ゲスト
(ka0000)
春を告げるやぎさんチーズ
マスター:奈華里
このシナリオは3日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 500
- 参加人数
- 現在11人 / 1~25人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/03/17 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/03/29 19:00
オープニング
時は三月…三月と言えば若人ならばホワイトデーの準備にヤキモキしているかもしれない。
しかし、酪農に携わる者――とりわけ、あるチーズを作る者達にとってはそれ所ではない。
「あー、忙しい忙しい~。さぁさ、いい子だからじっとしててねー」
そう山羊達に呼びかけて乳搾りの真っ最中。
ベビーラッシュを終えて、一段落つきつつある親山羊達からミルクを分けて貰ってのチーズ作りはこの時期が最盛期。仔山羊がいるうちでないとミルクは出ないし、何より『春を告げるチーズ』と呼ばれるこのシェーブルチーズはこの地方ではなくてはならない存在でもある。
「おおい、こっち終わったぞー」
夫婦と数人の仲間達で作業に追われる中、この牧場主である主人がまだ作業中の妻に声かける。
「わかったわ。こっちも後少しで終わるから…そうそう、そう言えば牧場の柵なんだけどね…」
妻が視線を山羊に向けたまま言う。
それが事の始まりだった。夫に向けた言葉は既にその場を去った彼には届かなくて…翌日事件は起こる。
「あぁ、なんてこった!」
額から流れるのは動揺からくる汗…。
彼の牧場では出来るだけ自然の状態を保つため、広い土地を有し放し飼いを主としていた。
しかし、それでも限度はある。柵を設けて一定の範囲でそれを実行していたのであるが、忙しさもあって柵が壊れかけていた事に気付かなかったのだ。いや、正確に言えば妻は気付いていたのだが、こうなってはもう後の祭り。きっと釘が緩くなって板がずれていたのだろう。そこを見つけて山羊達は華麗に飛び越えて行ったと見える。
「昨日までは無事だったもの。まだ遠くには行っていない筈よ」
妻が夫を励まし言う。
「そ、そうだな…早くしないと熊が目覚めてくるかもしれんし」
夫も希望を捨てずに探そうと決意する。
しかし、数が数だった。彼の牧場では百頭近くの山羊を放牧していたが、そのうちパッと見で半分近く行方不明であり、それを二人で探すのは無謀というものだ。加えて、更なる問題。それは一部残っている山羊達の世話とチーズへの加工作業を誰がするのかという問題である。
「どうしましょう…こんな事って」
ことは一刻を争うかもしれないのに…そんな折、手伝いに来ていた酪農仲間から名案な一言。
「まぁ、だったらハンターに頼めばいいんじゃないか? 確か、困った時は助けてくれるって聞いたぜ?」
一般的に歪虚と戦う彼等であるが、それだけでは無いのだという事を知っていた一人がそう提案する。
「……そうね。あまり報酬は出せないけれど手伝ってくれるかもしれない。それに林の奥や崖に行ってたら私達だけじゃ連れ戻せないもの」
即座にそう判断して夫妻は山を下り、ハンターオフィスへと依頼を持ち掛ける。
「お金は少ないですが、その代わり出来立てのチーズなら召し上がって頂けます」
そう付け加えて……。
しかし、酪農に携わる者――とりわけ、あるチーズを作る者達にとってはそれ所ではない。
「あー、忙しい忙しい~。さぁさ、いい子だからじっとしててねー」
そう山羊達に呼びかけて乳搾りの真っ最中。
ベビーラッシュを終えて、一段落つきつつある親山羊達からミルクを分けて貰ってのチーズ作りはこの時期が最盛期。仔山羊がいるうちでないとミルクは出ないし、何より『春を告げるチーズ』と呼ばれるこのシェーブルチーズはこの地方ではなくてはならない存在でもある。
「おおい、こっち終わったぞー」
夫婦と数人の仲間達で作業に追われる中、この牧場主である主人がまだ作業中の妻に声かける。
「わかったわ。こっちも後少しで終わるから…そうそう、そう言えば牧場の柵なんだけどね…」
妻が視線を山羊に向けたまま言う。
それが事の始まりだった。夫に向けた言葉は既にその場を去った彼には届かなくて…翌日事件は起こる。
「あぁ、なんてこった!」
額から流れるのは動揺からくる汗…。
彼の牧場では出来るだけ自然の状態を保つため、広い土地を有し放し飼いを主としていた。
しかし、それでも限度はある。柵を設けて一定の範囲でそれを実行していたのであるが、忙しさもあって柵が壊れかけていた事に気付かなかったのだ。いや、正確に言えば妻は気付いていたのだが、こうなってはもう後の祭り。きっと釘が緩くなって板がずれていたのだろう。そこを見つけて山羊達は華麗に飛び越えて行ったと見える。
「昨日までは無事だったもの。まだ遠くには行っていない筈よ」
妻が夫を励まし言う。
「そ、そうだな…早くしないと熊が目覚めてくるかもしれんし」
夫も希望を捨てずに探そうと決意する。
しかし、数が数だった。彼の牧場では百頭近くの山羊を放牧していたが、そのうちパッと見で半分近く行方不明であり、それを二人で探すのは無謀というものだ。加えて、更なる問題。それは一部残っている山羊達の世話とチーズへの加工作業を誰がするのかという問題である。
「どうしましょう…こんな事って」
ことは一刻を争うかもしれないのに…そんな折、手伝いに来ていた酪農仲間から名案な一言。
「まぁ、だったらハンターに頼めばいいんじゃないか? 確か、困った時は助けてくれるって聞いたぜ?」
一般的に歪虚と戦う彼等であるが、それだけでは無いのだという事を知っていた一人がそう提案する。
「……そうね。あまり報酬は出せないけれど手伝ってくれるかもしれない。それに林の奥や崖に行ってたら私達だけじゃ連れ戻せないもの」
即座にそう判断して夫妻は山を下り、ハンターオフィスへと依頼を持ち掛ける。
「お金は少ないですが、その代わり出来立てのチーズなら召し上がって頂けます」
そう付け加えて……。
解説
内容
脱走した山羊達を無事連れ戻す事
およびその間の牧場運営のお手伝い
うっかり柵を修理し忘れたが為に山羊達は脱走してしまいました
まだ寒いとはいえ、そろそろ熊が起きてこないとも限りません
もしかしたら雑魔が出没するかもと山には危険がいっぱいです
どうか山に逃げ出した山羊達の迅速な回収をお願いします
回収以外にもやる事はあります
例えば、チーズ作りの手伝いやら柵の補修、残っている山羊達の世話等です
イベント依頼ですので分担して行って頂けたら助かります
なお、参加人数にも寄りますが
行動は出来るだけ絞って行って頂けますと非常に助かります
●山の状態について
雪はありませんが、わりと斜面が多く一部は崖の様になっている所が存在します
そして、小川を辿ったりしていくと洞窟なんかもあったりします
背の高い木の多い場所もあり、野生生物もそれなりに生息しているようです
●山羊について
調べて頂ければ判りますが、ヤギは高い所が大好きです
そしてとび跳ねます。視野もなかなかのものなので心してかかって下さい(何)
なめてかかると痛い目見るかもしれません
【お願い】
同行者がいる場合は判りやすいよう名前とIDをお願いします
関係なども明記頂けると非常に描写の時助かります
【補足】
イベント依頼ですし、基本は真面目よりギャグ寄りになるかと思われます
アドリブ多めだと更にギャグ傾向に流れやすいので、駄目な方は一筆頂ければと思います
脱走した山羊達を無事連れ戻す事
およびその間の牧場運営のお手伝い
うっかり柵を修理し忘れたが為に山羊達は脱走してしまいました
まだ寒いとはいえ、そろそろ熊が起きてこないとも限りません
もしかしたら雑魔が出没するかもと山には危険がいっぱいです
どうか山に逃げ出した山羊達の迅速な回収をお願いします
回収以外にもやる事はあります
例えば、チーズ作りの手伝いやら柵の補修、残っている山羊達の世話等です
イベント依頼ですので分担して行って頂けたら助かります
なお、参加人数にも寄りますが
行動は出来るだけ絞って行って頂けますと非常に助かります
●山の状態について
雪はありませんが、わりと斜面が多く一部は崖の様になっている所が存在します
そして、小川を辿ったりしていくと洞窟なんかもあったりします
背の高い木の多い場所もあり、野生生物もそれなりに生息しているようです
●山羊について
調べて頂ければ判りますが、ヤギは高い所が大好きです
そしてとび跳ねます。視野もなかなかのものなので心してかかって下さい(何)
なめてかかると痛い目見るかもしれません
【お願い】
同行者がいる場合は判りやすいよう名前とIDをお願いします
関係なども明記頂けると非常に描写の時助かります
【補足】
イベント依頼ですし、基本は真面目よりギャグ寄りになるかと思われます
アドリブ多めだと更にギャグ傾向に流れやすいので、駄目な方は一筆頂ければと思います
マスターより
イベントから先に…奈華里です
本人はシェーブルチーズを食べた事が多分ありませんので、
細かな描写希望の方は字数さんと相談しつつ感想等あればそれを活かさせて頂きます
きっとお食事シーンも描写する事になると思いますしね
それでは突発リリースではありますが、御参加お待ちしています♪
本人はシェーブルチーズを食べた事が多分ありませんので、
細かな描写希望の方は字数さんと相談しつつ感想等あればそれを活かさせて頂きます
きっとお食事シーンも描写する事になると思いますしね
それでは突発リリースではありますが、御参加お待ちしています♪
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/03/28 16:47