ゲスト
(ka0000)
【界冥】函館市内掃討・湾岸ルート【初心】
マスター:鮎川 渓

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加制限
- LV1~LV20
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/05/22 15:00
- リプレイ完成予定
- 2017/06/05 15:00
オープニング
●
「参ったわ……」
とあるハンターオフィス。職員のモリスが、複数の依頼書を前に頭を抱えていた。
「どーしたのぉ、モリスさん? なーんか大変そーだねー」
そこへ少年の間延びした声がかかる。
振り向くと、そこには依頼人が途切れたのを良い事に、カウンターの内側で優雅にティータイムと洒落込んでいる香藤 玲 (kz0220)の姿が。
モリス、脱力。
「アンタね……今は休憩中じゃないんだけど?」
「ん、知ってるよ」
玲、切り分けたザッハトルテをぱくり。
「こっちは悩んでるんだけど?」
「ん、そうみたい」
今度は紅茶をぐびり。
「頭抱えてるんだけど?」
「どうして?」
「お前のサボり癖のせいじゃ!!」
叫ぶなりガタァッと立ち上がったモリス、光の速さで駆け寄ると玲の頭をファイルで叩いた。
「いったぁ、何すんの!? 暴力反対!」
「やかましわこの駄ハンター!!」
そう。
何を隠そう、オフィスの受付職員よろしくカウンターに陣取っている玲は、れっきとした聖導士。つまりハンターなのだ。
だがしかし。何せ元々がリアルブルーの日本・東北の片田舎でインドア生活満喫していたもやしっ子なため、
『や、戦うのとかマジ無理だし』
と言い張り、支部長の温情で『お手伝い』としてオフィスに籍を置いているのだ。
モリスは気を取り直しケーキも取り上げ、先程見ていた依頼書の束を玲に見せた。
「何これ、依頼いっぱいだねー?」
「いよいよ函館クラスタ殲滅戦が行われるのよ」
それを聞き、だらけきっていた玲の顔が引き締まる。
詳しくは後述するとして。
モリスは各依頼書に記された必要人員数を指していく。
「ほら見て。とにかく人手が欲しいって依頼が来てるんだけど、今はどこも忙しいし、どう考えてもハンターが足りないのよ」
「わー……確かに」
玲は真剣な表情で依頼内容を確認していく。すると、一件の依頼に目を留めた。
「この、市内の歪虚掃討依頼の内、湾岸ルートを行くやつさ。他に比べたら少し安全っぽくない? 海沿いで歪虚も少ないみたいだし」
モリスももう一度その依頼内容を読み直し、
「そうね、他に比べれば」
「なら僕がサポートに付くから、新人ハンターさん達に頼んでみない?」
「そうね、回復役のアンタがいれば……って、はあぁっ!?」
モリスは真っ青になって後退る。
「ぐうたらなアンタが自分からサポートに行くですって……? ど、どういう風の吹き回しなの、何を企んでるの!?」
「ちょっとヒドくない? ぐうたらな自覚はあるけどあんまりじゃない?」
玲はぶーたれながらもケーキを取り返し、またぱくりと頬張った。
●
新人ハンター育成プログラムを介し、依頼の説明会へ集まったハンター達は、若干不安になっていた。
致し方ない。
説明役兼サポーターとして現れた玲は、いかにももやしっ子な見た目な上、
「お集りいただきありがとうだよー。それじゃあ依頼の説明をするねっ」
……ノリが超軽かったのだから。
「難しいコトは正直僕にも良くわかんないんだけどね? リアルブルーの日本、函館での戦闘依頼だよー。『クラスタ』っていう、何かおっきい歪虚のカタマリみたいのを壊す為の大規模な作戦があるんだけど、この依頼もその作戦の内のひとつなんだよ」
おまけに説明も羽毛のごとき軽さだ。
玲は慣れた手つきで魔導ディスプレイを立ち上げると、戦場となる函館市の地図を表示させた。ど真ん中に『クラスタ』と書かれた五角形があり、地図の左側は海だ。その海岸線の上の方には『七重浜』という地名が書かれていた。
「勿論、『そのクラスタをぶっ壊してこーい!』っていうんじゃなくて、僕らがやるのはその『クラスタ』をぶっ壊しに行く部隊の通り道にいる歪虚を、できるだけ沢山やっつけるコト」
言いつつ玲がキーボードを操作すると、七重浜を起点に湾岸沿いに赤い線が引かれていく。それが部隊の通り道というわけだ。
「部隊はこの七重浜から海沿いを通ってクラスタに向かうんだけど、この土地は今『狂気』歪虚に占領されちゃってていっぱい敵がいるんだ。だから『部隊より先に行ってやっつけておいてね』ってワケだね」
そこで、ひとりのハンターが手を挙げた。「狂気歪虚とは何ぞや」と。
「んー、こっちではほとんど見かけない種類の歪虚で、ふわふわ飛ぶクラゲみたいのだったり、人みたいな形してたり。『狂気感染』っていうバッドステータス付与するレーザー撃ってきたりするんだよ、やらしいよねー」
実際対峙するとなるとやらしいどころじゃないんだが。
ますます不安を募らせるハンター達に、玲はとんと胸を叩いて見せる。
「でもそれは大丈夫! 僕はこれでも聖導士、狂気感染を解除するスキルはちゃんと持ってるよ、回復スキルもね。しっかりサポートするから、ハンターさん達は攻撃に専念してもらえればと思うよー。それにね、」
言って玲は、ディスプレイに厳めしい六輪の軍用トラックを表示させた。
「今回はこのゴッツいトラックに乗って進みながら敵を倒して行くんだ。……乗るのは荷台だけど、移動手段は確保されてるよって事で。あ、運転は現地の軍人さんがしてくれるから心配しないでね」
玲はディスプレイを消すと、改めて一同に向き直る。
「まだ戦闘に慣れてない人もいるかもしれないし、大きな作戦に参加するのは自信ないって人もいるかもしれないけど……でも、この依頼はクラスタ殲滅作戦の中でも、比較的安全な依頼だから安心して挑んで欲しいんだよー」
それに、と玲にしては珍しく熱っぽく言葉を続ける。
「ハンターさんはハンターさんってだけで十分凄いんだよ? 向こうの世界の人にはできない事、たくさんできる。それにね? このクラスタをやっつけるために、今まで本当に大勢のハンターさん達が頑張ってきて、やっとあともうちょっとの所まで来たんだ。……力、貸して貰えると嬉しいな」
そう結び、ぺこりと頭をさげた。
「参ったわ……」
とあるハンターオフィス。職員のモリスが、複数の依頼書を前に頭を抱えていた。
「どーしたのぉ、モリスさん? なーんか大変そーだねー」
そこへ少年の間延びした声がかかる。
振り向くと、そこには依頼人が途切れたのを良い事に、カウンターの内側で優雅にティータイムと洒落込んでいる香藤 玲 (kz0220)の姿が。
モリス、脱力。
「アンタね……今は休憩中じゃないんだけど?」
「ん、知ってるよ」
玲、切り分けたザッハトルテをぱくり。
「こっちは悩んでるんだけど?」
「ん、そうみたい」
今度は紅茶をぐびり。
「頭抱えてるんだけど?」
「どうして?」
「お前のサボり癖のせいじゃ!!」
叫ぶなりガタァッと立ち上がったモリス、光の速さで駆け寄ると玲の頭をファイルで叩いた。
「いったぁ、何すんの!? 暴力反対!」
「やかましわこの駄ハンター!!」
そう。
何を隠そう、オフィスの受付職員よろしくカウンターに陣取っている玲は、れっきとした聖導士。つまりハンターなのだ。
だがしかし。何せ元々がリアルブルーの日本・東北の片田舎でインドア生活満喫していたもやしっ子なため、
『や、戦うのとかマジ無理だし』
と言い張り、支部長の温情で『お手伝い』としてオフィスに籍を置いているのだ。
モリスは気を取り直しケーキも取り上げ、先程見ていた依頼書の束を玲に見せた。
「何これ、依頼いっぱいだねー?」
「いよいよ函館クラスタ殲滅戦が行われるのよ」
それを聞き、だらけきっていた玲の顔が引き締まる。
詳しくは後述するとして。
モリスは各依頼書に記された必要人員数を指していく。
「ほら見て。とにかく人手が欲しいって依頼が来てるんだけど、今はどこも忙しいし、どう考えてもハンターが足りないのよ」
「わー……確かに」
玲は真剣な表情で依頼内容を確認していく。すると、一件の依頼に目を留めた。
「この、市内の歪虚掃討依頼の内、湾岸ルートを行くやつさ。他に比べたら少し安全っぽくない? 海沿いで歪虚も少ないみたいだし」
モリスももう一度その依頼内容を読み直し、
「そうね、他に比べれば」
「なら僕がサポートに付くから、新人ハンターさん達に頼んでみない?」
「そうね、回復役のアンタがいれば……って、はあぁっ!?」
モリスは真っ青になって後退る。
「ぐうたらなアンタが自分からサポートに行くですって……? ど、どういう風の吹き回しなの、何を企んでるの!?」
「ちょっとヒドくない? ぐうたらな自覚はあるけどあんまりじゃない?」
玲はぶーたれながらもケーキを取り返し、またぱくりと頬張った。
●
新人ハンター育成プログラムを介し、依頼の説明会へ集まったハンター達は、若干不安になっていた。
致し方ない。
説明役兼サポーターとして現れた玲は、いかにももやしっ子な見た目な上、
「お集りいただきありがとうだよー。それじゃあ依頼の説明をするねっ」
……ノリが超軽かったのだから。
「難しいコトは正直僕にも良くわかんないんだけどね? リアルブルーの日本、函館での戦闘依頼だよー。『クラスタ』っていう、何かおっきい歪虚のカタマリみたいのを壊す為の大規模な作戦があるんだけど、この依頼もその作戦の内のひとつなんだよ」
おまけに説明も羽毛のごとき軽さだ。
玲は慣れた手つきで魔導ディスプレイを立ち上げると、戦場となる函館市の地図を表示させた。ど真ん中に『クラスタ』と書かれた五角形があり、地図の左側は海だ。その海岸線の上の方には『七重浜』という地名が書かれていた。
「勿論、『そのクラスタをぶっ壊してこーい!』っていうんじゃなくて、僕らがやるのはその『クラスタ』をぶっ壊しに行く部隊の通り道にいる歪虚を、できるだけ沢山やっつけるコト」
言いつつ玲がキーボードを操作すると、七重浜を起点に湾岸沿いに赤い線が引かれていく。それが部隊の通り道というわけだ。
「部隊はこの七重浜から海沿いを通ってクラスタに向かうんだけど、この土地は今『狂気』歪虚に占領されちゃってていっぱい敵がいるんだ。だから『部隊より先に行ってやっつけておいてね』ってワケだね」
そこで、ひとりのハンターが手を挙げた。「狂気歪虚とは何ぞや」と。
「んー、こっちではほとんど見かけない種類の歪虚で、ふわふわ飛ぶクラゲみたいのだったり、人みたいな形してたり。『狂気感染』っていうバッドステータス付与するレーザー撃ってきたりするんだよ、やらしいよねー」
実際対峙するとなるとやらしいどころじゃないんだが。
ますます不安を募らせるハンター達に、玲はとんと胸を叩いて見せる。
「でもそれは大丈夫! 僕はこれでも聖導士、狂気感染を解除するスキルはちゃんと持ってるよ、回復スキルもね。しっかりサポートするから、ハンターさん達は攻撃に専念してもらえればと思うよー。それにね、」
言って玲は、ディスプレイに厳めしい六輪の軍用トラックを表示させた。
「今回はこのゴッツいトラックに乗って進みながら敵を倒して行くんだ。……乗るのは荷台だけど、移動手段は確保されてるよって事で。あ、運転は現地の軍人さんがしてくれるから心配しないでね」
玲はディスプレイを消すと、改めて一同に向き直る。
「まだ戦闘に慣れてない人もいるかもしれないし、大きな作戦に参加するのは自信ないって人もいるかもしれないけど……でも、この依頼はクラスタ殲滅作戦の中でも、比較的安全な依頼だから安心して挑んで欲しいんだよー」
それに、と玲にしては珍しく熱っぽく言葉を続ける。
「ハンターさんはハンターさんってだけで十分凄いんだよ? 向こうの世界の人にはできない事、たくさんできる。それにね? このクラスタをやっつけるために、今まで本当に大勢のハンターさん達が頑張ってきて、やっとあともうちょっとの所まで来たんだ。……力、貸して貰えると嬉しいな」
そう結び、ぺこりと頭をさげた。
解説
【目的】
七重浜からクラスタへ続く、湾岸ルート周辺の敵の掃討
クラスタを目指す部隊が無事辿り着けるよう露払いをお願いします
スタート地点は七重浜。後半、部隊の行軍ルートを少し外れ、倉庫街へ敵を引きつけての戦闘となります
【移動について】
現地軍より軍用トラック1台、運転手1名が手配されています
全員でトラックの荷台に乗り込み討伐していきます
本依頼では馬・魔導バイクなどは使用不可とします
【車両】
軍用の六輪駆動カーゴトラック
時速0~50km/h程度、車載砲等の装備はなし。頑丈で滅多な事では壊れません
乗る場所は荷台。屋根や幌はなく、全員乗った上で多少歩き回れる程度の広さがあります
【運転手】
・南条(34) 統一宙軍所属の軍人。戦闘経験豊かなベテラン
【敵情報】
・小型狂気(浮遊型)サイズ1×沢山
大きな眼球を持つ虫とクラゲが融合したような外見
ゆったりとした速度で浮遊・飛行する。触手の他、眼球からのレーザーで攻撃
・小型狂気(人型)サイズ1×沢山
浮遊型歪虚が複数集まって人型を形成したもの(浮遊可能)
浮遊型の持つ能力の他、刀やシールド等、個体により接近武器を所持
駆け出しハンターでも装備忘れがなければ討伐可能です
【Tips】
・狂気感染を防ぐには抵抗値を上げる事が有効ですが、解除可能なサポーターがいるので安心して挑んでください
・敵が海側から来る事はなく、道上や市街地側からやってきます。できるだけ多く討伐してください
・ハンター達が覚醒すれば気配を察知し敵の方から寄ってくるでしょう
・運転手への指示が可能です 例)敵に囲まれたら殲滅するまで停車させる等
特になければ運転手が適宜判断します
・質問があれば『質問卓』を立ててください、玲がお答えします。(出発の48時間前まで)
・リアルブルーへは転移装置で転移します。戦闘時間は2時間程。時間が来れば自動的に元いたオフィスへ戻ります
七重浜からクラスタへ続く、湾岸ルート周辺の敵の掃討
クラスタを目指す部隊が無事辿り着けるよう露払いをお願いします
スタート地点は七重浜。後半、部隊の行軍ルートを少し外れ、倉庫街へ敵を引きつけての戦闘となります
【移動について】
現地軍より軍用トラック1台、運転手1名が手配されています
全員でトラックの荷台に乗り込み討伐していきます
本依頼では馬・魔導バイクなどは使用不可とします
【車両】
軍用の六輪駆動カーゴトラック
時速0~50km/h程度、車載砲等の装備はなし。頑丈で滅多な事では壊れません
乗る場所は荷台。屋根や幌はなく、全員乗った上で多少歩き回れる程度の広さがあります
【運転手】
・南条(34) 統一宙軍所属の軍人。戦闘経験豊かなベテラン
【敵情報】
・小型狂気(浮遊型)サイズ1×沢山
大きな眼球を持つ虫とクラゲが融合したような外見
ゆったりとした速度で浮遊・飛行する。触手の他、眼球からのレーザーで攻撃
・小型狂気(人型)サイズ1×沢山
浮遊型歪虚が複数集まって人型を形成したもの(浮遊可能)
浮遊型の持つ能力の他、刀やシールド等、個体により接近武器を所持
駆け出しハンターでも装備忘れがなければ討伐可能です
【Tips】
・狂気感染を防ぐには抵抗値を上げる事が有効ですが、解除可能なサポーターがいるので安心して挑んでください
・敵が海側から来る事はなく、道上や市街地側からやってきます。できるだけ多く討伐してください
・ハンター達が覚醒すれば気配を察知し敵の方から寄ってくるでしょう
・運転手への指示が可能です 例)敵に囲まれたら殲滅するまで停車させる等
特になければ運転手が適宜判断します
・質問があれば『質問卓』を立ててください、玲がお答えします。(出発の48時間前まで)
・リアルブルーへは転移装置で転移します。戦闘時間は2時間程。時間が来れば自動的に元いたオフィスへ戻ります
マスターより
こんにちは、鮎川と申します。
本依頼は【初心】と【界冥】のダブル連動依頼となっています。
「【界冥】ってなんぞや?」「まだ連動依頼は早い気が……」そんなPC様も歓迎いたします。
トラックに揺られて寄って来る敵をばっさばっさと倒していく戦闘依頼です。
サポーターもおりますのでどうぞ安心して飛び込んでみてください。リアルブルーでの戦いを楽しんでいただければ幸いです。
皆様のご参加・プレイング心よりお待ちしております。
本依頼は【初心】と【界冥】のダブル連動依頼となっています。
「【界冥】ってなんぞや?」「まだ連動依頼は早い気が……」そんなPC様も歓迎いたします。
トラックに揺られて寄って来る敵をばっさばっさと倒していく戦闘依頼です。
サポーターもおりますのでどうぞ安心して飛び込んでみてください。リアルブルーでの戦いを楽しんでいただければ幸いです。
皆様のご参加・プレイング心よりお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/05/31 19:08
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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【相談卓】 道元 ガンジ(ka6005) 人間(リアルブルー)|15才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2017/05/21 22:12:56 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/19 13:25:22 |