪退治に乗り出す
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/01/24 12:00
- リプレイ完成予定
- 2017/02/02 12:00
オープニング
●成長とは
リシャール・べリンガーは目の前で起こったことを解決することができなかった。
この一年、何をしてきたのだろうか?
まず、じいやから逃げるように、ハンターとしての素質を伸ばしたいとか父親を超えたいとか考え、勝手に依頼を受けてしまった。結果、ハンターから助言ももらい、周りも考えてなんとかしようと冷静になれてきた。
ハンターにも言われたリシャールの立場だからできることをやろうと努力を続けた――つもりだった。
先日、歪虚を前に、何もできなかった。突然のことに頭がついていかなかっただけと言えばそうだが、もしハンターがいなければ多くの人が死んでいる可能性が高いのだ。
実家に戻ってからしばらく部屋から出られなかった。
ふがいない自分。
何も成長していない自分。
どうすればいいのか分からない。
父も母にも迷惑をかける。
わかっているからどうにかしないといけない。
「修行に出る」
頭の中に浮かんだ単語はずっとそこにい続ける、新年の行事中ずっと。
「私に舞刀士という道を示してくれたあの人ならどう思うのだろうか?」
顔を合わせずらいとはいえ、どこにいるか分からない人物。ハンターなはずだが、聞いた名前はなかった。
だから、もう二度と会える気はしない。
「私はどうすればいいのかな」
経験がすべてだと本能的に感じた。
●家出
「リシャールが家出した?」
「あなた! どうしたらいいの!」
妻に泣きつかれ、シャールズ・べリンガーはうろたえる。
プエル(kz0127)という歪虚と遭遇したというあたりから様子がおかしかったのは間違いない。それもシャールズの友人である男の息子が歪虚化した存在だとも聞いている。彼を慰めるにも、息子が優先であったし、シャールズには困る状態。
帰宅後のリシャールはふさぎこみ、ひきこもっていた。考える時間も必要だろうとそっとしておいて、納得したのか年明けの行事には顔を出していたのだが。
置手紙は「場数を踏みたい」と言うようなことがあった。
シャールズは調べると転移門を使っていることは分かった。その上、エトファリカまで行っている。
舞刀士という存在を考えると、妥当であり、リシャールが求める物が分かった。
家出なのは問題だが、リシャールの心を考えるとシャールズは納得した。心配がなくなるわけではないが。
シャールズはエトファリカ連邦国に来たついでに大江家を訪れる。突然の来訪に大江 紅葉(kz0163)は驚いたが、快く話を聞いてくれたし、もし見つけたら話を聞き連絡を入れると約束してくれた。
この時点でリシャールがいる様子がないため、ここにきていないのは明らかだが、紅葉に会った直後、安心してもいい気がした。
●街道
エトファリカ連邦国の天ノ都で武官として仕える松永 光頼は、街道の見回りに出かけていた。
妖怪が出るという話は聞かないが、出ないとは限らない。まだまだ騒がしいのが現実であり、何時何があるとも限らない。
ある里がある方向から、馬が疾駆してくる。馬は立派で、背に乗る者は慣れていないのがわかるため、誰かが載せて走らせたと思われる。
「光頼様」
「止まれ」
部下たちは慌てる。
馬は光頼の行動により、我に返ったように足を止めた。
馬の背に乗っているのは母と子らしく、真っ青な顔をしている。助かったと分かるまでしばらく呆然とし、震え始める。
「落ち着きなさい。何があったのか……まず、この水を飲みなさい」
部下が手渡した水筒を渡し、光頼は落ち着かせ話を聞く。
「お役人様! 里を出て都に向かっている途中に妖怪が出たんです」
「お兄ちゃんが一人で行っちゃったの。わたしたちを馬に載せたら」
二人が襲われていたところを少年剣士が助けたということらしい。その人物の馬がこれで、彼は単独で何とかしようとしているという。
その少年剣士は幼さが残るが思いつめたような顔をしていたという。
「お兄ちゃんも助けてあげて!」
「お役人様、お願いします」
光頼は部下たちにこの親子を任せ、先に行くことにした。援軍としてハンターを呼ぶようにと頼み。
リシャール・べリンガーは目の前で起こったことを解決することができなかった。
この一年、何をしてきたのだろうか?
まず、じいやから逃げるように、ハンターとしての素質を伸ばしたいとか父親を超えたいとか考え、勝手に依頼を受けてしまった。結果、ハンターから助言ももらい、周りも考えてなんとかしようと冷静になれてきた。
ハンターにも言われたリシャールの立場だからできることをやろうと努力を続けた――つもりだった。
先日、歪虚を前に、何もできなかった。突然のことに頭がついていかなかっただけと言えばそうだが、もしハンターがいなければ多くの人が死んでいる可能性が高いのだ。
実家に戻ってからしばらく部屋から出られなかった。
ふがいない自分。
何も成長していない自分。
どうすればいいのか分からない。
父も母にも迷惑をかける。
わかっているからどうにかしないといけない。
「修行に出る」
頭の中に浮かんだ単語はずっとそこにい続ける、新年の行事中ずっと。
「私に舞刀士という道を示してくれたあの人ならどう思うのだろうか?」
顔を合わせずらいとはいえ、どこにいるか分からない人物。ハンターなはずだが、聞いた名前はなかった。
だから、もう二度と会える気はしない。
「私はどうすればいいのかな」
経験がすべてだと本能的に感じた。
●家出
「リシャールが家出した?」
「あなた! どうしたらいいの!」
妻に泣きつかれ、シャールズ・べリンガーはうろたえる。
プエル(kz0127)という歪虚と遭遇したというあたりから様子がおかしかったのは間違いない。それもシャールズの友人である男の息子が歪虚化した存在だとも聞いている。彼を慰めるにも、息子が優先であったし、シャールズには困る状態。
帰宅後のリシャールはふさぎこみ、ひきこもっていた。考える時間も必要だろうとそっとしておいて、納得したのか年明けの行事には顔を出していたのだが。
置手紙は「場数を踏みたい」と言うようなことがあった。
シャールズは調べると転移門を使っていることは分かった。その上、エトファリカまで行っている。
舞刀士という存在を考えると、妥当であり、リシャールが求める物が分かった。
家出なのは問題だが、リシャールの心を考えるとシャールズは納得した。心配がなくなるわけではないが。
シャールズはエトファリカ連邦国に来たついでに大江家を訪れる。突然の来訪に大江 紅葉(kz0163)は驚いたが、快く話を聞いてくれたし、もし見つけたら話を聞き連絡を入れると約束してくれた。
この時点でリシャールがいる様子がないため、ここにきていないのは明らかだが、紅葉に会った直後、安心してもいい気がした。
●街道
エトファリカ連邦国の天ノ都で武官として仕える松永 光頼は、街道の見回りに出かけていた。
妖怪が出るという話は聞かないが、出ないとは限らない。まだまだ騒がしいのが現実であり、何時何があるとも限らない。
ある里がある方向から、馬が疾駆してくる。馬は立派で、背に乗る者は慣れていないのがわかるため、誰かが載せて走らせたと思われる。
「光頼様」
「止まれ」
部下たちは慌てる。
馬は光頼の行動により、我に返ったように足を止めた。
馬の背に乗っているのは母と子らしく、真っ青な顔をしている。助かったと分かるまでしばらく呆然とし、震え始める。
「落ち着きなさい。何があったのか……まず、この水を飲みなさい」
部下が手渡した水筒を渡し、光頼は落ち着かせ話を聞く。
「お役人様! 里を出て都に向かっている途中に妖怪が出たんです」
「お兄ちゃんが一人で行っちゃったの。わたしたちを馬に載せたら」
二人が襲われていたところを少年剣士が助けたということらしい。その人物の馬がこれで、彼は単独で何とかしようとしているという。
その少年剣士は幼さが残るが思いつめたような顔をしていたという。
「お兄ちゃんも助けてあげて!」
「お役人様、お願いします」
光頼は部下たちにこの親子を任せ、先に行くことにした。援軍としてハンターを呼ぶようにと頼み。
解説
街道に出た妖怪を退治する
できれば少年剣士を助ける
●現場簡易図
山山山山山山山山
小川小川小川小川
竹竹竹竹竹竹竹竹
竹竹竹竹竹竹竹竹
竹竹竹竹竹竹竹竹
竹竹竹竹竹竹竹竹
竹竹竹竹竹竹竹竹
道道道道道道道道→都方面
道道道道道道道道
畑畑畑畑畑畑畑畑
●敵情報
・小鬼×10 いわゆるゴブリン。どこからか流れてきたらしい。強くはないけれど、油断はできない生き物。
●NPC
・松永 光頼 エトファリカ連邦国の武人。中肉中背の青年。大江 紅葉とは知り合いである。現在、現場に向かい「少年剣士」と接触しようとしている。
・リシャール・べリンガー 現在、家出中でソサエティの調査結果「天ノ都まできました」ということは知られている。黒髪に緑の目、線の細い小柄な少年。舞刀士、駆け出しのハンターレベル。愛馬はゴースロンのポチ。
竹林に入りこんでいるはず――。
できれば少年剣士を助ける
●現場簡易図
山山山山山山山山
小川小川小川小川
竹竹竹竹竹竹竹竹
竹竹竹竹竹竹竹竹
竹竹竹竹竹竹竹竹
竹竹竹竹竹竹竹竹
竹竹竹竹竹竹竹竹
道道道道道道道道→都方面
道道道道道道道道
畑畑畑畑畑畑畑畑
●敵情報
・小鬼×10 いわゆるゴブリン。どこからか流れてきたらしい。強くはないけれど、油断はできない生き物。
●NPC
・松永 光頼 エトファリカ連邦国の武人。中肉中背の青年。大江 紅葉とは知り合いである。現在、現場に向かい「少年剣士」と接触しようとしている。
・リシャール・べリンガー 現在、家出中でソサエティの調査結果「天ノ都まできました」ということは知られている。黒髪に緑の目、線の細い小柄な少年。舞刀士、駆け出しのハンターレベル。愛馬はゴースロンのポチ。
竹林に入りこんでいるはず――。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
リシャール・べリンガー、まじめで真っすぐなせいか、思いつめるとそのまま突っ走ります。前回「【猫譚】少年、歌い光に手を伸ばす」において何もできない壁にぶち当たりました。それは読まなくても問題はありませんよ?
一応、本文内の階層通りなので。
ハンターの皆さんのおかげで一歩ずつ前に進んできましたが、そろそろまとめて成長したいところです。
この後、1~2話の予定をしています。
よろしくお願いします。
リシャール・べリンガー、まじめで真っすぐなせいか、思いつめるとそのまま突っ走ります。前回「【猫譚】少年、歌い光に手を伸ばす」において何もできない壁にぶち当たりました。それは読まなくても問題はありませんよ?
一応、本文内の階層通りなので。
ハンターの皆さんのおかげで一歩ずつ前に進んできましたが、そろそろまとめて成長したいところです。
この後、1~2話の予定をしています。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/01/30 09:03
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 カイン・A・A・カーナボン(ka5336) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/01/24 00:28:21 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/01/22 10:39:08 |