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【王臨】マーグミュル島沖海戦

マスター:赤山優牙

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
参加費
1,000
参加人数
現在6人 / 6~6人
ユニット参加人数
現在6 / 0~6
マテリアルリンク
報酬
多め
相談期間
5日
プレイング締切
2017/01/30 19:00
リプレイ完成予定
2017/02/13 19:00

オープニング

●マーグミュル島
 王国南西部より西の海に浮かぶ、小さい島『マーグミュル』。
 元々は王国海軍の軍港の一つであった。だが、王国歴1009年の傲慢歪虚侵略時にイスルダ島が占拠されると、その後、歪虚の強襲を受け壊滅したという。
 その為、活動拠点を大きく後退する事になった。以後、王国西部の制海権は傲慢歪虚の手に渡った。
「……というのが、現状という事で、間違いありませんか? ソルラ先輩」
「そうね」
 『軍師騎士』ノセヤの確認に、ソルラが疲れきった表情で返事をする。
 原因は、エロディラによる下着盗難なのだが……触れると余計に可哀想だった。
「今回の一連の作戦は、マーグミュル島を奪還。制海権奪取の為の橋頭堡とします」
「アルテミス艦隊の出撃ね」
「はい。まずは、想定されてる敵守備艦隊を沖合で殲滅します」
 歪虚艦隊の主力はイスルダ島に存在しているのではないかというのがノセヤの推測だ。
 マーグミュル島に残っている海上戦力は多くはないとも。
「その後、状況確認を行った後、島への上陸となります」
「イスルダ島からの反撃の可能性は?」
 目と鼻の先という訳ではないが、傲慢歪虚の反撃は十二分に想定出来る。
「可能性は高いですが、軍港としての機能を早期に解決すれば、撃退は可能と見ています」
「早期にって……」
 その難しさは青の隊に所属する騎士であれば、容易に想像がつく。
 軍港の修理や補修、設備の持ち込み等、考えれば輸送するだけでも、ひと月以上はかかるはずだ。
「そこで、フライングシスティーナ号です。転移門も使って、刻令ゴーレムや砲戦用ゴーレムなどを移動させます」
「なるほど……つまり、旗艦としての能力だけではなく、輸送ルートとしての機能も活用するのね」
「知っての通り、フライングシスティーナ号には固定武装はありません。前線に出るのは危険ですので」
 一応、CAMや魔導アーマー等を搭載出来るので、それらを甲板に並べれば戦えない事はないが……。
 推進装置である後部の巨大な外輪は最大の弱点だ。
「いくつかの外輪船も用意できましたので、海戦ではきっと、大きな戦力になるはずです」
「CAMでの遠距離戦。そして、接近しての白兵戦……」
 想定される敵艦隊の戦力は、こちらよりも倍以上である。
 普通に考えれば、勝利は難しいはずである。
「厳しい戦いにはなるでしょう。しかし、この程度で諦めるのであれば、イスルダ島の奪還は不可能です」
 『軍師騎士』の真剣な言葉に、ソルラは頷いた。

●ランドル船長
 如何にも、海の男と言った風貌の髭もじゃの男が、軍船でソルラを待っていた。
 齢50を数えているが、その覇気は全く衰えを感じさせない。黙って立っていれば、絵になるのだが――。
「……ランドル船長、なんで、私の下着を持っているのですか」
「おう。例のエロディラを捕まえたらな。なんか持っていたから回収したんだが。ソルラの嬢ちゃんのだったか」
 白々しい台詞と共に指先でクルクル回す。
 それを素早い動きで奪い取るソルラ。
「大事な作戦の前に、ふざけている場合じゃないですよ」
「ソルラ司令は厳しいな。それで、どうなんだ? 出撃か?」
「はい。明朝、出撃となります」
 ソルラの言葉にランドル船長はニカっと笑った。
 図太い首を回し、ゴキゴキと音を鳴らす。
「いよいよ、歪虚共へ反撃開始か」
「ランドル船長は、先遣隊の指揮をお願いします」
 旗艦フライングシスティーナ号自体には戦闘能力はない。
 なので、出撃しても、実際の戦闘は随伴船の役目である。
「ハンター達も居るのだろう?」
「もちろんです。転移門を使って旗艦へ移動。その後、先遣隊へ移って頂く予定です」
「それで、あれも使うのか?」
 クイっと顎を向けた先には、刻令術式外輪船が数隻。
「船自体にはCAMを1~2体搭載できます」
「まさか、陸で研究中だった大砲を使うとはな」
 それが『軍師騎士』ノセヤの策でもあった。
 ハルトフォート砦で研究・開発中であった長距離砲の試作品を幾つか、ノセヤは借り受けた事があった。
 それらを参考に、『船舶取り付け用の魔導砲』を試作していた。
「この魔導砲の操作には、CAMか刻令ゴーレムが必要です」
「まぁ、具体的な作戦はハンター任せなら、俺は楽だがな」
 ユニットを持ち込んで、アウトレンジからの攻撃か、それよりも、急接近しての白兵戦か。
 作戦の詳細はハンター達に委ねられていた。

●『司令歪虚』
 マーグミュル島の歪虚に所属する歪虚軍艦の司令であるエドワンド・サッチが、ぷっくりと膨らんだ腹を摩っていた。
 首にも胸にも、腕にも金銀輝かしく装飾品が光った。
「王国海軍だと?」
 部下からの報告に興味が無さそうな声を出した。
 彼と配下の軍船は、つい最近、イスルダ島から戻ってきたばっかりである。
 ベリアル指揮下の歪虚や雑魔を王国本土へと輸送する任務を手伝っていた。そのお陰か、王国海軍の動きを把握出来なかったのだ。
「豚羊も、もはや、役に立たんな。これは、そろそろ、『鞍替え』か」
「王国海軍は如何しますか? この島へと向かっている様子との話も」
「……ふむ」
 腹を何度も何度もさすり……エドワンドは、唐突にポンポンと叩いた。
「丁度良い機会だ。早速、二艦隊程を派遣しろ」
 部下に命令すると、下衆な笑い声を出した。
 頭の中に巡ったのは、一つの策。
 王国海軍に大打撃を与えかつ、より大きい収穫を得る為の――。
「ブハハハハハ!!」

解説

●目的
歪虚艦隊の殲滅

●内容
アルテミス艦隊に乗船し、歪虚艦隊との海戦に勝利する

●NPC
ソルラ・クート(kz0096):下記NPC欄を参照の事。質問卓に顔を出します
ランドル:歴戦の船長。1番艦の船長を務める。エロいおっさん
アルテミス小隊員・水兵:多数

●アルテミス艦隊
1番艦:ユニット乗船不可(射撃命中:120 射撃威力:150 射程:1~50)
2番艦:ユニット乗船不可(射撃命中:120 射撃威力:150 射程:1~50)
3番艦:ユニット乗船可(魔導砲×2基)
4番艦:ユニット乗船可(魔導砲×2基)
5番艦:ユニット乗船可(魔導砲×2基)
魔導砲:射撃命中:200 射撃威力:200 射程:50~150)
※射撃にはにはCAMか刻令ゴーレムでの操作が必要な試作砲
※全艦乗船可能だが、ユニット乗船可能な船は、最大2体までしか搭載できない
※ユニットの数に応じて、2番艦タイプと変更になる場合もあります

●歪虚艦隊(PL情報)
1番艦:歪虚船(元大型帆船)  (射撃命中:200 射撃威力:200 射程:1~100)
2番艦:雑魔船(中型帆船サイズ)(射撃命中:150 射撃威力:150 射程:1~75)
3番艦:雑魔船        同上
4番艦:雑魔船        同上
5番艦:雑魔船        同上
※一列の戦列で1番艦が先頭で、同編成の艦隊がもう1艦隊ある
※攻撃は毎ラウンドのメインアクションで可能
※歪虚船には『歪虚船長』という歪虚兵が乗船しており艦隊を指揮している

●地形・天候・時間
天候:晴れ 風向き:南 風力:弱風 時刻:昼
波は比較的穏やかな状態

マスターより

●挨拶
お世話になっています、赤山です。
いよいよ、【王臨】スタートです! といっても、王国本土から外れて海上での戦いです。
なお、これはシリーズ依頼ではありませんが、マーグミュル島攻略に関する依頼を今後も展開する予定です。

●攻略のヒント
過去依頼は『【刻令】鉄壁の騎士、出港する』を参照いただければと思います。
ユニット参加可となっています(ユニットが無いと参加できない訳ではありません)。
作戦としての統一は、最低限必要なのかと思います。

関連NPC

  • 鉄壁の騎士
    ソルラ・クート(kz0096
    人間(クリムゾンウェスト)|23才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2017/02/11 13:27

参加者一覧

  • びりびり電撃どりる!
    八劒 颯(ka1804
    人間(蒼)|15才|女性|機導師
  • 生身が強いです
    鈴胆 奈月(ka2802
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • 正義なる楯
    アルバ・ソル(ka4189
    人間(紅)|18才|男性|魔術師
  • 雷影の術士
    央崎 遥華(ka5644
    人間(蒼)|21才|女性|魔術師
  • 流浪の聖人
    鳳城 錬介(ka6053
    鬼|19才|男性|聖導士
  • “我らに勝利を”
    ラジェンドラ(ka6353
    人間(蒼)|26才|男性|機導師
依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2017/01/25 08:48:20
アイコン アルテミス艦隊司令部作戦室
鳳城 錬介(ka6053
鬼|19才|男性|聖導士(クルセイダー)
最終発言
2017/01/30 17:40:43
アイコン 質問卓
鳳城 錬介(ka6053
鬼|19才|男性|聖導士(クルセイダー)
最終発言
2017/01/28 09:28:24