ゲスト
(ka0000)
【万節】お茶とパンプキンクッキーを。
マスター:蓮華・水無月

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- サポート
- 現在0人 / 0~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 8日
- プレイング締切
- 2014/10/17 07:30
- リプレイ完成予定
- 2014/10/31 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
どうしましょうか、とエルザはそれなりに量のあるカボチャを見つめて考えた。
カボチャ、と言っても原形は留めていない。というのもそれは、エルザがハロウィン・ランタンを作る際にカボチャの中からくり抜いたものだからだ。
(実家なら、母が何かと使ってくれたのですが)
エルザは料理の類が壊滅的に苦手だ。だから、料理以外の手先は器用なエルザがランタンを作り、その残骸を母が美味しく料理してくれて父と舌鼓を打つのが、これまでのエルザのハロウィンの過ごし方だった。
だが今、彼女が居るのは実家ではない。けれども処分するなんて、さすがにもったいない。
ゆえにエルザはじっとカボチャの中身を見つめ、思案にくれるのだった。
●
崖上都市ピースホライズン。
年がら年中お祭りをやっているような、この街の片隅にある古書店でエルザが働き始めたのは、この春のことである。この街で1人暮らしをする祖母が心配だとたびたび口にしていた母の代わりに、一緒に暮らすことにしたのだ。
祖母は心配しすぎだと苦笑したが、エルザとしては家から出てみたいと思っていた所だったから、むしろちょうど良い口実だった。エルザの料理の腕を良く知る両親も、下手に1人暮らしをされるより、祖母の所に居てくれれば色んな意味で安心だと賛成して。
だからエルザはピースホライズンに住み、たまたま近くの貸本屋で手伝いを募集していたのを幸いに、こうして働いている。そうして、街がハロウィンに染まり始めたから自分もランタンを作って、店に飾ろうと思ったのだが。
(うっかりしていました)
心からそう思い、カボチャの中身の山を見る。持って帰ればきっと祖母がどうにかしてくれるだろうが、今朝がたその祖母に「あんたもそろそろ料理も出来るようにならなくちゃね」と笑われたところなので、少々気まずい。
だから考えを巡らせる、エルザに店主のフランクが「すみません」と声をかけた。
「エルザさん、お客様にお茶をお願いできますか?」
「――はい」
フランクにこくりと頷いて、エルザはポットの準備をする。彼女とて、お茶を淹れるくらいは出来るのだ、幸いにして。
フランクの趣味で揃えてあるハーブティーを準備して、先日お客様からリゼリオで買ってきたと頂いたクッキーをお茶受けに添えた。なんでも『レディ・ブルー』とかいう高級菓子店のものらしいが、エルザにはその辺りの違いが良く解らないし、クッキーに変わりはないのでどうでも良い。
この貸本屋にはちょっとした休憩スペースもあって、借りた本をその場で読んでいくことも出来た。中には本を借りずに休憩だけをしていく人も居たりするが、フランクは全員平等にお客様として扱うので、そういったお客様にお茶とお菓子を出すのも、エルザの仕事の1つだ。
お客様に淹れたハーブティーとクッキーを運びながら、あぁ、パンプキンクッキーも美味しいですよね、とふと思う。あのカボチャの中身をお客様に出すクッキーにしたら、どこもかしこもハロウィンで浮かれている季節だから、きっと喜ばれるだろう。
けれども問題は結局、どうやってパンプキンクッキーにするのか、という所で。
(――お客様に作ってもらえるよう、頼んでみましょう)
ふぅ、と息を吐いてエルザは、休憩スペースに居る幾人かのお客様を見回した。もちろん筋が違うことは彼女も承知していたが、簡単に言えばもう、考えるのに疲れたのだった。
どうしましょうか、とエルザはそれなりに量のあるカボチャを見つめて考えた。
カボチャ、と言っても原形は留めていない。というのもそれは、エルザがハロウィン・ランタンを作る際にカボチャの中からくり抜いたものだからだ。
(実家なら、母が何かと使ってくれたのですが)
エルザは料理の類が壊滅的に苦手だ。だから、料理以外の手先は器用なエルザがランタンを作り、その残骸を母が美味しく料理してくれて父と舌鼓を打つのが、これまでのエルザのハロウィンの過ごし方だった。
だが今、彼女が居るのは実家ではない。けれども処分するなんて、さすがにもったいない。
ゆえにエルザはじっとカボチャの中身を見つめ、思案にくれるのだった。
●
崖上都市ピースホライズン。
年がら年中お祭りをやっているような、この街の片隅にある古書店でエルザが働き始めたのは、この春のことである。この街で1人暮らしをする祖母が心配だとたびたび口にしていた母の代わりに、一緒に暮らすことにしたのだ。
祖母は心配しすぎだと苦笑したが、エルザとしては家から出てみたいと思っていた所だったから、むしろちょうど良い口実だった。エルザの料理の腕を良く知る両親も、下手に1人暮らしをされるより、祖母の所に居てくれれば色んな意味で安心だと賛成して。
だからエルザはピースホライズンに住み、たまたま近くの貸本屋で手伝いを募集していたのを幸いに、こうして働いている。そうして、街がハロウィンに染まり始めたから自分もランタンを作って、店に飾ろうと思ったのだが。
(うっかりしていました)
心からそう思い、カボチャの中身の山を見る。持って帰ればきっと祖母がどうにかしてくれるだろうが、今朝がたその祖母に「あんたもそろそろ料理も出来るようにならなくちゃね」と笑われたところなので、少々気まずい。
だから考えを巡らせる、エルザに店主のフランクが「すみません」と声をかけた。
「エルザさん、お客様にお茶をお願いできますか?」
「――はい」
フランクにこくりと頷いて、エルザはポットの準備をする。彼女とて、お茶を淹れるくらいは出来るのだ、幸いにして。
フランクの趣味で揃えてあるハーブティーを準備して、先日お客様からリゼリオで買ってきたと頂いたクッキーをお茶受けに添えた。なんでも『レディ・ブルー』とかいう高級菓子店のものらしいが、エルザにはその辺りの違いが良く解らないし、クッキーに変わりはないのでどうでも良い。
この貸本屋にはちょっとした休憩スペースもあって、借りた本をその場で読んでいくことも出来た。中には本を借りずに休憩だけをしていく人も居たりするが、フランクは全員平等にお客様として扱うので、そういったお客様にお茶とお菓子を出すのも、エルザの仕事の1つだ。
お客様に淹れたハーブティーとクッキーを運びながら、あぁ、パンプキンクッキーも美味しいですよね、とふと思う。あのカボチャの中身をお客様に出すクッキーにしたら、どこもかしこもハロウィンで浮かれている季節だから、きっと喜ばれるだろう。
けれども問題は結局、どうやってパンプキンクッキーにするのか、という所で。
(――お客様に作ってもらえるよう、頼んでみましょう)
ふぅ、と息を吐いてエルザは、休憩スペースに居る幾人かのお客様を見回した。もちろん筋が違うことは彼女も承知していたが、簡単に言えばもう、考えるのに疲れたのだった。
解説
●目的
・パンプキンクッキー作りのお手伝い(?)
・他にもカボチャを使ったちょっとしたお菓子を作ってあげると、喜ばれるかもしれません。
・その他、ハロウィン的な事は何でも歓迎!
皆様はピースホライズンのとある貸本屋を訪れたお客様として、ご参加いただくことになります。
本を借りにきたのか、単に休憩場所を使いにきたのか、その辺りはご自由にご設定頂いて大丈夫です。
実際の飾りカボチャは非食用ですが、このカボチャは美味しく食べられます。
エルザは20歳、雑貨づくりなどの手先は器用なのですが、料理やお菓子作りは不得意です。
本人にも強い苦手意識がありますので、調理には関わろうとしないでしょう。
とはいえ、お客様に頼むべきではないという罪悪感もありますので、洗い物やオーブンの火加減の管理などは率先して手伝ってくれます。
必要なものがあれば、一般家庭にあるレベルのものなら用意して貰えるでしょう。
ただし、機械の類は一切ありません。
フランクは29歳、店主ですが本の虫でもありますので、声をかけない限りはお菓子作りをしていても気付かないでしょう。
お客様が来たときにはお茶を出さなければいけない、という自分ルールだけを遵守している感じです。
それではお気が向かれましたら、どうぞ宜しくお願い致します。
※依頼参加上のご注意※
・依頼に参加なさいましたら、まずは『がんばる』の一言だけでも仮プレイングを送信される事を、強くお奨めいたします。プレイングを送信しないまま出発してしまった場合、リプレイに登場して頂く事が出来ませんので、くれぐれもご注意下さいませ。
・所持品をご使用になる場合は、可能な限りプレイングにご明記頂けると助かります。場合によっては記載なくとも削除させていただいたり、或いは所持金の削除にて対応させて頂きますので、何卒ご了承下さいませ。
・称号は、希望と書いて頂いても基本は対応出来ません。悪しからず、ご了承下さいませ。
・パンプキンクッキー作りのお手伝い(?)
・他にもカボチャを使ったちょっとしたお菓子を作ってあげると、喜ばれるかもしれません。
・その他、ハロウィン的な事は何でも歓迎!
皆様はピースホライズンのとある貸本屋を訪れたお客様として、ご参加いただくことになります。
本を借りにきたのか、単に休憩場所を使いにきたのか、その辺りはご自由にご設定頂いて大丈夫です。
実際の飾りカボチャは非食用ですが、このカボチャは美味しく食べられます。
エルザは20歳、雑貨づくりなどの手先は器用なのですが、料理やお菓子作りは不得意です。
本人にも強い苦手意識がありますので、調理には関わろうとしないでしょう。
とはいえ、お客様に頼むべきではないという罪悪感もありますので、洗い物やオーブンの火加減の管理などは率先して手伝ってくれます。
必要なものがあれば、一般家庭にあるレベルのものなら用意して貰えるでしょう。
ただし、機械の類は一切ありません。
フランクは29歳、店主ですが本の虫でもありますので、声をかけない限りはお菓子作りをしていても気付かないでしょう。
お客様が来たときにはお茶を出さなければいけない、という自分ルールだけを遵守している感じです。
それではお気が向かれましたら、どうぞ宜しくお願い致します。
※依頼参加上のご注意※
・依頼に参加なさいましたら、まずは『がんばる』の一言だけでも仮プレイングを送信される事を、強くお奨めいたします。プレイングを送信しないまま出発してしまった場合、リプレイに登場して頂く事が出来ませんので、くれぐれもご注意下さいませ。
・所持品をご使用になる場合は、可能な限りプレイングにご明記頂けると助かります。場合によっては記載なくとも削除させていただいたり、或いは所持金の削除にて対応させて頂きますので、何卒ご了承下さいませ。
・称号は、希望と書いて頂いても基本は対応出来ません。悪しからず、ご了承下さいませ。
マスターより
いつもお世話になっております、または初めまして、蓮華・水無月と申します。
せっかくのハロウィンですから、パンプキンな依頼でこっそりお邪魔致します。
この季節になりますと、パンプキンスイーツが色々並んで、目移りしてしまいますね。
定番スイーツからちょっと珍しいものまで、どれを試そうか悩むのも楽しかったり。
それではお気が向かれましたら、どうぞお気軽に宜しくお願い致します。
せっかくのハロウィンですから、パンプキンな依頼でこっそりお邪魔致します。
この季節になりますと、パンプキンスイーツが色々並んで、目移りしてしまいますね。
定番スイーツからちょっと珍しいものまで、どれを試そうか悩むのも楽しかったり。
それではお気が向かれましたら、どうぞお気軽に宜しくお願い致します。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/11/01 20:06
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/10/15 08:24:07 |
|
![]() |
お話をいたしましょうか マリエル(ka0116) 人間(リアルブルー)|16才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2014/10/16 23:05:55 |