※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。

　CIAO！　ようこそPretty Monkeyの夢芝居屋へ！

　あたしが夢の案内人のおサルさんですよ。

　あぁ、残念ながらイモ食べたりもしないし、あんたの毛繕いしたりもしませんけどね！

　ここではあんたのみたい夢を見せてあげます。

　どんな夢がお望みですか？

　明るい夢？　楽しい夢？　まだ見ぬ夢？

　何だっていいんですよ、あんたのお望みの夢を叶えてあげましょう！

　……

　…………

　……………………

　あぁ、そうそう。一つだけ条件があるのを忘れていました。

　■■■この夢では“大人”がキーワードです■■■

　あんたが見るのはある一族の成人の儀式？

　それとも、ちょっぴり成長したあの時の思い出？

　それとも……憧れたあの人との日々の記憶……？

　ウキー！　ウキキキキキッ！

　さぁ、あたしに見せて下さい。

　あんたが見る『大人の夢』を。

　ウキキキキーッ。



　……ただし、夢を見て、現実に帰ったときに

「嗚呼！！　もっと夢の中にいたかった！！　夢の中に帰りたい！！」

　……なんて、現実に絶望することになっても、あたしはなぁんの責任も取りませんからね！

　ウキキキキキキキーッ。

　ウキキキキーッ。

　ウキーッ、ウキキキキーッ。



　――あぁ、これは夢だ。

　あなたはふとした瞬間にそれに気付づくだろう。

　それは最初から？　それとも起きたときに初めて気付く？

　それは遠い記憶、不確かな思い出。

　それは繰り返し見る同じ夢。

　現実とは違う、無限ループの挟間の一部。

　それなのに起きると同時に、夢の内容を忘れるかもしれない。

　クラクラと定まらぬ空間で、あなたは手を伸ばす。

　――あぁ、これは夢だ。

　夢の中であなたの見たい夢が見られます。

　テーマは『大人』

　自分自身と向き合うような夢となります。
　基本的には１人ずつの描写となりますが、親しい人、ご兄姉など縁のある方と参加された場合２人（以上）絡めての描写も可能です。
　が、その時は同じ夢を見たという扱いになります。
　参加されていないPCの描写は不可となります。
　「兄が」「恋人が」などのぼかした表現となりますのでご了承下さい。

　テーマさえあっていれば、過去の出来事でも、突拍子の無い絵空事でも構いません。
　違うクラスのハンターとして活躍してもいいし、女王様になってもいい。
　殺人ピエロとなって指名手配されてもいいし、宇宙警察となって宇宙人を追っても良い。
　シリアスでもギャグでもシュールでもブラックでも……そう、スウィートな妄想でも。
　あなたが連想する『大人』とは何でしょうか？

　それを、教えて下さいませ。


　……ただ、お題が『大人』だからといって、あまり刺激の強い“アダルト”な内容は蔵倫からの修正が入って、全てがP音で作成される可能性がありますので、公序良俗の範囲内でお願いいたします。



　夢から醒めたとき。

「あぁ、良い夢で良かった」

　そう言えますか？

「もっと続きを見たかった」

　そう願いますか？

「あの夢に帰りたい」

　そう涙しますか？


　――それとも、何の夢を見ていたのかも忘れていますか？

　初めまして、もしくは、またお目にかかれて光栄です。葉槻（はづき）です。
　『匂い』『光』『闇』『酔い』と来たこのお題シリーズも第５弾。
　皆さんは何に、どのように『大人』を夢見られるのでしょう？
　何をもって『大人』なのか。誰が『大人』なのか……あなたは何をこのシナリオに求めますか？
　少しでも皆さんに大人なひとときを感じていただけるように頑張りたいと思います。
　……解説にも書きましたが、取りようによってはお題がアダルトにもなりますが、執筆の最大の敵が蔵倫とならないようご協力をお願いいたします。
　それでは、今年の【AP】をお届けします。

　どうか、あなたのたゆたう夢の一遍を、私にも教えて下さいませ。