ゲスト
(ka0000)
初夏のアウトドア@長江
マスター:赤山優牙
このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
- 500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/05/21 07:30
- リプレイ完成予定
- 2017/06/04 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●十鳥城
東方にあるエトファリカ連邦国の発足は、それほど昔という事ではない。
王国歴でいう所の850年~970年頃の間というらしいが、その頃、大規模な歪虚の襲来が度重なった。特に970年頃の北狄の南下により辺境諸部族が滅亡し、東方諸国との繋がりが絶えたのは、エトファリカ連邦国の体制を確実なものとしたはずだ。
つまり、強大な歪虚勢力により、包囲された東方諸国は生存を賭けて一致団結。結界を維持する『帝』を擁する“朝廷”を頂点にし、朝廷と民を守る為に“幕府”が成立したのだ。
幕府の運営は、主に最上位第一家門の長『征夷大将軍』と上位六家門により管理された。滅亡の危機の中、武家は最前線で戦い続けた。滅んだ武家も少なくなく、上位六家門もまた、多大な犠牲を払った。
――そして、現在に至っているというのが、十鳥城代官の一人、仁々木正秋の認識だった。
「…………」
正秋が見つめているのは幕府からの書状。
不貞腐れた様子で、正秋の親友である菱川瞬が大きな溜息をついた。
「なぁ……憤怒王って、もう滅亡した訳だろ。幕府って必要ないんじゃねぇ?」
これが密室でのやり取りでなければ、瞬の首と胴体が離れていても可笑しく発言である。
しかし、瞬がそう言いたくなるのも理由はある。
『幕府体制維持の為に、十鳥城にも“相応の負担”を』――書状を要約すると、そんな感じだ。
「復興もまだ途上で、余力という余力も、苦しい時に……」
「どうせ、俺達の状況を知らねぇんだろう」
頭を抱えた正秋の言葉に瞬が悪態を付く。
少なくとも、『征夷大将軍』は十鳥城の状況は把握しているはずだ。
先の長江での戦いでは、正秋率いる隊はハンター達と共同し多大な戦果を挙げた。その功績により、長江西端のカカオ豆栽培を、条件付きだが認められている。
「何か、別の策を考えないと」
正秋が良いアイデアがないかと考える。
カカオ豆栽培の産業は成立しつつあるが、それだけでは足らない。
「そうは言っても、あるのは自然しかねぇしな~。遊廓でもありゃ、別なんだろうが」
「それです!」
瞬の言葉に正秋が反応する。
「え? なに、遊廓作るのか?」
首を横に振った正秋が地図で指した場所は、長江西端のある一角だった。
●アウトドア
清らかな水の流れ、そして、なだらかな坂、青々とした木々。
突貫工事で簡易的な道が作られ、堰止めた川が大きな池を作り、川原に人が滞在するのに必要な設備が出来る。
「くそう。まさか、全部、俺らで手作りとは」
汗を流しながら瞬がそんな事を呟いた。
職人も居ない訳ではない。十鳥城の住民にも協力を仰ぎ、手伝って貰っている。
彼らが無償というのに精力的なのは、これが、ハンター達への恩返しにもなるからという事だろう。
「人の想いというのは、凄いものです」
「……あぁ、そうだな」
十鳥城はハンター達の力で歪虚勢力から開放された。
あれ以上は保てなかった、ギリギリの状態だった。住民らにとって、ハンター達の存在は正しく、救世主だっただろう。
「ようやく、恩返しが出来ると」
ハンター達向けの保養施設であると同時に、外部運営によるアウトドア施設でもある。
長江の穏やかな暖かい気候と、独特な地形や自然を利用したのだ。
後はハンター達に自然を満喫してもらえればいいのだが――。
「将軍様がお見えになられました!」
兵の一人が告げた。
今回の件は、幕府にも伝えてある。大規模な工事にもなった為、理由を説明する必要があったからだ。
そして、その反応は意外なものであった。
『征夷大将軍』自らが、視察を兼ねて訪れるという。
「止められなかったのかよ?」
瞬の小さな声の質問に正秋は頷く。
「何か、深い意味があるかもしれない」
「ただ暇なだけなんじゃねぇ」
ブツブツと言っていると『征夷大将軍』立花院 紫草(kz0126)が僅かな供を引き連れて姿を現した。
正秋と瞬の二人は仰々しく頭を下げて出迎える。驚いたのは話を聞かされていなかった住民らだろう。突然の大物の登場にどうしたものかと顔を見合わせる。
平伏しようとした動きを立花院は手で静止した。
「皆さん、ご苦労様です。私に構わず、作業を続けて下さい」
凛とした声が響く。
微笑を浮かべた表情は優しげで――。
「……あれ……どっかで、見たことあるような無いような」
瞬が首を傾げていた。
●十鳥城
東方にあるエトファリカ連邦国の発足は、それほど昔という事ではない。
王国歴でいう所の850年~970年頃の間というらしいが、その頃、大規模な歪虚の襲来が度重なった。特に970年頃の北狄の南下により辺境諸部族が滅亡し、東方諸国との繋がりが絶えたのは、エトファリカ連邦国の体制を確実なものとしたはずだ。
つまり、強大な歪虚勢力により、包囲された東方諸国は生存を賭けて一致団結。結界を維持する『帝』を擁する“朝廷”を頂点にし、朝廷と民を守る為に“幕府”が成立したのだ。
幕府の運営は、主に最上位第一家門の長『征夷大将軍』と上位六家門により管理された。滅亡の危機の中、武家は最前線で戦い続けた。滅んだ武家も少なくなく、上位六家門もまた、多大な犠牲を払った。
――そして、現在に至っているというのが、十鳥城代官の一人、仁々木正秋の認識だった。
「…………」
正秋が見つめているのは幕府からの書状。
不貞腐れた様子で、正秋の親友である菱川瞬が大きな溜息をついた。
「なぁ……憤怒王って、もう滅亡した訳だろ。幕府って必要ないんじゃねぇ?」
これが密室でのやり取りでなければ、瞬の首と胴体が離れていても可笑しく発言である。
しかし、瞬がそう言いたくなるのも理由はある。
『幕府体制維持の為に、十鳥城にも“相応の負担”を』――書状を要約すると、そんな感じだ。
「復興もまだ途上で、余力という余力も、苦しい時に……」
「どうせ、俺達の状況を知らねぇんだろう」
頭を抱えた正秋の言葉に瞬が悪態を付く。
少なくとも、『征夷大将軍』は十鳥城の状況は把握しているはずだ。
先の長江での戦いでは、正秋率いる隊はハンター達と共同し多大な戦果を挙げた。その功績により、長江西端のカカオ豆栽培を、条件付きだが認められている。
「何か、別の策を考えないと」
正秋が良いアイデアがないかと考える。
カカオ豆栽培の産業は成立しつつあるが、それだけでは足らない。
「そうは言っても、あるのは自然しかねぇしな~。遊廓でもありゃ、別なんだろうが」
「それです!」
瞬の言葉に正秋が反応する。
「え? なに、遊廓作るのか?」
首を横に振った正秋が地図で指した場所は、長江西端のある一角だった。
●アウトドア
清らかな水の流れ、そして、なだらかな坂、青々とした木々。
突貫工事で簡易的な道が作られ、堰止めた川が大きな池を作り、川原に人が滞在するのに必要な設備が出来る。
「くそう。まさか、全部、俺らで手作りとは」
汗を流しながら瞬がそんな事を呟いた。
職人も居ない訳ではない。十鳥城の住民にも協力を仰ぎ、手伝って貰っている。
彼らが無償というのに精力的なのは、これが、ハンター達への恩返しにもなるからという事だろう。
「人の想いというのは、凄いものです」
「……あぁ、そうだな」
十鳥城はハンター達の力で歪虚勢力から開放された。
あれ以上は保てなかった、ギリギリの状態だった。住民らにとって、ハンター達の存在は正しく、救世主だっただろう。
「ようやく、恩返しが出来ると」
ハンター達向けの保養施設であると同時に、外部運営によるアウトドア施設でもある。
長江の穏やかな暖かい気候と、独特な地形や自然を利用したのだ。
後はハンター達に自然を満喫してもらえればいいのだが――。
「将軍様がお見えになられました!」
兵の一人が告げた。
今回の件は、幕府にも伝えてある。大規模な工事にもなった為、理由を説明する必要があったからだ。
そして、その反応は意外なものであった。
『征夷大将軍』自らが、視察を兼ねて訪れるという。
「止められなかったのかよ?」
瞬の小さな声の質問に正秋は頷く。
「何か、深い意味があるかもしれない」
「ただ暇なだけなんじゃねぇ」
ブツブツと言っていると『征夷大将軍』立花院 紫草(kz0126)が僅かな供を引き連れて姿を現した。
正秋と瞬の二人は仰々しく頭を下げて出迎える。驚いたのは話を聞かされていなかった住民らだろう。突然の大物の登場にどうしたものかと顔を見合わせる。
平伏しようとした動きを立花院は手で静止した。
「皆さん、ご苦労様です。私に構わず、作業を続けて下さい」
凛とした声が響く。
微笑を浮かべた表情は優しげで――。
「……あれ……どっかで、見たことあるような無いような」
瞬が首を傾げていた。
解説
●目的
一日を過ごす
●内容
長江西端、十鳥城が管理する一帯に作られた保養施設で過ごす(日帰り)
●施設の目安
・アウトドア(清流、川原、堰止め池、アスレチック、広場、テント、炊事場等)
・保養関連(温泉、休憩所、食事処等)
上記は簡易的ですが、あります。
ただ、上記以外のものの有無は確認がなければ、最悪、描写できない場合もあります
川や池で水遊び出来ますが、描写上の都合により、強制的に水着になります
(指定がなければ水着はアドリブとなります)
●NPC
立花院 紫草(kz0126):詳細はNPCページを参照の事
施設の視察を兼ねて登場。散策しており、ハンター達との接触は可能
模擬戦も可能だが、諸事情により、ハンターは勝てません(名付けてチート立花院)
●非登録NPC
仁々木 正秋(ににぎ せいしゅう)
外見年齢20 人間男性 闘狩人
容姿:黒髪黒眼
性格:実直
一人称:拙者
十鳥城で代々、代官を務めていた家柄の一人息子。親しい人には、“まさあき”と呼ばれている
父は十鳥城解放時において、災狐配下と闘い、戦死している
【西参】で、武勲を挙げたのもあり、父と同じく、十鳥城の代官として任命された
菱川 瞬(ひしかわ しゅん)
外見年齢20 人間男性 舞刀士
容姿:茶髪茶眼
性格:軽い
一人称:俺
獄炎の襲来によって滅ぼされた菱川家の生き残り
親友である正秋の頼みで、彼に同行する事になった。年上好き
●過ごし方の例
NPCと絡む以外にも、素敵な過ごし方もあります
二人以上で行動を共にする場合は、プレイングに【タグ】の利用を可能とします
【タグ】表明卓も設置しますので、ご活用下さい
例)知り合い同士で集まってデイキャンプで騒ぐ
例)デートする
例)ガチバトル(模擬戦)してみる
なお、描写上の関係により、あれもこれもやるよりかは、行動は絞った方がいいかもしれません
●その他
質問卓、相談卓には、タチバナverの立花院が対応します
一日を過ごす
●内容
長江西端、十鳥城が管理する一帯に作られた保養施設で過ごす(日帰り)
●施設の目安
・アウトドア(清流、川原、堰止め池、アスレチック、広場、テント、炊事場等)
・保養関連(温泉、休憩所、食事処等)
上記は簡易的ですが、あります。
ただ、上記以外のものの有無は確認がなければ、最悪、描写できない場合もあります
川や池で水遊び出来ますが、描写上の都合により、強制的に水着になります
(指定がなければ水着はアドリブとなります)
●NPC
立花院 紫草(kz0126):詳細はNPCページを参照の事
施設の視察を兼ねて登場。散策しており、ハンター達との接触は可能
模擬戦も可能だが、諸事情により、ハンターは勝てません(名付けてチート立花院)
●非登録NPC
仁々木 正秋(ににぎ せいしゅう)
外見年齢20 人間男性 闘狩人
容姿:黒髪黒眼
性格:実直
一人称:拙者
十鳥城で代々、代官を務めていた家柄の一人息子。親しい人には、“まさあき”と呼ばれている
父は十鳥城解放時において、災狐配下と闘い、戦死している
【西参】で、武勲を挙げたのもあり、父と同じく、十鳥城の代官として任命された
菱川 瞬(ひしかわ しゅん)
外見年齢20 人間男性 舞刀士
容姿:茶髪茶眼
性格:軽い
一人称:俺
獄炎の襲来によって滅ぼされた菱川家の生き残り
親友である正秋の頼みで、彼に同行する事になった。年上好き
●過ごし方の例
NPCと絡む以外にも、素敵な過ごし方もあります
二人以上で行動を共にする場合は、プレイングに【タグ】の利用を可能とします
【タグ】表明卓も設置しますので、ご活用下さい
例)知り合い同士で集まってデイキャンプで騒ぐ
例)デートする
例)ガチバトル(模擬戦)してみる
なお、描写上の関係により、あれもこれもやるよりかは、行動は絞った方がいいかもしれません
●その他
質問卓、相談卓には、タチバナverの立花院が対応します
マスターより
●挨拶
お世話になっています。ADivMSの赤山です。花見依頼だそうとしたら、季節終わってました。
●攻略のヒント
オープニングでなんだか、きな臭そうな話も見えていますが、特に意識せず、皆さんは普通に遊んで頂ければと思います
なお、依頼の設定上、報酬はありませんので、ご注意下さい。
お世話になっています。ADivMSの赤山です。花見依頼だそうとしたら、季節終わってました。
●攻略のヒント
オープニングでなんだか、きな臭そうな話も見えていますが、特に意識せず、皆さんは普通に遊んで頂ければと思います
なお、依頼の設定上、報酬はありませんので、ご注意下さい。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/05/29 03:56
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
行先相談? 銀 真白(ka4128) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/05/20 22:14:15 |
||
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/20 20:35:57 |
||
【タグ】表明卓 立花院 紫草(kz0126) 人間(クリムゾンウェスト)|34才|男性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2017/05/20 21:31:46 |