ゲスト
(ka0000)
漢とカレーと大宴会
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2014/10/17 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/10/26 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
夜煌会も終了した辺境の地。
様々な想い出が産まれた豊穣と浄化の祭りも無事終える事ができたのだが――ここで思い返して欲しい。
珍しくあの馬鹿が不在だった事に。
「ぶわっはっはっ! まさか今年から大事な役目ができたとはな!
しかも、その大役がこのワシに任されるとは思わなかったぞ! なあ、給仕」
「給仕じゃありません、執事です」
地下城『ヴェドル』ではヨアキム(kz0011)が高笑いしていた。
ヨアキムが夜煌会で暴れでもすれば辺境の全部族に迷惑がかかると想定した執事のキュジィ。ヨアキムが馬鹿なのを良い事に耳元で囁いた。
それは――。
『今年から炎番だけではなく、馬番というのが出来たそうなんです。これは辺境部族の族長でもなかなか任されない大役なのですが……今年はヨアキム様を任命すると連絡がありました』
キュジィの言った馬番など、存在しない。
しかしヨアキムは馬番が名誉な役と考え、張り切って行動開始。まったく関係ないオイマト族の馬小屋の傍らで一人立ち番をして夜を明かしていたのだ。
キュジィの機転で辺境ドワーフの名が地に落ちる事もなく、また煽てられた馬鹿もそこそこ満足しているようなので一安心。みんなハッピー、ハッピッピーッなのだ。
「ところで、給仕。
そろそろワシは討って出ようと思うんだ」
「は? 何がですか?」
聞き返すキュジィ。
大抵、ヨアキムが突然行動を開始すればロクな事が起こらない。
事実、今回もヨアキムは武器倉庫として使っている部屋の前でニヤニヤと笑みを浮かべている。何かを企んで……否、勘違いの上で行動してしまった証拠だ。
「コイツを見ろっ!」
「ああ!?」
ヨアキムが開いた扉の向こうには、箱に入れられた香辛料があった。
クミン。カルダモン。ターメリック。コリアンダーにチリペッパー。
クリムゾンレッドで自生はしているものの、量を集めれば資金も相応にかかる香辛料たちだ。
「あの、ヨアキム様。これはどうされたんですか?」
「あん? 決まっているだろう。リアルブルーの兵器『カレー』を俺達の手で再現するんだ。カレーさえあれば、歪虚なんて一発で轟沈。かす傷程度なんだけど、と捨て台詞吐いて港へ帰還させる事も可能だ」
ヨアキムの言葉で、キュジィは先日の出来事を思い出す。
ドワーフとハンターが飲み会を開いた際、カレーを武器と勘違い。その後音沙汰がないので放置していたが、大切な軍資金を使って香辛料を注文していたらしい。
馬鹿のくせに、無駄なところだけは手回しが良すぎて困る。
「あ、あのー。ヨアキム様。カレーは武器ではなく、リアルブルーの料理……」
「見てやがれ、歪虚!
ワシと帝国とカレーの力があれば、歪虚に負ける理由は一つもねぇ! うおおお! 燃えてきたぜぇ! 今のワシなら雑魔程度、鎖骨だけで倒せる! たぶん!」
既にカレーを調べていたキュジィは、カレーが料理だと知っている。
だが、興奮状態のヨアキムは人の話に耳を傾ける気配がない。
このまま行けば、きっとヴェドルがスパイス臭で満たされてしまう。掃除させられるキュジィとしては最悪の事態を回避したいところ。何とかカレーが武器じゃないと教えなければ――。
(……あ、ハンターなら正しいカレーを作れるのかもしれません。
でも、ヨアキム様に正しいカレーを教えると言えば拗ねるでしょうから、ハンターと夜煌会の打ち上げって事にすれば……)
夜煌会も終了した辺境の地。
様々な想い出が産まれた豊穣と浄化の祭りも無事終える事ができたのだが――ここで思い返して欲しい。
珍しくあの馬鹿が不在だった事に。
「ぶわっはっはっ! まさか今年から大事な役目ができたとはな!
しかも、その大役がこのワシに任されるとは思わなかったぞ! なあ、給仕」
「給仕じゃありません、執事です」
地下城『ヴェドル』ではヨアキム(kz0011)が高笑いしていた。
ヨアキムが夜煌会で暴れでもすれば辺境の全部族に迷惑がかかると想定した執事のキュジィ。ヨアキムが馬鹿なのを良い事に耳元で囁いた。
それは――。
『今年から炎番だけではなく、馬番というのが出来たそうなんです。これは辺境部族の族長でもなかなか任されない大役なのですが……今年はヨアキム様を任命すると連絡がありました』
キュジィの言った馬番など、存在しない。
しかしヨアキムは馬番が名誉な役と考え、張り切って行動開始。まったく関係ないオイマト族の馬小屋の傍らで一人立ち番をして夜を明かしていたのだ。
キュジィの機転で辺境ドワーフの名が地に落ちる事もなく、また煽てられた馬鹿もそこそこ満足しているようなので一安心。みんなハッピー、ハッピッピーッなのだ。
「ところで、給仕。
そろそろワシは討って出ようと思うんだ」
「は? 何がですか?」
聞き返すキュジィ。
大抵、ヨアキムが突然行動を開始すればロクな事が起こらない。
事実、今回もヨアキムは武器倉庫として使っている部屋の前でニヤニヤと笑みを浮かべている。何かを企んで……否、勘違いの上で行動してしまった証拠だ。
「コイツを見ろっ!」
「ああ!?」
ヨアキムが開いた扉の向こうには、箱に入れられた香辛料があった。
クミン。カルダモン。ターメリック。コリアンダーにチリペッパー。
クリムゾンレッドで自生はしているものの、量を集めれば資金も相応にかかる香辛料たちだ。
「あの、ヨアキム様。これはどうされたんですか?」
「あん? 決まっているだろう。リアルブルーの兵器『カレー』を俺達の手で再現するんだ。カレーさえあれば、歪虚なんて一発で轟沈。かす傷程度なんだけど、と捨て台詞吐いて港へ帰還させる事も可能だ」
ヨアキムの言葉で、キュジィは先日の出来事を思い出す。
ドワーフとハンターが飲み会を開いた際、カレーを武器と勘違い。その後音沙汰がないので放置していたが、大切な軍資金を使って香辛料を注文していたらしい。
馬鹿のくせに、無駄なところだけは手回しが良すぎて困る。
「あ、あのー。ヨアキム様。カレーは武器ではなく、リアルブルーの料理……」
「見てやがれ、歪虚!
ワシと帝国とカレーの力があれば、歪虚に負ける理由は一つもねぇ! うおおお! 燃えてきたぜぇ! 今のワシなら雑魔程度、鎖骨だけで倒せる! たぶん!」
既にカレーを調べていたキュジィは、カレーが料理だと知っている。
だが、興奮状態のヨアキムは人の話に耳を傾ける気配がない。
このまま行けば、きっとヴェドルがスパイス臭で満たされてしまう。掃除させられるキュジィとしては最悪の事態を回避したいところ。何とかカレーが武器じゃないと教えなければ――。
(……あ、ハンターなら正しいカレーを作れるのかもしれません。
でも、ヨアキム様に正しいカレーを教えると言えば拗ねるでしょうから、ハンターと夜煌会の打ち上げって事にすれば……)
解説
目的:ドワーフ達にカレーをご馳走して、武器じゃない事を教える。ついでに酒も飲んじゃって大宴会。ひゃっはー!
場所:ドワーフの地下城『ヴェドル』にある大広間。ヨアキムと数名のドワーフは、椅子に座って待機。ハンターと酒が飲めると信じているヨアキムは、一人勝手に盛り上がっている。
備考:
香辛料を含め、必要な食材はキュジィが手配済み。
厨房も借りる事は可能。その他、必要な機材はキュジィに言えば準備してもらえる。
なお、カレーを作れなくても無問題。カレーを食べたい人やヨアキムと喧嘩したい人、単に酒を飲みたい人も大歓迎。スパイスを使ってカレー以外の料理を作っちゃってもいいのよ?
ヨアキムの馬鹿っぷりに触れながら、楽しい宴会をYouも過ごせばいいじゃない。
●NPC
ヨアキム
辺境にあるドワーフの最大の集落にて王を務める親父。
性格は豪胆だが、細かい事は苦手。とりあえず殴ってから考える脳筋タイプ。
意外に純粋。教えた事をすぐに使いたがる奴だが、そのせいで勘違いからトラブルを引き起こす。グーで殴ると喜ぶ。
場所:ドワーフの地下城『ヴェドル』にある大広間。ヨアキムと数名のドワーフは、椅子に座って待機。ハンターと酒が飲めると信じているヨアキムは、一人勝手に盛り上がっている。
備考:
香辛料を含め、必要な食材はキュジィが手配済み。
厨房も借りる事は可能。その他、必要な機材はキュジィに言えば準備してもらえる。
なお、カレーを作れなくても無問題。カレーを食べたい人やヨアキムと喧嘩したい人、単に酒を飲みたい人も大歓迎。スパイスを使ってカレー以外の料理を作っちゃってもいいのよ?
ヨアキムの馬鹿っぷりに触れながら、楽しい宴会をYouも過ごせばいいじゃない。
●NPC
ヨアキム
辺境にあるドワーフの最大の集落にて王を務める親父。
性格は豪胆だが、細かい事は苦手。とりあえず殴ってから考える脳筋タイプ。
意外に純粋。教えた事をすぐに使いたがる奴だが、そのせいで勘違いからトラブルを引き起こす。グーで殴ると喜ぶ。
マスターより
近藤豊です。
馬鹿のせいで急遽宴会が開催される事になりました。
馬鹿との遭遇をしたい方、是非ご参加下さい。馬鹿の底力をご堪能できると思います。
それでは、芋の煮っ転がしを肴にお待ちしています。
馬鹿のせいで急遽宴会が開催される事になりました。
馬鹿との遭遇をしたい方、是非ご参加下さい。馬鹿の底力をご堪能できると思います。
それでは、芋の煮っ転がしを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/10/20 06:25