ゲスト
(ka0000)
【界冥】函館・二股口炎上B
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- ユニット参加人数
- 現在6 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/04/12 12:00
- リプレイ完成予定
- 2017/04/21 12:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
自分が誰なのか。
何処で生まれたのか。
まったく覚えていない。
気付けば、この地で愛機と共に戦っていた。
声を失い、喋ることが出来なくなっていたが、不思議と悲しくはなかった。
何故なら、生きているから。
すべてを忘れたと思っていた自分にとっての存在意義――それは、戦う事。
敵を見つけ、叩き、殲滅する。
理由は、わからない。
ただ、そうする事だけが自分の存在証明。
今日も、戦わなければならない。
愛機を戦場へと向かう。
敵を屠り、自らの存在を示すために。
●
松前要塞を陥落させたメタ・シャングリラは、ルートを二つに分割する。
一つは海岸線に沿って函館湾を目指す海上ルート。
そして、もう一つが江差から東へ向かい、函館クラスタの北を襲撃する陸上ルートだ。
メタ・シャングリラは陸上ルートで東へ進軍。
しかし、敵もこのまま素通りはさせてくれない。
斥候の情報通り、二股口付近で待ち伏せしていた敵と接触。早くも戦端は開かれていた。
「こちら別働隊。異常なし! 順調、順調!」
台場山を迂回する形で数機のCAMが二股口付近を進む。
作戦では八重樫ら前衛部隊が台場山の攻撃を凌いでいる隙に、別働部隊が迂回。台場山の側面から敵を襲撃する。
通信によれば山岳猟団の八重樫敦(kz0056)は無事に台場山前で敵と交戦しているようだ。別働部隊が台場山の側面から攻撃を仕掛けるまで持ちこたえてくれると良いのだが――。
「油断するんじゃないザマス。ここは戦場ザマスよ」
「はいはい、分かって……ん? なんだあれは?」
森山恭子(kz0216)のクレームに、別働部隊の兵士が一言。
しかし、言葉は途中で途切れる。
地上から猛スピードでやってくる何か。
深く蒼い影が、こちらへ向かって押し寄せる。
(蒼い、影?)
目を凝らす兵士。
次の瞬間、蒼い影は動きを止める。
そこにはCAMらしき機体。手には黒光りするライフルのようなもの。
銃口はこちらに向けられている。
(……まずいっ!)
兵士は、直感的にそう感じた。
だが、体がうまく動かない。
間もなく通信で悲鳴にも似た声が漏れてきた。
「謎の機体が高速で接近中! この反応は……え、CAM?」
「なんザマス!?」
恭子の声。
続いて、オペレーターの言葉に焦りが入り混じる。
「機体より高エネルギー反応!」
「別働部隊、退避しろっ!」
無線を通じて八重樫の指示が飛ぶ。
その声にようやく体を反応させる兵士。
だが――もう遅かった。
「うわぁぁぁぁ!…………」
銃口から放たれた、巨大な光。
眼前にまで接近したそれは、デュミナスの機体を貫き空に向かって突き進む。
次の瞬間、デュミナスは爆発。機体は炎に包まれた。
●
目の前で爆発するデュミナスを前に、他の兵士やハンター達は呆気に取られる。
一撃。
たった、一撃でデュミナスは鉄の棺桶と化した。
軽量化していたとはいえ、一撃で葬る火力を敵は保持している。
「デュミナス、一機撃墜です」
メタ・シャングリラのブリッジからもたらされる言葉。
さらに悲劇は続く。
「海岸線ルートの海上自衛隊より入電。敵影確認、交戦に移る。同行していたハンターも行動開始しました」
「マズいザマスね。
八重樫さん、正面突破で台場山を抑えるザマス。急いで別働部隊と合流するザマス」
「簡単に言ってくれるな。相変わらずの『名指揮官様』だ」
別働部隊の眼前にいる蒼い機体の登場で、作戦に暗雲が立ちこめる。
しかし、ここで逃げ出す訳にはいかない。ここで撤退すれば作戦は失敗に終わる。
強敵を前に身構えるハンター。
だが、ここで驚くべき事態が発生する。
「艦長! 謎の機体ですが、軍の識別コードがあります。機体は……ヴァルキリー1、実験中に行方不明となっていた試作機です」
「なんだと!?」
通信から漏れる八重樫の声。
明らかに驚嘆と焦りに混じった声だ。
それを無視するかのようにオペレーターが声を続ける。
「ヴァルキリー1より通信。チャンネルを開きます!」
ヴァルキリー1からの通信で流れたのは、合成された機械音であった。
『ハロー、シチズン。私はエンドレスです。
現在、フェイド3実行中。函館湾及びその周辺への侵入は禁止されています。これより侵入者の排除を開始。フィールド構築、フェーズシフト実行……』
――エンドレス。
それがあの強敵の名前。
ハンター達は、身震いする。
それが恐怖なのか、武者震いなのかは分からない。
はっきりしている事は、一つ。
この強敵と渡り合えなければ、次にあの燃える棺桶に入るのは自分だ。
●
幾度倒しても、姿を見せる敵の影。
キリがない。だが、それでも戦い続けなければ。
自分が、自分であり続ける為に。
行こう、ヴァルキリー1――。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
自分が誰なのか。
何処で生まれたのか。
まったく覚えていない。
気付けば、この地で愛機と共に戦っていた。
声を失い、喋ることが出来なくなっていたが、不思議と悲しくはなかった。
何故なら、生きているから。
すべてを忘れたと思っていた自分にとっての存在意義――それは、戦う事。
敵を見つけ、叩き、殲滅する。
理由は、わからない。
ただ、そうする事だけが自分の存在証明。
今日も、戦わなければならない。
愛機を戦場へと向かう。
敵を屠り、自らの存在を示すために。
●
松前要塞を陥落させたメタ・シャングリラは、ルートを二つに分割する。
一つは海岸線に沿って函館湾を目指す海上ルート。
そして、もう一つが江差から東へ向かい、函館クラスタの北を襲撃する陸上ルートだ。
メタ・シャングリラは陸上ルートで東へ進軍。
しかし、敵もこのまま素通りはさせてくれない。
斥候の情報通り、二股口付近で待ち伏せしていた敵と接触。早くも戦端は開かれていた。
「こちら別働隊。異常なし! 順調、順調!」
台場山を迂回する形で数機のCAMが二股口付近を進む。
作戦では八重樫ら前衛部隊が台場山の攻撃を凌いでいる隙に、別働部隊が迂回。台場山の側面から敵を襲撃する。
通信によれば山岳猟団の八重樫敦(kz0056)は無事に台場山前で敵と交戦しているようだ。別働部隊が台場山の側面から攻撃を仕掛けるまで持ちこたえてくれると良いのだが――。
「油断するんじゃないザマス。ここは戦場ザマスよ」
「はいはい、分かって……ん? なんだあれは?」
森山恭子(kz0216)のクレームに、別働部隊の兵士が一言。
しかし、言葉は途中で途切れる。
地上から猛スピードでやってくる何か。
深く蒼い影が、こちらへ向かって押し寄せる。
(蒼い、影?)
目を凝らす兵士。
次の瞬間、蒼い影は動きを止める。
そこにはCAMらしき機体。手には黒光りするライフルのようなもの。
銃口はこちらに向けられている。
(……まずいっ!)
兵士は、直感的にそう感じた。
だが、体がうまく動かない。
間もなく通信で悲鳴にも似た声が漏れてきた。
「謎の機体が高速で接近中! この反応は……え、CAM?」
「なんザマス!?」
恭子の声。
続いて、オペレーターの言葉に焦りが入り混じる。
「機体より高エネルギー反応!」
「別働部隊、退避しろっ!」
無線を通じて八重樫の指示が飛ぶ。
その声にようやく体を反応させる兵士。
だが――もう遅かった。
「うわぁぁぁぁ!…………」
銃口から放たれた、巨大な光。
眼前にまで接近したそれは、デュミナスの機体を貫き空に向かって突き進む。
次の瞬間、デュミナスは爆発。機体は炎に包まれた。
●
目の前で爆発するデュミナスを前に、他の兵士やハンター達は呆気に取られる。
一撃。
たった、一撃でデュミナスは鉄の棺桶と化した。
軽量化していたとはいえ、一撃で葬る火力を敵は保持している。
「デュミナス、一機撃墜です」
メタ・シャングリラのブリッジからもたらされる言葉。
さらに悲劇は続く。
「海岸線ルートの海上自衛隊より入電。敵影確認、交戦に移る。同行していたハンターも行動開始しました」
「マズいザマスね。
八重樫さん、正面突破で台場山を抑えるザマス。急いで別働部隊と合流するザマス」
「簡単に言ってくれるな。相変わらずの『名指揮官様』だ」
別働部隊の眼前にいる蒼い機体の登場で、作戦に暗雲が立ちこめる。
しかし、ここで逃げ出す訳にはいかない。ここで撤退すれば作戦は失敗に終わる。
強敵を前に身構えるハンター。
だが、ここで驚くべき事態が発生する。
「艦長! 謎の機体ですが、軍の識別コードがあります。機体は……ヴァルキリー1、実験中に行方不明となっていた試作機です」
「なんだと!?」
通信から漏れる八重樫の声。
明らかに驚嘆と焦りに混じった声だ。
それを無視するかのようにオペレーターが声を続ける。
「ヴァルキリー1より通信。チャンネルを開きます!」
ヴァルキリー1からの通信で流れたのは、合成された機械音であった。
『ハロー、シチズン。私はエンドレスです。
現在、フェイド3実行中。函館湾及びその周辺への侵入は禁止されています。これより侵入者の排除を開始。フィールド構築、フェーズシフト実行……』
――エンドレス。
それがあの強敵の名前。
ハンター達は、身震いする。
それが恐怖なのか、武者震いなのかは分からない。
はっきりしている事は、一つ。
この強敵と渡り合えなければ、次にあの燃える棺桶に入るのは自分だ。
●
幾度倒しても、姿を見せる敵の影。
キリがない。だが、それでも戦い続けなければ。
自分が、自分であり続ける為に。
行こう、ヴァルキリー1――。
解説
目的:エンドレスを撃退する。
場所:北海道道南、二股口付近。山々に囲まれた森林地帯で、足下には大野街道が通る。やや起伏がある為、注意が必要。
敵:
・ヴァルキリー1 歪虚CAMの一種。深蒼に彩られた狂気眷属のAI型VOID「エンドレス」が操る個体。函館湾で謎の攻撃を行っていた機体と思われる。サイズ3。
元は連合宙軍の揚陸艦「ヴァルハラ」に実験機として搭載されていた試験中の機体。ヴァルハラを含めて狂気の歪虚「エンドレス」に奪われた。自己修復・改造を繰り返されており、以前に確認された機能とはまったく違う性能を保有している。
○兵装:
高速ブースター「リープテイル」
ヴァルキリー1でもっとも特徴的な機能をエンドレスが改造したブースター。後部及び側面に付けられたブースターで高速移動を実現している。
ロングレンジVOIDライフル
統一連合宙軍がCAM用に配備していた狙撃用ライフルをベースに改造した兵器。VOID砲のように狂気のVOIDがライフルへエネルギーを供給して高出力のエネルギーを発射する。発射までにかなりのリロードを要する上に命中度は低い。
中距離用VOIDビームマシンガン
統一連合宙軍がCAM用に配備していたマシンガンをベースに改造した兵器。VOID砲のエネルギーを短時間で連続発射する事でマシンガンのようにビームを発射する。
近距離用ナイフ
CAM用のナイフ。手首部分から飛び出すように改造されている。高速ブースター「リープテイル」と組み合わせて高機動性を生かして攻撃する。
・中型狂気(擬人型) ×2
クリムゾンウェストにおいて歪虚CAMと呼ばれる個体。サイズ3。
外見的にはCAMのジャンクパーツを取り込んではいるものの、基本はVOID。
カタナやアサルトライフとしてそのまま再利用している他、触手やレーザーでも攻撃できる。
場所:北海道道南、二股口付近。山々に囲まれた森林地帯で、足下には大野街道が通る。やや起伏がある為、注意が必要。
敵:
・ヴァルキリー1 歪虚CAMの一種。深蒼に彩られた狂気眷属のAI型VOID「エンドレス」が操る個体。函館湾で謎の攻撃を行っていた機体と思われる。サイズ3。
元は連合宙軍の揚陸艦「ヴァルハラ」に実験機として搭載されていた試験中の機体。ヴァルハラを含めて狂気の歪虚「エンドレス」に奪われた。自己修復・改造を繰り返されており、以前に確認された機能とはまったく違う性能を保有している。
○兵装:
高速ブースター「リープテイル」
ヴァルキリー1でもっとも特徴的な機能をエンドレスが改造したブースター。後部及び側面に付けられたブースターで高速移動を実現している。
ロングレンジVOIDライフル
統一連合宙軍がCAM用に配備していた狙撃用ライフルをベースに改造した兵器。VOID砲のように狂気のVOIDがライフルへエネルギーを供給して高出力のエネルギーを発射する。発射までにかなりのリロードを要する上に命中度は低い。
中距離用VOIDビームマシンガン
統一連合宙軍がCAM用に配備していたマシンガンをベースに改造した兵器。VOID砲のエネルギーを短時間で連続発射する事でマシンガンのようにビームを発射する。
近距離用ナイフ
CAM用のナイフ。手首部分から飛び出すように改造されている。高速ブースター「リープテイル」と組み合わせて高機動性を生かして攻撃する。
・中型狂気(擬人型) ×2
クリムゾンウェストにおいて歪虚CAMと呼ばれる個体。サイズ3。
外見的にはCAMのジャンクパーツを取り込んではいるものの、基本はVOID。
カタナやアサルトライフとしてそのまま再利用している他、触手やレーザーでも攻撃できる。
マスターより
(追加解説)
本体から離れて行動していた為、エンドレスがメタ・シャングリラを狙う事は無い。味方の機体は撃破され、周囲にはハンターの機体以外存在しません。
付近にはエンドレスの本体であるヴァルハラは見当たりません。
<PL情報>
エンドレスの撤退条件は複数あります。
1つは一定ダメージを負った場合。もう一つは……。
近藤豊です。
函館クラスタ殲滅戦の第二弾となります。
今回、近藤一人で2本の依頼を同時リリースです。他の連動依頼結果が影響しますが、特に二股口周辺の依頼である「函館・二股口炎上A」とは密接な関係にあります。
それでは、がごめ昆布を肴にお待ちしています。
本体から離れて行動していた為、エンドレスがメタ・シャングリラを狙う事は無い。味方の機体は撃破され、周囲にはハンターの機体以外存在しません。
付近にはエンドレスの本体であるヴァルハラは見当たりません。
<PL情報>
エンドレスの撤退条件は複数あります。
1つは一定ダメージを負った場合。もう一つは……。
近藤豊です。
函館クラスタ殲滅戦の第二弾となります。
今回、近藤一人で2本の依頼を同時リリースです。他の連動依頼結果が影響しますが、特に二股口周辺の依頼である「函館・二股口炎上A」とは密接な関係にあります。
それでは、がごめ昆布を肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/04/16 06:34
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 柊 恭也(ka0711) 人間(リアルブルー)|18才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/04/12 10:18:53 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/04/07 22:45:10 |