ゲスト
(ka0000)
【黒祀】一夜城を守り切れ!
マスター:赤山優牙

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/10/28 15:00
- リプレイ完成予定
- 2014/11/06 15:00
オープニング
●数日前のある築陣現場にて
陽が傾いてきた。美しい夕日だが、夕日に見惚れている者はいない。
少しでも早く陣地を築く為に、休む間もなく作業しているのだ。
「おい、この前は大変だったんだって?」
大きな柵を作業員が二人がかりで支えており、そのうちの一人が隣の作業員に話しかけた。
「そうなんだよ。夜明けから作業しようと思ったら、雑魔の襲撃よ」
柵の重さに耐えながら作業員が応える。
丸太を何本も並べただけなのだが、相当な重さがある。
それでも、雑魔の強烈な一撃であっという間に壊される場合もあるのだ。一般人が到底相手にできる存在じゃない。
「夜明けか。明日あたり来たりな」
「やめてくれよ……後少しで築陣が終わるのによ」
軽口のつもりだったが、なにか予感の様な雰囲気もあった。
そして、それは不幸にも的中した。
作業員達は、後少しで完成するはずだった陣地が壊されるのを見ながら、雑魔の襲撃から逃げる事になったのだった。
●王都イルダーナにて
伝令の兵士が慌ただしく走り回っていた。
兵舎の一角のある部屋で、兵士からの報告に落胆する1人の男。
「また……失敗だと……」
騎士の様だが、戦えるのかと思うほど、痩せた体格だった。
「このままだと、怒られるだけでは済まなくなる……」
痩せた騎士には、ある任務があった。
王国西部の砦「ハルトフォート」。
ここの戦略的価値は言うまでもない。ここを抜かれれば、王都防衛が危うくなる。
その為、戦力が集められるのは当たり前なのだが、人が集まるという事は、色々な物資が必要になる。
武具の類はもちろん、補修用の資材、医薬品、大量の食糧等。
その為、砦の維持には兵站補給路の確保は欠かせない大事な事であり、神出鬼没する雑魔へ対抗する為や予備備蓄の為には、陣地が必要だった。
痩せた騎士は、新たな連絡線確保のための陣地の一つを築陣する任務を与えられ、二度失敗していた。
●考える騎士
「各地で出没する雑魔への手配でどこも人不足。まして、貴重な戦力を前線ではなく後方支援に割り当ててくれるわけもないか」
机に突っ伏す。
彼は親や兄の跡を継いで騎士になった。親も兄も、5年前の歪虚との戦いで戦死している。
実戦など経験した事もない。
「や、やはり、わ、私自ら、せ、戦場に……」
恐怖でガタガタと手が震える。
これで騎士というのだから、親や兄に顔向けできない。
「か、考えるんだ。なにか方法があるはずだ」
陣地を立てる前に、雑魔が襲撃してくるのだ。
歪虚側から見れば、補給路の破壊は砦の戦力を削ぐ為のに、有効な手段の一つだ。
「護衛に沢山の兵士を当てられる余裕はないし、かと言って、貴重な戦力であるハンターを陣地ができるまでの長時間居てもらうわけにも……」
突っ伏した顔をあげる。
そこには、ティベリス河が見えた。
この大河は、ハルトフォート砦を越え、海まで続いている。
●転移者が残した助言
「……」
ふと、かつて、転移者が残していった書物の内容を思い出した。
文官肌の彼は、小さい頃から色々な所に行っては、様々な本を読んでいた。
その中でも大好きだったのは、転移者が書き残していった書物。
「確か、一夜にして、城を建てたという話があったな」
陣地を作るのにも、数日間はかかるというのに、一夜で城が建つのだ。
夢の様な話だが、彼はその内容を思い出し、急に席を立ちあがる。
「そうか! 陣地に必要な柵を筏代わりにして、そこに他の資材を乗せて、川を下れば……」
慌てて地図を広げる。
陣地に適した場所はないか確認する為だ。
ただの川沿いにあれば良いというものではない。街道の位置や地形が防御に適しているかというのも大事である。
「あった。ここなら、陣地を作れる!」
思わずガッツポーズ。
陣地ができるまでの間、ハンターに護衛してもらえればいい。
「さっそく、準備に取り掛からないと!」
痩せた騎士は部屋から飛び出していった。
陽が傾いてきた。美しい夕日だが、夕日に見惚れている者はいない。
少しでも早く陣地を築く為に、休む間もなく作業しているのだ。
「おい、この前は大変だったんだって?」
大きな柵を作業員が二人がかりで支えており、そのうちの一人が隣の作業員に話しかけた。
「そうなんだよ。夜明けから作業しようと思ったら、雑魔の襲撃よ」
柵の重さに耐えながら作業員が応える。
丸太を何本も並べただけなのだが、相当な重さがある。
それでも、雑魔の強烈な一撃であっという間に壊される場合もあるのだ。一般人が到底相手にできる存在じゃない。
「夜明けか。明日あたり来たりな」
「やめてくれよ……後少しで築陣が終わるのによ」
軽口のつもりだったが、なにか予感の様な雰囲気もあった。
そして、それは不幸にも的中した。
作業員達は、後少しで完成するはずだった陣地が壊されるのを見ながら、雑魔の襲撃から逃げる事になったのだった。
●王都イルダーナにて
伝令の兵士が慌ただしく走り回っていた。
兵舎の一角のある部屋で、兵士からの報告に落胆する1人の男。
「また……失敗だと……」
騎士の様だが、戦えるのかと思うほど、痩せた体格だった。
「このままだと、怒られるだけでは済まなくなる……」
痩せた騎士には、ある任務があった。
王国西部の砦「ハルトフォート」。
ここの戦略的価値は言うまでもない。ここを抜かれれば、王都防衛が危うくなる。
その為、戦力が集められるのは当たり前なのだが、人が集まるという事は、色々な物資が必要になる。
武具の類はもちろん、補修用の資材、医薬品、大量の食糧等。
その為、砦の維持には兵站補給路の確保は欠かせない大事な事であり、神出鬼没する雑魔へ対抗する為や予備備蓄の為には、陣地が必要だった。
痩せた騎士は、新たな連絡線確保のための陣地の一つを築陣する任務を与えられ、二度失敗していた。
●考える騎士
「各地で出没する雑魔への手配でどこも人不足。まして、貴重な戦力を前線ではなく後方支援に割り当ててくれるわけもないか」
机に突っ伏す。
彼は親や兄の跡を継いで騎士になった。親も兄も、5年前の歪虚との戦いで戦死している。
実戦など経験した事もない。
「や、やはり、わ、私自ら、せ、戦場に……」
恐怖でガタガタと手が震える。
これで騎士というのだから、親や兄に顔向けできない。
「か、考えるんだ。なにか方法があるはずだ」
陣地を立てる前に、雑魔が襲撃してくるのだ。
歪虚側から見れば、補給路の破壊は砦の戦力を削ぐ為のに、有効な手段の一つだ。
「護衛に沢山の兵士を当てられる余裕はないし、かと言って、貴重な戦力であるハンターを陣地ができるまでの長時間居てもらうわけにも……」
突っ伏した顔をあげる。
そこには、ティベリス河が見えた。
この大河は、ハルトフォート砦を越え、海まで続いている。
●転移者が残した助言
「……」
ふと、かつて、転移者が残していった書物の内容を思い出した。
文官肌の彼は、小さい頃から色々な所に行っては、様々な本を読んでいた。
その中でも大好きだったのは、転移者が書き残していった書物。
「確か、一夜にして、城を建てたという話があったな」
陣地を作るのにも、数日間はかかるというのに、一夜で城が建つのだ。
夢の様な話だが、彼はその内容を思い出し、急に席を立ちあがる。
「そうか! 陣地に必要な柵を筏代わりにして、そこに他の資材を乗せて、川を下れば……」
慌てて地図を広げる。
陣地に適した場所はないか確認する為だ。
ただの川沿いにあれば良いというものではない。街道の位置や地形が防御に適しているかというのも大事である。
「あった。ここなら、陣地を作れる!」
思わずガッツポーズ。
陣地ができるまでの間、ハンターに護衛してもらえればいい。
「さっそく、準備に取り掛からないと!」
痩せた騎士は部屋から飛び出していった。
解説
●目的
陣地が出来るまでの護衛
●作戦の内容
王都イルダーナから、ティベリス河を築陣資材と一緒に川下りします。
依頼主の騎士が指定した場所にて、陣地を構築します(兵士が行います)。
ハンターは兵士達の護衛となります。
川下りして到着するのは、夜になります。そこから築陣を始め、何事もなければ夜明け頃には陣地完成予定です。
現地を夜に選んだのは、歪虚への発見を遅らせる為です。
●見張り
夜通し行われる築陣中、ハンター達は見張りをお願いされます。
見張りの内容自体はハンター達に任せられています。
●地形
石がごろごろしている河川敷からすぐに小さい丘があり、そこが陣地の場所になります。
周辺は草原になっています。
略図
草原 草原 川
草原 陣地 川
草原 草原 川
●雑魔
二足歩行する半人半羊型の雑魔。背丈は人と同じ位あります。
頭には鶏のトサカの様なものがある事、二度共夜明け頃に、このタイプの雑魔が現れた事以外特徴はありません。
棍棒の様な物で武装しています。確認されている数は6体です。
●味方戦力等
兵士達が十数人いますが、彼らは陣地を築く事でいっぱいです。
戦えますが、覚醒者でもなく、熟練した兵でもないので、あまり戦闘は期待できないでしょう。
陣地が出来るまでの護衛
●作戦の内容
王都イルダーナから、ティベリス河を築陣資材と一緒に川下りします。
依頼主の騎士が指定した場所にて、陣地を構築します(兵士が行います)。
ハンターは兵士達の護衛となります。
川下りして到着するのは、夜になります。そこから築陣を始め、何事もなければ夜明け頃には陣地完成予定です。
現地を夜に選んだのは、歪虚への発見を遅らせる為です。
●見張り
夜通し行われる築陣中、ハンター達は見張りをお願いされます。
見張りの内容自体はハンター達に任せられています。
●地形
石がごろごろしている河川敷からすぐに小さい丘があり、そこが陣地の場所になります。
周辺は草原になっています。
略図
草原 草原 川
草原 陣地 川
草原 草原 川
●雑魔
二足歩行する半人半羊型の雑魔。背丈は人と同じ位あります。
頭には鶏のトサカの様なものがある事、二度共夜明け頃に、このタイプの雑魔が現れた事以外特徴はありません。
棍棒の様な物で武装しています。確認されている数は6体です。
●味方戦力等
兵士達が十数人いますが、彼らは陣地を築く事でいっぱいです。
戦えますが、覚醒者でもなく、熟練した兵でもないので、あまり戦闘は期待できないでしょう。
マスターより
●挨拶
こんにちわ。MSの赤山優牙です。
真夜中、星の下での見張り&戦闘シナリオになります。
●攻略のヒント
最初に宣言します。雑魔の襲撃はあります。
見張りに関しては、ロマンチックになにか想いを馳せてもいいですし、装備の手入れに集中してもいいですし、見張りから外れている間、築陣を手伝ってもいいです。
仲間と見張りながら語り合うってのも良いですね(その際は、双方プレイングに記載して下さい)。
皆様の参加、お待ちしております。
こんにちわ。MSの赤山優牙です。
真夜中、星の下での見張り&戦闘シナリオになります。
●攻略のヒント
最初に宣言します。雑魔の襲撃はあります。
見張りに関しては、ロマンチックになにか想いを馳せてもいいですし、装備の手入れに集中してもいいですし、見張りから外れている間、築陣を手伝ってもいいです。
仲間と見張りながら語り合うってのも良いですね(その際は、双方プレイングに記載して下さい)。
皆様の参加、お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/11/03 00:54
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/10/23 19:38:25 |
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依頼相談卓 シガレット=ウナギパイ(ka2884) 人間(クリムゾンウェスト)|32才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2014/10/28 04:36:31 |