ゲスト
(ka0000)
新たなる城 ~騎士アーリア~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- シリーズ(続編)
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在5人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/04/18 09:00
- リプレイ完成予定
- 2017/04/27 09:00
オープニング
グラズヘイム王国の南部に伯爵地【ニュー・ウォルター】は存在する。
領主が住まう城塞都市の名は『マール』。自然の川を整備した十kmに渡る運河のおかげで内陸部にも関わらず帆船で『ニュー港』へ直接乗りつけることができた。
升の目のように造成された都市内の水上航路は多くのゴンドラが行き来していて、とても賑やかだ。
この地を治めるのはアリーア・エルブン伯爵。オリナニア騎士団長を兼任する十七歳になったばかりの銀髪の青年である。
前領主ダリーア・エルブン伯爵が次男である彼に家督を譲ったのは十四歳のとき。すでに闘病の日々を送っていた前領主は、それからわずかな期間で亡くなっていた。
長男ドネア・エルブンはそれ以前に死亡。妹のミリア・エルブンは健在である。幼い頃から秀才ぶりを発揮し、弱冠十五歳ながらも内政を担う。
偽金事件によって、亡くなったはずのドネアの生存が何者かによって仄めかされる。事故と発表されたドネアの死因だが、実は謀反に失敗して命を落としていた。
アーリアの兄は本当に死んだのか。ハンター達によって真相が暴かれる。
ドネアは歪虚軍長アスタロトとして復活。そして謀反に関与していた元親衛隊の女性ロランナ・ベヒも歪虚の身となっていた。
武器防具を積んだゴンドラの沈没事件、領地巡回アーリア一行襲撃事件、穀倉地帯における蝗雑魔大量発生等、アスタロト側が仕組んだ陰謀はことごとくハンター達の力添えによって打ち砕かれる。
だが、これらの陰謀には搦め手が存在した。ネビロスが運河の湧水個所破壊を密かに企んでいたのである。
看破されたことに焦ったネビロスが湧水個所を急襲。ハンター達の協力によって撃退されたものの、一ヶ月後に再度襲ってきた。歪虚アイテルカイトの尊厳をかなぐり捨てたネビロスだったが、騎士団とハンター達の前に敗北して最後の時を迎える。
勝利に沸く城塞都市マールの民。アーリアが喜んでいたのも事実だが、振り払ったはずの兄への気持ちは心の奥底でかすかに残る。
そんな折、マール城にアスタロトから晩餐への招待状が届いた。ミリアの反対を押し切り、アーリアはその場へと出向く。そこで交わされたアスタロトの発言はまさに傲慢に満ちていた。
アスタロトが父ダリーアに抱いていた不信感も判明。流行病に冒された村の過去の一件はエルブン兄妹の胸を締めつける。
不意に転移してきたTNT爆薬の処分についても、ハンター達の尽力によって解決へと導かれたのだった。
それは日常の出来事として始まった。
伯爵地ニュー・ウォルターの北東部。早朝、青年農夫が鍬を担いで畑へとでかける。すると不思議なことに自分の畑の近くで人だかりができていた。
「俺の畑にみんな用なのか?」
「いや、ほら。あれを見てみい」
青年農夫が野次馬の一人に指さされた先を望んだ。すると麦畑の中央に巨大な穴が空いていた。
近づいて覗いてみれば底は見えずに真っ暗闇。青年農夫が地面に膝をつけて嘆いたとき、誰かが蹴った小石が穴へと転がり落ちていく。まもなく水音が聞こえてきた。
「こ、これならば」
青年農夫は湧き水の存在に希望を感じる。この一帯にも小川は流れているものの、夏場に枯れてしまうときがあった。湧き水があれば付近一帯が潤うこと必至。畑は駄目になったが、これがあれば生活に困ることはなかった。
この事実はマール城にも伝わる。
ここは城の執務室。
「どうしたのですの?」
「新たに現れた湧き水の一件……胸騒ぎがして仕方がない。杞憂であればよいのだが」
ミリアの問いにアーリアが沈んだ表情を浮かべた。
もしもに備えて別件で集まってもらったハンター一行に、調査隊へ参加してもらうことにした。この目で見てみたいとアーリアも同行することとなる。
馬車十両で出立して二日後、調査隊は目的の村へと辿り着く。さっそく大穴の正体を確かめようとしたところ、地響きが起こった。
穴が拡大し始めて大量の湧き水が溢れだす。一向に収まる気配は感じられず、次々と麦畑を飲み込んでいく。
「付近の町村に連絡だ! すべての住民を避難させよ!」
アーリアの指揮の下、周辺領民の緊急避難が行われる。ハンターたちも事態を知らせるために方々へと散らばっていくのだった。
領主が住まう城塞都市の名は『マール』。自然の川を整備した十kmに渡る運河のおかげで内陸部にも関わらず帆船で『ニュー港』へ直接乗りつけることができた。
升の目のように造成された都市内の水上航路は多くのゴンドラが行き来していて、とても賑やかだ。
この地を治めるのはアリーア・エルブン伯爵。オリナニア騎士団長を兼任する十七歳になったばかりの銀髪の青年である。
前領主ダリーア・エルブン伯爵が次男である彼に家督を譲ったのは十四歳のとき。すでに闘病の日々を送っていた前領主は、それからわずかな期間で亡くなっていた。
長男ドネア・エルブンはそれ以前に死亡。妹のミリア・エルブンは健在である。幼い頃から秀才ぶりを発揮し、弱冠十五歳ながらも内政を担う。
偽金事件によって、亡くなったはずのドネアの生存が何者かによって仄めかされる。事故と発表されたドネアの死因だが、実は謀反に失敗して命を落としていた。
アーリアの兄は本当に死んだのか。ハンター達によって真相が暴かれる。
ドネアは歪虚軍長アスタロトとして復活。そして謀反に関与していた元親衛隊の女性ロランナ・ベヒも歪虚の身となっていた。
武器防具を積んだゴンドラの沈没事件、領地巡回アーリア一行襲撃事件、穀倉地帯における蝗雑魔大量発生等、アスタロト側が仕組んだ陰謀はことごとくハンター達の力添えによって打ち砕かれる。
だが、これらの陰謀には搦め手が存在した。ネビロスが運河の湧水個所破壊を密かに企んでいたのである。
看破されたことに焦ったネビロスが湧水個所を急襲。ハンター達の協力によって撃退されたものの、一ヶ月後に再度襲ってきた。歪虚アイテルカイトの尊厳をかなぐり捨てたネビロスだったが、騎士団とハンター達の前に敗北して最後の時を迎える。
勝利に沸く城塞都市マールの民。アーリアが喜んでいたのも事実だが、振り払ったはずの兄への気持ちは心の奥底でかすかに残る。
そんな折、マール城にアスタロトから晩餐への招待状が届いた。ミリアの反対を押し切り、アーリアはその場へと出向く。そこで交わされたアスタロトの発言はまさに傲慢に満ちていた。
アスタロトが父ダリーアに抱いていた不信感も判明。流行病に冒された村の過去の一件はエルブン兄妹の胸を締めつける。
不意に転移してきたTNT爆薬の処分についても、ハンター達の尽力によって解決へと導かれたのだった。
それは日常の出来事として始まった。
伯爵地ニュー・ウォルターの北東部。早朝、青年農夫が鍬を担いで畑へとでかける。すると不思議なことに自分の畑の近くで人だかりができていた。
「俺の畑にみんな用なのか?」
「いや、ほら。あれを見てみい」
青年農夫が野次馬の一人に指さされた先を望んだ。すると麦畑の中央に巨大な穴が空いていた。
近づいて覗いてみれば底は見えずに真っ暗闇。青年農夫が地面に膝をつけて嘆いたとき、誰かが蹴った小石が穴へと転がり落ちていく。まもなく水音が聞こえてきた。
「こ、これならば」
青年農夫は湧き水の存在に希望を感じる。この一帯にも小川は流れているものの、夏場に枯れてしまうときがあった。湧き水があれば付近一帯が潤うこと必至。畑は駄目になったが、これがあれば生活に困ることはなかった。
この事実はマール城にも伝わる。
ここは城の執務室。
「どうしたのですの?」
「新たに現れた湧き水の一件……胸騒ぎがして仕方がない。杞憂であればよいのだが」
ミリアの問いにアーリアが沈んだ表情を浮かべた。
もしもに備えて別件で集まってもらったハンター一行に、調査隊へ参加してもらうことにした。この目で見てみたいとアーリアも同行することとなる。
馬車十両で出立して二日後、調査隊は目的の村へと辿り着く。さっそく大穴の正体を確かめようとしたところ、地響きが起こった。
穴が拡大し始めて大量の湧き水が溢れだす。一向に収まる気配は感じられず、次々と麦畑を飲み込んでいく。
「付近の町村に連絡だ! すべての住民を避難させよ!」
アーリアの指揮の下、周辺領民の緊急避難が行われる。ハンターたちも事態を知らせるために方々へと散らばっていくのだった。
解説
伯爵地北東部にて、地盤沈下と湧き水による大規模被害が発生しました。ハンターのみなさんも現場にいます。周辺に住んでいる領民に知らせて脱出を促してください。
町村や集落が記された地図を一人一枚持っています。ご自身がお持ちの馬や魔導バイクは活用して頂いて結構です。
※PL情報
水の拡大は時速三百m程度の速さです。歩いてでも逃げられますが、地盤沈下に巻き込まれた場合はその限りではありません。
大規模被害の結果、湖が現れます。最終的には歪ながら直径三km円となるでしょう。
収束の後、その中央に城が聳えています。アスタロトの居城です。
今回は人命救助優先になります。状況に酔いしれているので、アスタロト側は直接的な攻撃を仕掛けてきません。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
町村や集落が記された地図を一人一枚持っています。ご自身がお持ちの馬や魔導バイクは活用して頂いて結構です。
※PL情報
水の拡大は時速三百m程度の速さです。歩いてでも逃げられますが、地盤沈下に巻き込まれた場合はその限りではありません。
大規模被害の結果、湖が現れます。最終的には歪ながら直径三km円となるでしょう。
収束の後、その中央に城が聳えています。アスタロトの居城です。
今回は人命救助優先になります。状況に酔いしれているので、アスタロト側は直接的な攻撃を仕掛けてきません。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
城を構えたアスタロトはニュー・ウォルターの領主は自分だと宣言します。
シリーズシナリオは他のシナリオに参加中でも入れます。条件がありますので、ハンターオフィス内『シナリオとは』の『複数シナリオへの参加ルール』を確認してください。
シリーズシナリオは他のシナリオに参加中でも入れます。条件がありますので、ハンターオフィス内『シナリオとは』の『複数シナリオへの参加ルール』を確認してください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/04/25 20:40
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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洪水避難作戦 ミオレスカ(ka3496) エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2017/04/16 22:26:31 |
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質問です ミオレスカ(ka3496) エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2017/04/17 23:03:19 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/04/15 22:16:45 |