ゲスト
(ka0000)
カムカムキャット
マスター:KINUTA

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2017/05/04 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/05/13 22:00
オープニング
リゼリオ近海には島がたくさんある。
町一つが入るような大きい島もあれば、一軒の家も建てられないという小さな島もある。
今回の舞台は、そんな群島の一つ。エビサ島。
島の主な産業は漁業とワイン作り。海の際まで迫ってくる山の斜面を利用して町並みが作られている。
小道と階段、橙色の屋根瓦と白壁。小ぶりながら美しいそのたたずまいに、最近リゼリオ観光協会が目をつけた。隠れた名所として広くアピールし、観光客を誘致しようと。
まずPR事業の手初めとして、この地を舞台にした小説をさる人気作家に書いてもらうことに決定。
題名は『時を駆けろ少年』。時間移動能力を得た少年が未来世界からやってきた少女と恋をするという話だ。リアルブルーにおいてSFと呼ばれているジャンルである。
その挿絵を依頼されたのが、ハンター兼画家である八橋杏子。
描くからには実地に現場を見ておきたいと思った彼女は、単身このエビサ島にやってきた。そこで、困った事態に遭遇したのである。
「……あれ? ここさっき通ったわよね……」
エビサの町は細道が多い迷路のような作りだが、だとしても一度通った所とそうでない所を見間違えるなんて事はないはずだ。
間違いなくここはさっき通った道。
商店の並ぶ(この町の中では)比較的大きな通り。
通りの中ほどに古物商。陶器や彫刻、絵、本、剥製やランプ、数々の小物が並んでいる奥で、暇そうな店主がうたた寝している。
さっきもあの人を見た。
店先ではぶちの犬が舌を出し、頭を傾けこちらを眺めている。若干不審そうな眼差しで。
あの犬もさっき見た。
いや、さっきというか……正直もう4回は見ている。はず。
(……一体これは何なの……)
杏子は深呼吸した。これ以上同じことを繰り返しても得るところはないと判断し、古物商の向かいにあるレストランに入る。
歩き回ったので、お腹もすいていたのだ。
レストランの入り口に飾られているのは、陶製の大きな招き猫。
東方文化の影響がここにもと思いつつ通りに面した席につき海鮮パスタを注文し、改めて思案を巡らす。
どれだけ歩いても同じ場所に帰ってくる。怪談にはよくある話だが、まさか白昼堂々それをやられるとは。
こんなことが自然に起きるわけはない。とすれば、歪虚がらみに違いない。
(ならばこの近くに歪虚がいるはずよね。こんなにもしつこく堂々巡りをさせているからには)
テーブルを指でトントン叩き、向かいを横目で見る。
店の奥で居眠りしていた古物商の店主が大あくびし起きてきて、ぶらぶらどこかへ行ってしまった。
続いてぶち犬が通りがかった別の犬と吠え合い、その犬とケンカしながら、これまたどこかへ行ってしまった。
どうやらこの迷い道現象、当地の住民に対しては起きていないらしい。
「失礼致します。ご注文の海鮮パスタです」
「あ、ありがとうございます」
パスタをほお張りワインで流し込む。
(あ、おいしい……)
感心しているところ、通りに、カチャを始めとした顔見知りのハンターたちが現れた。
何度も何度も途方に暮れた様子で通りを行き来している。
「あれー、ここさっき通りませんでした?」
……どうやら自分と同じ状況に陥っているようだ。
思った杏子は、手を挙げて彼らを呼んだ。
「ちょっと――」
ハンターたちはそれに気づき、次々レストランに入っていく。
店の外の招き猫が、口をニヤリと歪ませた。
解説
補足説明
これは怪奇現象の根源を突き止め、それを解消するシナリオです。
怪奇現象の原因はレストラン入り口にある招き猫。客よ来いという真摯な店側の思いとその辺を漂っていた負のマテリアルが、うまいことドッキングしたことによって引き起こされている現象かと思われます。
招き猫は本格的な歪虚化をしておりません。今のところ無理やり客を呼び寄せる以外の害は人に与えていません。
しかしこのまま放置しておくとやはり危険なので、手早く浄化してあげる方がいいでしょう。
食べるものを食べ歪虚が片付いたら、好きに観光をしてください。
杏子は取材で来ているので、あちこちをスケッチして回ります。
ちなみにレストランの料理、南欧風なものなら何でもリクエスト可能です。プレイングにどしどし書き込んでください。
登場NPC
カチャ・タホ/登録済みのクルセイダー少女。
八橋杏子/未登録の女ソードダンサー。画家兼業。
これは怪奇現象の根源を突き止め、それを解消するシナリオです。
怪奇現象の原因はレストラン入り口にある招き猫。客よ来いという真摯な店側の思いとその辺を漂っていた負のマテリアルが、うまいことドッキングしたことによって引き起こされている現象かと思われます。
招き猫は本格的な歪虚化をしておりません。今のところ無理やり客を呼び寄せる以外の害は人に与えていません。
しかしこのまま放置しておくとやはり危険なので、手早く浄化してあげる方がいいでしょう。
食べるものを食べ歪虚が片付いたら、好きに観光をしてください。
杏子は取材で来ているので、あちこちをスケッチして回ります。
ちなみにレストランの料理、南欧風なものなら何でもリクエスト可能です。プレイングにどしどし書き込んでください。
登場NPC
カチャ・タホ/登録済みのクルセイダー少女。
八橋杏子/未登録の女ソードダンサー。画家兼業。
マスターより
KINUTAです。
リゼリオからの日帰り旅行に最適な隠れ観光地。
是非一度おいでください。
(提供・リゼリオ観光協会)
リゼリオからの日帰り旅行に最適な隠れ観光地。
是非一度おいでください。
(提供・リゼリオ観光協会)
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/05/10 01:35
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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質問卓 Gacrux(ka2726) 人間(クリムゾンウェスト)|25才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/05/01 15:40:28 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/04 19:36:36 |
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相談卓だよ 天竜寺 詩(ka0396) 人間(リアルブルー)|18才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2017/05/04 19:43:05 |