ゲスト
(ka0000)
大きな少女と搾乳体験会
マスター:春野紅葉

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在6人 / 1~25人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/03/24 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/04/07 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●晴れた日の一日に
ユリアがいつも通り、羊の放牧の仕事を終え、依頼主の老人の下へ挨拶に戻ると、老人がにこにこと人の好い笑みを浮かべて手招きをしていた。老人の横には一人の男性がいた。
「何かありましたか?」
「ユリアお嬢ちゃん。君に彼を紹介しようと思っての」
「初めまして、ユリアちゃん。名前は聞いてるよ。西の荒野の元凶をハンターさん達と倒したんだって?」
「私はほとんど何もしていません。ハンターの皆さんのおかげですから」
差し出された手を握り返す。見た目通りやや柔らかい印象を受ける、壮年の手だ。農業従事者ではないのだろう。彼らの皮膚はもう少し固く分厚い。
「こいつは儂の甥っ子での? 少し前まで帝都で働いてたんじゃが、奥さんの病状が悪化したのと両親が亡くなったもんでこっちに最近来たんじゃ」
「なるほど……お悔やみ申し上げます。それで私に何か御用ですか?」
「ええ、実は君やハンターさんに手伝ってほしいんだ。ささ、詳細は中で」
「手伝ってほしい事……ですか?」
言って、老人と共に家の奥へと歩いて行く。ユリアはその後を黙ってついて行った。家の中に案内されるのはお仕事の前に面接のような物をした時ぐらいで、少し懐かしい気持ちにさえなってくる。
木製の床を踏むコツコツと言う音が小気味よく鳴る。応接間らしき場所に通されると、下座へとそっと座った。
「ええっと、どこまで話したかな……ああ、お手伝いをお願いしただけだね?」
男性の言葉に小さく頷くと、男性が人のよさそうな笑みを見せる。老人と血のつながりがあることを窺わせる、よく似た笑みだ。
「先程、伯父も言ってたけど、僕の両親は最近になって亡くなってね。僕が家業を継いだんだけど、いかんせん僕はこっち方面の仕事をしたことが無くてね」
「……なるほど。ところで、何をなさっているのですか?」
「うん? あぁ! まだ言ってなかったかな。ごめんごめん。うちは分かりやすく言うと乳牛を使って作業をしてるんだ。乳搾りだとか、それを元にした乳製品の製作だね」
「つまり、そのお仕事を私がお手伝いすればいいんですか?」
「ほっほっ。ユリアちゃんもそろそろ儂のとこの作業にも慣れて来たじゃろうし、そろそろ別の仕事もしてみんかと思っての?」
「そういうことですか……良いんですか?」
「ちょうど人手も欲しかったからね。頼めるかい?」
「はいっ! 私が出来る事でしたら! 何でも協力させてください!」
胸をなでおろす男性を見て、ユリアは優しく微笑んだ。
色々あったけれど、充実した日々が返ってきたことは、こうした小さな日常からも感じられて、どこでも笑みがこぼれてしまう。
翌日、男性に連れられたユリアは彼が経営するという牧場へと足を運んだ。町からは東に少し行ったところにあるそこは、一定の範囲を柵で覆った敷地。
「どれくらいの広さがあるんですか?」
牧場の中に入り、足元の牧草の匂いにどこか不思議な心地になりながら、前を歩く男性に問い掛ける。
「さぁ……どれくらいだったかなぁ。まぁ、でも……20頭の牛が普通に生活できる程度には広いかな」
「20頭ですか!」
ぎょっと眼を見開いて言うと、男性がおかしそうに笑う。
「まぁ、一日に全員の牛の乳を全て搾るわけじゃないからね。ささっ、ここだ」
言って男性が案内してくれたのは、牧場の中心辺りにある長方形の建物だった。
「ここは?」
「ここで乳を搾る牛だけを隔離していてね」
「なるほど」
そのまま中に入ると、中では干し草を食む乳牛たちがユリアを歓迎するかのようにモーと声を出す。
「ささっ、この子から行こうか」
そう言う男性に導かれ、一頭の牛の下へと訪れ、言われるがままに牛の下に潜り込んだ。
●町興しを再び
次の日、老人の部屋でユリアは男性と話し合いをしていた。
「どうしたんだい? ユリアちゃん」
「はい。実は今回はご相談がありまして」
「相談?」
「はい……その、昨日のことで分かったのですが、正直、私だけではやることが多すぎて難しいと思いました。なので、ハンターの皆さんにもご協力を仰ぐのはいかがでしょうか?」
「ハンターさんの協力?」
「はい! ハンターの皆さんにお仕事のご協力を頼むんです。そうすればきっと、お仕事が捗るだけではなく、町おこしの一環にもなると思います!」
「町興し? ああ、そういえば、ユリアちゃんは以前に町興しのためにお祭りを催してくれていたね……ふむ、その成功経験もあるし、分かった。試しに1回だけ、やってみようか」
「本当ですか! ありがとうございます!」
少し悩ましげな表情を見せた後、男性が深く頷く。ユリアは顔を満面の笑みに変えた。
「うん、でも一応、1回だけだよ? それで受けが良かったら定期的にしよう」
「はい! じゃあ私、ハンターオフィスに行ってきます!」
ユリアは立ち上がり、その場を後にした。
●晴れた日の一日に
ユリアがいつも通り、羊の放牧の仕事を終え、依頼主の老人の下へ挨拶に戻ると、老人がにこにこと人の好い笑みを浮かべて手招きをしていた。老人の横には一人の男性がいた。
「何かありましたか?」
「ユリアお嬢ちゃん。君に彼を紹介しようと思っての」
「初めまして、ユリアちゃん。名前は聞いてるよ。西の荒野の元凶をハンターさん達と倒したんだって?」
「私はほとんど何もしていません。ハンターの皆さんのおかげですから」
差し出された手を握り返す。見た目通りやや柔らかい印象を受ける、壮年の手だ。農業従事者ではないのだろう。彼らの皮膚はもう少し固く分厚い。
「こいつは儂の甥っ子での? 少し前まで帝都で働いてたんじゃが、奥さんの病状が悪化したのと両親が亡くなったもんでこっちに最近来たんじゃ」
「なるほど……お悔やみ申し上げます。それで私に何か御用ですか?」
「ええ、実は君やハンターさんに手伝ってほしいんだ。ささ、詳細は中で」
「手伝ってほしい事……ですか?」
言って、老人と共に家の奥へと歩いて行く。ユリアはその後を黙ってついて行った。家の中に案内されるのはお仕事の前に面接のような物をした時ぐらいで、少し懐かしい気持ちにさえなってくる。
木製の床を踏むコツコツと言う音が小気味よく鳴る。応接間らしき場所に通されると、下座へとそっと座った。
「ええっと、どこまで話したかな……ああ、お手伝いをお願いしただけだね?」
男性の言葉に小さく頷くと、男性が人のよさそうな笑みを見せる。老人と血のつながりがあることを窺わせる、よく似た笑みだ。
「先程、伯父も言ってたけど、僕の両親は最近になって亡くなってね。僕が家業を継いだんだけど、いかんせん僕はこっち方面の仕事をしたことが無くてね」
「……なるほど。ところで、何をなさっているのですか?」
「うん? あぁ! まだ言ってなかったかな。ごめんごめん。うちは分かりやすく言うと乳牛を使って作業をしてるんだ。乳搾りだとか、それを元にした乳製品の製作だね」
「つまり、そのお仕事を私がお手伝いすればいいんですか?」
「ほっほっ。ユリアちゃんもそろそろ儂のとこの作業にも慣れて来たじゃろうし、そろそろ別の仕事もしてみんかと思っての?」
「そういうことですか……良いんですか?」
「ちょうど人手も欲しかったからね。頼めるかい?」
「はいっ! 私が出来る事でしたら! 何でも協力させてください!」
胸をなでおろす男性を見て、ユリアは優しく微笑んだ。
色々あったけれど、充実した日々が返ってきたことは、こうした小さな日常からも感じられて、どこでも笑みがこぼれてしまう。
翌日、男性に連れられたユリアは彼が経営するという牧場へと足を運んだ。町からは東に少し行ったところにあるそこは、一定の範囲を柵で覆った敷地。
「どれくらいの広さがあるんですか?」
牧場の中に入り、足元の牧草の匂いにどこか不思議な心地になりながら、前を歩く男性に問い掛ける。
「さぁ……どれくらいだったかなぁ。まぁ、でも……20頭の牛が普通に生活できる程度には広いかな」
「20頭ですか!」
ぎょっと眼を見開いて言うと、男性がおかしそうに笑う。
「まぁ、一日に全員の牛の乳を全て搾るわけじゃないからね。ささっ、ここだ」
言って男性が案内してくれたのは、牧場の中心辺りにある長方形の建物だった。
「ここは?」
「ここで乳を搾る牛だけを隔離していてね」
「なるほど」
そのまま中に入ると、中では干し草を食む乳牛たちがユリアを歓迎するかのようにモーと声を出す。
「ささっ、この子から行こうか」
そう言う男性に導かれ、一頭の牛の下へと訪れ、言われるがままに牛の下に潜り込んだ。
●町興しを再び
次の日、老人の部屋でユリアは男性と話し合いをしていた。
「どうしたんだい? ユリアちゃん」
「はい。実は今回はご相談がありまして」
「相談?」
「はい……その、昨日のことで分かったのですが、正直、私だけではやることが多すぎて難しいと思いました。なので、ハンターの皆さんにもご協力を仰ぐのはいかがでしょうか?」
「ハンターさんの協力?」
「はい! ハンターの皆さんにお仕事のご協力を頼むんです。そうすればきっと、お仕事が捗るだけではなく、町おこしの一環にもなると思います!」
「町興し? ああ、そういえば、ユリアちゃんは以前に町興しのためにお祭りを催してくれていたね……ふむ、その成功経験もあるし、分かった。試しに1回だけ、やってみようか」
「本当ですか! ありがとうございます!」
少し悩ましげな表情を見せた後、男性が深く頷く。ユリアは顔を満面の笑みに変えた。
「うん、でも一応、1回だけだよ? それで受けが良かったら定期的にしよう」
「はい! じゃあ私、ハンターオフィスに行ってきます!」
ユリアは立ち上がり、その場を後にした。
解説
今回は皆様に搾乳体験会を開いてみました。
恋人さんやお友達、ギルドなどの合わせがございましたらタグ付けお願いします
やっていることは3つです。
ただし、①と②は基本的に続けて行なっていますが、どちらを重点的に
①そのまま、搾乳体験会。
乳牛のお乳をしぼってみましょう。
②バター他の加工品づくり
バター作りとそのバターを使ってバーベキューを食べましょう
③お買いもの
牧場オリジナル商品の他、牛乳、ヨーグルト、ソフトクリームなどの商品をお買いものして楽しみましょう
恋人さんやお友達、ギルドなどの合わせがございましたらタグ付けお願いします
やっていることは3つです。
ただし、①と②は基本的に続けて行なっていますが、どちらを重点的に
①そのまま、搾乳体験会。
乳牛のお乳をしぼってみましょう。
②バター他の加工品づくり
バター作りとそのバターを使ってバーベキューを食べましょう
③お買いもの
牧場オリジナル商品の他、牛乳、ヨーグルト、ソフトクリームなどの商品をお買いものして楽しみましょう
マスターより
こんにちは、あるいは初めまして。
春野紅葉でございます。
デートをするもよし、小旅行をするもよし、良ければ楽しんでいって下さい
春野紅葉でございます。
デートをするもよし、小旅行をするもよし、良ければ楽しんでいって下さい
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/04/06 22:20
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 |
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乳搾りかおやつかデートか? ディーナ・フェルミ(ka5843) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2017/03/23 22:13:50 |