ゲスト
(ka0000)
知追う者、チョコレートを作ろうとする
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/02/14 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/02/23 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●義理チョコを考える
エトファリカ連邦国、天ノ都の片隅の、大江の屋敷の中、宗主たる大江 紅葉(kz0163)の部屋において、主たる紅葉はパンフレットを眺めてうめいていてた。
膝にはペットのウサギがおり、紅葉の服を掘っている。
「駄目ですよ、布が切れてしまいます」
なでなでしつつたしなめる。
「きゅ?」
パルムはパルムで何かを問いかける。パンフレットの絵を見て。
「義理チョコです」
「きゅ?」
「そもそも、近年は義理チョコではなく寄付をすることに変えるというのが流行っていると……リアルブルー情報の中にありました」
それがいつの時代の内容なのか照会はできないが、情報としてあるだけ。
「陰陽寮の人にも配るべきでしょうか? とりあえず、師匠に渡します。これはいいのです、持ちつ持たれつですから」
師匠は紅葉が陰陽寮に入ったときから面倒見てくれる先輩であり、符術のことを教えてくれる師匠であり、兄や父親みたいな存在だ。
「お中元とお歳暮だけでは足りない、このあふれんばかりの感謝の念を……嘘くさい言葉を並べてみますが……まあ、喜んでくれるらしいのでかまいませんかね……家の人には配りましょう」
去年はなんだかんだで忙しくて、バレンタインというのにかかわらなかった。
今年はなぜか暇である。
年初めから、せっせとチョコレートの材料を買い付けに行った。簡単に加工できるというクーベルチュールチョコレートと、ケーキやタルトと言うのもいいなということで小麦粉を購入した。
「生クリームやバターは、乳牛にお願いして当日用意です」
牧場の人に頼んでもらってくる手はずは調っている。冷蔵庫がないのだから仕方がない。
「砂糖は……問題なし。あと何がいるのでしょうか? そもそも、私にチョコレートは作れるのでしょうか!? 作り方の本さえあれば!」
紅葉は何を思ったから、ハンターズソサエティの支部に駆け込む。顔見知りの職員に告げたのは「チョコレートまたはチョコレート菓子に詳しいハンターさん募集してください」だった。
●お土産おいしい
大江家の雇われ人であり、勉強などを教わる状況の鬼の子テユカはお財布の中身を見て溜息を洩らした。
去年はカカオを取りに行った。
それはそれでよいのだが、今年は少し違った。
人にあげたいと願ったのだった。
「バレンタインというのは、感謝を伝える日だと聞いたし」
脳裏に浮かぶのは、去年の夏にグラズヘイム王国からホームステイにやってきたリシャール・べリンガーの手元だった。
「……おいしかったなぁ」
グラズヘイムのお菓子というのは普段食べることもなかったし、もっと違うのも食べてみたかった。お礼をすればまたもらえるかもというちょっとした下心もなくはないが、仲良くして問題はないはずだ。
年齢は近いし、弟妹もいるという。勉強をもっときちんとして、紅葉や家令に行っていいと言われたらあってみたい気もした。
今はお金を貯めるときでもある。そのあたりの指導は大江家徹底していた。
「うー、何か買って送るにしても……」
家で気づいた。
客間の一室が「立ち入り禁止」になっていた。こっそりのぞくと、大きな袋がいくつも置いてある。
「家令さん、これなに……ですか?」
テユカは通りすがりの家令に尋ねる。
「……どうやら、宗主がバレンタインで我々や上司の方に配るつもりらしいのです……お気持ちだけでわたくしは嬉しいのですけれどね」
「……! えええ!」
紅葉、秘密裏に行っているつもりがバレバレであった。
「……黙っていてさし……テユカ……どこに行くんです?」
テユカは紅葉を探す。
「紅葉さま! あたしもチョコレートづくりしたい! あげたい人がいるの!」
この瞬間、紅葉と家令は硬直したが、紅葉は何か嬉しそうな顔になった。
●義理チョコを考える
エトファリカ連邦国、天ノ都の片隅の、大江の屋敷の中、宗主たる大江 紅葉(kz0163)の部屋において、主たる紅葉はパンフレットを眺めてうめいていてた。
膝にはペットのウサギがおり、紅葉の服を掘っている。
「駄目ですよ、布が切れてしまいます」
なでなでしつつたしなめる。
「きゅ?」
パルムはパルムで何かを問いかける。パンフレットの絵を見て。
「義理チョコです」
「きゅ?」
「そもそも、近年は義理チョコではなく寄付をすることに変えるというのが流行っていると……リアルブルー情報の中にありました」
それがいつの時代の内容なのか照会はできないが、情報としてあるだけ。
「陰陽寮の人にも配るべきでしょうか? とりあえず、師匠に渡します。これはいいのです、持ちつ持たれつですから」
師匠は紅葉が陰陽寮に入ったときから面倒見てくれる先輩であり、符術のことを教えてくれる師匠であり、兄や父親みたいな存在だ。
「お中元とお歳暮だけでは足りない、このあふれんばかりの感謝の念を……嘘くさい言葉を並べてみますが……まあ、喜んでくれるらしいのでかまいませんかね……家の人には配りましょう」
去年はなんだかんだで忙しくて、バレンタインというのにかかわらなかった。
今年はなぜか暇である。
年初めから、せっせとチョコレートの材料を買い付けに行った。簡単に加工できるというクーベルチュールチョコレートと、ケーキやタルトと言うのもいいなということで小麦粉を購入した。
「生クリームやバターは、乳牛にお願いして当日用意です」
牧場の人に頼んでもらってくる手はずは調っている。冷蔵庫がないのだから仕方がない。
「砂糖は……問題なし。あと何がいるのでしょうか? そもそも、私にチョコレートは作れるのでしょうか!? 作り方の本さえあれば!」
紅葉は何を思ったから、ハンターズソサエティの支部に駆け込む。顔見知りの職員に告げたのは「チョコレートまたはチョコレート菓子に詳しいハンターさん募集してください」だった。
●お土産おいしい
大江家の雇われ人であり、勉強などを教わる状況の鬼の子テユカはお財布の中身を見て溜息を洩らした。
去年はカカオを取りに行った。
それはそれでよいのだが、今年は少し違った。
人にあげたいと願ったのだった。
「バレンタインというのは、感謝を伝える日だと聞いたし」
脳裏に浮かぶのは、去年の夏にグラズヘイム王国からホームステイにやってきたリシャール・べリンガーの手元だった。
「……おいしかったなぁ」
グラズヘイムのお菓子というのは普段食べることもなかったし、もっと違うのも食べてみたかった。お礼をすればまたもらえるかもというちょっとした下心もなくはないが、仲良くして問題はないはずだ。
年齢は近いし、弟妹もいるという。勉強をもっときちんとして、紅葉や家令に行っていいと言われたらあってみたい気もした。
今はお金を貯めるときでもある。そのあたりの指導は大江家徹底していた。
「うー、何か買って送るにしても……」
家で気づいた。
客間の一室が「立ち入り禁止」になっていた。こっそりのぞくと、大きな袋がいくつも置いてある。
「家令さん、これなに……ですか?」
テユカは通りすがりの家令に尋ねる。
「……どうやら、宗主がバレンタインで我々や上司の方に配るつもりらしいのです……お気持ちだけでわたくしは嬉しいのですけれどね」
「……! えええ!」
紅葉、秘密裏に行っているつもりがバレバレであった。
「……黙っていてさし……テユカ……どこに行くんです?」
テユカは紅葉を探す。
「紅葉さま! あたしもチョコレートづくりしたい! あげたい人がいるの!」
この瞬間、紅葉と家令は硬直したが、紅葉は何か嬉しそうな顔になった。
解説
大江家の台所でチョコレート、チョコレート菓子作りを指導する。
試食と言いながらしっかり食べてOK。
●大江家の台所
古民家にあるような土間です。煮炊きはかまど。
ただし、紅葉の好奇心もあったため、西方に行った結果、ピザなど焼くようなかまども導入しました。すなわち、ケーキとかも焼けます。
冷蔵庫はありません。井戸水は冷たいです。
現在ある材料は高カカオのクーベルチュール、小麦粉、砂糖、牛乳提供用の乳牛。なお、鶏卵は必要な時に取り(または購入し)に行けます。
ボウル、泡だて器、木べらなど一般的な道具はあります。
●NPC
・大江 紅葉 エトファリカ連邦国、陰陽寮所属符術師。基本、食べる人。料理の腕前は不明、やったことありません。ただ、やる場合は基本に忠実……なのですが「これ入れるとどうなるのでしょう」となる恐れもなくはない。
テユカが恋をしているのかと思っているため、そわそわしています。
・テユカ 鬼の子12歳ほど、女の子。料理の腕前は……皿洗いのみ。基本食べる人。実家でやっていたことは、火の加減を見る、混ぜる、よそう……以上。恋というのは想像していない。
試食と言いながらしっかり食べてOK。
●大江家の台所
古民家にあるような土間です。煮炊きはかまど。
ただし、紅葉の好奇心もあったため、西方に行った結果、ピザなど焼くようなかまども導入しました。すなわち、ケーキとかも焼けます。
冷蔵庫はありません。井戸水は冷たいです。
現在ある材料は高カカオのクーベルチュール、小麦粉、砂糖、牛乳提供用の乳牛。なお、鶏卵は必要な時に取り(または購入し)に行けます。
ボウル、泡だて器、木べらなど一般的な道具はあります。
●NPC
・大江 紅葉 エトファリカ連邦国、陰陽寮所属符術師。基本、食べる人。料理の腕前は不明、やったことありません。ただ、やる場合は基本に忠実……なのですが「これ入れるとどうなるのでしょう」となる恐れもなくはない。
テユカが恋をしているのかと思っているため、そわそわしています。
・テユカ 鬼の子12歳ほど、女の子。料理の腕前は……皿洗いのみ。基本食べる人。実家でやっていたことは、火の加減を見る、混ぜる、よそう……以上。恋というのは想像していない。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
大江 紅葉がここのところ行動していない理由をでっち上げついでにカカオからチョコレートづくりをするというのも考えました。カカオを採取、発酵させ、乾燥させ……シリーズですかね、そうなると。
まあ、このようにまとまりました。
甘い空気をぜひとも作ってくださいませ?
よろしくお願いします。
大江 紅葉がここのところ行動していない理由をでっち上げついでにカカオからチョコレートづくりをするというのも考えました。カカオを採取、発酵させ、乾燥させ……シリーズですかね、そうなると。
まあ、このようにまとまりました。
甘い空気をぜひとも作ってくださいませ?
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/02/20 04:58
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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チョコ作りと指導 咲月 春夜(ka6377) 人間(リアルブルー)|19才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/02/13 23:22:27 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/02/11 21:58:15 |