ゲスト
(ka0000)
【界冥】ファイアーウォール・インストール
マスター:cr

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/05/09 07:30
- リプレイ完成予定
- 2017/05/18 07:30
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
「はあぁぁぁぁぁぁっ!?」
ハンターズソサエティに素っ頓狂なナディアの声が響く。
「どうされました総長、あ、これお茶です」
「それがじゃな……(ずずー)あちっ!」
お茶を口に含んで落ち着きを取り戻したナディアが、咳払いを一つしてから話を始める。
「まあこの報告書を見てくれ」
「ああ、先日エバーグリーンからこっそり持ち込んだオートマンをオークションしていた連中の所に、我々が踏み込んだ時の報告書ですね」
「全く何を考えとるんじゃか……っと、そこではない、その突入する前、オフィスに掛かってきた緊急報告のところじゃ」
「えーっと、何々……精霊……組み込み……人格を実装……」
読み上げながら、その職員の言葉数も減っていく。そこに記されていた言葉が何を意味するのか、少しずつ理解したからだった。
●
「ラプラスちゃーん、何しに来たの? こっちは忙しいんだからさぁ」
一方ここはエバーグリーン。とある建物の中で、甲高い男の声が木霊した。その声の主の名はカスケード。サーバーに巣食う歪虚だった。
「忙しいのか。それならば失礼する」
「ええっ!? まさかのマジレス!? 相変わらずだよねラプラスちゃん。何をしているのか気にならないの!?」
「自動兵器の配置と調整だろう。私は既に終わっているものだと思ったのだが」
「さっすがラプラスちゃん、わかってるー! いやね、オートマトンを幾つか配置してインストールしておいたら大丈夫かと思ってたんだけどさぁ、やっぱ中古品はダメだわ。っちゅーわけで、新品をちょっと使っちゃおうかなぁ、って思ったわけー。まあ、俺っちがこんなこと言わなくてもラプラスちゃんならぜーんぶ分かってるよね? なにせラプラスちゃんは元々……」
「黙れ」
黙示騎士の短い言葉が放たれた。
●
おそらくかつてはマテリアルを利用した移動手段が中に備えられていたのだろう。そうでなければ32階層に上るこの高さを徒歩で登るのはあまりに困難だ。
転移したハンター達が見たのは、細く高くそびえ立つ塔と、その隣に伸びる更に高い塔、二つの塔が並び立つ姿だった。推測するに、往時は高い塔に置かれたサーバーを、低い塔から管理、コントロールしていたのだろう。その証拠に高い塔への出入り口は少なくとも周囲を観察するに存在しない。代わりに二つの塔の間をつなぐ渡り廊下が移動手段であった。奇跡的に風化を免れ、透き通った素材で作られた壁が見える。
ハンター達は静かにそびえるその塔を登っていく。階段を登り続けてどれだけの時が経ったのであろうか。ようやく、そこに天空に浮かぶ渡り廊下が姿を表した。
繁栄していた当時なら、そこから見える風景は息を呑むような絶景だったであろう。しかしその面影はどこにもない。ハンター達は慎重に歩を進めていく。
ハンター達がその渡り廊下の中央にたどり着いたときだった。彼らの目の前に人影が現れたのは。
少女の姿をしたそれはしかし人とは違うものだった。細身のその身体には似つかわしくない、太くゴツゴツと盛り上がった右肩、右腕。そこに取り付けられている機械のパーツ。そのパーツが彼女がオートマトンと呼ばれるそれであることをこちらに示してくれていた。敵意は感じられない。だが、このまま通してくれそうにもない。通り抜けようとする者を倒すことだけをプログラミングされている。
ハンター達は目の前の敵に備える。その瞬間響く轟音、背中に感じる風、振り向いたハンター達が見たものは、少年の姿のオートマトンだった。両手両足に甲冑を思わせるパーツが取り付けられている。
「レディース・アーンド・ジェントルマーン! 今回のオマヌケちゃん達に用意されたのは前からオートマトン、後ろからオートマトン、どっちもオートマトンのスッペシャルセットだぁっ! っちゅーわけでどんなオマヌケでもおわかりの通り挟み撃ちになったわけだけど、ねえどんな気持ち? ねえどんな気持ち? アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
カスケードの甲高い笑い声が渡り廊下に響く。しかし奴の言葉を聞くまでもなくわかった。突破しなければ先は無いということを。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
「はあぁぁぁぁぁぁっ!?」
ハンターズソサエティに素っ頓狂なナディアの声が響く。
「どうされました総長、あ、これお茶です」
「それがじゃな……(ずずー)あちっ!」
お茶を口に含んで落ち着きを取り戻したナディアが、咳払いを一つしてから話を始める。
「まあこの報告書を見てくれ」
「ああ、先日エバーグリーンからこっそり持ち込んだオートマンをオークションしていた連中の所に、我々が踏み込んだ時の報告書ですね」
「全く何を考えとるんじゃか……っと、そこではない、その突入する前、オフィスに掛かってきた緊急報告のところじゃ」
「えーっと、何々……精霊……組み込み……人格を実装……」
読み上げながら、その職員の言葉数も減っていく。そこに記されていた言葉が何を意味するのか、少しずつ理解したからだった。
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「ラプラスちゃーん、何しに来たの? こっちは忙しいんだからさぁ」
一方ここはエバーグリーン。とある建物の中で、甲高い男の声が木霊した。その声の主の名はカスケード。サーバーに巣食う歪虚だった。
「忙しいのか。それならば失礼する」
「ええっ!? まさかのマジレス!? 相変わらずだよねラプラスちゃん。何をしているのか気にならないの!?」
「自動兵器の配置と調整だろう。私は既に終わっているものだと思ったのだが」
「さっすがラプラスちゃん、わかってるー! いやね、オートマトンを幾つか配置してインストールしておいたら大丈夫かと思ってたんだけどさぁ、やっぱ中古品はダメだわ。っちゅーわけで、新品をちょっと使っちゃおうかなぁ、って思ったわけー。まあ、俺っちがこんなこと言わなくてもラプラスちゃんならぜーんぶ分かってるよね? なにせラプラスちゃんは元々……」
「黙れ」
黙示騎士の短い言葉が放たれた。
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おそらくかつてはマテリアルを利用した移動手段が中に備えられていたのだろう。そうでなければ32階層に上るこの高さを徒歩で登るのはあまりに困難だ。
転移したハンター達が見たのは、細く高くそびえ立つ塔と、その隣に伸びる更に高い塔、二つの塔が並び立つ姿だった。推測するに、往時は高い塔に置かれたサーバーを、低い塔から管理、コントロールしていたのだろう。その証拠に高い塔への出入り口は少なくとも周囲を観察するに存在しない。代わりに二つの塔の間をつなぐ渡り廊下が移動手段であった。奇跡的に風化を免れ、透き通った素材で作られた壁が見える。
ハンター達は静かにそびえるその塔を登っていく。階段を登り続けてどれだけの時が経ったのであろうか。ようやく、そこに天空に浮かぶ渡り廊下が姿を表した。
繁栄していた当時なら、そこから見える風景は息を呑むような絶景だったであろう。しかしその面影はどこにもない。ハンター達は慎重に歩を進めていく。
ハンター達がその渡り廊下の中央にたどり着いたときだった。彼らの目の前に人影が現れたのは。
少女の姿をしたそれはしかし人とは違うものだった。細身のその身体には似つかわしくない、太くゴツゴツと盛り上がった右肩、右腕。そこに取り付けられている機械のパーツ。そのパーツが彼女がオートマトンと呼ばれるそれであることをこちらに示してくれていた。敵意は感じられない。だが、このまま通してくれそうにもない。通り抜けようとする者を倒すことだけをプログラミングされている。
ハンター達は目の前の敵に備える。その瞬間響く轟音、背中に感じる風、振り向いたハンター達が見たものは、少年の姿のオートマトンだった。両手両足に甲冑を思わせるパーツが取り付けられている。
「レディース・アーンド・ジェントルマーン! 今回のオマヌケちゃん達に用意されたのは前からオートマトン、後ろからオートマトン、どっちもオートマトンのスッペシャルセットだぁっ! っちゅーわけでどんなオマヌケでもおわかりの通り挟み撃ちになったわけだけど、ねえどんな気持ち? ねえどんな気持ち? アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
カスケードの甲高い笑い声が渡り廊下に響く。しかし奴の言葉を聞くまでもなくわかった。突破しなければ先は無いということを。
解説
●目的
“サーバー”のパーツを入手し脱出してください。
皆さんは例によって制限時間付きでエバーグリーンに転移します。そこで建物内に侵入、サーバーを目指し通路を進んでいたところで敵に遭遇します。
●地形
幅4m程度の直線状の廊下です。そこで挟み込む様に現れた敵と遭遇したところからスタートです。なお、左右の壁は多少の攻撃では壊れません。逆に言えば、壁を壊してそこから脱出、や壁を壊して敵を突き落とす、なんてことはできません。
●敵
以下の敵が配置されています。
▼ハイ・オート・ソードマン
進行方向に居る敵です。人間の女性に近い姿をした高位型自動兵器です。恐らくルビーと同じような存在だと推測されます。片腕には巨大な手甲のようなパーツが取り付けられており、ここから剣を出して攻撃してきます。
▼ハイ・オート・アルケミスト
進行方向とは逆の側に居る敵です。人間の男性に近い姿をした高位型自動兵器です。恐らくルビーと同じような存在だと推測されます。身体のあちこちに鎧の様なパーツが取り付けられており、そこから火炎放射、電撃発射、障壁展開などで攻撃してきます。
またこれ以外に伏兵が居る可能性があります。
●その他
質問への回答担当としてモア・プリマクラッセ(kz0066)が関連付けられています。
何かありましたら、質問卓を立ててご質問ください。
“サーバー”のパーツを入手し脱出してください。
皆さんは例によって制限時間付きでエバーグリーンに転移します。そこで建物内に侵入、サーバーを目指し通路を進んでいたところで敵に遭遇します。
●地形
幅4m程度の直線状の廊下です。そこで挟み込む様に現れた敵と遭遇したところからスタートです。なお、左右の壁は多少の攻撃では壊れません。逆に言えば、壁を壊してそこから脱出、や壁を壊して敵を突き落とす、なんてことはできません。
●敵
以下の敵が配置されています。
▼ハイ・オート・ソードマン
進行方向に居る敵です。人間の女性に近い姿をした高位型自動兵器です。恐らくルビーと同じような存在だと推測されます。片腕には巨大な手甲のようなパーツが取り付けられており、ここから剣を出して攻撃してきます。
▼ハイ・オート・アルケミスト
進行方向とは逆の側に居る敵です。人間の男性に近い姿をした高位型自動兵器です。恐らくルビーと同じような存在だと推測されます。身体のあちこちに鎧の様なパーツが取り付けられており、そこから火炎放射、電撃発射、障壁展開などで攻撃してきます。
またこれ以外に伏兵が居る可能性があります。
●その他
質問への回答担当としてモア・プリマクラッセ(kz0066)が関連付けられています。
何かありましたら、質問卓を立ててご質問ください。
マスターより
皆さんこんにちは、crです。
さて、エバーグリーンパーツ探索行を進める皆さんに今回待ち受けるのは前門のオートマトン、後門もオートマトンというオートマトンのコンビネーション。強敵たちですが頑張って倒してください。
それでは皆さんのご参加をお待ちしております。
さて、エバーグリーンパーツ探索行を進める皆さんに今回待ち受けるのは前門のオートマトン、後門もオートマトンというオートマトンのコンビネーション。強敵たちですが頑張って倒してください。
それでは皆さんのご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/05/18 01:27
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 仙堂 紫苑(ka5953) 人間(クリムゾンウェスト)|23才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/05/08 23:46:07 |
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![]() |
質問卓 カール・フォルシアン(ka3702) 人間(リアルブルー)|13才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/05/04 19:19:17 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/04 20:36:47 |