ゲスト
(ka0000)
或る街道の再出没
マスター:佐倉眸

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/05/28 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/06/06 19:00
オープニング
●
ジェオルジの街道口、祭を控えた農業都市の入り口の1つが俄に騒がしくなっていた。
それは、ある日もたらされた雑魔の目撃情報に依る。
ジェオルジとヴァリオスを結ぶ道、往来する旅行者は少なからず、件の目撃情報を得る前日にも、祭を前に訪ねてきた客とその護衛の一行を迎えたばかりだ。
遭遇したのはゴブリンの群らしく、その他に怪しい影は無かったという。
それから一晩、潜んでいた雑魔が動き出すには十分な時間だったのだろうか。
黒い馬のような形をした、しかし生きている様子を感じられず。
数頭が群れを成し、どこかへ向かっているようだった。
記録を検めた受付嬢によると、同様の雑魔は以前にも目撃されているらしい。
警備兵がその報告を閲覧したところ、雑魔は彼等の守る街道の入り口にも現れていたようだ。
しかし、今回の目撃情報に依る雑魔の出没地点はやや遠く、街道をヴァリオス方面に数キロメートル進んだところ。
また、目視による雑魔の数も以前ほど多く無いらしい。
ヴァリオスに向かって移動をしているという点だけは変わらない。
「でも、おかしいですね。以前全て撃破されたらしいですよ。その時のハンターさんが凄く頑張って下さったとか」
目撃情報を書き留めながら受付嬢は首を傾げた。
なぜまた現れたのだろう。
あの時は潜んでいたのか、或いは同じ物が新しく湧いてきたのか。
調べる必要はおおいに有る。が、先ずはこの雑魔を排除し、街道の安全を取り戻さなければ。
●
依頼に備えて斥候に出たのは、以前もこの依頼に協力した若いハンターだった。
当時のような頼りなさは無くなったものの、まだ若く、正面から多数の雑魔を相手取るには力が及ばない。
「……前も、たくさんいたなぁ。全部が同じように動くから、群の、リーダーみたいな個体がいるのかも知れないって言われてたけど……」
ボウガンに弦を渡して、調子を確かめながら呟く。
「見に行っても、数えるだけで精一杯で……あれを全部倒したハンターさん達って、凄いし、憧れるな……ちょっとは矢も当たるようになったし、もう少し協力出来たら良かったんだけどな……あー、強くなりたいっ!」
今回も、数と場所だけを見てくることになりそうだ。
街道沿いに森の中を走ったその若いハンターは困惑した。
木々に紛れる馬の影は淀んだマテリアルの靄を纏い正確な数を推し量ることさえ難しい。
加えて、それらは移動を続けている。
まだ距離は十分にあるが、加速しないともかぎらない。
全てを詳らかにしてからでは遅いだろう。
耳を澄ませて木立の葉を渡る風を聞き、頬を嬲る微風を探る。
双眼鏡を手に雑魔の動きを追いながら、風の止む隙を待って狼煙を灯した。
狼煙が上がったら、すぐにハンターさんを集めて向かいますからね。
そう言った受付嬢は、街道を取り囲む様に広がる森の中、伸び上がった煙を見付けると急ぎの依頼を掲示した。
『雑魔の駆除をお願いします。詳細は現地にて』
●
狼煙の地点へ到着したハンターはいくつかの木に目印のようにメモが射止められ、進行方向を示す物を見付ける。
辿りながら進んでいくと、数枚置きのメモにはその地点で明らかになった雑魔の様子が印されていた。
『雑魔の大きさは靄で不明。沢山いるみたい』
『馬みたいな形に見える。7~12もっと多いかも知れない、真っ直ぐ進んでいる』
『雑魔は馬。大きさも多分同じ? 見えるのは全部で10頭、纏まっている』
『靄が晴れてきた。馬の雑魔、4頭のグループが3つ。1つは街道に近い、1つは森の方で見えずらい、あと1つはこのすぐ近く、向かう方角は3つとも同じで、ヴァリオスの方。夜も変わらずに進んでいる――見付かった』
乱雑に打ち込まれた最後のメモを留めた木の根元から転々と、血の跡が残っていた。
ジェオルジの街道口、祭を控えた農業都市の入り口の1つが俄に騒がしくなっていた。
それは、ある日もたらされた雑魔の目撃情報に依る。
ジェオルジとヴァリオスを結ぶ道、往来する旅行者は少なからず、件の目撃情報を得る前日にも、祭を前に訪ねてきた客とその護衛の一行を迎えたばかりだ。
遭遇したのはゴブリンの群らしく、その他に怪しい影は無かったという。
それから一晩、潜んでいた雑魔が動き出すには十分な時間だったのだろうか。
黒い馬のような形をした、しかし生きている様子を感じられず。
数頭が群れを成し、どこかへ向かっているようだった。
記録を検めた受付嬢によると、同様の雑魔は以前にも目撃されているらしい。
警備兵がその報告を閲覧したところ、雑魔は彼等の守る街道の入り口にも現れていたようだ。
しかし、今回の目撃情報に依る雑魔の出没地点はやや遠く、街道をヴァリオス方面に数キロメートル進んだところ。
また、目視による雑魔の数も以前ほど多く無いらしい。
ヴァリオスに向かって移動をしているという点だけは変わらない。
「でも、おかしいですね。以前全て撃破されたらしいですよ。その時のハンターさんが凄く頑張って下さったとか」
目撃情報を書き留めながら受付嬢は首を傾げた。
なぜまた現れたのだろう。
あの時は潜んでいたのか、或いは同じ物が新しく湧いてきたのか。
調べる必要はおおいに有る。が、先ずはこの雑魔を排除し、街道の安全を取り戻さなければ。
●
依頼に備えて斥候に出たのは、以前もこの依頼に協力した若いハンターだった。
当時のような頼りなさは無くなったものの、まだ若く、正面から多数の雑魔を相手取るには力が及ばない。
「……前も、たくさんいたなぁ。全部が同じように動くから、群の、リーダーみたいな個体がいるのかも知れないって言われてたけど……」
ボウガンに弦を渡して、調子を確かめながら呟く。
「見に行っても、数えるだけで精一杯で……あれを全部倒したハンターさん達って、凄いし、憧れるな……ちょっとは矢も当たるようになったし、もう少し協力出来たら良かったんだけどな……あー、強くなりたいっ!」
今回も、数と場所だけを見てくることになりそうだ。
街道沿いに森の中を走ったその若いハンターは困惑した。
木々に紛れる馬の影は淀んだマテリアルの靄を纏い正確な数を推し量ることさえ難しい。
加えて、それらは移動を続けている。
まだ距離は十分にあるが、加速しないともかぎらない。
全てを詳らかにしてからでは遅いだろう。
耳を澄ませて木立の葉を渡る風を聞き、頬を嬲る微風を探る。
双眼鏡を手に雑魔の動きを追いながら、風の止む隙を待って狼煙を灯した。
狼煙が上がったら、すぐにハンターさんを集めて向かいますからね。
そう言った受付嬢は、街道を取り囲む様に広がる森の中、伸び上がった煙を見付けると急ぎの依頼を掲示した。
『雑魔の駆除をお願いします。詳細は現地にて』
●
狼煙の地点へ到着したハンターはいくつかの木に目印のようにメモが射止められ、進行方向を示す物を見付ける。
辿りながら進んでいくと、数枚置きのメモにはその地点で明らかになった雑魔の様子が印されていた。
『雑魔の大きさは靄で不明。沢山いるみたい』
『馬みたいな形に見える。7~12もっと多いかも知れない、真っ直ぐ進んでいる』
『雑魔は馬。大きさも多分同じ? 見えるのは全部で10頭、纏まっている』
『靄が晴れてきた。馬の雑魔、4頭のグループが3つ。1つは街道に近い、1つは森の方で見えずらい、あと1つはこのすぐ近く、向かう方角は3つとも同じで、ヴァリオスの方。夜も変わらずに進んでいる――見付かった』
乱雑に打ち込まれた最後のメモを留めた木の根元から転々と、血の跡が残っていた。
解説
目的 雑魔を全て撃破する
●配置
****************◆A*************
*******************************
*********◆C********************
*****▼*************************
*▽***********************◆B****
至・ジェオルジ← 街道 →至・ヴァリオス
▽:最初のメモ
▼:最後のメモ(全ての群を視認可能、◆Cの感知範囲)
◆:馬型雑魔×4
* 樹など、遮蔽や障害物
●エネミー
馬型雑魔×4×3
鬣の逆立った黒い馬の形
頑丈そうな体躯で、蹄鉄は雑魔に落ちぶれた見窄らしさに不釣り合いな程磨がれている
移動力が高く、突進、踏みつける攻撃を行う
生命点が7割以上減少した段階で、森の奥へ逃亡を計る
近い群が攻撃された場合援護に向かう可能性がある
●NPC
若いハンター
ボウガンの扱いに長けている。
当該雑魔への斥候は2度目(「有る街道の掃討」参照)。
捜索を行えば重体で発見される(歩行可能、攻撃及び回避不可能)。
●配置
****************◆A*************
*******************************
*********◆C********************
*****▼*************************
*▽***********************◆B****
至・ジェオルジ← 街道 →至・ヴァリオス
▽:最初のメモ
▼:最後のメモ(全ての群を視認可能、◆Cの感知範囲)
◆:馬型雑魔×4
* 樹など、遮蔽や障害物
●エネミー
馬型雑魔×4×3
鬣の逆立った黒い馬の形
頑丈そうな体躯で、蹄鉄は雑魔に落ちぶれた見窄らしさに不釣り合いな程磨がれている
移動力が高く、突進、踏みつける攻撃を行う
生命点が7割以上減少した段階で、森の奥へ逃亡を計る
近い群が攻撃された場合援護に向かう可能性がある
●NPC
若いハンター
ボウガンの扱いに長けている。
当該雑魔への斥候は2度目(「有る街道の掃討」参照)。
捜索を行えば重体で発見される(歩行可能、攻撃及び回避不可能)。
マスターより
よろしくお願いします。
昨年末の続きというか続いてないというか。若干の進展があったのかも知れません。
若いハンターは探さなくても、目的が達成されれば自力で帰還可能です。
昨年末の続きというか続いてないというか。若干の進展があったのかも知れません。
若いハンターは探さなくても、目的が達成されれば自力で帰還可能です。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/06/06 02:08
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/25 22:57:08 |
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![]() |
この馬は、倒す馬 ディーナ・フェルミ(ka5843) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2017/05/28 16:12:40 |