ゲスト
(ka0000)
【陶曲】【血盟】アメジスト・ワルツ
マスター:大林さゆる

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~7人
- ユニット参加人数
- 現在5 / 0~7
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/05/18 09:00
- リプレイ完成予定
- 2017/06/01 09:00
オープニング
自由都市同盟、極彩色の街「ヴァリオス」近郊。
連なる山脈の麓に、とある鉱山があった。
「何がどうしちまったのか、先月から紫水晶の原石も見つかるようになったなぁ」
「以前は、銅が採れたら、一ヶ月分くらいは暮らせる程度のモンだったのによ」
「それが紫水晶の原石が採れるようになってからは、給料も良くなったしな」
「原因は分からんが、俺たちにはありがたいことだわな。子供たちにも、少しは贅沢させてやれるようになったしよ」
「そうだな。紫水晶の原石を加工してもらって、宝石職人に指輪を作ってもらってよ。それを恋人に贈ったら、すんげー喜んでくれてよ。マジで生きてて良かったと思ったね」
「いやはや、この鉱山はワシらにとっては宝の山だな」
「そだな。ありがたや、ありがたやってなもんよ」
鉱山で働く作業員たちにとっては、日々の生活が何よりも大切であった。
「そろそろ休憩するかー。腹が減っては、なんとやらーだしよ」
「おう、そだな」
「おまえ、毎日、奥さんの手作り弁当なんだってな。うらやましいぜ」
「なに言ってやがる。限られた給料の中で、無駄なモンは買えねーだけさ」
「ハハハ、俺なんざ、自分で毎朝、自分のために弁当、作ってんだぜ。奥さんの手作り弁当とは、幸せ者だよ、おまえさんは」
作業員たちは道具を地面に置いて、休憩することにした。
「そういやよ、最近、妙な噂……あるよな?」
「おいおい、そういう話はよせよ」
「けどよ、フマーレ近郊の鉱山では『腕』が発掘されたって噂があるじゃねぇか」
「このまま奥まで掘り進めたら……」
「それ以上、憶測だけで言うもんじゃねぇぞ。ここの鉱山で発掘されるようになったのは、紫水晶だろう。『腕』とかは関係ないぜ、絶対によ」
とは言うものの、作業員たちは最近の不穏な動向が気になって仕方なかった。
●
数日後。
魔術師協会広報室から、魔術師たちが派遣されてきた。
念の為、鉱山で働いていた作業員たちは自宅へ帰り、休暇を取ることになった。
何故、紫水晶の原石が見つかるようになったのか、調査するためであった。
ランタンを腰に付けて、鉱山の奥へと進んでいく魔術師たち。
護衛として、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、ラキ(kz0002)も同行していた。
もう少しで突き当り……という場所で、魔術師スコットは、紫水晶の原石が剥き出しになっている箇所に気付き、地脈から多量のマテリアルがあるのではと推測していた。
「紫水晶が見つかるようになった時期は、確か……ハンターたちが大精霊と接触した頃。同盟には、知恵の精霊アメンスィが戻ってきたという噂もあるし、まさか……な?」
「アメンスィか……『地と光の属性を持つ』精霊と聞いたことがあるが、紫水晶が出現するようになったのは、何かの問いかけなのか?」
考え込むマクシミリアン。
「まだ、あたしたちのこと、信用してないのかな?」
ラキは、ハンターとしての職務を誇りに思っていたが、精霊たちに信頼されていないのではという不安も少なからずあった。
「仮に、『紫水晶』がハンターに向けての『問いかけ』だったとしたら、やはり意味があるのかもしれないし、その謎を解かなければ、先へは進めない可能性もあるよ」
スコットがそう言うと、マクシミリアンは溜息をついた。
「精霊の考えていることは、よく分からんな。ハンターを試すというのなら、バトルでもやれば良いだろう」
ラキが慌てて、周囲を見渡した。
「ちょっと、精霊さんが、あたしたちの話を聞いてたら、どうするつもりなの? バトルとか、そんな単純な話じゃ……」
そう言いかけた時、黒い霧のようなものが発生し、しばらくすると、紫水晶の原石に異変が起こった。
『……い、た、い……』
何かが浮遊していた。ハンターたちには、それが『子供の姿』に見えた。はっきりとした姿ではなく、ぼんやりと輝く光球になったり、子供の形になったり、不定型で曖昧なモノであった。
「あれは……もしかして、精霊か?」
スコットは興味津々に様子を窺っていた。
『……で、て、い、け……』
不定形の精霊が、言葉として、伝えてきた。
「……ここから、出ていけってことかな?」
ラキは残念そうだった。まだ、ハンターは精霊たちに信頼されていないのか?
その刹那、ビシッという音がした。
ほぼ同時に紫水晶が、まるで動く人形のごとく、湧いて出現してきた。
「なんだ、こいつらは? 騎士と剣士の姿をしてるぞ」
スコットは杖を持ち、身構えた。
だが、紫水晶の騎士と剣士たちは、不定形の精霊に襲い掛かっていく。
「どういうことだ?」
マクシミリアンには意味が分からなかった。
「これは異常事態だ。紫水晶に精霊が宿っていたのなら、同じ眷属の精霊を襲うことはないはずだ」
スコットは、トランシーバーを使い、外部で待機している仲間の魔術師に連絡した。
その知らせは、ハンターズ・ソサエティにも報告され、依頼として舞い込んできた。
紫水晶がヴォイド化して、精霊を襲っていた。
もし、精霊がハンターたちと話し合うために現れたのなら、紫水晶の原石がヴォイド化したのは、一体、何故なのか?
同属の精霊同士が争うことなど、あってはならないことなのか?
それとも、紫水晶からのメッセージなのか?
その謎を知るべく、ハンターたちは目的地へと向かった。
自由都市同盟にある鉱山へと……。
連なる山脈の麓に、とある鉱山があった。
「何がどうしちまったのか、先月から紫水晶の原石も見つかるようになったなぁ」
「以前は、銅が採れたら、一ヶ月分くらいは暮らせる程度のモンだったのによ」
「それが紫水晶の原石が採れるようになってからは、給料も良くなったしな」
「原因は分からんが、俺たちにはありがたいことだわな。子供たちにも、少しは贅沢させてやれるようになったしよ」
「そうだな。紫水晶の原石を加工してもらって、宝石職人に指輪を作ってもらってよ。それを恋人に贈ったら、すんげー喜んでくれてよ。マジで生きてて良かったと思ったね」
「いやはや、この鉱山はワシらにとっては宝の山だな」
「そだな。ありがたや、ありがたやってなもんよ」
鉱山で働く作業員たちにとっては、日々の生活が何よりも大切であった。
「そろそろ休憩するかー。腹が減っては、なんとやらーだしよ」
「おう、そだな」
「おまえ、毎日、奥さんの手作り弁当なんだってな。うらやましいぜ」
「なに言ってやがる。限られた給料の中で、無駄なモンは買えねーだけさ」
「ハハハ、俺なんざ、自分で毎朝、自分のために弁当、作ってんだぜ。奥さんの手作り弁当とは、幸せ者だよ、おまえさんは」
作業員たちは道具を地面に置いて、休憩することにした。
「そういやよ、最近、妙な噂……あるよな?」
「おいおい、そういう話はよせよ」
「けどよ、フマーレ近郊の鉱山では『腕』が発掘されたって噂があるじゃねぇか」
「このまま奥まで掘り進めたら……」
「それ以上、憶測だけで言うもんじゃねぇぞ。ここの鉱山で発掘されるようになったのは、紫水晶だろう。『腕』とかは関係ないぜ、絶対によ」
とは言うものの、作業員たちは最近の不穏な動向が気になって仕方なかった。
●
数日後。
魔術師協会広報室から、魔術師たちが派遣されてきた。
念の為、鉱山で働いていた作業員たちは自宅へ帰り、休暇を取ることになった。
何故、紫水晶の原石が見つかるようになったのか、調査するためであった。
ランタンを腰に付けて、鉱山の奥へと進んでいく魔術師たち。
護衛として、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、ラキ(kz0002)も同行していた。
もう少しで突き当り……という場所で、魔術師スコットは、紫水晶の原石が剥き出しになっている箇所に気付き、地脈から多量のマテリアルがあるのではと推測していた。
「紫水晶が見つかるようになった時期は、確か……ハンターたちが大精霊と接触した頃。同盟には、知恵の精霊アメンスィが戻ってきたという噂もあるし、まさか……な?」
「アメンスィか……『地と光の属性を持つ』精霊と聞いたことがあるが、紫水晶が出現するようになったのは、何かの問いかけなのか?」
考え込むマクシミリアン。
「まだ、あたしたちのこと、信用してないのかな?」
ラキは、ハンターとしての職務を誇りに思っていたが、精霊たちに信頼されていないのではという不安も少なからずあった。
「仮に、『紫水晶』がハンターに向けての『問いかけ』だったとしたら、やはり意味があるのかもしれないし、その謎を解かなければ、先へは進めない可能性もあるよ」
スコットがそう言うと、マクシミリアンは溜息をついた。
「精霊の考えていることは、よく分からんな。ハンターを試すというのなら、バトルでもやれば良いだろう」
ラキが慌てて、周囲を見渡した。
「ちょっと、精霊さんが、あたしたちの話を聞いてたら、どうするつもりなの? バトルとか、そんな単純な話じゃ……」
そう言いかけた時、黒い霧のようなものが発生し、しばらくすると、紫水晶の原石に異変が起こった。
『……い、た、い……』
何かが浮遊していた。ハンターたちには、それが『子供の姿』に見えた。はっきりとした姿ではなく、ぼんやりと輝く光球になったり、子供の形になったり、不定型で曖昧なモノであった。
「あれは……もしかして、精霊か?」
スコットは興味津々に様子を窺っていた。
『……で、て、い、け……』
不定形の精霊が、言葉として、伝えてきた。
「……ここから、出ていけってことかな?」
ラキは残念そうだった。まだ、ハンターは精霊たちに信頼されていないのか?
その刹那、ビシッという音がした。
ほぼ同時に紫水晶が、まるで動く人形のごとく、湧いて出現してきた。
「なんだ、こいつらは? 騎士と剣士の姿をしてるぞ」
スコットは杖を持ち、身構えた。
だが、紫水晶の騎士と剣士たちは、不定形の精霊に襲い掛かっていく。
「どういうことだ?」
マクシミリアンには意味が分からなかった。
「これは異常事態だ。紫水晶に精霊が宿っていたのなら、同じ眷属の精霊を襲うことはないはずだ」
スコットは、トランシーバーを使い、外部で待機している仲間の魔術師に連絡した。
その知らせは、ハンターズ・ソサエティにも報告され、依頼として舞い込んできた。
紫水晶がヴォイド化して、精霊を襲っていた。
もし、精霊がハンターたちと話し合うために現れたのなら、紫水晶の原石がヴォイド化したのは、一体、何故なのか?
同属の精霊同士が争うことなど、あってはならないことなのか?
それとも、紫水晶からのメッセージなのか?
その謎を知るべく、ハンターたちは目的地へと向かった。
自由都市同盟にある鉱山へと……。
解説
ユニット同行可能だが、幻獣を推奨。イェジド、リーリー、ユキウサギ、ユグディラ。
上記以外のユニットは鉱山内部に入れないため、同行できない
もちろん、生身での参加も大歓迎。ただし、馬やバイクは使用不可 (基本はPC自身が徒歩、走って移動)
■依頼の趣旨
目的地の場所は、自由都市同盟。極彩色の街「ヴァリオス」近郊にある鉱山。
ヴォイド化した紫水晶の騎士と剣士たちを全て倒し、子供の姿をした精霊と上手く話し合うこと
■出没した敵
アメジスト・ナイト、3体
歪虚化した紫水晶の人形。見た目は人型の鎧騎士。人語は理解できず、話すこともない
弓矢と剣を装備。弓の射程は5~60
遠距離から弓矢で攻撃。『ダブルシューティング』使用
接近戦になると剣に持ち替え、対象相手を『強打』で叩き斬る
アメジスト・ソルジャー、4体
歪虚化した紫水晶の人形。見た目は人型の剣士。人語は理解できず、話すこともない
剣と盾を装備。『薙ぎ払い』『強打』を使う
■依頼の流れ
「子供の姿をした精霊」と話すためには、その前提として、ヴォイド化した紫水晶の騎士と剣士たちを全て倒す必要がある
前半は、出没した敵との戦闘。
後半は「子供の姿をした精霊」との会話。
歪虚化した紫水晶の人形を全て退治することができれば、精霊と会話する機会が発生する
前提条件をクリアすれば「精霊が何故、現れるようになったのか」……その理由を聞くことも可能
理由だけでなく、他にも聞きたいことがあれば精霊自身が理解できる範囲で、ハンターたちに答えてくれる
■危険フラグは無いが、重体になる恐れ有り
上記以外のユニットは鉱山内部に入れないため、同行できない
もちろん、生身での参加も大歓迎。ただし、馬やバイクは使用不可 (基本はPC自身が徒歩、走って移動)
■依頼の趣旨
目的地の場所は、自由都市同盟。極彩色の街「ヴァリオス」近郊にある鉱山。
ヴォイド化した紫水晶の騎士と剣士たちを全て倒し、子供の姿をした精霊と上手く話し合うこと
■出没した敵
アメジスト・ナイト、3体
歪虚化した紫水晶の人形。見た目は人型の鎧騎士。人語は理解できず、話すこともない
弓矢と剣を装備。弓の射程は5~60
遠距離から弓矢で攻撃。『ダブルシューティング』使用
接近戦になると剣に持ち替え、対象相手を『強打』で叩き斬る
アメジスト・ソルジャー、4体
歪虚化した紫水晶の人形。見た目は人型の剣士。人語は理解できず、話すこともない
剣と盾を装備。『薙ぎ払い』『強打』を使う
■依頼の流れ
「子供の姿をした精霊」と話すためには、その前提として、ヴォイド化した紫水晶の騎士と剣士たちを全て倒す必要がある
前半は、出没した敵との戦闘。
後半は「子供の姿をした精霊」との会話。
歪虚化した紫水晶の人形を全て退治することができれば、精霊と会話する機会が発生する
前提条件をクリアすれば「精霊が何故、現れるようになったのか」……その理由を聞くことも可能
理由だけでなく、他にも聞きたいことがあれば精霊自身が理解できる範囲で、ハンターたちに答えてくれる
■危険フラグは無いが、重体になる恐れ有り
マスターより
大林です。
【陶曲】連動がメインですが、【血盟】連動とも関わりがある依頼です。
歪虚化した紫水晶の人形たちは、何故、子供の姿をした精霊に襲い掛かってきたのでしょうか?
果たして、今回、現れた精霊は、ハンターのことを信頼してくれるようになるのでしょうか?
それでは、皆様のプレイングを心からお待ちしております。
■NPC
ラキ(kz0002)、女性、15才。疾影士
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、男性、22才。闘狩人
スコット、男性、20才。魔術師 (魔術師協会広報室から派遣された)
魔術師協会の魔術師たち数名
【陶曲】連動がメインですが、【血盟】連動とも関わりがある依頼です。
歪虚化した紫水晶の人形たちは、何故、子供の姿をした精霊に襲い掛かってきたのでしょうか?
果たして、今回、現れた精霊は、ハンターのことを信頼してくれるようになるのでしょうか?
それでは、皆様のプレイングを心からお待ちしております。
■NPC
ラキ(kz0002)、女性、15才。疾影士
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、男性、22才。闘狩人
スコット、男性、20才。魔術師 (魔術師協会広報室から派遣された)
魔術師協会の魔術師たち数名
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/05/26 20:19
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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相談用スレッド ジャック・エルギン(ka1522) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/05/17 22:23:57 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/13 21:36:56 |