ゲスト
(ka0000)
閑話、憩いの一時。
マスター:DoLLer

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 3日
- プレイング締切
- 2017/04/21 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/05/05 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
ピースホライズンにある料理店。
店に入ればすぐさまピンクの制服を着たおさげの店員が笑顔で迎え入れてくれる。
「いらっしゃいませ!」
店を覗き込むとごったがえしているわけではないが、何組かの客がいることがわかる。
その中で別々のグループで入っていた客同士が顔を合わせて女性客が素っ頓狂な声を上げていた。
「ちょ、兄様。なんでこんなところにいるの。今、剣機襲来があるって……!」
「持ち場にずっといると煙たがられるしね」
からからっと笑う金髪の青年将校に妹らしい女性客の一団は呆れた顔を浮かべた。どうも仲良し兄妹ではないらしく、不思議な緊張感を漂わせながらそれぞれ違う方面のテーブルに着いてしまった。その中で青年が連れていた部下らしい男が盛んに女性客の一団を気にして声をかける。
「剣機騒動には反帝国組織ヴルツァライヒの陰もあると聞きますが……」
「ここでどんちゃん騒ぎをしてもつまみ出されるだけだよ。それにそんなのを聞き出すのに彼女を利用しなければならないほど情報網は緩いわけでもないよ」
とは言いつつも、席に着くや否や詩集を開けて優雅な時間を楽しむ様子はどことなく時間つぶしのようにも感じられる。
それが気になったのは女性客の一団も同じようだった。
「おにーたま、可愛い妹ちゃんが悪い人に騙されていないか心配して来たんじゃないの?」
「そんなタマじゃないでしょ。耳をそばだてているならかえって好都合よ。それよりもここで協力してくれる商店を探さなきゃ」
遠く離れた2つのテーブルでまるで見えない矢で飛び交っているような気がした。
改めて見回してみると、ピースホライズンは王国と帝国を結ぶ一大歓楽都市を謳うだけあって、この料理店も様々な人々がいた。中でも気になったのはテラスにいる一団だ。衣服は帝国民のそれではあるが、アクセサリー類はどちらかといえば辺境民のようにも感じられる。
「ここは風強い」
「谷底からの風ね。精霊様がいらっしゃるのかしら」
そのテラスで、まだ4歳程度の小さな子がテラスから見える空を見上げてぽつりと呟いたのに対し、保護者らしい女性が物静かにそう答えた。
「風の精霊様? 力貸してくれるかな。僕、巫女になりたい。そしたらかか様の元に行ける」
その言葉にテラスにいる人々はわずかに目を細めた。
嬉しいのか、それが余談ならぬ話なのか。目を細める意味はわからなかったが、彼らにも深いわけがありそうだった。
「おっとと、ごめんなさーい」
視線をそちらに向けていたせいか、真後ろから割り込んで入って来る少女に気づけなかった。
栗色の髪を編み込んだ彼女はジャケットを脱ぐと、もう厨房服に相応しいような姿になったかと思えば、案内をしていたおさげの店員と知りあいらしく、片手で挨拶をする。
「応援販売にきたよっ。よろしくねっ」
「はーい、よろしくお願いしますねっ」
それだけの短い挨拶で駆け込んできた少女は厨房へと走っていった。店の制服でもないようだし、応援販売?
気になることがいっぱいあって思わず立ち尽くしていると、店員は人数を確認するとにっこりと笑って声をかけて来た。
「当店では自由に空いている席をお使いいただけます。料理のオーダーについては先払い制となっていますので、決まりましたらお声掛けくださいね」
そう言ってメニュー表をポンと手渡される。
一番安いのは……古ワイン? 他にも様々な料理やドリンクが並んでいる。料理だけでなく、カフェや、酒場も兼ねているらしく種類はかなり様々だし、中にはよくわからないものもたくさんあった。
とりあえず頼もうかと顔を上げたところで、店員がもう姿を消していることに気が付いた。
どこに行ったのかと店をぐるりと見回していると、普通の料理店にはそぐわない古びた本がカウンターに置いてあることに気が付いた。
店の説明か何かかと思って覗き込むと、そこには『未来日記』と書かれているではないか。
ぱらりと開けてみると、店に来た客がこんな出会いがありますように、こんな好機を得られますようにと様々な願望が日記形式になって書かれていることに気が付いた。
「あ、それですね。ここは冒険を生業にされる方々も多く来られまして、こう夢を語るので、そういうのって形に残すと現実になるっていうじゃないですか。昔は柱とか色々なところにいたずら書きされてたんで、じゃあ本を用意するからそこに書いてって始めたらしいんです。ちょっとした交流アイテムみたいなものですね」
いつの間にやら真後ろに回り込んできた店員が丁寧にそう説明してくれた。
なるほど。この料理店は出会いと別れの酒場という意味合いも強いらしい。
じゃあ自分から何かしらしてみるのも、また誰かに声をかけられるのを待つことを酒の肴にしてもいいらしい。
それではどうしようか。
ピースホライズンにある料理店。
店に入ればすぐさまピンクの制服を着たおさげの店員が笑顔で迎え入れてくれる。
「いらっしゃいませ!」
店を覗き込むとごったがえしているわけではないが、何組かの客がいることがわかる。
その中で別々のグループで入っていた客同士が顔を合わせて女性客が素っ頓狂な声を上げていた。
「ちょ、兄様。なんでこんなところにいるの。今、剣機襲来があるって……!」
「持ち場にずっといると煙たがられるしね」
からからっと笑う金髪の青年将校に妹らしい女性客の一団は呆れた顔を浮かべた。どうも仲良し兄妹ではないらしく、不思議な緊張感を漂わせながらそれぞれ違う方面のテーブルに着いてしまった。その中で青年が連れていた部下らしい男が盛んに女性客の一団を気にして声をかける。
「剣機騒動には反帝国組織ヴルツァライヒの陰もあると聞きますが……」
「ここでどんちゃん騒ぎをしてもつまみ出されるだけだよ。それにそんなのを聞き出すのに彼女を利用しなければならないほど情報網は緩いわけでもないよ」
とは言いつつも、席に着くや否や詩集を開けて優雅な時間を楽しむ様子はどことなく時間つぶしのようにも感じられる。
それが気になったのは女性客の一団も同じようだった。
「おにーたま、可愛い妹ちゃんが悪い人に騙されていないか心配して来たんじゃないの?」
「そんなタマじゃないでしょ。耳をそばだてているならかえって好都合よ。それよりもここで協力してくれる商店を探さなきゃ」
遠く離れた2つのテーブルでまるで見えない矢で飛び交っているような気がした。
改めて見回してみると、ピースホライズンは王国と帝国を結ぶ一大歓楽都市を謳うだけあって、この料理店も様々な人々がいた。中でも気になったのはテラスにいる一団だ。衣服は帝国民のそれではあるが、アクセサリー類はどちらかといえば辺境民のようにも感じられる。
「ここは風強い」
「谷底からの風ね。精霊様がいらっしゃるのかしら」
そのテラスで、まだ4歳程度の小さな子がテラスから見える空を見上げてぽつりと呟いたのに対し、保護者らしい女性が物静かにそう答えた。
「風の精霊様? 力貸してくれるかな。僕、巫女になりたい。そしたらかか様の元に行ける」
その言葉にテラスにいる人々はわずかに目を細めた。
嬉しいのか、それが余談ならぬ話なのか。目を細める意味はわからなかったが、彼らにも深いわけがありそうだった。
「おっとと、ごめんなさーい」
視線をそちらに向けていたせいか、真後ろから割り込んで入って来る少女に気づけなかった。
栗色の髪を編み込んだ彼女はジャケットを脱ぐと、もう厨房服に相応しいような姿になったかと思えば、案内をしていたおさげの店員と知りあいらしく、片手で挨拶をする。
「応援販売にきたよっ。よろしくねっ」
「はーい、よろしくお願いしますねっ」
それだけの短い挨拶で駆け込んできた少女は厨房へと走っていった。店の制服でもないようだし、応援販売?
気になることがいっぱいあって思わず立ち尽くしていると、店員は人数を確認するとにっこりと笑って声をかけて来た。
「当店では自由に空いている席をお使いいただけます。料理のオーダーについては先払い制となっていますので、決まりましたらお声掛けくださいね」
そう言ってメニュー表をポンと手渡される。
一番安いのは……古ワイン? 他にも様々な料理やドリンクが並んでいる。料理だけでなく、カフェや、酒場も兼ねているらしく種類はかなり様々だし、中にはよくわからないものもたくさんあった。
とりあえず頼もうかと顔を上げたところで、店員がもう姿を消していることに気が付いた。
どこに行ったのかと店をぐるりと見回していると、普通の料理店にはそぐわない古びた本がカウンターに置いてあることに気が付いた。
店の説明か何かかと思って覗き込むと、そこには『未来日記』と書かれているではないか。
ぱらりと開けてみると、店に来た客がこんな出会いがありますように、こんな好機を得られますようにと様々な願望が日記形式になって書かれていることに気が付いた。
「あ、それですね。ここは冒険を生業にされる方々も多く来られまして、こう夢を語るので、そういうのって形に残すと現実になるっていうじゃないですか。昔は柱とか色々なところにいたずら書きされてたんで、じゃあ本を用意するからそこに書いてって始めたらしいんです。ちょっとした交流アイテムみたいなものですね」
いつの間にやら真後ろに回り込んできた店員が丁寧にそう説明してくれた。
なるほど。この料理店は出会いと別れの酒場という意味合いも強いらしい。
じゃあ自分から何かしらしてみるのも、また誰かに声をかけられるのを待つことを酒の肴にしてもいいらしい。
それではどうしようか。
解説
とあるピースホライズンの料理屋での一コマです。
参加者はこの料理店の客とし、しばしの間自由に過ごしてください。
他にいる客と会話する必要性が見当たらない場合は、未来日記を使って自由にこれからやりたいこと等書き連ねていただいて、話のネタにすることもできます。
基本的に外に出ることはできません。この場でできることをお考えください。
なお、ドリンクは一律500G、食べ物は一律1000Gといたします。
また当方のNPCで、登場に違和感がない場合にのみ、プレイングに書いていただくことで登場することができます。
楽しい時間をどうぞお過ごしください。
参加者はこの料理店の客とし、しばしの間自由に過ごしてください。
他にいる客と会話する必要性が見当たらない場合は、未来日記を使って自由にこれからやりたいこと等書き連ねていただいて、話のネタにすることもできます。
基本的に外に出ることはできません。この場でできることをお考えください。
なお、ドリンクは一律500G、食べ物は一律1000Gといたします。
また当方のNPCで、登場に違和感がない場合にのみ、プレイングに書いていただくことで登場することができます。
楽しい時間をどうぞお過ごしください。
マスターより
目的が特にありません。やりたいことはPC側から決めてもらうというフリーアタック(もしくはフリーアクション)と呼ばれるシナリオです。
皆様がカフェだの酒場だのでくつろいでいる姿を描くと同時に、ついでにこれからこんな話あるといいな。こんなことやりたいなというのがあればお伺いしたいと思います。
プレイングの際は是非お店でかかっているようなミュージックやラジオなど聞きつつ、PCならどんな過ごし方するかなとご想像くださいね。
なおスケジュールの都合で相談期間が短くなっています。ご注意ください。
皆様がカフェだの酒場だのでくつろいでいる姿を描くと同時に、ついでにこれからこんな話あるといいな。こんなことやりたいなというのがあればお伺いしたいと思います。
プレイングの際は是非お店でかかっているようなミュージックやラジオなど聞きつつ、PCならどんな過ごし方するかなとご想像くださいね。
なおスケジュールの都合で相談期間が短くなっています。ご注意ください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/04/27 22:26
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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お店の中【相談&雑談卓】 ミネア(kz0106) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|一般人 |
最終発言 2017/04/21 17:47:18 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/04/20 07:42:11 |