ゲスト
(ka0000)
【陶曲】ぜんらぜんらぜんら!
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/03/22 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/04/05 19:00
オープニング
ここは冒険都市「リゼリオ」の街角、どこぞの喫茶店。
「さて、リアルブルー風喫茶ということだが……」
「いらっしゃい」
イ寺鑑(kz0175)が入店したとき、店内には中年男性のマスターと何人かの客がいた。マスターと親しいとおぼしき中年男性客数人がカウンター席に座り、テーブル席には恋人たち。ヘッドフォンから音楽を聴く客も多い。
「リアルブルー風喫茶、ってのは何のこだわりだ?」
鑑、テーブル席に座りつつウエイトレスの女性に聞いてみた。
「私は知らないんですけど、ロックなんですって」
「なんで素直にロック喫茶じゃないかなあ」
確かにリアルブルーの古いロックミュージシャンのポスターが張り巡らされているが、と鑑。
「アイドルでも演歌でも何でもいいんだよ。ただ、ふるさとの音楽が忘れ去られないように、な」
聞こえたのだろう。カウンターからマスターの声。「音楽喫茶とかじゃカラオケ喫茶と間違われるしな」、「そうそう、別にここで演奏するわけでもないし」などとカウンターの常連客たち。
「なるほど」
納得してコーヒーを注文する鑑。店内を見るとポスターのほか、ギターやマイクスタンド、サックスにタンバリン、三味線に剣詩舞用の模造刀なども飾られていた。
とにかく雑多である。
メニューにもじっくりと目を落としてみる。
紅茶もある。ココアもある。
緑茶なんかはないが、紅茶やコーヒーの専門店で味にとことんこだわっているなどではなさそうだ。
ここなら、あるいは――。
「店長」
がた、と立ち上がる鑑。
「どうしました、お客さん」
「もしも良ければ、『白茶』を取り扱ってみないか?」
意を決して話してみた。
「ん? ぱいちゃ?」
マスター、首をひねる。
実は鑑。農業推進地「ジェオルジ」の片田舎、タスカービレという小村で東方風村作りを手伝っている。戦艦サルヴァトーレ・ロッソの戦線投入により一般人が下船したが、そのときの移民受け入れに挙手した村の一つである。人口流出が深刻だった村で、東方風推進のため日系や中華系のロッソ人を熱心に受け入れた。新芽を使う高級茶葉「白茶」は、人口流出の一因だった新種の茶葉開発の失敗を逆手に取り、芽の付きはいいが育たない特徴を生かしたもので、今では安定生産を続け街角屋台「Pクレープ」に卸すなどしている。
閑話休題。
「いや、ちょっとこれ以上ごちゃごちゃするのはなぁ」
断られた。
「そうそう。ここには出してないが奥にはコミックバンド用に『まるごとぜんら』とかため込んでるしなぁ」
「リアルブルー風とかイキがってるが今じゃすっかりこっちに染まっちまって」
「いや、『まるごとぜんら』でこっちに染まるとかこっちの人に失礼だろう」
がはは、と笑いの巻き起こるカウンター席。「出ましょう」とカップル客がそそくさと勘定を済ませ出て行ったとおり、まあ失礼なジョークではあった。
「そうですか」
肩を落とす鑑。
コーヒーを飲んで辞した。
後日。
「今回は手分けしてこの『白茶』と『白ワイン「レ・リリカ」』を取り扱ってくれる店をリゼリオで探してもらいたい」
鑑、ハンターオフィスに依頼を出してハンターを雇った様子。集まったハンターに白茶とレ・リリカについて簡単に説明する。
「大丈夫。モノはしっかりしている。証拠に、最近ハンターズソサエティにも仕入れてもらってショップの同盟コーナーに並べてもらっている」
実際には、【同盟】エリア特別アイテム中の「同盟銘酒セット」、「同盟のお茶会セット」にそれぞれ含まれている(※依頼募集中の時点で)。
集まったハンターたち、それぞれ頷いた。
その時だった!
「う、うわあ! まるごとぜんらが動いてるっ」
「暴れまるごとぜんらだぁぁ!」
近くのリアルブルー風喫茶からマスターや常連客などが慌てて出てきた。先日、鑑が訪れていた喫茶店だ。続いて、一糸まとわぬまるごとぜんらが続々出てきた。その数、七体。
「マスター? 知らない仲ではない。助けます」
鑑、すぐさま動いて一体の相手をする。まるごとぜんら、コミックバンドが使っていたせいかミュージシャンジャンプをするなど軽快である。
とにかく、まるごとぜんらを倒すのだ!
「さて、リアルブルー風喫茶ということだが……」
「いらっしゃい」
イ寺鑑(kz0175)が入店したとき、店内には中年男性のマスターと何人かの客がいた。マスターと親しいとおぼしき中年男性客数人がカウンター席に座り、テーブル席には恋人たち。ヘッドフォンから音楽を聴く客も多い。
「リアルブルー風喫茶、ってのは何のこだわりだ?」
鑑、テーブル席に座りつつウエイトレスの女性に聞いてみた。
「私は知らないんですけど、ロックなんですって」
「なんで素直にロック喫茶じゃないかなあ」
確かにリアルブルーの古いロックミュージシャンのポスターが張り巡らされているが、と鑑。
「アイドルでも演歌でも何でもいいんだよ。ただ、ふるさとの音楽が忘れ去られないように、な」
聞こえたのだろう。カウンターからマスターの声。「音楽喫茶とかじゃカラオケ喫茶と間違われるしな」、「そうそう、別にここで演奏するわけでもないし」などとカウンターの常連客たち。
「なるほど」
納得してコーヒーを注文する鑑。店内を見るとポスターのほか、ギターやマイクスタンド、サックスにタンバリン、三味線に剣詩舞用の模造刀なども飾られていた。
とにかく雑多である。
メニューにもじっくりと目を落としてみる。
紅茶もある。ココアもある。
緑茶なんかはないが、紅茶やコーヒーの専門店で味にとことんこだわっているなどではなさそうだ。
ここなら、あるいは――。
「店長」
がた、と立ち上がる鑑。
「どうしました、お客さん」
「もしも良ければ、『白茶』を取り扱ってみないか?」
意を決して話してみた。
「ん? ぱいちゃ?」
マスター、首をひねる。
実は鑑。農業推進地「ジェオルジ」の片田舎、タスカービレという小村で東方風村作りを手伝っている。戦艦サルヴァトーレ・ロッソの戦線投入により一般人が下船したが、そのときの移民受け入れに挙手した村の一つである。人口流出が深刻だった村で、東方風推進のため日系や中華系のロッソ人を熱心に受け入れた。新芽を使う高級茶葉「白茶」は、人口流出の一因だった新種の茶葉開発の失敗を逆手に取り、芽の付きはいいが育たない特徴を生かしたもので、今では安定生産を続け街角屋台「Pクレープ」に卸すなどしている。
閑話休題。
「いや、ちょっとこれ以上ごちゃごちゃするのはなぁ」
断られた。
「そうそう。ここには出してないが奥にはコミックバンド用に『まるごとぜんら』とかため込んでるしなぁ」
「リアルブルー風とかイキがってるが今じゃすっかりこっちに染まっちまって」
「いや、『まるごとぜんら』でこっちに染まるとかこっちの人に失礼だろう」
がはは、と笑いの巻き起こるカウンター席。「出ましょう」とカップル客がそそくさと勘定を済ませ出て行ったとおり、まあ失礼なジョークではあった。
「そうですか」
肩を落とす鑑。
コーヒーを飲んで辞した。
後日。
「今回は手分けしてこの『白茶』と『白ワイン「レ・リリカ」』を取り扱ってくれる店をリゼリオで探してもらいたい」
鑑、ハンターオフィスに依頼を出してハンターを雇った様子。集まったハンターに白茶とレ・リリカについて簡単に説明する。
「大丈夫。モノはしっかりしている。証拠に、最近ハンターズソサエティにも仕入れてもらってショップの同盟コーナーに並べてもらっている」
実際には、【同盟】エリア特別アイテム中の「同盟銘酒セット」、「同盟のお茶会セット」にそれぞれ含まれている(※依頼募集中の時点で)。
集まったハンターたち、それぞれ頷いた。
その時だった!
「う、うわあ! まるごとぜんらが動いてるっ」
「暴れまるごとぜんらだぁぁ!」
近くのリアルブルー風喫茶からマスターや常連客などが慌てて出てきた。先日、鑑が訪れていた喫茶店だ。続いて、一糸まとわぬまるごとぜんらが続々出てきた。その数、七体。
「マスター? 知らない仲ではない。助けます」
鑑、すぐさま動いて一体の相手をする。まるごとぜんら、コミックバンドが使っていたせいかミュージシャンジャンプをするなど軽快である。
とにかく、まるごとぜんらを倒すのだ!
解説
タスカービレ特産品取扱店をリゼリオで探してください……という依頼でしたが、支給品アイテム【まるごとぜんら】が無機物歪虚と化して暴れ始めた現場に居合わせました。とにかく退治してください。
まるごとぜんらは全部で九体います。あと二体、どこかにいます。
武器は持ってないので攻撃力など低いですが、放っておくと蹴る殴るなどの被害のほか、意味もなくナイスポーズをとるなど一般市民広くに多大な精神的ダメージをもたらします(戦闘に影響するものではない)。特殊攻撃などはなし。ひたすら物理攻撃。
基本的に強いわけではないのですが、無機物なだけにしつこいです。
なお、いわゆる中の人はいませんのでご安心ください。
リアルな造形ではないため男性形でも女性形でもありません。
イ寺鑑は一体を仕留めた後は住民の安全に気を配ります。つまり、通りに出た七体中六体と、どこかにいる二体を参加者で倒す必要があります。
現場付近の人通りは多くありません。範囲攻撃に気をつける、敵をフリーにしないなどしていれば一般人に被害は出ないでしょう。
まるごとぜんらは全部で九体います。あと二体、どこかにいます。
武器は持ってないので攻撃力など低いですが、放っておくと蹴る殴るなどの被害のほか、意味もなくナイスポーズをとるなど一般市民広くに多大な精神的ダメージをもたらします(戦闘に影響するものではない)。特殊攻撃などはなし。ひたすら物理攻撃。
基本的に強いわけではないのですが、無機物なだけにしつこいです。
なお、いわゆる中の人はいませんのでご安心ください。
リアルな造形ではないため男性形でも女性形でもありません。
イ寺鑑は一体を仕留めた後は住民の安全に気を配ります。つまり、通りに出た七体中六体と、どこかにいる二体を参加者で倒す必要があります。
現場付近の人通りは多くありません。範囲攻撃に気をつける、敵をフリーにしないなどしていれば一般人に被害は出ないでしょう。
マスターより
ふらっと、深夜です。
同盟エリアの連動、【陶曲】の兆しとなる依頼です。
深夜の展開するお話としてはタスカービレからの流れとなりますが、今まで関わってない人の参加もまったく問題ありません。特産品を売り込もうとして手伝いにかり出されたらまるごとぜんらが街中で暴れてるじゃん、相手したらぁ、なくらいの認識で大丈夫です。
では、よろしくお願いします。
同盟エリアの連動、【陶曲】の兆しとなる依頼です。
深夜の展開するお話としてはタスカービレからの流れとなりますが、今まで関わってない人の参加もまったく問題ありません。特産品を売り込もうとして手伝いにかり出されたらまるごとぜんらが街中で暴れてるじゃん、相手したらぁ、なくらいの認識で大丈夫です。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/04/06 23:47
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/03/20 18:08:42 |
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探すよ倒すよ「まるごとぜんら」 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2017/03/21 21:58:57 |