ゲスト
(ka0000)
猿雑魔退治と温泉祭り
マスター:鳴海惣流

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/04/20 09:00
- リプレイ完成予定
- 2017/04/29 09:00
オープニング
●前準備
グラズヘイム王国ラスリド領内。普段は喧騒から置き去りにされたような数十人規模の小さな村が、ここ最近は活気に満ち溢れていた。
それというのも、年に一度開催している村自慢の温泉祭りが数日後に迫っているからだ。
この日のために村長を中心とした村人たちは、寝る間も惜しんで準備に励んできた。数少ない村の若者が音頭を取り、老人たちは優しく見守って頼まれた時に力を貸してきた。
「名物の混浴の天然温泉は問題ないし、屋台や特設ステージの準備も終わった」
村の若者の報告に、村長の老人は目を細めた。
「うむ。特設ステージでは子供向けのショーをやるんじゃったの」
「ああ。最近はどこの村でもハンターの世話になってて、憧れる子供も多いからな。ハンターマン対コボルダーっていう内容の劇をやるつもりだ」
「……そ、そうか。喜んでもらえるとよいのう」
広場にいる村長が奥を見渡すと、ニメートルはある混浴温泉の仕切り板の近くに幾つもの屋台が準備されているのが見えた。
村の住人が名物のトマト焼きを振舞うだけでなく、飛び入りの商人などが望めば予備の屋台を貸すつもりでいた。
天然の温泉は混浴であるがゆえに必ず水着を着用してもらうが、持ってない人へ貸す為の様々な種類の水着もたくさん用意できた。
とにかく参加する人達に喜んでもらいたい――。
今年の祭りを企画するにあたって、中心となった若者たちが最初に発した言葉は、いつしかこの小さな村の合言葉みたいになっていた。
あとは祭りの当日を待つばかり。開催にはまだ数日あるものの、村人は誰もが浮かれた気分になっていた。
その時だ。温泉の様子を見に行っていた若者が、泣きそうな顔で村長たちのところへ走ってきた。
「た、大変だ。なんか狂暴そうな猿がいるっ!」
報告を受けた村長は数人でこっそり温泉の様子を窺いに行く。
村の先には小さな山もあるため、温泉を目当てとした猿は前々からたまにやってきていた。しかしそこにいたのはいつも見る猿より一回りほど大きく、人間並みの筋肉を備えているものまでいた。加えて纏っている威圧感みたいなものが大違いだ。
「あ、あんな猿、見たことないぞ」
「もしかして危険な奴なんじゃないか?」
若者は畑作業に使う鍬を手に持ち、追い払おうと提案したが、村長がやめるように言った。
「万が一の場合もある。あれが普通の猿でなかったら、手を出したワシらが殺されてしまうかもしれん」
「じゃあ、どうするんだ。温泉祭りはもうすぐなんだぞ!」
詰め寄る若者を落ち着かせてから、村長は集まった全員を見渡して告げる。
「ハンターへ依頼をしよう。費用はかかっても、任せた方がよい」
●ハンターへの依頼
頭を低くして頼み込む村長や他の村人は今にも泣きそうな顔をしていた。
突然村の温泉に乱入してきた大きめの猿は、気に入ったのかその場から離れないそうなのである。不幸中の幸いというべきか、村人にはまだ被害は出ていないが、どうにも不気味で畑仕事にまで支障が出ていると村長は告げた。
「明日にはこの村で温泉祭りも開催予定となっているのです。図々しいお願いで申し訳ないのですが、今日中になんとかならないでしょうか」
普通の猿であれば、追い払うのは一般人でも可能だろう。しかし村長が危惧した通り、猿に似た他の生物だとすれば話は変わる。そしてハンター達は後者である可能性が高いと判断していた。
■
出入口から入った湯気立つ温泉の奥に、猿たちはいた。通常の猿とは違い、装備を整えたハンターを見ても怯えるどころか目をギラつかせる。
一体が猛々しく吠えると、村の奥に新たな気配が増えた。
そちらにも注意を向けつつ、ハンターたちは雑魔とおぼしき猿との戦闘に突入する。
グラズヘイム王国ラスリド領内。普段は喧騒から置き去りにされたような数十人規模の小さな村が、ここ最近は活気に満ち溢れていた。
それというのも、年に一度開催している村自慢の温泉祭りが数日後に迫っているからだ。
この日のために村長を中心とした村人たちは、寝る間も惜しんで準備に励んできた。数少ない村の若者が音頭を取り、老人たちは優しく見守って頼まれた時に力を貸してきた。
「名物の混浴の天然温泉は問題ないし、屋台や特設ステージの準備も終わった」
村の若者の報告に、村長の老人は目を細めた。
「うむ。特設ステージでは子供向けのショーをやるんじゃったの」
「ああ。最近はどこの村でもハンターの世話になってて、憧れる子供も多いからな。ハンターマン対コボルダーっていう内容の劇をやるつもりだ」
「……そ、そうか。喜んでもらえるとよいのう」
広場にいる村長が奥を見渡すと、ニメートルはある混浴温泉の仕切り板の近くに幾つもの屋台が準備されているのが見えた。
村の住人が名物のトマト焼きを振舞うだけでなく、飛び入りの商人などが望めば予備の屋台を貸すつもりでいた。
天然の温泉は混浴であるがゆえに必ず水着を着用してもらうが、持ってない人へ貸す為の様々な種類の水着もたくさん用意できた。
とにかく参加する人達に喜んでもらいたい――。
今年の祭りを企画するにあたって、中心となった若者たちが最初に発した言葉は、いつしかこの小さな村の合言葉みたいになっていた。
あとは祭りの当日を待つばかり。開催にはまだ数日あるものの、村人は誰もが浮かれた気分になっていた。
その時だ。温泉の様子を見に行っていた若者が、泣きそうな顔で村長たちのところへ走ってきた。
「た、大変だ。なんか狂暴そうな猿がいるっ!」
報告を受けた村長は数人でこっそり温泉の様子を窺いに行く。
村の先には小さな山もあるため、温泉を目当てとした猿は前々からたまにやってきていた。しかしそこにいたのはいつも見る猿より一回りほど大きく、人間並みの筋肉を備えているものまでいた。加えて纏っている威圧感みたいなものが大違いだ。
「あ、あんな猿、見たことないぞ」
「もしかして危険な奴なんじゃないか?」
若者は畑作業に使う鍬を手に持ち、追い払おうと提案したが、村長がやめるように言った。
「万が一の場合もある。あれが普通の猿でなかったら、手を出したワシらが殺されてしまうかもしれん」
「じゃあ、どうするんだ。温泉祭りはもうすぐなんだぞ!」
詰め寄る若者を落ち着かせてから、村長は集まった全員を見渡して告げる。
「ハンターへ依頼をしよう。費用はかかっても、任せた方がよい」
●ハンターへの依頼
頭を低くして頼み込む村長や他の村人は今にも泣きそうな顔をしていた。
突然村の温泉に乱入してきた大きめの猿は、気に入ったのかその場から離れないそうなのである。不幸中の幸いというべきか、村人にはまだ被害は出ていないが、どうにも不気味で畑仕事にまで支障が出ていると村長は告げた。
「明日にはこの村で温泉祭りも開催予定となっているのです。図々しいお願いで申し訳ないのですが、今日中になんとかならないでしょうか」
普通の猿であれば、追い払うのは一般人でも可能だろう。しかし村長が危惧した通り、猿に似た他の生物だとすれば話は変わる。そしてハンター達は後者である可能性が高いと判断していた。
■
出入口から入った湯気立つ温泉の奥に、猿たちはいた。通常の猿とは違い、装備を整えたハンターを見ても怯えるどころか目をギラつかせる。
一体が猛々しく吠えると、村の奥に新たな気配が増えた。
そちらにも注意を向けつつ、ハンターたちは雑魔とおぼしき猿との戦闘に突入する。
解説
●目的
猿雑魔の殲滅
●簡易map
※上から見下ろしてる感じ。map外の移動は不可。
ABCDEFGHI 1マス=1sq
a1※1※■□□1▲ □=村
b※1※※■□□□□ ■=仕切り板
c※※※※■□□□▲ ▲=屋台
d□□□□■□□□1 ●=特設ステージ(木組み
e■■ハ■■□□□▲ ※=温泉
f□ハ□ハ□□□□□
g●●□□□□□□▲ 1=猿雑魔
h●●□□□□□1□
i●●□□□□□□□ ハ=ハンター初期位置(選択可能
村入口
●map情報
村人は全員退避済み。屋台や板、ステージは木製。
耐久力は普通。特別に脆いわけではないが、強い衝撃が当たれば壊れる。
●敵情報
■猿雑魔(サイズ:1)
野生の猿が死後に雑魔となった。群れてはいるが、リーダーはいない。
近くの敵に噛みついて攻撃する。近接戦闘のみ行う。
基本的に弱く、せいぜいがゴブリンに毛の生えた程度の能力である。
●戦闘後
無事に猿雑魔を撃退できると、晴れて翌日に温泉祭りが開催される。
村を救ったハンターは恩人なのでもちろん招待され、すべて無料で利用可能。
思うがままに楽しむと、お祭りが盛り上がって村人も大喜び。
●お祭り
■混浴温泉
天然の混浴温泉。昔から村に沸いていた名物であり、実は村人も成分をよく知らない。だが村の女性は老婆も含めて肌が綺麗である。
入浴の際は水着着用が必須。持ち込み可能で、ない場合は村から貸し出される。どのようなものがいいか伝えれば大抵は用意してもらえる。
■屋台
食べ物を中心に扱う。村の名物は焼きトマト。他にも焼き鳥など。
トマトやキャベツ、ジャガイモに鶏。大根に小麦粉がある。
希望すれば屋台で調理して村人に振舞うのも可能。材料費は村が負担する。
■特設ステージ
子供達用のショー「ハンターマン対コボルダー」が開催中。
単純にハンター役の男と、コボルド役の男が木で作った刀を用いて戦う演技をして、子供たちを喜ばせるだけの内容。見物も乱入もアドリブも可能。
猿雑魔の殲滅
●簡易map
※上から見下ろしてる感じ。map外の移動は不可。
ABCDEFGHI 1マス=1sq
a1※1※■□□1▲ □=村
b※1※※■□□□□ ■=仕切り板
c※※※※■□□□▲ ▲=屋台
d□□□□■□□□1 ●=特設ステージ(木組み
e■■ハ■■□□□▲ ※=温泉
f□ハ□ハ□□□□□
g●●□□□□□□▲ 1=猿雑魔
h●●□□□□□1□
i●●□□□□□□□ ハ=ハンター初期位置(選択可能
村入口
●map情報
村人は全員退避済み。屋台や板、ステージは木製。
耐久力は普通。特別に脆いわけではないが、強い衝撃が当たれば壊れる。
●敵情報
■猿雑魔(サイズ:1)
野生の猿が死後に雑魔となった。群れてはいるが、リーダーはいない。
近くの敵に噛みついて攻撃する。近接戦闘のみ行う。
基本的に弱く、せいぜいがゴブリンに毛の生えた程度の能力である。
●戦闘後
無事に猿雑魔を撃退できると、晴れて翌日に温泉祭りが開催される。
村を救ったハンターは恩人なのでもちろん招待され、すべて無料で利用可能。
思うがままに楽しむと、お祭りが盛り上がって村人も大喜び。
●お祭り
■混浴温泉
天然の混浴温泉。昔から村に沸いていた名物であり、実は村人も成分をよく知らない。だが村の女性は老婆も含めて肌が綺麗である。
入浴の際は水着着用が必須。持ち込み可能で、ない場合は村から貸し出される。どのようなものがいいか伝えれば大抵は用意してもらえる。
■屋台
食べ物を中心に扱う。村の名物は焼きトマト。他にも焼き鳥など。
トマトやキャベツ、ジャガイモに鶏。大根に小麦粉がある。
希望すれば屋台で調理して村人に振舞うのも可能。材料費は村が負担する。
■特設ステージ
子供達用のショー「ハンターマン対コボルダー」が開催中。
単純にハンター役の男と、コボルド役の男が木で作った刀を用いて戦う演技をして、子供たちを喜ばせるだけの内容。見物も乱入もアドリブも可能。
マスターより
お世話になっております。
鳴海惣流です。
せっかくの温泉祭りでウキウキしているところに、お邪魔な雑魔の登場です。
サクっと対峙して、村人と一緒に温泉祭りを楽しんでください。
皆様の参加をお待ちしております。
鳴海惣流です。
せっかくの温泉祭りでウキウキしているところに、お邪魔な雑魔の登場です。
サクっと対峙して、村人と一緒に温泉祭りを楽しんでください。
皆様の参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/04/25 20:43
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/04/20 01:21:17 |
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【相談用】サル退治 龍崎・カズマ(ka0178) 人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/04/20 01:41:53 |