ゲスト
(ka0000)
【初心】タマゴの森って何だろな
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- LV1~LV20
- 参加人数
- 現在6人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/05/06 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/05/20 22:00
オープニング
ここは同盟領のどこかの村。
とかなんとかいっちゃったりしたら味気ないので、同盟領は農業推進地「ジェオルジ」のどこかの村で。
「お?」
村近くの森に入った猟師は、今まで感じたことのない気配に鳥肌が立っていた。
「何か……おるで」
身を沈め灌木に隠れるようにして周りに注意を払う。たらり、と汗が顔を伝う。
獲物、という感覚ではない。
こちらが獲物となってしまうような、ヤバい気配。
狩る者が狩られる側に回ってしまう「潮目」を感じる術は、もしかしたら狩る技術よりも重要かもしれない。なぜなら、獲物を狙うのとは違い人生において二度目はないからだ。
が、それ以上のヤバい感覚はない。
「おかしい。こんなん初めてじゃあ」
乾く唇を湿らせつつ呟く。
とはいえ、その気配が移動しているような感じはない。
狩られるのを恐れて隠れているだけなら、そういう気配がする。
獲物を探しているなら、間違いなく動く。ただ、その様子はない。
そこまで思考し、はっと気づく。
「……隠れて、狩るつもりか」
こちらと同じ。
であるなら、飛び道具を持っている可能性が高い。
猟師、途端に目が細められ左右に眼球が動いた。
――先に見つけた方が、勝つ。
この一帯に潜伏しているのはゴブリンなどの亜人か、もしくは盗賊と判断した。やらなければ、確実にやられる。
「!」
やがて異変を察知した。
そして、思わず声を出してしまうのだった!
「な、何だ、こりゃ?」
はっと口を塞ぎ、とにかく逃げる猟師だった。
「それがよぅ。赤い丸いものが枝の間から見えたんでなんかの果実かと思うたんじゃが、妙に大きくてな? 人の顔くらいあるんじゃ。それが……」
例の猟師、村に戻って慌てて村の顔役などに報告していた。
「ほう、それで?」
村長に神父などがぐっと前のめりに続きを促す。
「よう見たら、タコの顔じゃったんじゃ」
「はぁ?」
一斉にずっこけた。
よりにもよって森にタコはなかろう、などとざわめく。
「そ、そういえば」
いつの間にやら教会の前には結構な人だかりができていた。その中の一人が真剣な声を出した。
「俺が森に行ったとき……葉っぱや土の色をした人の顔くらいのでっかいタマゴが低木の枝に隠れてたのを見たことがある」
急いどったから見間違いかもと思ったが……と声を絞る。
「あ、俺も人の顔くらいの金色をしたタマゴか何かを見たぞ!」
金塊ならめっけもんじゃあと近寄ろうとしたところ崖から滑落。何とか無事で戻った時にはもうなかったとか。
「おおい、大変じゃあ!」
そこへ、別の猟師が。
「いま森で、ジャック・オ・ランタンの顔をした宙に浮くタマゴに襲われかけたんじゃ! やつら、魔法の矢を放つで!」
「模様は?」
「イースターエッグのような縞模様。ジャック・オ・ランタンのように口の中に光がついておった」
「なんてこった」
これだけ報告があるんだ、結構な数がいるぞと天を仰ぐ村長だった。
「とにかく、村に入り込まれてイースターのエッグハントに紛れてしまうと大変です。早く退治しないと」
神父、そっちを心配した。
そんなわけで、どこぞのハンターオフィス。
「えーーーーーーっ! 私、この間も行ったじゃない」
南那初華(kz0135)が盛大にぶーたれてた。
「そこを何とか。……ほら、イースターのエッグハントができちゃうということで」
初華に依頼の説明をした眼鏡っ娘係員、両手を前で合わせて拝んでいる。
「リアルエッグハント……それより私、疲れたよぅ」
「気持ちは分かるけど……」
確かに、ここのところ花見でクレープ焼いたり偽装馬車で襲って来たサルを返り討ちにしたり火付けの犯人探しをしたりと忙しい。同情するなら有給休暇をくれ、という気持ちも分かる。
「今度、バカンスになるような依頼を優先的に回してあげますから」
「ホント?」
がばっと身を起こす初華。
「去年は海にタコ雑魔退治に行ったかなぁ。今年は普通にバカンスがいいな♪」
「善処します」
むふふん♪と唇に指を添える初華。係員、頭を下げつつ今回の依頼書に初華の名前を早速書くのだった。
というわけで、目撃された森に入りジャック・オ・ランタンの中身が潜んでいる「イースターエッグ雑魔」を退治してくれる人、求ム。
とかなんとかいっちゃったりしたら味気ないので、同盟領は農業推進地「ジェオルジ」のどこかの村で。
「お?」
村近くの森に入った猟師は、今まで感じたことのない気配に鳥肌が立っていた。
「何か……おるで」
身を沈め灌木に隠れるようにして周りに注意を払う。たらり、と汗が顔を伝う。
獲物、という感覚ではない。
こちらが獲物となってしまうような、ヤバい気配。
狩る者が狩られる側に回ってしまう「潮目」を感じる術は、もしかしたら狩る技術よりも重要かもしれない。なぜなら、獲物を狙うのとは違い人生において二度目はないからだ。
が、それ以上のヤバい感覚はない。
「おかしい。こんなん初めてじゃあ」
乾く唇を湿らせつつ呟く。
とはいえ、その気配が移動しているような感じはない。
狩られるのを恐れて隠れているだけなら、そういう気配がする。
獲物を探しているなら、間違いなく動く。ただ、その様子はない。
そこまで思考し、はっと気づく。
「……隠れて、狩るつもりか」
こちらと同じ。
であるなら、飛び道具を持っている可能性が高い。
猟師、途端に目が細められ左右に眼球が動いた。
――先に見つけた方が、勝つ。
この一帯に潜伏しているのはゴブリンなどの亜人か、もしくは盗賊と判断した。やらなければ、確実にやられる。
「!」
やがて異変を察知した。
そして、思わず声を出してしまうのだった!
「な、何だ、こりゃ?」
はっと口を塞ぎ、とにかく逃げる猟師だった。
「それがよぅ。赤い丸いものが枝の間から見えたんでなんかの果実かと思うたんじゃが、妙に大きくてな? 人の顔くらいあるんじゃ。それが……」
例の猟師、村に戻って慌てて村の顔役などに報告していた。
「ほう、それで?」
村長に神父などがぐっと前のめりに続きを促す。
「よう見たら、タコの顔じゃったんじゃ」
「はぁ?」
一斉にずっこけた。
よりにもよって森にタコはなかろう、などとざわめく。
「そ、そういえば」
いつの間にやら教会の前には結構な人だかりができていた。その中の一人が真剣な声を出した。
「俺が森に行ったとき……葉っぱや土の色をした人の顔くらいのでっかいタマゴが低木の枝に隠れてたのを見たことがある」
急いどったから見間違いかもと思ったが……と声を絞る。
「あ、俺も人の顔くらいの金色をしたタマゴか何かを見たぞ!」
金塊ならめっけもんじゃあと近寄ろうとしたところ崖から滑落。何とか無事で戻った時にはもうなかったとか。
「おおい、大変じゃあ!」
そこへ、別の猟師が。
「いま森で、ジャック・オ・ランタンの顔をした宙に浮くタマゴに襲われかけたんじゃ! やつら、魔法の矢を放つで!」
「模様は?」
「イースターエッグのような縞模様。ジャック・オ・ランタンのように口の中に光がついておった」
「なんてこった」
これだけ報告があるんだ、結構な数がいるぞと天を仰ぐ村長だった。
「とにかく、村に入り込まれてイースターのエッグハントに紛れてしまうと大変です。早く退治しないと」
神父、そっちを心配した。
そんなわけで、どこぞのハンターオフィス。
「えーーーーーーっ! 私、この間も行ったじゃない」
南那初華(kz0135)が盛大にぶーたれてた。
「そこを何とか。……ほら、イースターのエッグハントができちゃうということで」
初華に依頼の説明をした眼鏡っ娘係員、両手を前で合わせて拝んでいる。
「リアルエッグハント……それより私、疲れたよぅ」
「気持ちは分かるけど……」
確かに、ここのところ花見でクレープ焼いたり偽装馬車で襲って来たサルを返り討ちにしたり火付けの犯人探しをしたりと忙しい。同情するなら有給休暇をくれ、という気持ちも分かる。
「今度、バカンスになるような依頼を優先的に回してあげますから」
「ホント?」
がばっと身を起こす初華。
「去年は海にタコ雑魔退治に行ったかなぁ。今年は普通にバカンスがいいな♪」
「善処します」
むふふん♪と唇に指を添える初華。係員、頭を下げつつ今回の依頼書に初華の名前を早速書くのだった。
というわけで、目撃された森に入りジャック・オ・ランタンの中身が潜んでいる「イースターエッグ雑魔」を退治してくれる人、求ム。
解説
イースターエッグ雑魔の隠れている森に赴き、発見して退治してください。
イースターエッグ雑魔は、ジャック・オ・ランタンと同系列の雑魔と断定されました。
大きさは人の頭部程度。
宙に浮きますが、高く浮いても三メートル弱くらい。
どうやら本体である小さな光体が周りを石で固めて表面がつるつるでさまざまな模様のあるタマゴのような形にしたようです。
経験の少ないハンターの一対一で余裕で対応できるのですが、それはあくまでカタログスペック上の話。
実際、敵は隠れているので戦うまでが大変です。
とはいえ、敵はイースターを気取っているようで、タマゴには様々な模様がついています。発見しやすいものもあれば、難易度の高いものもあるようです。
以下、現在確認されているタマゴ
・タコの顔
・ゴールデン
・森林迷彩
・白と赤の縞模様
・割れたワイングラスのイラストと「ワレモノ」の文字
・「18」の数字に×の重なっているマーク
・シマリス模様
・げじげじ眉毛に細めた目、咥え煙草のダンディー模様
ほかにもさまざまで、12個くらいある様子です。
森は普通に草のほか低木・高木などが茂っています。これらをかき分け人が問題なくうろつき回れる程度の密度です。
敵の能力は
・突撃
・魔法の矢
・逃走(警戒してさえいれば防げる程度の能力)
です。
敵はかくれんぼが第一で、うまく背中を取れた場合にのみ、攻撃を仕掛けてきます。バレない位置からは攻撃。バレる位置関係ではひたすら息を潜める、という感じです。
一人で探索してもいいですし、二人や三人で距離を保ちつつお互い連携して捜索してもいいかもしれません。
南那初華は同行しますが、疲労困憊のためついて行くだけです。依頼大失敗しそうになるとバカンス依頼が頭をかすめいつも以上の能力を発揮します。
イースターエッグ雑魔は、ジャック・オ・ランタンと同系列の雑魔と断定されました。
大きさは人の頭部程度。
宙に浮きますが、高く浮いても三メートル弱くらい。
どうやら本体である小さな光体が周りを石で固めて表面がつるつるでさまざまな模様のあるタマゴのような形にしたようです。
経験の少ないハンターの一対一で余裕で対応できるのですが、それはあくまでカタログスペック上の話。
実際、敵は隠れているので戦うまでが大変です。
とはいえ、敵はイースターを気取っているようで、タマゴには様々な模様がついています。発見しやすいものもあれば、難易度の高いものもあるようです。
以下、現在確認されているタマゴ
・タコの顔
・ゴールデン
・森林迷彩
・白と赤の縞模様
・割れたワイングラスのイラストと「ワレモノ」の文字
・「18」の数字に×の重なっているマーク
・シマリス模様
・げじげじ眉毛に細めた目、咥え煙草のダンディー模様
ほかにもさまざまで、12個くらいある様子です。
森は普通に草のほか低木・高木などが茂っています。これらをかき分け人が問題なくうろつき回れる程度の密度です。
敵の能力は
・突撃
・魔法の矢
・逃走(警戒してさえいれば防げる程度の能力)
です。
敵はかくれんぼが第一で、うまく背中を取れた場合にのみ、攻撃を仕掛けてきます。バレない位置からは攻撃。バレる位置関係ではひたすら息を潜める、という感じです。
一人で探索してもいいですし、二人や三人で距離を保ちつつお互い連携して捜索してもいいかもしれません。
南那初華は同行しますが、疲労困憊のためついて行くだけです。依頼大失敗しそうになるとバカンス依頼が頭をかすめいつも以上の能力を発揮します。
マスターより
♪だ~れかにだれかに、以~下略~♪
ふらっと、深夜です。
登録したばかりや依頼にあまり参加していないPCに向く依頼です。
簡単に言うとエッグハント依頼です。見つけた後は倒すという作業がありますが。
敵は石をたくさん纏っている形ですが、元々ばらばらの石です。刃でもばっさりできるでしょう。あくまで本体は中に潜んでいる小さな光体ですが。
なお、全滅を求められていないので、十体程度倒せば大丈夫です。
では、よろしくお願いします。
ふらっと、深夜です。
登録したばかりや依頼にあまり参加していないPCに向く依頼です。
簡単に言うとエッグハント依頼です。見つけた後は倒すという作業がありますが。
敵は石をたくさん纏っている形ですが、元々ばらばらの石です。刃でもばっさりできるでしょう。あくまで本体は中に潜んでいる小さな光体ですが。
なお、全滅を求められていないので、十体程度倒せば大丈夫です。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/05/18 01:53
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/06 14:23:55 |
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依頼相談 カメリア(ka6669) 人間(クリムゾンウェスト)|14才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2017/05/06 21:00:42 |