ゲスト
(ka0000)
【界冥】函館・二股口炎上A
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- ユニット参加人数
- 現在6 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/04/12 15:00
- リプレイ完成予定
- 2017/04/21 15:00
オープニング
江差から上陸したメタ・シャングリラ。
函館クラスタ攻略に向けて、統一連合宙軍はついに重い腰を上げた。
松前要塞攻略を少数の精鋭とハンターによって成し遂げた事は、日本政府と統一連合宙軍に希望の灯をつけた。
――勝てる。
それが統一連合宙軍を動かした動機だ。
メタ・シャングリラの元へ集う各部隊の有志達。
対函館クラスタに向けて、作戦は大きく前進する。
「状況は?」
「上々ザマス。メタ・シャングリラも被害は軽微ザマス」
貸与されたデュミナスで正面から台場山へ向かう山岳猟団の八重樫敦(kz0056)。
それに対してメタ・シャングリラのブリッジから答えるのは、森山恭子(kz0216)特務大尉だ。
松前要塞を陥落させたメタ・シャングリラは、ルートを二つに分割する。
一つは海岸線に沿って函館湾を目指す海上ルート。
そして、もう一つが江差から東へ向かい、函館クラスタの北を襲撃する陸上ルートだ。
メタ・シャングリラは陸上ルートで東へ進軍。
しかし、敵もこのまま素通りはさせてくれない。
斥候の情報通り、二股口付近で待ち伏せしていた敵と接触。早くも戦端は開かれていた。
「そうか。何とかなりそうだな」
八重樫はディミナスに対VOID砲試作壁盾を持たせて前進させる。
敵は台場山の山上にて布陣。大砲型の中型狂気を数機配置して次々とビーム砲を撃ち込んでくる。さらに人型の中型狂気を布陣してメタ・シャングリラの行く手を阻んでいた。
「こちら別働隊。異常なし! 順調、順調!」
恭子の元へデュミナスに乗る別働部隊の兵士から通信。
作戦では八重樫ら前衛部隊が台場山の攻撃を凌いでいる隙に、別働部隊が迂回。台場山の側面から敵を襲撃する。
現段階では、別働部隊は敵に気付かれる事なく迂回できているようだ。
このまま行けば、台場山はあっさり落ちるだろう。
「油断するんじゃないザマス。ここは戦場ザマスよ」
「はいはい、分かって……ん? なんだあれは?」
別働部隊の兵士が一言。
間を置かずにメタ・シャングリラのオペレーターが悲鳴にも似た声を上げる。
「謎の機体が高速で接近中! この反応は……え、CAM?」
「なんザマス!?」
振り返る恭子。
オペレーターの言葉に焦りが入り混じる。
「機体より高エネルギー反応!」
「別働部隊、退避しろっ!」
無線を通じて八重樫の指示が飛ぶ。
しかし。
「あれは……」
メタ・シャングリラのブリッジから、恭子の目に飛び込んできたのは空を走る一本の光。
その光の束が、一体何なのか。
それは、想像に難くない。
「うわぁぁぁぁ!…………」
兵士の悲鳴が聞こえた後、通信は途絶えた。
遠くで聞こえる爆発音。断末魔にも似た黒煙が、空に向かって立ち上る。
「デュミナス、一機撃墜です」
悔しさを滲ませるオペレーター。
先程の攻撃は謎の機体が発したものだろう。だとするならば、別働部隊は当初の任務とは異なる。作戦遂行に暗雲が立ちこめる。
さらに――。
「海岸線ルートの海上自衛隊より入電。敵影確認、交戦に移る。同行していたハンターも行動開始しました」
「マズいザマスね。
八重樫さん、正面突破で台場山を抑えるザマス。急いで別働部隊と合流するザマス」
「簡単に言ってくれるな。相変わらずの『名指揮官様』だ」
皮肉を口にする八重樫。
しかし、台場山の砲撃は激しく油断すればメタ・シャングリラを落とされかねない。
――苦戦。
まさに謎の機体の登場で戦局は大きく覆された事になる。
「艦長! 謎の機体ですが、軍の識別コードがあります。機体は……ヴァルキリー1、実験中に行方不明となっていた試作機です」
「なんだと!?」
驚きの声。
それは恭子の声ではなく、前線で戦う八重樫の声だった。
ヴァルキリー1。
実験中に行方不明となった八重樫が乗る予定だった機体。
再び愛機となる予定だった機体は、クリムゾンウェストで姿を見せる。
狂気の眷属が操る歪虚CAMとして。
「ヴァルキリー1を動かしているのはエンドレスが遠隔操作か? いや、それ以前に何故、奴がここにいる。ヴァルハラは見当たらないが、この付近にいるのか?」
「え? なんザマス? エンドがなんザマス?」
恭子が通信で呼び掛けているが、八重樫の耳には入らない。
統一連合宙軍がリスクを度外視して製作した危険な機体。それがクリムゾンウェストで敵として姿を現した。
(地球にヴァルキリー1がいるという事は、エンドレスが黙示騎士と関連があるのか? それとも……まさか、エンドレスがヴォイドゲートを?)
――エンドレス。
それは八重樫にとって、過去の業と屈辱の象徴とも称するべき敵であった。
「ヴァルキリー1より通信。チャンネルを開きます!」
「な、なんザマス!?」
事態を飲み込めない恭子。
しかし、ヴァルキリー1からの通信で流れたのは、合成された機械音であった。
『ハロー、シチズン。私はエンドレスです。
現在、フェイド3実行中。函館湾及びその周辺への侵入は禁止されています。これより侵入者の排除を開始。フィールド構築、フェーズシフト実行……』
「ちょ、ちょっと八重樫さん! あの機体が函館湾で攻撃してた機体っぽいザマス!
急ぐザマス! 別働隊が危ないザマス!」
危機を感じて大騒ぎする恭子であったが、当の八重樫は集中していた。
この難局を乗り越えて、エンドレスを葬る事に。
「……各員へ通達。台場山へ進軍を強行。別働部隊と合流する」
函館クラスタ攻略に向けて、統一連合宙軍はついに重い腰を上げた。
松前要塞攻略を少数の精鋭とハンターによって成し遂げた事は、日本政府と統一連合宙軍に希望の灯をつけた。
――勝てる。
それが統一連合宙軍を動かした動機だ。
メタ・シャングリラの元へ集う各部隊の有志達。
対函館クラスタに向けて、作戦は大きく前進する。
「状況は?」
「上々ザマス。メタ・シャングリラも被害は軽微ザマス」
貸与されたデュミナスで正面から台場山へ向かう山岳猟団の八重樫敦(kz0056)。
それに対してメタ・シャングリラのブリッジから答えるのは、森山恭子(kz0216)特務大尉だ。
松前要塞を陥落させたメタ・シャングリラは、ルートを二つに分割する。
一つは海岸線に沿って函館湾を目指す海上ルート。
そして、もう一つが江差から東へ向かい、函館クラスタの北を襲撃する陸上ルートだ。
メタ・シャングリラは陸上ルートで東へ進軍。
しかし、敵もこのまま素通りはさせてくれない。
斥候の情報通り、二股口付近で待ち伏せしていた敵と接触。早くも戦端は開かれていた。
「そうか。何とかなりそうだな」
八重樫はディミナスに対VOID砲試作壁盾を持たせて前進させる。
敵は台場山の山上にて布陣。大砲型の中型狂気を数機配置して次々とビーム砲を撃ち込んでくる。さらに人型の中型狂気を布陣してメタ・シャングリラの行く手を阻んでいた。
「こちら別働隊。異常なし! 順調、順調!」
恭子の元へデュミナスに乗る別働部隊の兵士から通信。
作戦では八重樫ら前衛部隊が台場山の攻撃を凌いでいる隙に、別働部隊が迂回。台場山の側面から敵を襲撃する。
現段階では、別働部隊は敵に気付かれる事なく迂回できているようだ。
このまま行けば、台場山はあっさり落ちるだろう。
「油断するんじゃないザマス。ここは戦場ザマスよ」
「はいはい、分かって……ん? なんだあれは?」
別働部隊の兵士が一言。
間を置かずにメタ・シャングリラのオペレーターが悲鳴にも似た声を上げる。
「謎の機体が高速で接近中! この反応は……え、CAM?」
「なんザマス!?」
振り返る恭子。
オペレーターの言葉に焦りが入り混じる。
「機体より高エネルギー反応!」
「別働部隊、退避しろっ!」
無線を通じて八重樫の指示が飛ぶ。
しかし。
「あれは……」
メタ・シャングリラのブリッジから、恭子の目に飛び込んできたのは空を走る一本の光。
その光の束が、一体何なのか。
それは、想像に難くない。
「うわぁぁぁぁ!…………」
兵士の悲鳴が聞こえた後、通信は途絶えた。
遠くで聞こえる爆発音。断末魔にも似た黒煙が、空に向かって立ち上る。
「デュミナス、一機撃墜です」
悔しさを滲ませるオペレーター。
先程の攻撃は謎の機体が発したものだろう。だとするならば、別働部隊は当初の任務とは異なる。作戦遂行に暗雲が立ちこめる。
さらに――。
「海岸線ルートの海上自衛隊より入電。敵影確認、交戦に移る。同行していたハンターも行動開始しました」
「マズいザマスね。
八重樫さん、正面突破で台場山を抑えるザマス。急いで別働部隊と合流するザマス」
「簡単に言ってくれるな。相変わらずの『名指揮官様』だ」
皮肉を口にする八重樫。
しかし、台場山の砲撃は激しく油断すればメタ・シャングリラを落とされかねない。
――苦戦。
まさに謎の機体の登場で戦局は大きく覆された事になる。
「艦長! 謎の機体ですが、軍の識別コードがあります。機体は……ヴァルキリー1、実験中に行方不明となっていた試作機です」
「なんだと!?」
驚きの声。
それは恭子の声ではなく、前線で戦う八重樫の声だった。
ヴァルキリー1。
実験中に行方不明となった八重樫が乗る予定だった機体。
再び愛機となる予定だった機体は、クリムゾンウェストで姿を見せる。
狂気の眷属が操る歪虚CAMとして。
「ヴァルキリー1を動かしているのはエンドレスが遠隔操作か? いや、それ以前に何故、奴がここにいる。ヴァルハラは見当たらないが、この付近にいるのか?」
「え? なんザマス? エンドがなんザマス?」
恭子が通信で呼び掛けているが、八重樫の耳には入らない。
統一連合宙軍がリスクを度外視して製作した危険な機体。それがクリムゾンウェストで敵として姿を現した。
(地球にヴァルキリー1がいるという事は、エンドレスが黙示騎士と関連があるのか? それとも……まさか、エンドレスがヴォイドゲートを?)
――エンドレス。
それは八重樫にとって、過去の業と屈辱の象徴とも称するべき敵であった。
「ヴァルキリー1より通信。チャンネルを開きます!」
「な、なんザマス!?」
事態を飲み込めない恭子。
しかし、ヴァルキリー1からの通信で流れたのは、合成された機械音であった。
『ハロー、シチズン。私はエンドレスです。
現在、フェイド3実行中。函館湾及びその周辺への侵入は禁止されています。これより侵入者の排除を開始。フィールド構築、フェーズシフト実行……』
「ちょ、ちょっと八重樫さん! あの機体が函館湾で攻撃してた機体っぽいザマス!
急ぐザマス! 別働隊が危ないザマス!」
危機を感じて大騒ぎする恭子であったが、当の八重樫は集中していた。
この難局を乗り越えて、エンドレスを葬る事に。
「……各員へ通達。台場山へ進軍を強行。別働部隊と合流する」
解説
目的:砲撃の嵐を潜り抜け、台場山を制圧する。
場所:北海道道南、二股口付近。
山々に囲まれた森林地帯で、足下には大野街道が通る。敵は台場山の山頂に布陣してCAM及びメタ・シャングリラを攻撃します。敵までの距離は約1キロ程度です。
敵:
・中型狂気(砲撃型) ×4
大きな大砲のような外見のVOID。サイズ3。
松前要塞で確認されたビームキャノンを取り込んだVOID砲が巨大化。おそらく複数のVOID砲が融合する事で外見が変容したものと思われる。大きなビームを放つ事ができるが、精密射撃は苦手らしく狙い通りに命中は難しい。この為、メタ・シャングリラを射程に収めていますが、ダメージは軽微です。
移動も可能で、移動しながら小型のVOID砲を生み出す事が可能。
・中型狂気(擬人型) ×2
クリムゾンウェストにおいて歪虚CAMと呼ばれる個体。サイズ3。
外見的にはCAMのジャンクパーツを取り込んではいるものの、基本はVOID。
カタナやアサルトライフルを武装としてそのまま再利用している他、触手やレーザーでも攻撃できる。
軽量型で運動性能はアップしているが、防御と攻撃能力が低下している。
備考:
味方は八重樫が乗るデュミナスのみ。対VOID砲試作壁盾を手に台場山に向かって進んでいます。射撃武器はアサルトライフルです。
敗北条件は「八重樫のデュミナス撃破(死亡)」もしくは「メタ・シャングリラ撃破」です。砲撃型の中型狂気を黙らせれば、メタ・シャングリラの支援砲撃を受ける事ができます。なお、本シナリオではヴァルキリー1との戦闘はありません。
場所:北海道道南、二股口付近。
山々に囲まれた森林地帯で、足下には大野街道が通る。敵は台場山の山頂に布陣してCAM及びメタ・シャングリラを攻撃します。敵までの距離は約1キロ程度です。
敵:
・中型狂気(砲撃型) ×4
大きな大砲のような外見のVOID。サイズ3。
松前要塞で確認されたビームキャノンを取り込んだVOID砲が巨大化。おそらく複数のVOID砲が融合する事で外見が変容したものと思われる。大きなビームを放つ事ができるが、精密射撃は苦手らしく狙い通りに命中は難しい。この為、メタ・シャングリラを射程に収めていますが、ダメージは軽微です。
移動も可能で、移動しながら小型のVOID砲を生み出す事が可能。
・中型狂気(擬人型) ×2
クリムゾンウェストにおいて歪虚CAMと呼ばれる個体。サイズ3。
外見的にはCAMのジャンクパーツを取り込んではいるものの、基本はVOID。
カタナやアサルトライフルを武装としてそのまま再利用している他、触手やレーザーでも攻撃できる。
軽量型で運動性能はアップしているが、防御と攻撃能力が低下している。
備考:
味方は八重樫が乗るデュミナスのみ。対VOID砲試作壁盾を手に台場山に向かって進んでいます。射撃武器はアサルトライフルです。
敗北条件は「八重樫のデュミナス撃破(死亡)」もしくは「メタ・シャングリラ撃破」です。砲撃型の中型狂気を黙らせれば、メタ・シャングリラの支援砲撃を受ける事ができます。なお、本シナリオではヴァルキリー1との戦闘はありません。
マスターより
近藤豊です。
函館クラスタ殲滅戦の第二弾となります。
今回、近藤一人で2本の依頼を同時リリースです。他の連動依頼結果が影響しますが、特に二股口周辺の依頼である「函館・二股口炎上B」とは密接な関係にあります。
この戦いが、函館クラスタを巡る戦いにどう影響するのか。
それはハンターの活躍次第でございます。
それでは、身欠きニシンを肴にお待ちしています。
函館クラスタ殲滅戦の第二弾となります。
今回、近藤一人で2本の依頼を同時リリースです。他の連動依頼結果が影響しますが、特に二股口周辺の依頼である「函館・二股口炎上B」とは密接な関係にあります。
この戦いが、函館クラスタを巡る戦いにどう影響するのか。
それはハンターの活躍次第でございます。
それでは、身欠きニシンを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/04/14 23:37
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 榊 兵庫(ka0010) 人間(リアルブルー)|26才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/04/08 22:10:36 |
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![]() |
質問卓 榊 兵庫(ka0010) 人間(リアルブルー)|26才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/04/07 22:49:36 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/04/08 09:37:28 |