ゲスト
(ka0000)
或る少女と恋人の日(準備!)
マスター:佐倉眸

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- サポート
- 現在1人 / 0~3人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/01/25 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/02/03 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
祈る、ことが増えた。
覚醒者になる契約を終えて、ハンターの登録を行って、終ぞその姿を見せてくれなかった傍らの精霊のために。
いつかその精霊の友達だと胸を張れるように。
たくさん助けてくれたことに感謝して、いつか助けることが出来るように。
その誓いを違えぬように。朝に夕に。
メグ、こと、マーガレット・ミケーリの傍らには小さな緑の不定型な精霊が漂うように揺れている。
それはメグのすぐ側にいながら、その視界に入ることはなく、メグがその存在に気付いたのさえ最近のこと。
今日まで彼是と、例えば迷ったときに近くの看板を教えて、助けてくれたらしいその精霊とどうにか交流を持とうと覚醒者を志し、覚醒者としては大先輩のハンター達に指南を請うた。
助けてくれた精霊を助けるために、精霊がそれを望める力をつけるためにハンターとして登録した。
登録後、受付嬢から勧められた依頼を幾つか検討したものの、決めかねている内に日は過ぎていった。
そんなある日、出来そうな依頼を見付けるためにオフィスの掲示を眺めていたところに新しい依頼が掲げられた。
「丁度良かったです! この依頼、受けてみませんか?」
『1日だけのウェイトレス&ウェイター募集』
受付嬢が依頼を掲示しながら、その依頼を持ち込んできたらしい中年の女性の方を振り返り、近くの喫茶店の店主だと紹介する。
上品そうな装いのその女性はメグに気付くと困ったように微笑んで小さく会釈した。
メグが反射的に深く頭を下げると、受付嬢がくすくすと笑う。
「来月、恋人向けに特別メニューを提供されるそうなんです。毎年のことで、その日は特に賑わうそうで、今までは応援を頼む先も決まっていたそうなのですが、その方が怪我をされてしまったようで……」
手を下ろして受付嬢はゆっくり息を吐く。
「それで! ですね」
受付嬢はメグに向き合うと気合の入った声で言う。
「今年はハンターさんに是非! と、お勧めさせて頂きましたところ、お願いされる運びとなりました」
にっこりと、満面の笑みを浮かべる受付嬢に圧されるように、メグは引き攣った様に頷いた。
●
経過は順調だが、当日忙しく走り回って悪化させたら大変でしょうと依頼人の女性は言う。
仕事の本番は一日だけだが、前日の準備やメニューの開発も手伝って欲しいこと、時間を取って練習をして貰うからその時にお客さん役をしてくれる人もいると嬉しいと。
「当日はチェロの演奏もお願いしているの。きっと楽しい時間になるわ」
目を輝かせ依頼人は、よろしくねとメグの手を取る。
握られた手が冷えていく。
手も、顔も、強張って返事が出来ない。
きっと私には、そんな大事な日のお仕事なんて出来ない。
準備も、メニューもきっと足手纏いになってしまう。
「あ、あの、わた、し、ひゃぅう」
震える声で断ろうとしたメグの背に、ぽん、と軽い衝撃。
驚いて上げた声と、思わず握ってしまった手、依頼人の方へと乗り出した身体。
「あら、随分やる気のある子ね。嬉しいわ」
依頼人は満足そうに握手を揺らした。
練習と打ち合わせは来週頃に、オフィスを通じて連絡すると言い残し依頼人は去っていった。
受付嬢は朗らかに手を振って見送る。
メグはその場で膝を抱えて座り込んだ。
練習の日の早朝、今日まで何度か歩いて道を確認してきたメグは、珍しく精霊に叩かれることなく集合時間よりも少し早い時間に辿り着いた。
見回せば同じ依頼を引き受けたらしいハンターの姿が目に入り、慌てて深く辞儀をする。
時間を回った頃、お待たせしましたと走って来た店主がドアの鍵を開け、ハンター達を店内へ促した。
●
祈る、ことが増えた。
覚醒者になる契約を終えて、ハンターの登録を行って、終ぞその姿を見せてくれなかった傍らの精霊のために。
いつかその精霊の友達だと胸を張れるように。
たくさん助けてくれたことに感謝して、いつか助けることが出来るように。
その誓いを違えぬように。朝に夕に。
メグ、こと、マーガレット・ミケーリの傍らには小さな緑の不定型な精霊が漂うように揺れている。
それはメグのすぐ側にいながら、その視界に入ることはなく、メグがその存在に気付いたのさえ最近のこと。
今日まで彼是と、例えば迷ったときに近くの看板を教えて、助けてくれたらしいその精霊とどうにか交流を持とうと覚醒者を志し、覚醒者としては大先輩のハンター達に指南を請うた。
助けてくれた精霊を助けるために、精霊がそれを望める力をつけるためにハンターとして登録した。
登録後、受付嬢から勧められた依頼を幾つか検討したものの、決めかねている内に日は過ぎていった。
そんなある日、出来そうな依頼を見付けるためにオフィスの掲示を眺めていたところに新しい依頼が掲げられた。
「丁度良かったです! この依頼、受けてみませんか?」
『1日だけのウェイトレス&ウェイター募集』
受付嬢が依頼を掲示しながら、その依頼を持ち込んできたらしい中年の女性の方を振り返り、近くの喫茶店の店主だと紹介する。
上品そうな装いのその女性はメグに気付くと困ったように微笑んで小さく会釈した。
メグが反射的に深く頭を下げると、受付嬢がくすくすと笑う。
「来月、恋人向けに特別メニューを提供されるそうなんです。毎年のことで、その日は特に賑わうそうで、今までは応援を頼む先も決まっていたそうなのですが、その方が怪我をされてしまったようで……」
手を下ろして受付嬢はゆっくり息を吐く。
「それで! ですね」
受付嬢はメグに向き合うと気合の入った声で言う。
「今年はハンターさんに是非! と、お勧めさせて頂きましたところ、お願いされる運びとなりました」
にっこりと、満面の笑みを浮かべる受付嬢に圧されるように、メグは引き攣った様に頷いた。
●
経過は順調だが、当日忙しく走り回って悪化させたら大変でしょうと依頼人の女性は言う。
仕事の本番は一日だけだが、前日の準備やメニューの開発も手伝って欲しいこと、時間を取って練習をして貰うからその時にお客さん役をしてくれる人もいると嬉しいと。
「当日はチェロの演奏もお願いしているの。きっと楽しい時間になるわ」
目を輝かせ依頼人は、よろしくねとメグの手を取る。
握られた手が冷えていく。
手も、顔も、強張って返事が出来ない。
きっと私には、そんな大事な日のお仕事なんて出来ない。
準備も、メニューもきっと足手纏いになってしまう。
「あ、あの、わた、し、ひゃぅう」
震える声で断ろうとしたメグの背に、ぽん、と軽い衝撃。
驚いて上げた声と、思わず握ってしまった手、依頼人の方へと乗り出した身体。
「あら、随分やる気のある子ね。嬉しいわ」
依頼人は満足そうに握手を揺らした。
練習と打ち合わせは来週頃に、オフィスを通じて連絡すると言い残し依頼人は去っていった。
受付嬢は朗らかに手を振って見送る。
メグはその場で膝を抱えて座り込んだ。
練習の日の早朝、今日まで何度か歩いて道を確認してきたメグは、珍しく精霊に叩かれることなく集合時間よりも少し早い時間に辿り着いた。
見回せば同じ依頼を引き受けたらしいハンターの姿が目に入り、慌てて深く辞儀をする。
時間を回った頃、お待たせしましたと走って来た店主がドアの鍵を開け、ハンター達を店内へ促した。
解説
目的 恋人の日の接客を円滑に行うための準備をする。
●店内
2~4人掛けのテーブルが幾つも並ぶ、それなりに広さのある喫茶店。
調理スペースとスタッフルームはカウンターから移動するため、店内からほぼ不可視。
カウンターの正面に店の出入り口、対角に小さなステージ。
当日はクロスを換え、照明や窓に装飾を行う予定。
色、柄、形状等々アイデアが上がれば積極採用。
●制服
ウェイトレス、ウェイターとしての参加の場合、
男女とも黒のシャツと店のロゴが入った白いエプロンが支給、ズボン、スカート、靴は自由。
多少の改造は可能。
客役や、店内の準備等のみの場合は制服無し。
●品書
恋人の日に合わせて、2人で食べるサイズのプレートや大きめのケーキ、パフェをメインに展開。
材料から調理法、大きさ形、味、他諸諸アイデアが上がれば積極採用。
●NPC
店主「オーナーって呼んでね」
依頼主の中年女性。
当日はキッチンでてんてこ舞いになる予定。
店員達「お世話になります!」「本番はまだ先だけど、今日も頑張りましょう」
店で働くウェイトレスとウェイター。サポートと指導を行う。
当日は手伝いのハンターと共に接客を行ったり、店主を手伝ったりする予定。
●メグ
ウェイトレスとして参加。
PCの足を引っ張らないように頑張ろうと思って行動する。
メニューや、店内装飾等に特別な提案は無く、
制服は指示が無ければ支給品をそのまま着用予定。
準備や練習が上手くいけばほっとするが、
まだ当日が有ると思い、緊張のため若干憂鬱になっている。
※
シナリオの結果は後日リリース予定の「或る少女と恋人の日(本番)」(仮題)に影響します。
また、ウェイトレス、ウェイターとして参加頂いたPCさんは、同シナリオにて、容姿のみご登場頂く場合があります。
※
「或る少女と恋人の日(本番)」は恋人同士、友人同士向けの恋愛シナリオを予定しております。
●店内
2~4人掛けのテーブルが幾つも並ぶ、それなりに広さのある喫茶店。
調理スペースとスタッフルームはカウンターから移動するため、店内からほぼ不可視。
カウンターの正面に店の出入り口、対角に小さなステージ。
当日はクロスを換え、照明や窓に装飾を行う予定。
色、柄、形状等々アイデアが上がれば積極採用。
●制服
ウェイトレス、ウェイターとしての参加の場合、
男女とも黒のシャツと店のロゴが入った白いエプロンが支給、ズボン、スカート、靴は自由。
多少の改造は可能。
客役や、店内の準備等のみの場合は制服無し。
●品書
恋人の日に合わせて、2人で食べるサイズのプレートや大きめのケーキ、パフェをメインに展開。
材料から調理法、大きさ形、味、他諸諸アイデアが上がれば積極採用。
●NPC
店主「オーナーって呼んでね」
依頼主の中年女性。
当日はキッチンでてんてこ舞いになる予定。
店員達「お世話になります!」「本番はまだ先だけど、今日も頑張りましょう」
店で働くウェイトレスとウェイター。サポートと指導を行う。
当日は手伝いのハンターと共に接客を行ったり、店主を手伝ったりする予定。
●メグ
ウェイトレスとして参加。
PCの足を引っ張らないように頑張ろうと思って行動する。
メニューや、店内装飾等に特別な提案は無く、
制服は指示が無ければ支給品をそのまま着用予定。
準備や練習が上手くいけばほっとするが、
まだ当日が有ると思い、緊張のため若干憂鬱になっている。
※
シナリオの結果は後日リリース予定の「或る少女と恋人の日(本番)」(仮題)に影響します。
また、ウェイトレス、ウェイターとして参加頂いたPCさんは、同シナリオにて、容姿のみご登場頂く場合があります。
※
「或る少女と恋人の日(本番)」は恋人同士、友人同士向けの恋愛シナリオを予定しております。
マスターより
よろしくお願いします。
メグは「或る少女の相談」の依頼人です。
ハンター初依頼……として、バレンタインのお手伝いをすることになりました。
準備と当日の接客を手伝ってくれる方の募集及び、内装やメニューに新鮮なアイデアを募る依頼のようです。
(チェロの奏者は大分前に護衛頂いたチェリストです)
※
サポート参加でもメニュー案は受け付けますので、お気軽にどうぞ。
メグは「或る少女の相談」の依頼人です。
ハンター初依頼……として、バレンタインのお手伝いをすることになりました。
準備と当日の接客を手伝ってくれる方の募集及び、内装やメニューに新鮮なアイデアを募る依頼のようです。
(チェロの奏者は大分前に護衛頂いたチェリストです)
※
サポート参加でもメニュー案は受け付けますので、お気軽にどうぞ。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/02/03 00:00
参加者一覧
サポート一覧
- エリス・フォンメール(ka6101)
依頼相談掲示板 | |||
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恋人の日・前日譚(相談卓) 鞍馬 真(ka5819) 人間(リアルブルー)|22才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/01/25 20:22:18 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/01/23 22:44:10 |